ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン8 15話「ロシアン・ノット/THE RUSSIAN KNOT」

2021/09/01

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン8

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あらすじ

Will Hart/NBC | 2021 NBCUniversal Media, LLC


2021年5月25日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送
(アメリカ放送:2020年11月~)


登場人物はこちら



グレンの母親

グレンの母親ポーラがレッドとデンベの正体を知った。
その原因はグレンがベッドの下に残していた回顧録だった。
タイトルは「わが友レイ」。
レッドと過ごした時間が記録されていた。
「平気よ。出版社には送ってないはず」

ポーラの目的は金の無心だった。
しかし提示した金額は172ドル。
「利子をつけてちゃんと返すわ」
レッドは財布にあった数百ドルを渡し、代わりに口止めをした。
「だめよ、ちゃんと返すって言ってるでしょ」
「では、グレンの原稿を買い取るということで」

ポーラは大手携帯電話会社で週に18時間働いているという。
レッドはそれを利用し、アンの娘の個人情報を入手した。

エマ・フォスター

レッドは弁護士ファーウェル・スミスと名乗り、エマと接触した。
エマはまだアンの死を知らなかった。

エマに母親の遺産だと300万ドルの証明書を渡した。
こんな話は聞いていない、とあくまでも疑うエマは、母から聞いた話を伝える。
「母には逃亡犯の恋人がいた。先週電話で聞いた。追手に狙われているとか。詳しくは教えてもらっていないが身を守れ、と言われていた。私も狙われるかもしれない、と。バカげてると思った。でも母は全てを捨てて隠れなさいって。だからここで待ってた」
最後の会話は落ち付いたら連絡をする、だったという。
レッドは言葉が出なかった。

エマはこの金が犯罪者のものならいらない、と頑なだった。
「違うと約束できます?」
「約束はできません。でも約束できるのはお母様がすべてをあなたに残そうとされたこと。その一部がこれです」
死因は事故とした。逃亡犯が引き起こした訳ではないが、彼に責任がある。
「そういう男っていずれは報いを受けますよね?」
「そう思います」

リズとタウンゼント

タウンゼントはレッドを逃したリズを呼び出し、顔にビニール袋を被せて脅した。
他にもミスをした手下3人に同じようにビニール袋をかけ、1人は目の前でナイフを刺し、見せしめに殺した。
「何故レッドを逃がした?」
タウンゼントはリズがアンの家でレッドを撃てたはずだという事を知っていた。
「何故約束を果たさない?」

ビニール袋から解放されたリズは、手がかりはある、そしてN13とロシアとの接触も証明する、と啖呵を切った。

タウンゼントは失望させるな、と念を押した。

暗号

レッドは、ロシアの暗号に強いベルスキー教授から緊急の話で呼び出しを受けた。
暗号のやりとりを見つけたとレッドに知らせた。
それは占い師の看板だった。
「マダム・ゾーバ、タロットカード、”愛は死でもほどけない結び目”」

レッドはクーパーに伝え、暗号制作と解読の為のマシン、ロシアン・ノットの入手を促した。
「恐らくタウンゼントとリズが仲間との通信に使っている。私を殺し損ねたので、標的を周囲に移したのかもしれない」
その周囲にはクーパーも含まれるというとクーパーは心外そうだった。
「だが君は私の側で彼女はタウンゼント側だ」

タウンゼントはロシアン・ノットを1つは持っているようだ。

現存しているもので在り処が分かるのはミンスクの博物館の展示品。
レッドは昨日、そのとっかかりとしてセザンヌの名画を寄付していた。もちろん盗品だった。
「彼等は強欲な役人のごとく通報すべきか迷ってる」
そこへFBIを送り込もうという作戦だった。
「ノットと一緒に持ち帰って来い」
もちろん簡単にもらえるものではない。
「まさか盗んで来いと?」
「もちろんだ! 何の話だと思った?」

暗号マシン

ロシアン・ノットの仕組みは、文章を打ち込むとランダムな文字列に変換される。
受信側も暗号文をノットに打ち込んで解読する。
50年前のものだが、複雑なアルゴリズムで動いている為、ノットなしでの解読は不可能に近かった。
字を入れるごとに1兆、また1兆と可能性が増えていく。

