ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン7 4話「クウェート/KUWAIT」

2020/05/20

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン7

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あらすじ

Virginia Sherwood/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC


2020年4月28日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。(全19話)
(アメリカ放送:2019年10月~)


登場人物はこちら



真実

レッドが偽物だと知ったクーパーは、司法省に報告する決心をつけたとリズに告げた。
リズは反対をしたが、すでにパナベイカーとの予約をとりつけていた。

そんな中、アラムがザヘダンのCIA秘密基地から秘密通信を受け取った。

30年前の亡霊

クーパーに入った通信とは、30年前に死んだはずのダニエル・ハットン海軍中尉がイラン南部の山から下りて来て助けを求めてきた、というものだった。

ハットンは当時海軍でクウェートにいたクーパーの同僚で、クーパーにとっては心残りになっている人物だった。


クーパーが、ハットンの墓参りをしていると偶然なのかレッドが現れた。

クーパーはレッドから「あの件を過去のものにするため」とUSBを渡された。

レッドもハットンは死に、クウェートの件は終わったと思っていたといい、ハットンが生きていた事は初耳だと言った。

クーパーはレッドの言う通り、チームは連れて行かずレッドの案内でハットンが本物かどうかを確認しに行く事にした。

1989

ハットンが死んだと思われた経緯には、クーパーも深く関わっていた。

1989年、クウェートでハットンは医薬品の箱の中に大金を見つけていた。
「イラクのクルド人反乱軍に金が流れている!」
クーパーは上層部が裏金を流しているのを知って、疑問を飲み込んでいた。
だが、正義感の強いハットンは黙ってはいられず、クーパーが止めるのも聞かないで報告していた。

その件について車内で口論をしていると、突然2人の車は襲撃を受けた。
だが気が付くとクーパーは取り残され、ハットンだけが拉致されていた。
「助けてくれ!」
と叫ぶ姿を見たのが最後だった。

秘密

クウェートに向かうジェットの中で、クーパーはレッドに正体を知った事を告げる。
そして、報告するのは義務だとも伝えるとレッドは言った。
「君の秘密(USB)は守るのに、私の秘密は暴くのか?」

クーパーは素直な疑問をぶつけた。
「なぜ偽物なのにハットンやクウェートの事件を知っている?」
「その理由は――、知ってるから。
昔はどうあれここにいる私はレイモンド・レディントンだ」

レッドは、ハットンがすべて知っていたのかと確認したが、クーパーは知っていたら自分に助けを求めないだろうと返した。
「ハットンが恨んで復讐するつもりなら口を封じないと」
「断る」
「そうだろう、だから私が同行を」

再会

レッドは飛行場で待機したまま、クーパーだけがレッドの人脈を使ってCIAの秘密基地まで道案内してもらった。
途中の検問も難なく通過し、無事到着してハットンと面会をすると確かに本人だった。

ハットンは、最終的にシムーンに捕まっていた。
シムーンはクーパーも知る大物で、長年中東での情報リークに関わっている人物だった。
シムーンの情報により、多くの同胞が各地で犠牲となっていた。

だがハットンは生き延びて逃げ出した。
それをクーパーは奇跡だといい、ハットンもあの襲撃でクーパーが生き延びたのは奇跡だといい、2人は過去のわだかまりがなかったように手を重ね合わせ喜んだ。

更にハットンは、クーパーが生きてさえいればいつか捜して助けに来てくれると信じていた、と言った。
だからまっさきに名前を出していた。
「何があっても俺を連れて帰ってくれる男だ。そしてやっぱり来てくれた」
「何があってもお前を連れて帰る」
2人の友情は、過去を乗り越えて復活したようだった。

シムーン

その頃、クーパーの帰りを待つレッドの元に、見張りからの報告が入った。
CIAの基地周辺に警備が大勢集まっていると。

レッドはすぐに腕利きを集めるよう手配しているとクーパーからの連絡が入り、警備がシムーンのものだと理解する。
「すでに嗅ぎ付けられている。早くそこから逃げ出せ!」

クーパーはハットンを連れて、急いで飛行場に向かう。

途中の検問で、クーパーは違和感に気づく。
検問所の警官が不釣り合いな新しい高価な銃を持っている。
「問題発生」と最後にレッドに連絡をして、クーパー達は偽警官達に囲まれた。

だがハットンだけは落ち着いており、警官から銃を受け取るとクーパーに向けた。

因縁

シムーンの基地に連れて来られたクーパーは檻に入れられ、ハットンから恨み言を聞かされていた。
「俺を売っただろ?」

そもそも30年前の襲撃は仕組まれたもので、邪魔なハットンを狙ったものだった。
クーパーも襲撃後にそれに気づいていた。

クーパーは上官にハットンを捜しに行きたいと直訴したが、クルド人反乱軍に処刑されたと言われて、それを信じていた。
そしてスピード出世で望む仕事ができるようになるぞ、と海軍十字章の推薦を受けていたのだった。
「お前は国を裏切り、愛国者と称えられた。俺は国を愛し売国奴のように扱われた。
だから、そうなってやった」

