LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン21 7話「チャイナタウンの闇/COUNSELOR, IT'S CHINATOWN」

2021/02/06

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン21 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Virginia Sherwood/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC

2020年12月18日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全20話)
(アメリカ放送 2019年9月~)

【登場人物】


ドラゴンスレイ作戦

SVUは中国から密入国した女性たちが、借金返済のためにマッサージ店で性的な労働させられている事件を、人身売買対策班のチン巡査部長と共同捜査していた。

エルドリッジのスイート・ジョイというマッサージ店を1週間監視し、内情を把握した。
用心棒のチャーリー・フーは不法滞在の中国系ギャング。
特別サービスの稼ぎは推定で毎週5万ドルなのに働く女性には食費しか与えられず、残りはマネージャーのママサン(マーガレット・チョー)の元に入っているが、黒幕かどうかは分かっていない。

店舗の借主は捜査中。海外の会社が複雑に絡んでいる。
金の流れから黒幕を追う事に。
オリビアの方針は、働いている女性の逮捕はしない。
「証言してもらいたいが、ダメでも法的支援をして社会福祉施設へ」

潜入捜査

フィンとチンが客として店へ行き裏メニューの特別サービスを引き出して、客と経営者を現行犯逮捕した。

その際に、従業員のメイメイが逃走し非常階段から落ちかけたところを、カリシが助けていた。
「助けた命には責任がある」
チンから中国のことわざを教えられる。

逮捕した客もママサンも合法を主張した。

用心棒のチャーリー

チャーリーは、未登録の銃を所持していたので不法所持で4年の刑期となった。
フィンとチンが聴取したが、マッサージ店については口を閉ざした。
「話そうが話すまいが刑務所行きだろ」

だがヒントを残す。
捜索したものの何も出て来なかった店をさらに良くみろ、と言った。
「ママサンとバイゼはもっと良く見てる」
バイゼとは9つの目をもつ獣の事だという。
「お前達の目は役立たずってことだ」

メイメイ

ロリンズがメイメイの担当になった。
メイメイは性行為の強要はないといい、今は離れて暮らす弟の分の借金返済をしている途中だと言った。
弟は姉の事情を知らず、サンフランシスコで工学を学んでいた。
「本当の事は弟には絶対言えない」

リリー

キャットはリリーを担当した。
リリーは明るく、あっけらかんと内情を話した。
「皆店に住んでいる。稼ぎはママサンが持ってる。
特別サービスのチップも。お金を払わないと家族が危険」

ママサン

ママサンの聴取はオリビアが担当した。

アメリカに来て30年、逮捕は10回目。だが有罪は一度もない。
告訴は取り下げられている。
「私は母親のように世話してるだけ」
「女の子たちを大切に思ってるなら、黒幕を突き止めるのに協力をして」
ママサンは潜入捜査官はズボンを脱がないから捜査は失敗だと、余裕だった。
「私は弁護士を呼び、保釈されて週末にはお店を再開」

進展

チャーリーのヒントから再度店を調べると、チンが各部屋にある煙探知機の不自然さに気づいた。

調べると、中に監視カメラが仕込まれていた。
マッサージ部屋は9つなので、これが9つの目という事だった。

映像はママサンのネイルサロンに送られていた。
そこには、1日に10人以上客を取らされていた証拠が。
映像はメイメイで、見る限りほとんどレイプだった。

腐ったタマゴ

メイメイに監視映像を見せて客の名前を聞くとすぐに叫んだ。
「ホアイ・ダン!」
腐ったタマゴという意味で、名前は知らず女性達がつけたあだ名だった。
男は嫌な客で、無職だが最初は友人と来ていたという。

キャットがリリーにも監視映像を見せた。
「彼の言うことは絶対よ」
リリーはレイプは否定した。
「乱暴だけどね」
ホアイ・ダンにはコネがあるから店のおごりだという。
だがそのコネが誰でどういうものなのか等は分からなかった。

オリビア達はママサンが素直に男の情報を言うとは思えず、店の再開を待って来店した男を逮捕した。

男はテオ・パパスといい30歳の無職だった。
「レイプではない。彼女達は報酬を得てる。お金を払わないのはそういう約束」
だが約束をした友人の詳細は言わなかった。
「レストランに場所を貸せば食事はタダ」
テオの友人は賃貸仲介業者だろうが、そこから先は弁護士を要求した。

証言

手っ取り早いのは女性達が証言をする事だったが、メイメイは弟の身を案じ、協力を拒んだ。
「オーナーやテオを刑務所に入れるのは叶わぬ夢」
メイメイは毎週借金を返済しないと弟に危害が加えられるからと、店に戻るつもりだった。

だがリリーは証言を約束し、キャットとの待ち合わせ場所までやって来た。
キャットに大陪審のあと家を用意すると言われると、ママサンは刑務所に入るなら必要ないんじゃ? とお気楽だった。
「私は新しい生活を始める。チャーリーも自由よね?」
リリーとチャーリーは関係があるようで明るく言った。

ところがリリーが裁判所内に到着してスマホを見ると、表情を変えた。
そしてトイレに行くと言ってなかなか出て来ない。
キャットが捜して中に入ると、リリーはトイレの窓から飛び降りて死んでいた。
残されたリリーの携帯には母親と思われる人物が銃で脅されている画像が残っていた。

リリーの葬儀

ママサンが手配した葬儀が行われたが、出席者はメイメイしかいかなった。
メイメイは画像の人物がリリーの母親だと認めた。
「ママサンの仕業よ。親を知ってる」
ロリンズがもう一度証言を頼むが即答で断った。
「無理よ、家族が危険な目に遭う」
だがカリシが他に話せることはないかと尋ねると、他の手段のヒントを与えた。
「チャーリーがいたら防げた」
リリーとチャーリーは恋仲で、借金返済後は一緒に逃げる約束をしていたらしい。

