あらすじ
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爆発
ＦＢＩを辞めてＮＹに越していたアラム。
メトロポリタン美術館の近くでレッドを見かけて声をかけるが無視される。
レッドはお供もつけず、タクシーに乗り込んでいった。
ヒゲを伸ばし、指名手配の写真と同じような風貌になっていたが、間違えるはずがない。
レッドがいるということはチームもＮＹに来ているのだろう、とその場でクーパーに電話をかけるが、レッドもクーパーもまだ休暇中だと言われる。
クーパーは別れる前の関係性に問題はなかったと、レッドからの連絡がないことにショックを受ける。
その上、電話中に近くで大爆発が発生した。
爆発したのは中国領事館の別館で登録されている住宅物件だった。
チン・ヤオ
デンベ、レスラーがＮＹの現場に向かう。
ちょうど別館責任者のチン・ヤオが到着するが、ウィーン条約の不可侵を主張して立ち入りはもちろん情報提供も断られる。
「我々は米国の捜査を望まない」
だが死者がいるときくと、レスラーたちは無理やり入り込んで捜査をした。
死んでいたのはドレッドヘアの女性だった。
遺体が抱えていたノートパソコンを押収する。
チン・ヤオはウージンの手先だった。
ウージンは爆発がレッドの仕業だとわかっている。
フライボーグ・コンフェデンス
遺体は、犯罪者を標的にする、強盗集団フライボーグ・コンフェデンスのメンバー、ジェニファー・アン・モールスのものだった。
リズがレッドの貸金庫を破る際に利用していたブラックリスターだ。
何かを盗むために中国に雇われたのだろう。
押収したノートパソコンを調べるために、アラムの後釜としてデンベはタダシを選んだ。
連絡を取るために、レッドの運転手のチャックに電話をかけるも、チャックもレッドがNYに来ていることを知らなかった。
タダシ（19歳）とタダシの母親イトウさんが「郵便局」に無理やり連れてこられた。
母親は現金を要求し、タダシは最新の設備に興奮した。
ところが早速、時間との闘いが始まる。
チン・ヤオが押収したＰＣの復元阻止を法廷に申し立てた。
それはＰＣの中にレッドが殺す理由が隠されているとも言え、裁定が出る前にタダシが復旧を急ぐ。
なんとかハードディスクを復旧させ、一部のファイルを開くことができた。
だがそこで裁定の連絡が入り、復旧は即中止とされてしまう。
レッドの時代ならまだしも、捜査官となったデンベは大人しくルールに従った。
それでもファイルの修復により、かなりの情報を得る。
ラックス・インターナショナル
モールスが狙っていたのは美術品の補完と輸送を専門としている「ラックス・インターナショナル」だった。
本部はイギリスの海外領土モントセラト、カリブ海にある島で租税回避地だった。
富裕層が預けた美術品は数十億ドル相当になる。
リストは非公開のはずだが、リストを入手してある所蔵品を狙っていた。
それは、ピカソの彫刻「夜のフクロウ（ナイトオウル）」という最近、所有者が死んで運ばれてきた。有名ではない作品だった。
なぜ中国がそれを盗もうとしているのか？ まだ全体像は不明のままだ。
レスラーとデンベがラックスに向かう。
警備部長のディーヴァーと部下、シーヤ・マクリが出迎え、状況を確認される。
詳細は伝えられないというと上司と話がしたいと言われ、クーパーの名前を出す。
するとシーヤが反応した。
シーヤの母は元部下、ミーラ・マリクだった。
するとシーヤは二人を一度外に出して、ディーヴァーに案内してもいいんじゃないかと相談をするが追い返すよう言われる。
シーヤはレスラーたちにはこっそり「コネでどうにかなります。CIAに電話を」とヒントを与えた。
言われるままにその場で連絡を取ると、あっさり許可が下りた。
実はラックスはフロント企業で、実際は同盟国の共有施設で秘密の収容所だった。
美術品の倉庫を装えば予約訪問や厳重警備も不自然ではない。
ディーヴァを含む職員はほぼCIAで、マリクはMI6だった。
そしてフクロウは美術品ではなく、収容者のコードネームだという。
どちらにせよその極秘情報が洩れている。
レスラーとデンベは地下の収容所で「フクロウ」を見ると目でわかった。
フリーランサー、アルバン・ヴェセリ、だった。
MI6の要請でCIAが移送していたが、まだ何も聞き出せていないという。
二人は旧知の仲を利用してフリーランサーと話をするが、自分を助け出そうとする計画があることは全く知らないようだった。
