あらすじ
American Horror Stories | Feral - Season 1 Ep. 6 Preview | FX
2021年12月15日～/毎週水曜日 Disney+ 日本独占配信！！（全7話）
(アメリカ放送2021年7月～)
本家シリーズの記事はこちら:アメリカン・ホラー・ストーリー 各シーズンへ
ファミリー・キャンプ
ジェイ（アーロン・トヴェイト）とアディ（ティファニー・デュポン）は3歳の息子ジェイコブを連れて、カーン渓谷国立公園でキャンプをした。
最初は森の中のテント生活にジェイだけが乗り気だったが、夜になるとアディも来て良かったと思っていた。
ところが、寝ようとするとテントの外で何かの音がしたのにアディが気付く。
だがジェイは気にせずそのまま寝る事に。
二人はテントの外を横切る人影には気づかなかった……。
翌朝
ジェイはジェイコブにコンパスを渡して、二人で釣りに出かけた。
アディは設置したトイレから出ると、地面に大量の血痕が落ちているのに気づき、それを追う。
すると木の上にシカの死体が刺さっているのを見つける。
アディが驚いてジェイ達を捜して湖の側で見つけた時――。
ジェイは歩きながらかくれんぼをしていたジェイコブを、目の前で見失って慌てていた。
10年後
ジェイコブは行方不明のままだった。
ジェイはアディと離婚をし、息子殺しの疑いまで持たれ身元がバレると住む家にも困る状況になっていた。
だがそれでもジェイコブの捜索を諦めてはいなかった。
そんな中、バーチというハンターが情報を持っているとジェイを訪ねてくる。
森のツアーガイドをしていて、動物を追跡する設置していた森のカメラにジェイコブが映っているという。
しかもその付近で記事で読んだという、コンパスも見つけていた。
バーチは、付近は違法なマリファナ農場があり、カルテルが絡んでいるから誘拐も珍しくはないという。
「人身売買もしているから」
バーチは別の目的があるのか、ジェイには必要経費のみを要求した。
「違法栽培者の縄張りに連れて行くから真相を確かめろ」
ジェイはアディにも会いに行き、金を出してくれと説得をした。
最初は信用しなかったアディもコンパスを見ると拒めなかった。
マルバドス
二人はバーチの案内でマルバドスへ向かう。
三人は森の中をいくが、木に擬態しているかのように森に潜む人影には気づかない。
まずは手続きが必要だと、レンジャー・ステーションに寄るがバーチはレンジャーのボーゲル（コーディ・ファーン）が変わり者だとあまりいい顔をしなかった。
ステーションでは、ジェイが森の奥に怪しい影を見るが、バーチに声をかけられるとそこには何もいなくなっていた。
ボーゲルはマルバドスへ行くという三人を止めた。
「栽培所どころじゃなく危険だ」
実はジェイコブ失踪の日もこのステーションに居て、その日を覚えているという。
「赴任して2ヶ月だった。あの夜から離れられない。
でかい足跡を複数見て、得体の知らない何かが連れ去るのを見たんだ」
だが詳しくは機密事項だから言えないと口を閉ざす。
バーチはイカれているから、と一切信用していない。
しかしアディは確かにキャンプの時の不思議な出来事を覚えている。
木につるされたシカ、音。
だがそれをバーチに行っても、20年狩りをしてるが奇妙なものはみたことない、と真に受けなかった。
「あのレンジャー以外はな！」
栽培所
ところが栽培所に到着するとそこは遺体の山だった。
バーチは恐らくカルテルの抗争がおきたのだろう、と慌てた。
そしてこうなったらと、本当の事を言いだす。
「あの写真は俺の親戚を写したもので、コンパスもチャリティーショップで買って汚した」
二人を呼び出したのは、金目的だと白状した。
カルテルと取引きをして、1万ドルで二人を呼び出していたのだった。
二人はクレジットカードなどを奪われて、ここで始末されることになっていた。
「はぐれて見失ったと言えば済む」
そしてバーチは二人に銃を向ける。
「このまま帰せない」
すると後ろで死んでいたはずの遺体が突然動き、バーチの首を噛んだ。
その際に発砲し、ジェイは撃たれたがアディと一緒に逃げた。
バーチはそのまま森の奥から出て来たゾンビのような集団に襲われ、食われた。
機密事項
ジェイとアディはなんとかレンジャーステーションまで逃げ着いた。
ボーゲルにすべてを話すと、特に驚きもせずただ「つけられたか？」と気にした。
一体何に怯えているのか、と尋ねてもボーゲルは機密事項だからとしか言わない。
するとジェイは隠し持っていた銃を向けて話せと脅し、ボーゲルは従うしかなかった。