刑務所のチャーリー

刑務所にいるチャーリーにリリーの死を伝えた。
チャーリーもマッサージ店でのレイプを知っていたのではないかと探る。
「テオについてはリリーの事は守ったが、他の女は守り切れなかった」
テオの友人の名前は知らないようだった。
「ポケベルで連絡し、現金を渡す」
「ならそいつに連絡しろ」
「分った、もういい」
チャーリーが気にするのはリリーの葬式の事だった。

賃貸業者

チャーリーの協力で、賃貸業者を呼び出しチン捜査官がチャーリーの代理役となり現金の入った袋を渡した。中身は少額紙幣のみの1万5000ドルがお約束のようだった。
そこへロリンズとキャットが近づき、現行犯逮捕した。

男は不動産仲介業者のリック・オーリン。
金は家賃聴取だと弁護士は主張した。

賃貸は親の会社で合法。
防犯カメラにも利用している記録はあったが、テオのようにレイプまではしていなかった。

テオの事は認めた。
「店で何をしてもいいと言ったわね?」
「俺は何もしてない」

リックがペラペラとしゃべり出しそうなので、弁護士が止めに入り急遽リックの父親を呼んだ。

父親とはオリビアとカリシが取引きをした。

リックはレイプと性的人身売買の共謀罪になるが、起訴しないという条件で父親は11のビルを貸し出している相手を吐いた。
それがマッサージ店を経営している黒幕だった。

黒幕

黒幕は富裕層の中でも有名なパワーカップルズのチャン夫妻だった。
病院や美術館の理事をしている中国系アメリカ人の典型的成功者。

中国から女性を集め、経営するマッサージ店で働かせている。
だが店のオーナーだというだけでまだ売春させた証拠はない。
ハディード主任は人身売買の確固たる証拠を求めた。

証拠

オリビアがママサンにチャン夫妻の事を聞いた。
最初ママさんはとぼけ、あくまで自分が女性に仕事を与えていると嘘をついた。
だがオリビアがママサンの実の娘を脅しに使うと態度を変えた。

中国にいる娘は大学への進学が決まっていた。
「あなたの事がバレたら入学は取り消される」

ママサンはすべてを吐いた。
「リックは賃料を受け取り、建築検査官や政治家に賄賂を贈っている。
でも儲けたお金は人身売買業者に渡してる」
仲介者は旅行代理店を経営しているレスター・ピンだった。
旅行代理店へ踏み込み、人身売買を管理している地下室で証拠のリストを押さえた。

逮捕

ハディード主任に連絡して令状をもらい、チャン夫人を逮捕した。

チャン夫人最初はとぼけていたが、話していると気を変えたようであっさりと罪を認めた。
最初は自分と同じように、貧しい状況から抜け出す為に入国した女性を助ける為だったという。
だがそれがいつしか間違った方向に進んでいた、と涙を流した。

結局、性的人身売買、恐喝、マネーロンダリングを自白し、夫については高齢の為か不起訴を希望した。
カリシは、罪の意識と高齢の夫を心配したんだろうと素直に受け取っていた。

罪状認否

ところが罪状認否が始まるとすぐに連邦政府が介入して国際的事件を主張し、チャン夫人を解放してしまった。

カリシ達には初耳だがもう手出しはできなかった。
ハディードがすぐに裏を取ると、ハディードの上司が承認していた事が分かった。
「司法省との裏取引よ」

チャン夫人は上手だった。最初から裏の手を使うつもりで簡単に自白していたのだろう。
カリシは、誠実な告白だったと今でも疑いきれないようだった。

ハディードがもう終わり、と割り切っているとカリシは怪しんだ。
「知ってたのか?」
「いいえ、本当よ。検事から連絡はなかった。ごめんなさい」

結末

テオはレイプを認め求刑7年となった。
リックは交渉中だが、きっと逃げるだろう。

チャン夫人の解放を聞き、怒りを抑えられないキャットをオリビアは早退させた。
そんなキャットを見たフィンは長続きしない、と呟く。
「リリーの事があったのだから仕方ない」
「(こっちに)責任はない」
「キャットはそう思わない」

メイメイの借金はチャン夫人が密入国業者に完済する事になり、メイメイは自由の身となった。
弟ヘンリーと電話を繋ぐと、弟と一緒に住む約束をした。

笑顔を取り戻したメイメイはカリシに言った。
「中国のことわざはもう忘れて。2度も助けてくれた、もう大丈夫」



かんそう

ママサン役は、「私はラブ・リーガル」のテリー、マーガレット・チョーさんでした!
オリビア達が「ママサン」と日本語? を話しているのが面白かったw

キャットは簡単な中国語も話していました。できる子!
フィンはキャットの事、結構認めてる感じがしたんだけど、最後には「長く続かない」だなんて冷たい発言をしていて、厳しい!!
でもフィンのような一見冷たいと思えるような冷静さがないと、この部署ではやっていけない、というのも分からなくはない。
だけどチームプレイだから役割分担でどっちも必要だし、キャットの情熱はいずれオリビアの後継者にもなれるような可能性が感じられて私はメロメロですわw

そしてチャン夫人ですが、これで終わり? って感じなのでまた登場するのかな?
でもSVU的にはこういう終わり方のままっていうのもありそう。

気になるのはハディード主任も!
ここまでハディード主任が疑わしい? 不信リードが続くのって、何かの伏線だよねぇ~。
悪いと思わせておいて、実はそうじゃないパターンってのがありがちかな?




(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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