その頃――。
リズ達もロシアン・ノット強奪計画を立てていた。

FBIは偽物との入れ替え計画を立てた。

どちらも狙うのは、金曜の夜、資金集めの催しで賑わっている時。
FBIの来訪を招待客に見せたくないだろうから無理が通るはず。

正面から盗品捜査として入るFBIとは真逆に、リズ達は地下から侵入した。

アラムが防犯カメラの映像に細工をしてループ画像を映した。

リズは途中でアラムを見かけ、先を越されない様急いだ。
恐らくレッドが気づいて邪魔をしているのだろう。

FBIの作戦は展示室を無人にし、その隙にレスラーとパクロシアンノットを入れ替える。
ところがアラムがセンサーを切ろうとするとすでに切れている事が分かる。
リズ達がしていたのだが、それに気づきはしなかった。

その頃、リズ達が地下からルデイガーの超音波の振動を使って岩を砕くドリルを使い、仕掛けた穴がじわじわと開き始めていた。

その振動は上にいるパク達にも伝わり、不思議に思っていると目の前で展示品の床が落下した。
そして穴を覗くとロシアン・ノットを鞄に入れるリズと目があった。

忘れ物をしたルディガーと別れ、逃走したリズはパクと鉢合わせになり、取っ組み合いになる。
パクがリズの喉元を絞めていると、後から来たルディガーが助けに入った。

リズはノットを持って逃げようとするが先にノットを手にしたのはレスラーだった。
リズは思わずレスラーに銃を向けた。
「この為に俺を撃つ?」
「仕方ないの。それがないと私が死ぬ」
「撃てよ。君は変わったと示せ」
すると会話が噛み合わなくなる。

タウンゼントとの秘密を守る為にマシンが必要だと思っているレスラーに、レッドの秘密を暴く為にマシンが必要なリズ。
「タウンゼントは知らない。何故そう思うの?」
そこでリズは早く逃げろという通信を受け、マシンを諦めて去っていった。

問題

クーパーは、盗品の絵画を利用し作戦の間館長を引きつけていた。

そろそろ終わったかと思った頃、レスラーから問題発生の報告を受ける。

ノットが狙われた件をクーパーは絵画と結びつけて館長を納得させた。
「絵は下見で本当の狙いはロシアン・ノットだったんでしょう」

取り返したマシンを館長に返し、FBIが居合わせてよかったと思わせた。
だがもちろん、戻したマシンは偽モノだった。

FBIはレッドにリズとの鉢合わせを報告するが、レッドは驚かなかった。
なぜ当然だと思うのか、というクーパーの問いにはこちらが解読するのを防ぎたいからだ、と答えた。
だがレスラーはタウンゼントとは無関係だという事を聞いている。
それを突き付けると、レッドは煙に巻いた。
「その点は言えない。大事なのはノットがあり、私が看板の読み方を教えてられることだ」

リズからの連絡

レスラーに非通知でリズからの電話が入った。
リズはレッドが嘘をついていると断言する。
「暗号解読を阻止しようとしたと? 違う、レッドのメッセージを読むために必要だった」
リズが解読したいのはワシントン・ポストの広告で看板については知らなかった。
「レッドがすでに持っているなら何故我々に盗ませた?」
「彼とロシアのやりとりを私に読ませない為」
解読できればN13の証拠になる――。
レスラーは最後まで聞かずとも理解した。
「敵は私じゃないの、彼よ。どうか証明させて」

レスラーは正式にリズの要望をクーパー達に伝えた。
レスラーだけが強くリズを信じていた。
アラムは言われてみれば、タウンゼントとリズのやりとりにしてはロシアン・ノットはアナログすぎる、と意見を言った。
「個人広告も過去の物。それが似合うのはレッドさん」

納得したクーパーはレスラーにお膳立てを頼んだ。
表向きは、リズには手を出さないという保証をしたがクーパーは秘密裏にリズ逮捕の要請をしていた。

リズとの接触

リズとレスラーは公園で待ち合わせをした。
レスラーはノットを持って。リズは解読したい暗号を持って。

リズがカタリーナの手帳を持っていた事から、他にも解きかけのレッドの謎と、複数の暗号文が倉庫にある、とレスラーに伝えた。
「これを解読すれば、残りも読める」

噴水に腰をかけ、レスラーがロシアン・ノットに入力をする。
すると吐き出されたのは2桁の数字の羅列だった。
すぐに読めると思っていたのが裏切られリズはため息をつく。そして周囲の視線に気づき走り出した。
「キーン、俺は知らなかった!」
レスラーが慌てて追いかけるが、気づけばリズと同じ格好をした女性が大勢歩いていた。
リズも逃走プランを用意していたのだった。

