あらすじ
2017年12月11日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。全8話。
(アメリカ放送:2017年2月23日~)
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ホワイトホール救出作戦
ハワードが表舞台に出たのは、役員会が目的のように見せかけてその隙にトム達をハルシオンに潜入させる計画の始まりだった。
スコティー側が多いだろう役員会の結果には、最初から期待していなかった。
案の定、スコティーは保険の為役員に裏取引をして票を確定していた。
役員会が行われている裏で、ネズの知っているドラッグ売人達を仲間にし、換気口の清掃業者になりすまして侵入する。
ハワードは、会議机のスマートグラスに資料として持ち込んだファイルに用意しておいたQRコードを読み込ませ、チェスの手を10万ゲーム分同時に考えさせてハルシオンのサーバーをオーバーヒートさせる。
すると冷却の為、サーバー室から駐車場まで換気口が開くので、そこからトム達は社内に潜入した。
オーバーヒートに気づいたデュモントがサーバー室で作業をしていると、トムが銃をつきつけて脅す。
かつての仲間に、奪われたアクセスコードとホワイトホールの居場所を聞き出す。
乗っ取り
Jeff Neuman/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
役員会では、ハワードが狂っているというスコティーと、スコティーはホワイトホールを監禁して量子コンピューターを作っているというハワードの、変わらぬ対立を改めて見せただけだった。
その状態でハワードCEO復職の決を取るが、結果は予測通り5対2でスコティー続投で終った。
その時、ハワードは役員達に「目的は別にある。ビルを乗っ取る」と宣言し、役員室をロックした。
だが、すぐにソロモンが会議室のガラスを銃で割り、スコティーだけを救出して行った。
ハワードは真実を知らせたいと役員達に見張りをつけて軟禁した。
ホワイトホールを連れて、ソロモンとスコティーは脱出しようとするが、トム達に追いつかれる。
その間、ハワードはデュモントら社員を使い建物を管理下に置いてホワイトホール救出の補助をした。
だが、ソロモンも手強く次々と抵抗していく。
最後、3人が隠れた部屋の鉄の扉を溶かして開けようとするが、ホワイトホールは電源の入っていないエレベーターをAEDを利用して動かし、外へ逃げようとした。
電源が落ちて何も動かないはずのエレベーターが1台動いた事をモニターで気づいたデュモントは、ハワードに悟られるまで黙っていたが気づかれ、駐車場で3人を追い詰める。
ホワイトホールは救出したが、ソロモンとスコティーはそのまま車で逃走していった。
ハワードはホワイトホールを役員の前に連れて行き、事実を説明させた。
「ハワード氏とは関係はない。スコティーに拉致されたせいでここにいる」
これでスコティーの主張がハワードを失脚させる為のウソだと証言され、改めてハワードはハルシオンのリーダーとなった。
最初の仕事はスコティーの捜索。
それが嫌なら会社を去ってくれて構わないというと、1人の役員が席を立った。
施設
抜け出した役員はスコティーと落ち合い、今起きている事を追及した。
実は、内務調査の結果でスコティーが財務上で不正行為をしている事が分かったという。
記録に無い複数の施設の所有など。
しかしスコティーには身に覚えがなかった。
Jeff Neuman/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
その施設の1つに、ソロモンとスコティーが向かう。
すると、職員は銃を向けるスコティーの登場には驚きもせず、あなたの命令でホワイトホールの試作品を作っているのに、と説明した。
書類には確かにスコティーのサインもあった。
説明をというソロモンに、ハワードに嵌められたと言うスコティー。
それが本当ならじき警察が来るというソロモンの読み通り、ハワード達は復旧したアータックスで2人の居場所を確認すると、FBIにも通報して施設に駆けつけた。
スコティーを信頼するソロモンはスコティーを援護すると言ったが、スコティーを疑うネズと対峙すると「ここで降りる」と言い出した。
「白鯨」を例に出し、「ピークオッド号唯一の生存者になる」と言いながら逃げて行く。
ネズは「必ず見つける」と言いつつもそのまま逃がした。