そこへ、ウージンの命令が発動となり「フクロウ」を狙ってラックスが襲撃を受ける。
銃声を聞いたレスラーたちはヴェセリを連れてディーヴァーの手引きで脱出を図る。
途中、デンベとレスラーはディーヴァーたちを先に行かせた。応戦しながらデンベは、なぜ厳重警備のラックスが襲われるのか疑問に思い、内通者の存在に気づく。
その頃、駐車場にたどり着いていたディーヴァーはシーヤに銃を向け、ヴェセリを拉致していく。
「月並みだ。金で転んだスパイだ」
レスラーたちが追い付いた時には、撃たれたシーヤが倒れていたが調べると銃弾チョッキに守られていた。
内通者は自然とわかった。
状況
一度、「郵便局」に戻って状況を整理した。
ラックスで目撃したウージンを指名手配にかけるが手がかりはなし。ウージンなら飛行計画書も細工する。
モールス、フリーランサー、ウージン。
FBIにとって懐かしいブラックリスターたちの名前が揃っている。
その上、レッドが前触れなくやってきた。
ウージンはマーヴィンと同じ刑務所にいたから、すべてを聞いたんだろう、とレッドはチームに伝えた。
「だがその証拠は持ってない」
ウージンはブラックリスターに接触して、ただレッドを殺すだけではなく裏社会に知らしめようとしているのかもしれない。
「かつての標的が彼の標的だ」
これからが始まりだと言うと、レッドは帰っていった。
気になって追いかけたデンベが確認をすると、レッドは完全に一人だった。姉妹も護衛も運転手もいない。
レッドは核心にはとぼけて帰っていった。
シーヤはクーパーのオフィスを訪ね、出会えたのは必然かも、と伝える。
「母の仕事を知るチャンスかもしれない。私が受け継ぐ時かも」
裏切者のディーヴァーを追うという使命もある。
渋るクーパーに自分を売り込んで帰っていった。
ディーヴァーの仲介でウージンとフリーランサーが顔を合わせた。
お互い初対面同士だった。
「だが共通の敵がいる」
とウージンは挨拶をした。
かんそう
始まりました！
いろんな意味でドキドキわくわくです！
集大成ですから、ある意味終わりよければすべてよし、で最高のドラマとして思い出になるかもしれないし、その逆も。
レッドは大好きなキャラクターなので、良い思い出として君臨して欲しいです！
まずはメンバーの変動から。
パクはシーズン9でほぼ離脱宣言されていたとおり、さらっといなくなっていました。
アラムももともと起業してましたから驚きはないですが、冒頭にゲスト的に登場しただけって感じです。はっきりと二人の代わりがいる、という台詞はありました。
そしてアラムの後釜で、イトウタダシがIN！ｗ
タダシのような多彩なキャラが登場するのもブラックリストの良さなので、大歓迎です！
シーヤ・マリクについてはなるほどーってなりました。
シーズン1で亡くなっているミーラ・マリクをファイナル・シーズンで引っ張り出してくるとは！
人員の入れ替えにドラマを持たせるのは本当にうまいですね！
まだ決まってはないですけど、もう確定でしょ？
ただそれがしたいがために無理やり感もありました。
クーパーが秘匿性の高い部署にいることを、実はCIAだったとしても、表向きは美術品の会社っていう体をしている段階でペラペラ話しているのが「ん？」って感じでした。
上司はスパイだったからレスラーたちを追い返した……という事情があったにせよ、対応としては簡単に素性を明かさず追い返した上司の方が正しく感じちゃった。
それにしてもブラックリストの世界はＣＩＡだろうがＦＢＩだろうが、肩書だけで何の信用もならないので、人間不信がデフォルトです。
かつてのブラックリスターがレッドに復讐？ するというのは、比較的当初からあったストーリーに思えますが、わくわくしますね！ レッドが窮地になるのは嫌ですけど、レッドらしい唸らされる退治？ が見たいですね。
今のところリズについては一切関係ないです。
ここからどうレッドの正体の種明かしにつながっていくのか！
そして今それを知ることでドラマの1つのゴールになる内容が全く想像できないので、めっちゃ楽しみです！！
ここまでくるとリズは生きてて、本当の家族で平和に暮らしていました。
そこで私のために作られたレッドのおかげよ、ありがとう、とかでもないと……？
レッドが死んで終わるのだけはありませんように。
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