シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン5 19話「接点/Payback」

2019/09/14

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン5 バイオレンス

t f B! P L
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あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


2019年5月10日~AXNでシーズン5 日本初放送(全22話)
(アメリカ放送2017年9月~)

レイ

ルゼックは、情報屋としてレイという男を雇っていた。

レイは元警官だったが、仕事中の発砲で辞職させられていた。
その時にルゼックに正当防衛だと証言して欲しかったが、ルゼックは銃声しか聞いておらず、偽証は出来ないと断っていた。

その関係もあり、ルゼックは仕事を与えようと情報屋にしていたのだが、レイはあまり優秀とは言えなかった。

最近はギャングの隠れ家狙いの強盗団が活発に活動していた為、その情報を探っていた。

ギャングの共食い

そんな中、また新たな隠れ家襲撃事件が発生する。

被害にあったのは2名のギャングだけではなく、同じアパートに住んでいた10歳の少年が流れ弾に当たって死んでいた。

少年の母親は、口封じをされていたが息子の死に黙っている必要はない、と目撃情報を話した。
「逃げたのは2人、ラテン系20歳くらい。車は黒」

現場に残されたヘロインの包みには、コブラのマークが印刷されていた。

現場で、麻薬捜査課のケニーとその部下の女性、ロハス刑事に会った。
ロハス刑事は特捜に現場を取られる事にあからさまに嫌な顔をして去って行った。
優秀だが気が荒いとケニーに言われ、ボイトは微笑ましく見ていた。

レイの情報

ラテン系の男2人が空き家からブツを動かすというレイの情報から、ソトとフェルナンデスという2人の男を逮捕した。
隠したブツは、台所のコンロの下から見つかった。
コブラのマークがついていたので盗んだものだろう。

だが、死んだ少年の母親に2人の写真を見せるとこの2人ではない、と言われた。
2人もただ空き家にいただけだと言っており、強盗当時のアリバイも見つかった。

ルゼックは、偽情報を渡したとレイを責め、不確かな情報はいらないと取引きを止めようとした。
するとレイは、報酬はいらないからやらせてくれ、と自ら引き受けた。


ルゼックはボイトに、情報屋のせいで曖昧な情報を流してすみません、と謝罪した。

共通点

過去の強盗と今回の強盗、いずれも麻薬捜査課が捜索令状を取っていたが、どれも執行前に襲撃されているという事にアプトンが気付いた。

強盗団は、隠れ家の場所もそこにドラッグがある事も知っている。
麻薬捜査課に汚職警官、内通者がいる。

ボイトとアントニオが、麻薬捜査課のケニーを訪ね内通者について伝えた。
最初はあり得ないと部下を守ったが、確かに説得力があったので囮捜査をする事にした。

部下に隠れ家の情報を流してもらい、そこへ窃盗団が来るのを待ち構える事に。

まんまと2人の男がやってきて、1人を射殺、マルドナドという男は負傷で搬送したがその後死亡した。
マルドナドの銃は少年殺しの銃と一致したので、これまでの容疑者で間違いなかった。

コブラのマークのドラッグも発見された。
内通者がいる事は確定した。

内通者

組織犯罪課の協力で、内通者がロハス刑事だと判明した。
組織犯罪課のデータに繰り返しアクセスし、麻薬捜査課とは無関係の事件にもアクセスしていた記録が残っていた。

ボイトは本人に直接内通者じゃないのか、と確認をしたがロハスは強く否定した。
確かに証拠は見つからず、携帯にもやりとりした痕跡はなかった。
暮らしぶりも汚職警官らしくなく、何よりケニーが認めている刑事だった。

そもそも優秀な刑事なら自分の痕跡を残す訳がない。

するとアントニオが、マルドナドが何度もいとこに電話しているという事に気づいた。
「そいつは薬物売買の公判待ちで保釈中だ」

いとこを逮捕し、マルドナドが汚職警官とニーモズというバーで会うと言っていたと吐かせた。

汚職警官

ニーモズで聞き込みをしたが、ロハス刑事の顔に覚えはないと言われた。
防犯カメラの映像に容疑者2名が映っているのを見つけたが、そこにもロハス刑事の姿は確認できなかった。

