あらすじ
シェルドンの兄
シェルドンは、仲の悪い兄ジョージ(ジェリー・オコンネル)を結婚式に呼ばなくてはいけなくなり、悩んでいた。
呼びたくないけど、呼ばなければ母親も出席しないと言われると無視はできない。
「ママにしかられたくないからやっぱり呼ぶ」
そう決心したものの、何度兄に電話しても通話拒否をされてしまっていた。
『留守番電話にメッセージをどうぞ。ただしシェルドンは別だぞ』
それを聞いたレナードは、うっかり「君のママなら飛行機で会いに行けっていうよ」と言ってしまい、シェルドンの旅に付き合う羽目になった。
「お前1人で、って付け加えるの忘れた」
ジョージはダラスでタイヤ・ドクターという店のオーナーをしていた。
テキサスで一番の立派なタイヤチェーンだった。
「ジョージー」
「ジョージと呼べ!!」
10年ぶりの再会だが、お互いバチバチだった。
「式に出て欲しかったら頼み方があるだろう」
シェルドンは仕方なく棒読みで頼んだが、ジョージは引き受けなかった。
2人は溝が埋まらないまま別れた。
翌日、レナードが1人でジョージを説得する事になった。
すると体育会系のジョージとオタクのレナードで共通点は無いと思われたが、シェルドンの面倒を見る役という点で、何気に意気投合をする。
「面倒を見てやって、あいつは礼を言ったか?」
「たしかにそうですね」
人に面倒を見てもらうのが当たり前のように感謝もなく振る舞い、母親にとってはシェルドンが一番の子。
「僕の母親もです」
2人は似た境遇にいる、と認識し合った。
レナードは兄を連れてホテルに戻り、シェルドンに謝るよう頼んだ。
だがシェルドンが素直に謝るはずがなく、2人は言い争いになる。
「謝る理由はない。ママに苦労を掛けるのは感心しない」
「家を出たお前になんでママの苦労が分かる? 親父は死に、お前は大学へ。家を守ったのは誰だと思う?」
「ママだよ。ママが何もかもやってくれたんだ」
「ママは無力だ。ミッシーはアホなティーンエイジャー。俺が2人の面倒を見た」
「ママとは連絡を取り合ってた。何も心配するなって言ってたよ」
「お前を想ってそう言ったのさ。いつだってお前は皆に守られてた」
「家が大変なら、何で僕にそう言ってくれなかったんだよ」
「俺もお前を大事に思ってたからだ! お前は俺の弟だ。いろいろとつらかっただろ? けどつらかったのは皆同じだ」
シェルドンははっとする。
「確かに僕、兄さんたちの事は頭になかった……」
「いいってことさ」
「ごめんなさい」
「いいんだ」
シェルドンは改めて言った。
「僕の大切な兄さん、結婚式に出てくれないかな」
ジョージは肩に手を置いて必ず行く、と約束した。
結膜炎
ハワードの子供達が結膜炎になった。そこからハワード、バーナデット、エイミー、ラージとペニー以外に感染していってしまった。
シェルドンとレナードはダラスに飛んだ後だったので、その事は知らなかった。
エイミーは、潔癖症のシェルドンが知ったらテキサスから戻ってこなくなると焦った。
旅立ってから数日、シェルドンは兄との和解をビデオチャットで報告した。
エイミーは、結膜炎がバレないよう横顔だけでチャットを乗り切ろうとした。
「せっかくお兄さんと仲直りできたならゆっくりしてくれば?」
シェルドンは何も疑わず素直に喜んだ。
薬が効くと思われる2、3日、帰宅を遅らせる事に成功した。
レナードは今度はアメリカ鉄道博物館に付き合わされる羽目になった。
「無駄な抵抗は止めよ」
ラージ
ラージは、結婚式に1人で出席する事を憂鬱に思い、レナードに愚痴っていた。スチュアートも1人のはずだが、同じ1人参加のエイミーの大叔母さんとフェイスブックで繋がっていた。
「君は取り残されたな」
慌てて結婚式に呼べる彼女を作ろうとデートの予定を入れるが、ラージにも結膜炎はうつっていた。
「彼女のカフェラテに僕の目ヤニが入っちゃった」
すると前の女性も細菌性の結膜炎にかかっていた。
ラージはその場でナンパした。
「僕と結婚式に行く気はないかな?」
かんそう
シェルドンの兄、ジョージ(ジェリー・オコンネル/Jerry O'Connell)初登場でした。
ラージは結婚式までに彼女? を作れるのか!?
それにしても仲良いのはいいんですけど、こういう時は困りますよね。
結膜炎だから? いいものの、コロナだったら……ひぃ!
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