あらすじ
NCIS 17x12 Sneak Peek Clip 1 "Flight Plan"
2020年1月9日(木)~FOXジャパンでシーズン17 日本最速放送(全24話?)
★2020年1月5日第1話先行放送済み
(アメリカ放送2019年9月~)
登場人物はこちら
前回:シーズン17 11話「家出少年/In the Wind」へ
2人の死人
レベッカ・ウィークス大尉の操縦するF-18機が訓練中に海に墜落した。
最後の言葉は「許して」だったが、自殺をするタイプではないと上司であり友人だというメイ中佐は言い切った。
ギブスとビショップが空母ルーズベルトを訪ね、ウィークスの部屋を確認すると今度は一等兵曹フィッシャー・パトリックが死んでいた。
2人は職務上の接点はなかったが、実は影で付き合っていた事が母親の証言で判明した。
交際は禁止されていたので、無理心中、あるいはお互い自殺を選んだのだろうか?
死因
パトリックの死因は、大量のオキシコドンによる心不全だった。
胃に直前の食事が残っていた為、服薬自殺ではないと考えられた。
オキシコドンは肩を痛めたウィークスのものだった。
金庫の中から、錠剤を潰して粉にした形跡を発見した。
恨み
同室のハーパーを聴取すると、2人の仲は知っていて時々パトリックを部屋に入れていたという。
揉めていた様子はなかったが2人は先週別れたと言った。
「パトリックが、年上の女は嫌だって。彼女はかなり怒っていた」
振ったことを後悔させてやる、と言う程に。
メイ中佐は、2人の関係には気づいていなかったが、ウィークスがパトリックに薬を盛って殺すなどありえない、と話題に出すだけでも怒りを露にした。
「この船で彼女を侮辱する事は許さない」
偽装
ケイシーの調べでウィークスが墜落前に脱出していた事が分かった。
墜落前に自身で電子探知機を解除して、誰にも知られずに脱出していたのだった。
ウィークスは死を偽装しようとしたのかもしれない。
ギブス達は、墜落現場から流れ着くであろう海辺付近を捜索し、すぐにウィークスの物だと思われる飛行服を発見した。残っていたサバイバル・キットから銃が抜かれているのも確認した。
そこから一番近い釣り具屋で聞き込みをすると、買い物していた事が分かる。
と、同時に店主のバイクを盗んでいた事にも気づいた。
ウィークスは殺人の被疑者となり、銃を所持した逃亡犯になった。
行き先
スローンが、プロファイリングによってウィークスの行き先を絞り込んだ。
幹部候補生学校に出願する時に提出していた元水兵の後見人のジャック・ブリッグズに助けを求めたはずだ、と。
ギブス達がブリッグスの家に向かうと、もうここにはいないと言った。
だがギブスは盗んだバイクが隠してあるのを見つけ、それが嘘だと見破り、まだ近くにいると家の中など捜させた。
ブリッグスはあの子は殺しなんかしていない、とウィークスを庇い偽証罪での逮捕にもひるまなかった。
その時、プロペラの音が聞こえて来た。
ウィークスの目的は軽飛行機だったらしく、発走しようとしていた。
ギブスは銃を向けたが、発砲はせずウィークスはそのまま空へ飛び立っていった。
新たな行き先
ウィークスがフェアフィールドに着陸したのが目撃された。
ギブスとビショップが車で現場に向かうと、その道中にギブスの電話が鳴った。
発信者はウィークスだった。NCISから回してもらったという。
「私を撃てたのに」
「きっと外してた」
「私は殺してない」
「なるほど。何があった?」
「用事を片付けないと」
その内容についてはNCISの仕事だと言って電話口から消えたが、電話は接続されたままだった。
まるで居場所を逆探知しろと言っているようだった。
廃車置き場
ウィークスが電話した場所に向かうと、そこは廃車置き場だった。
従業員によると、留守中に侵入されオフィスから書類を盗み、車も盗まれたと言う。
防犯カメラの映像をよく確認すると、ウィークスは目当ての車のボンネットの下から何かを取って行った。
その車は盗まれた書類のもので、先月木に突っ込んだ事故車だった。
盗んだもの
ケイシーが、ウィークスが盗んだものがECS(エンジン制御システム/電気系統を制御する車載コンピューター)だと突き止めた。
車の最後の持ち主はメイ中佐だった。
事故当時運転していたのは、妻のジルで事故により死亡していた。中佐は派遣中だった。
ECSをハッキングしてブレーキを操作する事は可能だが、何故ウィークスが自損事故と処理された上官の妻の死に疑いを持ち、危険を冒して調べているのだろうか?
