シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン4 13話「忘れられた少女/I REMEMBER HER NOW」

2018/07/14

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン4 バイオレンス

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あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


2018年4月20日~AXNでシーズン4 日本初放送(全23話)
(アメリカ放送2016年9月~)

登場人物はこちら

前回:12話「教会/Sanctuary」


失踪少女他殺体


廃墟のエレベーターの上で、15歳の少女サム・ウェルズの遺体が発見された。

傷痕の状態から、死因は落下ではなく暴行だと考えられた。
恐らく死んでから捨てられたのだろう。

サムは半年前から、21分署の管轄内にある厚生施設ブレディの入所者だった。
本来は外出禁止だが、失踪届は出ていなかった。

ブレディは、過去には脱走、過剰摂取、自殺未遂、暴行等の警察沙汰が多かった。
だがここ数か月は、たったの4回。

突然改善されたのではなく、資金援助を失わない為に隠蔽しているのだろう。


潜入捜査


Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


ボイトは、ブレディにジェイを職員として潜入させた。

入居者は12歳~17歳までの72人の少女達。
ほとんどが1年で治療やセラピーを終え、別の場所に移動する。

早速トーニャというリーダー格の少女と会った。
「彼女たちは時間を持て余すと危険だ」
ボスのビンスが説明した。


通報


サムの死から36時間が経過して、やっとブレディからの通報が入った。
何も知らない振りをして、リンジーとアトウォーターが聞き込みに行った。

14時の点呼でサムがいないと気づいた。
サムの脱走は初めてではなく、監視カメラの死角を知っていた。
職員は朝7時の点呼にはいたから、近くにいるはずだと言ったが、その時間にはすでに死んでいたのだから誰かが嘘をついている事になる。


その後サムが3回も逮捕されていた公園に行き、たむろしていた若者に話しを聞いた。
サムは公園で週3回売春をしていた事が分かった。

エリー


ブレディの食堂で喧嘩が発生した。
ジェイは大暴れしていたエリーと出会った。
エリーの相手はトーニャのようだった。

エリーを落ち着かせていると、エリーは身体を使って取り引きを持ちかけた。
皆そうしていると言って。

エリーの望みはLA行きの列車のチケットだった。

ボスの許可を取ってからというジェイに、エリーはビンスなら何をしても気にしないといった。


ジェイはそれとなくビンスに探りを入れた。
すると、外では重罪だが誰にも話さずに思いっきり楽しめ、と言われ容認している事が分かった。


夜になりエリーの部屋を訪ねると、エリーは新しい怪我をしていた。
だがその理由は言わなかった。


ジェイは、ビンスがサムに売春をさせていたのではないかと報告した。
点呼を誤魔化し、朝まで外で働かせる。
だがサムが戻らない事をエリーが不審に思った。

しかしボイトは証拠がないと言って、すぐには動かなかった。


証拠


ジェイはボイトの判断を不満に思うが、証拠探しに施設に戻った。

エリーに警官だと打ち明けると、トーニャの部屋に秘密の通路がある事を教えてもらう。


確認してみると、隠された壁に空いた穴があり、そこから倉庫に繋がっていた。

床には血痕があり、サム殺害の現場に違いなかった。
その部屋は、非常口に繋がっていて外への出入り口にもなっていた。


突入

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


サム殺害の証拠が見つかったので、ボイト達は正式に施設に踏み込んだ。

改めてボイトとジェイで、エリーの話しを聞いた。

サムが仕事から帰ったのかと思って、隠し通路を見に行ったら血が飛び散っていた。
外には職員のバンも停まっていて、そこにも血がついていた。

運転手は見ていないが、誰かは分かる。
トーニャだ。

トーニャは職員を喜ばせる為に、エリーやサムを強制的に外で働かせていた。
サムは限界だった。
それに気づいたトーニャが口封じで殺していた。


トーニャ


エリーの証言から、トーニャを逮捕した。

しかしトーニャは、ふてぶてしい態度でエリーに騙されていると言った。
エリーこそ、売春のリーダーで、サムを殺したんだ、と。

エリーを信じるジェイは、興奮してトーニャを責めた。
ボイトはそんなジェイを冷静になるよう、取調室から追い出した。
「トーニャの告発で起訴する相手が変わる」


新事実


そこへ鑑識からの新事実が舞い込んだ。
エリーの持ち物からサムの血痕が発見されたのだった。

それでもジェイは、仕組まれたんだとエリーを庇った。
死亡時刻にトーニャの部屋を出入りするカメラ映像も残っていた。


ジェイは、エリーを信用する自信を失いつつあった。
ボイトは、嘘を見抜けばいいだけ、と喝を入れる。


リンジーとジェイは再び施設に戻った。
何も出てこないはずはない。

ジェイは、トーニャが1人で出入りするのを2度見ていた教室を思い出した。
その教室を片っ端から調べ始める。

すると、ホワイトボードの裏のブロックが1つ、外れるようになっているのを見つける。
その中から大金が発見された。
売春の売上と携帯電話をやっと見つける事が出来た。

携帯は、トーニャの偽名でSNSアカウントが開くようになっていた。
通話履歴もあるし、トーニャの指紋も残っている。
エリーとサムの仕事用に使っていたのだ。

削除メールを復元して、決定的なビンスからのメールも見つけた。
「サムが秘密を漏らすと言ってる。
俺の邪魔をする気だ」
その返信は、「私に任せて」だった。

犯行が確定してもトーニャは、態度を変えなかった。
「18歳で施設を出た時、稼ぎ方を知らないと困る」


トーニャは罪に問われ、ブレディは閉鎖される事になった。
エリーには里親を見つけた。


プラット

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


プラットは、被害者のサムが公共物破損で逮捕された時に対面していたのだが、その事を一切覚えていなかった。

そんな自分を責めた。

せめて引き取り手を捜そうと過去の里親に連絡したが、誰も引き取ってくれなかった。
プラットは福祉局のティナにも頼るが、役に立てないと言われた。
その代わり何かの助けになるかも、とサムの日記を受け取る。

ティナは、救急隊員をしている義理の妹の話しをして、プラットを慰めた。
「手当をして病院に運んだらその人を忘れるって。
でないと続けられない」


プラットは、サムの遺灰を引き取った。
日記から死んだ後どうして欲しいかが分かったから、願いを叶えるつもりだった。

するとボイトもそれにつきあった。

2人は、サムの願い通り、静かで誰も居ない水のある場所に、太陽が昇る時間に遺灰を撒いた。

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


14話「疑念/Seven Indictments」へつづく

かんそう


シカゴ・ファイアでドーソンの里親関連でお馴染みのティナが登場。
こういう共通キャラの存在で、シカゴ・シリーズの厚みが感じられるのがいいんですよね~。
ちゃんと同じ街なんだなーと思えて。

ちなみに、前回グッドワイフの役者さんが出ましたが、グッドワイフのシカゴとPDやファイアのシカゴが同じ街には思えていませんw
グッドワイフの方はかなり都会っぽい印象なんですけど、シカゴ・シリーズの方は下町っぽい?w


今回は、相手が少女と言う事もありボイトの出番がほとんどなし。
バイオレンスはあるはずもなく、またしてもプラットにつきあう良い人アピール。
ボイトの良い人キャンペーン長いな~。
それだとPDの個性が死んじゃうのよ。

施設への潜入もジェイってのは適任でした。
あんな職員いたら少女達の人気者になるよね。

あと適任なのは、ケニーくらいかな。

暴れるボイトが見たい。



登場人物はこちら

前回:12話「教会/Sanctuary」

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

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