だが知ってる顔を見つけた。
レイだった。

ロハスにレイとの繋がりを確認した。
するとお金に困っていたから情報屋として使っていたという事を認めた。
同時にレイに騙されたという事にも気づいた。

数日間、鍵を渡して自宅に泊めていた。その時にIDを利用したのだろう。
「私は情報を漏らしてない」

隠れ家にドラッグを仕込んでいたのもレイだろう。

ペイバック

レイの彼女を脅して隠れ場所を吐かせ、中華街の艇置場に保管している船を見張った。
出てきたレイをルゼックとアトウォーターで追い詰めた。

レイはもうおわりだ、と銃を向けるルゼックに向かって歩いた。
手に銃はない。
「俺に撃たせるな!」
「正当防衛だった、俺は悪くない。奴は銃を出そうとした。だが見捨てられた」
レイはルゼックが助けなかった事を恨みがましく責めた。
「警官が刑務所に入ったら? すぐに殺されるさ」
その時、レイはポケットに手を入れた。
「撃つぞ!」
ルゼックは警告した。
「皮肉だよな」
レイがそう言った瞬間、アトウォーターが飛び掛かりレイを取り押さえた。
「何故撃たなかったんだ!! 撃つべきだった!」

ルゼックは何も言わなかった。

ボイトとオリンスキー

ボイトはオリンスキーに、ウッズに対抗する新たな作戦を提案していた。

ウッズがオリンスキーを殺人犯にする為に利用しようとしている、ルーベン・ギルブライトの不正行為を見つけて信頼を失墜させよう、と。

ルーベンはオリンスキーが遺体を移動した夜に、オリンスキーの車を荒らしていた。


オリンスキーが、ルーベンの居場所がピルゼンの更生施設だと掴むとボイトはルーベンには接触するな、と念を押した。
「バカは止めろ、大陪審の審査対象はお前だ。接触がバレたら証人買収を疑われるぞ」
ボイトは自分に任せるよう、住所を取り上げた。


その間にオリンスキーはこっそり退職願を提出すると、ボイトはすぐに気づきそれを心配した。
本気ではなく、内務調査部の動きを知るための炭鉱のカナリアだと説明した。
「却下されたら本気ってことだな」


ボイトは捜査の合間にルーベンと接触し、観察したがルーベンに不正行為は見つからなかった。
それどころか薬物を断ち更生して、妻と子もいる。
ボイトは、別の方法を考えようと、ありのままをオリンスキーに報告していた。

だがルーベンは匿名の通報によって麻薬所持で逮捕された。
ボイトに呼び出されたオリンスキーはその報告を受けて「かわいそうに」と言った。

「己の悪魔からは逃げられない」
ボイトがそういうとオリンスキーは、はっとした表情で何も言えなかった。

かんそう

ルゼックが巻き込まれ事故みたいな感じで、元刑事に恨みを買い、振り回されるという回でした。

レイは情報屋になりつつ、偽の情報を流したりしてじわじわとルゼックに復讐をしていたんですね。
とはいえほとんどいいがかりというか因縁つけてるだけで、ルゼックには復讐されるようなことをしたつもりはないから、なかなかそこまで気づけていなかったという。

そして最後はレイも仕込んだ訳ではないけど、自分と同じような状況にルゼックを追い込み、いっそ同じ目に遭わせようとわざと撃たれようと挑発しましたが、ルゼックにはアトウォーターという最高の仲間もいましたし、本人も冷静に引き金をコントロールしていたので、そう簡単にレイと同じ道をたどる事にはなりませんでした。

でもレイにもまったく同情できなくなかったりして、今回は最後までスッキリしないストーリーでした。

ボイトとオリンスキーも浮き沈みが激しいというか、2人とも守り合っているのに腹の探り合いみたいな距離感でもあって、もどかしい!!
お互い敵はウッズだよ!!
ボイトの罪は、一緒に隠そうと決めた時点でもう考えてもしょうがないからね。
2人で今までのように乗り越えて欲しい~


シーズン5 20話「救いの手/Saved」へつづく

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

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