盗難車
ウィークスが盗んだ車が基地の第90ふ頭で発見された。
空母が停泊中で、ウィークスは再び殺人現場に戻ったようだった。
ギブス達は空母に向かうが、乗艦した形跡はないと言われる。
連絡した時から船は封鎖し全員船室で待機しているというが、メイ中佐の部屋を訪ねるともぬけの殻だった。
そして封鎖の直前に下士官スティーヴンスが乗艦していた事が確認できた。
ウィークスに似ていたのでビショップが気になって調べたら、本人は休暇を取っている事が分かった。
ウィークスはスティーブンスになりすまして、すでに空母の中に潜入していたのだった。
ウィークス
艦内を捜し、ウィークスとメイ中佐を発見した。
ウィークスはメイ中佐に銃を向け、ECSのパスワードを聞き出そうとしていた。
「パスワードがあれば妻を殺したと証明できる」
だがメイ中佐はあれは事故だと言い張っていた。
ギブスとウィークスはメイ中佐を挟んで銃を向け合う形になった。
ウィークスの背後からはマクギーが狙う。
ギブスは銃を向けられた状態で、自分の銃を置いた。
「俺を撃てばマクギーが君を撃つ。お互い真相は分からない。君が選べ」
ウィークスは考えた末に、銃を置いた。
理由
ウィークスは、メイ中佐が妻殺しをしたと信じ込んでいた。
ジル本人とも付き合いがあり、夫婦仲が険悪だったと聞いていた。
私が死んだら夫の仕業、とまで言われていて冗談かと思っていたのだが、本当に死んで疑いを持っていたのだった。
事故当時は、乗艦中だったから偶然だと思ったが高校生が車をハッキングしたというニュースを見てもしや、と思い恋人のパトリックに相談をした。
そしてパトリックからNCISに話す事にした。ウィークスは直接の上官だから報告しにくかった。
だがその途端、パトリックが殺されてしまった。
遺体を見た瞬間、パニックになり脱出していたのだった。
「船に戻れば殺人容疑で逮捕されると思った」
そして詳しい証拠を掴むまでは、NCISには連絡できないと思っていたのだった。
「ジルの車のECSを調べたら、船のIPアドレスからハッキングされていたわ」
メイ中佐
メイ中佐を取り調べると、あくまでもウィークスをイカれた女だと言い、妻殺害もパトリック殺しについても否定した。
「優秀な操縦士で友人だったはずじゃ?」
マクギーが確認すると、銃を向けて人殺し扱いする前の話だと言った。
だが実際に証拠を掴んでいた。
ハッキングによってブレーキを無効化し、ステアリングを操っていたのだった。
それに、上官なら薬をしまっておく金庫の暗証番号も知っている。
「妻を愛していた。夫婦仲は良くなかったが……」
そこでメイ中佐は何かに思い当たったようで、まさか、と呟いた。
メイ中佐の頭の中に容疑者が思い浮かんだのだった。
真犯人
真犯人は、ウィークスと同室のハーパーだった。
兵器システム将校でパソコンとネットがあればどこでも働け、車のハッキングくらい楽なものだろう。
そして同室だから金庫の暗証番号も知っている。
本人の携帯からは削除されていても、メイ中佐の携帯には残っていた。
「もう二番手は嫌よ、いつ別れるの?」
という不倫の証拠のメールが。
そして同室だからウィークスがパトリックに相談した事にも気づけた。
後日、ウィークスは軍法会議で証言をする事を承諾したギブスに礼を言う為NCISに顔を出した。
「真実を話してこい」
「はい、そうします」
別れ際、ギブスが声をかけてウィークスを引き留めた。
「俺を撃てたのに」
「きっと外してた」
お互い笑い合った。
マクギー
パイプカットをする事に決めたマクギーは、捜査中もそれが気になって仕方なかった。
あちこちで相談をした結果、特にトーレスにびびらされて手術に不安を感じていた。
その様子はヴァンスの耳にも入り、職場で個人的な医療処置の話題を出すなと注意されてしまう。
だがただ注意だけではなく、ヴァンス自身にも経験があったことから励ましもあった。
しかも1度の手術では効果がなく、息子が生まれた事。その後2度目の手術をしている事も教えてもらった。
「予期せぬ妊娠だったけど、最高の誤算だった」
事件解決後、マクギーの手術の日がやってきた。
マクギーはギブスに10時だぞ、と教えられ驚いた。
「知ってるんですか?」
「誰もが知ってる」
もう行かなくてはいけないのに、足が動かない。
「もし手術が失敗したら……」
「違うだろ。何が心配なんだ?」
「まるでスローンですね」
その返しにはギブスは不服なようだった。
「もし人生がカーブ球を投げてきたら? 分かります? ボスなら身に覚えがあるはず。
この選択をいつか後悔したくない」
「今日の選択だ。明日の心配はするな。終わればなんてことはない。俺を信じろ」
「ボスもカットの経験が?」
「まさか! がんばれよ」
かんそう
今回の事件は不倫による殺人から、口封じで仲間殺しへと発展し……。
恋人を殺されたウィークスが、女ギブス的な行動力のあるタイプで自分で証拠を掴んで解決しようとしていましたが、もしも脱出していなかったら次にハーパーに口封じで殺されていたって事なのかしら??
とハーパーの殺人犯としての行き当たりばったり感が気になりましたw
しかも、自分の愛するメイ中佐が疑われるように仕掛けているし……。
可愛さ余って憎さ100倍ってやつ??
そしてサブストーリーのマクギーの「パイプカット」ですがw
海外作品を見ていると意外とこの話題がちらほら出てくるので、今回少し調べてみたら日本の感覚よりは、はるかに日常的なもののようなんですね。
だから人気ドラマのキャラがそれに悩むというのは、視聴者的には共感できたり、あるいは勇気がもらえたり、と特別な事ではないんでしょうね。
というのが前提にあるので、ヴァンスとの会話でも「マクギーはやっぱりパイプカットを止めた」という流れにはならないし、最後のギブスとの会話でも「行ってこい」と言う感じで、決してパイプカットをネガティブなものとしては扱ってないんですね。
それにしてもまた今回のマクギーを見ると、太ったな~と感じましたw
顔がパンパンw
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