Jeff Neuman/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
スコティーはトムが捕えていた。
母親の顔を出してトムの情に訴えるが、トムは今日はハワードを信用する、と選んだ。
そしてスコティーはFBIに逮捕された。
真実
トムとハワードは、父子の協力の末の成功にハグをして、アグネスの1歳の誕生日に再会する事を約束して別れた。
ハワードは、いつかは会社に参加して欲しいとトムに言った。
その後、関係のある社員も取り調べを受けた。
スコティーのアシスタントのキャットはそこで、試作品に関する振り込み記録を見せられ、自分ではないと言いながら何かに気づいた。
向かったのは、男娼トレバーの元。
ホワイトホール試作品の為の振り込みの日時は、キャットとトレバーが一緒に居た時と重なっていた。
やっと、トレバーがハワードの手先だと気づいたのだった。
トレバーはスコティーになかなか隙がない事から、キャットを利用していたのだった。
気づかれたトレバーは、側にあったアイスピックでキャットを刺した。
だが、キャンドル・スタンドで反撃されると簡単にやられてしまった。
証拠となる支払い履歴の入ったUSBを手に、傷を負いながらもキャットはトムを訪ねた。
その頃ハワードは、試作施設へ戻りホワイトホールと合流していた。
すべてはハワードの仕組んだ事だった。
完結。
かんそう
やっぱり「打ち切り」な終わり方でした。
前回で終るよりはまあ区切りとしては、マシでしたけど。
黒幕? がハワードという事が判明して終了。
なので、トムの生い立ちの謎等、まだまだ残っています。
ただ、本家がまだ続いていますし、そこでトムのエピソードを盛り込む事が出来なくはない関係性になっているので、完全独立のドラマと比べたらまだ希望はあるんですよね。
特に、消えたソロモンにはまた出てきて欲しい!
とりあえず最後ソロモンが、ソロモンらしい立ち振る舞いで生きたまま終わったのは良かった。
トムの良い人アピールが激しくて、ネズの事はハワードの娘なら俺の姉だ、ともうファミリー状態に。
女子戦闘員として本家にも登場してくれたら頼もしいけど。
今回ハワードとスコティーが揃った事で、盛大な夫婦喧嘩にハルシオンが巻き込まれているとしか見えなくってw
ちょっと笑ってしまいました。
やっぱり2人の主張が一辺倒なのが、気になりますw
そこが夫婦喧嘩ぽく感じる、スケール大きいはずなのにお茶の間感がw
それにしても、打ち切りなので考えてもしょうがないのかもしれませんが、そもそもハワードの「量子コンピューター作りたい」という目的とスコティーとの対立の関係がよくわからない……。
普通それだけの目的があるなら波風立てないように、夫婦間上手くやれるんじゃないか? と思うんですけど。
大きな目標がある割に、その道をイバラにしてるのはハワード自身? のような。
そして今回を見る限りでは、そもそもスコティーがロシアのスパイとかそういうのも全部ハワードの作り話しである可能性があるんですよね。
ここまで私もトム同様、ハワードに騙されてたーー!!
となると、謎の計画「ホワイトホール」に気づいたのは、ハワードではなくスコティーの方という事になりますが、そうしたら何故ホワイトホールは監禁されていたんだろう……。
監禁も自作自演?
でもサーバー上にあったデータからホワイトホールの居場所を突き止めていたけど……。
とにかく全部ハワードの仕込みだとしたら、なぜそこまでスコティーと対立するのかがやっぱり謎すぎる~。
どのドラマでも「打ち切り」というのはスッキリしないものですが、もともとが謎だらけのストーリーだと尚更です。
それにしてもハワード……。
何故トムを騙して利用したのか。
こりゃ、トムを孤児にしてスパイとして訓練したのも、最初からハワードの計画のうちだったって感じだな~。
どっちにしても、トムには厳しい現実が待っていたと思うと、打ち切りは打ち切りで良かったりして?!
ネズも大ショックだろうな~。
さて、1月30日今晩は、いよいよスーパー!ドラマTVで本家ブラックリスト シーズン5がスタートです。
心機一転、この中でまたトムやソロモンが暴れてくれる事を期待します!
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前回はこちら
(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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