ベルスキー

リズが気になるのは何故レッドにミンスク行きがバレたか、だった。
新聞広告の束を見付け、暗号について書いた手帳も見た。
そこでノットを知り、奪いに行った。
と順を追いベルスキーに辿り着いた。

「信じたのに」
リズはベルスキーを再び訪ね、責めた。
レッドからはもともとノットを使う暗号を見たら教えるように言われていたのだった。
「彼にとって大事なものだと、命が懸かっている」

最初にリズはベルスキーに広告の暗号解読を頼んでいた。
そしてそれを聞いたレッドはすぐにその女性がリズだと分かった。

リズはノットが使い物にならなかったこともベルスキーに当たった。
「読むにはキーも必要だ」
「番号はある」
「他にもあるのか数字が違うのかも」
「なら教えて! 知らないなら知ってる人を捜して」
「キーを持つ唯一の者はメッセージを暗号化した者だ」
それはレディントン。

解読

クーパーはノットを持ってレッドを訪ねた。
看板の暗号を入力すると、リズの時と同じように2桁の数字の羅列が出力された。
「その数字には呼応するアルファベットがある。1はA、2はBという具合だ」

レッドはそれを解読すればリズが自分に用意した苦しい最期が出てくるとクーパーに言った。

暗号は、廃墟の倉庫の住所と日時だった。
結果的にレッドの言葉が真実でリズが違った。
だがレスラーはまだリズを信じていた。
「逆です。リズが違うように見えるが……」
「それが真実だ」
リズ逮捕の準備をしたことをクーパーは間違いではなかったと思っている。
「受け入れろ」
「そうすれば俺を尾行しない?」
今のレスラーはチームで孤立していた。

進展

レスラーはリズと通話し、数字の意味を教えた。
リズはレッドが読ませた暗号は偽で、自分が嘘つきになっていると嘆く。
「俺が違うと証明する」

リズはすぐに数字をローマ字に置き換えた。
だがそこに現れたのはやはり解読不明な文字列だった。
しばらくするとリズはキリル文字だと気づいた。
数字を英語にしたのはチームに向けたレッドのフェイク。

リズがそれに気づいた頃、東の友人が広告の暗号を解読していた。
「フェイクが効いた。危険を回避」

そしてリズが解読した内容は。
「時間だ。スパイを起動」
おそらくスパイはレッドの事。
だが時間とはなんなのか?

リズはタウンゼントの自宅に押し入り、寝ているタウンゼントを起こして頭にビニール袋をかけて脅した。
「証拠なら手に入れたわよ! 私の母が無実の証拠!」
ビニールを外し、自分がされた事をし返す。
「二度と私を脅さないと頭に叩き込む事ね。私は狩りのパートナーよ。あんたの部下じゃない」


リズが出てくるといろいろ気になる事が多くなる??

タウンゼントはレッドからあれこれ聞き出したいからすぐには殺さない、と言っていたのに、今度は「何故殺さなかった?」とリズを責めていますが……。
もうレッドから聞き出す事は無いの? んなことないですよね。だからリズは証拠集めしてるんだもんね……。

最後に急にリズがタウンゼントを脅したシーンも悪いけど笑ってしまった……。
まったく板についてないし、プンスカ、ポコポコって感じで……。
そもそもパートナーって。最初から人の手を借りてる時点でそんな威張れるんすか??
あと証拠も何も、レッド殺すチャンス逃してるのなんなの?
普通リズの部下もあそこで見切りつけないかな?? 
まあそうすると話が終わっちゃうから仕方ないんだろうけどw

反面レッド関係のストーリーは、アンのエピソードを引っ張ったり、グレンの母親が出て来たりと、全体的にいい人キャンペーンにはなっていてやや退屈ではあったけど、いつもの格好良いレッドも見れました。

ノットの会話で、
「まさか盗んで来いと?」
「もちろんだ! 何の話だと思った?」
の所は、特にレッドらしくて好きです!

レッドに報いをっていうエマの想いですが、アンを目の前で亡くしたことでもう十分報いは受けていますよね。
しかもその原因はリズ。
その割にその部分はスルー? もっとリズを恨んでほしいわ。

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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