ボーゲルはジェイコブ行方不明の2年後に手に入れたという資料を取り出した。
それは、アメリカの隠された歴史の一部だった。
「国立公園の目的は自然を守る為じゃない。
食人種から国民を守る為のものなんだ」
アメリカの国立公園には、ボーゲルが野生民族と呼ぶ、森の奥で獣のように暮らしている民族が潜んでいるという。
その資料には写真もあり、見た目が奇異なのは数百年の近親交配のせいだろうと説明する。
「始まりは知らないがどの国立公園にもいる。
政府は知っていて隠している。
野生民族の存在が知れ渡れば観光利益が減ってしまうから」
ボーゲルはジェイコブ捜索時に変な事はなかったか？ と確認する。
するとアディが思い出す。
特殊部隊が森から出て来なかった事を。
「それは事件が発生すると抑制の為、野生民族の人数を減らすんだ。
捜索ではなく狩りだ」
ボーゲルもこの森に詳しいことから参加したことがあるという。
「慢心すると逆に野生民族にやられてしまう」
ボーゲルは、ジェイコブは獲物として連れ去られたから恐らくもう生きてはいないだろうと付け加えた。
野生民族
真相がわかり、ジェイ達が落ち着くとボーゲルは二人を帰す為、無線で助けを呼んだ。
「野生民族が行動範囲を広げているのは確か。だが、何を証言しても俺は否定する」
ところがボーゲルが別の部屋で無線連絡をしていると、部屋の中にすでに野生民族が潜んでいて襲われてしまう。
と同時に窓を割って大勢の野人達が二人を襲ってきた。
人間とは思えないモンスターのようなそれぞれ形の違う異形者たちに、ボーゲルは囲まれ食われてしまう。
その隙に二人は建物から逃げ出した。
だが結局、森の中で二人は遠巻きに囲まれるてしまった。ところが、何故かそのまま襲ってこない。
その先には人間の骨で出来た大きな椅子に座る、王様のような少年がいた。
知能レベルは低いようで、半開きの口からはガチャガチャの歯が見えたままになっている。
そしてよく見ると、首にはコンパスをぶらさげていた。
「ジェイコブ？ あなたたの？」
思わず声をかけると少年は「ばあ」とだけ言った。
それでも二人はその少年をジェイコブだと思った。
すると、民族だけが分かる言語で周囲から声がかかる。
「こいつらは誰だ？」
ジェイコブらしき少年はぼんやりした表情のまま答える。
「夕食」
そして二人は一斉に襲われた。
ほおおおおお。
見終わった時なんか変な声が出ました。
まずまったく救いのないストーリー。こればっかりだとキツいですけど、こういった短編集の中にたまにはいいですね。
ただ最後の王様のような少年が本当にジェイコブなのかどうかははっきりわからないのですが、まあジェイコブなんでしょうね。
何故かというとあの少年には奇形が見られなかったから。
どういう目的があったのかはわかりませんが、ジェイコブは獲物ではなく別の目的で連れ去られていたんですね。
ひょっとしたら近親交配の連鎖を断ち切る為なのかな？ でもそれならもっと大勢必要だし大人でもいいのかな？ 野生民族の知的レベルもよく分かりませんが……。
少なくともジェイコブが何か考えて指示で来ているようにも見えませんでした。
だから逆に怖くもあり……。
レンジャーステーションに大勢の異形の人達が襲ってくるシーンは、アレハンドロ・ホドロフスキーの「ホーリー・マウンテン」を思い出しました。
とくに手だけで歩いてくるような姿勢のせいかもしれませんが。
ひょっとしたら意識しているのかなー、なんて。
国立公園が～っていうのは現代オカルト・ファンタジー的なニュアンスもあって、日本に住んでてよかった、みたいな？ｗ
そもそも、嫁も息子も現代文明からわざわざ離れてキャンプなんかしたくないよーってのが始まりで、父親には一切の救いがありませんでしたｗ
（嫁は建前は責めてないって言ってましたけど、あんたがキャンプ何て言わなきゃ……って責任転嫁できるのがまあ救いかなぁ、と）
ただある意味最後ジェイコブの元気な姿が見られて安心したっていうのが救いといえば救いなのかな？ でもまあ、スッキリはしませんよね……。
ジェイコブにはすでに両親の記憶なんてあるわけないでしょうけど。
コーディー様が登場した時はテンションあがって、レンジャーコスプレもいいっ！ って眼福でしたけど最後はやっぱり容赦なく食べられるってのがアメホラぽいな、と思いましたｗ
あとジェイが1話のアダムってのも全然気づかなったですｗ
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