そこでクーパーはハットンこそがシムーンなのだと気づいた。

クーパーはハットンが自分を利用するつもりだと分かると、絶対に屈しないと宣言した。
そして檻の中からクーパーは改めて今更だけど、と過去の謝罪を口にした。

救出作戦

レッドはすぐにチームに連絡をし、クーパーが拉致された事を伝えた。
アラムの調査で、クーパーの居場所がザヘダン郊外の古い宮殿であることを突き止めた。

救出のチャンスは一度しかない、と救出はレッドの仕切りで行う事にした。

レスラーは、レッドの指示でゲームショップに「マスター」という人物に会いに行った。
そこへ大金を持ったフランキーがやってきてお互い初対面となった。

マスターと呼ばれるオタクは、レッドからの大金を受け取るとドローンミサイルでシムーンの基地を攻撃した。

レッド軍は結局5人しか集まらなかったが、それでもミサイルを合図に乗り込んでいった。
途中弾切れでレッドとデンベは危機一髪となるが、仲間が間に合い窮地を救われた。

その頃、ミサイルのダメージで檻から出られたクーパーは逃げようとしたところを、ハットンに見つかっていた。
だが、天井が崩れハットンの足が瓦礫の下敷きになる。
「ハロルド、助けてくれ!」
先ほどまでとは別人のような弱弱しい声で助けを求められたクーパーは、助けられなかった30年前を思い出し、瓦礫をどけてハットンを助けた。
だが立ち上がるとハットンはクーパーに銃を向けた。
「甘いんだよ」

その瞬間、背後からの銃声と共にハットンは倒れた。
レッド達が間に合ったのだった。
クーパーは連れて帰るつもりだったとレッドに訴えたが、レッドは気にしていなかった。
「自分が善人だと確認したければ鏡を見ればいい。呪縛から逃れろ」
そして基地から逃げ出した。

決断

帰りのジェットの中で、レッドとクーパーは向かい合っていた。

「正しいことだろ?
君は危険を顧みず、友達を助けようとした。
彼は裏切って死に、君の秘密は安全。
シムーンが死んで、君はアメリカを守ったんだ」

クーパーはレッドのように祝杯をあげる気分にはなっていなかった。
「どうしたら偽りの人生に満足できる? 君は何故平気なんだ?」
「偽りの人生ではない。
かつて私が別人だったとしてもその人物はもういない。
私は私そのものだよ。
それに今の私は、レディントン史上最高に面白い人物だ」
「イリヤ・コズロフは?」
「人は過去でなく現在で判断されるべきだ。
君も今の自分にとても満足しているだろう?
この先君がどんな決断をしてもその満足が続く事を祈る」

報告

無事FBIに戻ったクーパーの元に、約束通りパナベイカーが訪ねて来た。
レッドの事を報告するんだと心配するリズに、クーパーは気が変わっていない事を伝えた。

クーパーはパナベイカーに伝えた。
「レディントンは思われてる人物と違う。
……思われてるよりいい人間で、私はその逆だ」

そしてパナベイカーにUSBを渡した。
「話すのが遅れた真実です」


クーパーはその後、ハットンの墓へ行き自分がもらった勲章を手向けた。
すると再びレッドがやってきた。

クーパーはレッドに礼を言った。
「人は過去でなく現在で判断されるべき、だろ?
隠蔽や勲章は過去の私を示してる。不正を見逃せる男だ。
今の私、なりたい自分は、責任を取れる男だ」
「真実を語る男、か。パナベイカーにも私の真実を?」
「話した。今の君だ。昔のではなく。
君はレッドだとな」

カタリーナ

カタリーナは、リズがやっと見つけた子守りをFBIの振りをして追い払っていた。
「子守りを引き受ければ、あなたも面倒に巻き込まれる」

そして自然な流れで、子守りが見つかるまでの間頼って、とアグネスの子守りとして家に出入りできるようになった。

早速リズの家で収穫を見つける。
それはノートにまとめられたイリヤのプロフィールだった。
イリヤを知らない部下が誰なんです? と尋ねた。
「私の質問に答えられる男よ」



かんそう

今回はクーパーの過去が垣間見える回でした。
あのクーパーさんにも後ろめたい過去があった、んですね。

そして常々疑問になっている、レッドの入れ替わり人生ですけど、なんでか今のレッドはまるで自分が見た事のように過去のレッドの体験をあれこれ知っているんですよね~。
そこには過去に登場した記憶操作とか、ちょっとファンタジックな効果も働いているのかもしれませんが。
同時に「自分はレッドになっている」という別人だという認識も持ち続けているし……。
レッドの記憶と、イリヤさんの記憶とよくもまあ混乱しないでいられるとドキドキしてしまいます。
フツーに頭おかしくなりそうw

カタリーナは着々とリズを手玉に取っています。
ほんとに、リズも危機感なくペラペラ話すよね~。
そしてよく考えたら、カタリーナの顔も知らずにFBIはリズ達を何から警護しているの?w
(だから好き勝手されてるんだけどw)
カタリーナを追う人もいるってのに、FBIがカタリーナの顔を知らないっていうのはそういえばおかしい……?w

ともあれ、イリヤの存在もまた登場してきて面白くなってきた!

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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