あらすじ
Matt Dinerstein/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
ウッズは何としてもルーベンに証言させる気のようで、ルーベンは不起訴になっていた。
それを知ったオリンスキーは、自分に逮捕状が出たら放っておいてくれ、とボイトに頼んだ。
「俺たち2人の為だ。捕まったとしても証拠不十分で終わりさ。
しばらく俺が耐えればいいだけのことだ。それが俺たち2人の救われる道」
だがボイトはそんなことはさせまい、とルゼックに州検事事務所にいる知人を探らせた。
その結果、大陪審の招集と担当検事が知り合いのジェームズ・オーシャであることが分かった。
ボイトはオーシャに電話をかけたが留守電だった。
ルゼックを使いに出して、2人きりで会うアポイントを取ってくるように頼んだが、追い返されて戻ってくる。
「時間の無駄だ。当事者とは会えない」と言われて。
しびれを切らしたボイトは、直々にオーシャのオフィスに押し掛け詰め寄った。
「何故俺を無視する!? 借りを忘れたか!?」
その時、奥の部屋からしてやったり、とウッズが出てきた。
「いいさ、続けろ」
「ハンクは帰る所だ」
オーシャが庇うもバレバレだった。
「話させればいい、すべて法廷で使えるぞ。州検事補を脅したとな。
大陪審の審理まで待つか?」
さすがのボイトもしまった、という表情を隠せなかった。
「デニー、俺だけを潰せばいいだろ。アルは関係ない」
「だが不運にもお前の相棒だ」
俺を潰せ! とボイトが吠え、言い争いになりかけた2人をオーシャが止めた。
「自白しろ。
27年間ずっと、不正を働いてきたツケがついに回って来たのさ。まずはアルからだ」
ボイトはウッズに掴みかかろうとしたが、オーシャに宥められ部屋から出ていった。
ハナ
ボイトはハナ・ケイツという古い知り合いの少女に助けを求められ、伝言にあったカフェに会いに行った。
だがハナは具体的な話をする前に、気を変えたのかこっそり店から抜け出し、そのまま自動拳銃を持った男にシルバーの4WDに押し込まれてしまった。
ボイトとルゼックが車で追いかけると途中で銃声が響き、その音を辿った。
すると追っていたシルバーの4WDの一味が銀行で強盗を始めていた。
目撃者の話によると、犯人の中に女性はいなかったという。
何故ハナは強盗の直前にさらわれたのか?
ハナと強盗団の両方を捜す事に。
だがハナは具体的な話をする前に、気を変えたのかこっそり店から抜け出し、そのまま自動拳銃を持った男にシルバーの4WDに押し込まれてしまった。
ボイトとルゼックが車で追いかけると途中で銃声が響き、その音を辿った。
すると追っていたシルバーの4WDの一味が銀行で強盗を始めていた。
目撃者の話によると、犯人の中に女性はいなかったという。
何故ハナは強盗の直前にさらわれたのか?
ハナと強盗団の両方を捜す事に。
乱暴で荒い現場の様子から、犯人は強盗のプロではないと考えられた。
凶器の銃は特定できず、車も盗難車だった。
ボイトが見かけた自動拳銃は使われていなかった。
新たな強盗
今度はローガン・スクエアの両替所に強盗が入った。犯人は覆面姿でアサルトライフルを所持しており、3人組だった。
前回と同様の男2人に女が1人――。
防犯カメラには、顔は覆面で隠していたが明らかにハナが映っていた。
ハナも一味だった。
ウッズ
事件を聞きつけたウッズが署にやってきて、強盗殺人課に任せるよう命令した。ボイトは、ハナとの関係性からこのまま捜査を続けると認めさせたが、ウッズはその代わり今ある映像などの情報をマスコミに公開する、と言った。
「そんなことをしたらお決まりの銃撃戦で終わる」
ボイトは犯行を強要されているだろうハナを守りたかったが、ウッズには関係のない事だった。
「俺はすべて公開する。
ルーゴ部長はお前に電話しろと言ったが、会えるうちに会っておこうと思ってな。
お前とアルはじきに拘束される。
事件の犯人と一緒に、お前達も檻に入るんだ」
ウッズは、オフィスにいた仲間に聞こえる声で言って去って行った。
ハナの友達
ハナの叔母のアンから聞き出し、ハナの友人だというアディーを連行していたが、これまではルゼックを相手にずっと口を閉ざしていた。
そこでボイトが立ち上がった。
ボイトはアディーに、司法妨害罪や殺人の共謀罪を被せると脅し、あっさりと知っている事を吐かせた。
男達のフルネームは知らないがマイクとTT。
マイクはハナの彼氏。
2人は愛し合っていて、ハナは暴力を受けたりしているわけではない。
ボイトはアディーの言う事を信じた。
犯人達
アディーの情報を手掛かりに、男2人の身元を突き止めた。
TTはトレント・ターガディ33歳。首にTのタトゥー。
ハナの恋人は、マイク・シェフィールドだった。
トレントには何度も保釈金を払っているいとこのウォーレンがいた。
今もウォーレンがかくまっているかもしれないと押し込み、まんまとTTを逮捕した。
ボイトはTTを容赦なく殴り、脅して逃走したマイクとハナの行き先を聞き出した。
「行き先は知らないが30番通りで別れた。
カネを盗むだけの予定だったのに、マイクが発砲しやがって映像まで公開された。
だから逃げようと。
ハナも誘ったがマイクを愛してるから裏切れないと言われた」
いきさつ
いよいよマイクとハナを追い詰める段階となり、ボイトは最悪の可能性を避ける為、なんとか先回りして穏便に済ませようとしていた。
最後までハナを守ろうとするボイトにアントニオは、自分が名刺を渡していたからハナに罪悪感があるのか? と確認した。
「俺は渡してない。妻が渡した」
実はハナは教師だった亡き妻、カミールの生徒だった。
当時7歳だったハナは、その頃から家庭環境のせいで問題児ではあったがカミールのお気に入りで世話をするようになっていた。
カミールが病気になると、その役目をボイトが引き継いでいたのだが、ジャスティンが死んだ後から様子を見に行かなくなっていた。
結末
ジャクソンビルの車販売店でハナとマイクが発見された。
ボイトは店内に逃げ込んで発砲するマイクをチームに引きつけさせている間に、裏から店の中に侵入した。
なんとか穏便に済ませようと、中からマイクとハナを説得する。
「外は警官だらけで、銃を持ったまま外に出れば一瞬で殺される。一緒に助かる道を探ろう。
ハナ、良く聞いてくれ。この数年力になれず悪かった。
代わりにマイクが君の側にいてくれたんだろ。
だが彼は君を誤った道に導いてる」
だがボイトの言葉は無視され、マイクはハナを連れて銃を向けたまま店の外に出て行った。
武装した相手に、特捜班や警官らは容赦なく銃で応戦するというのに。
ボイトが外に出た時は、ハナはすでに地面に倒れていた。
「そんな」
ボイトはハナに駆け寄り、抱き寄せながらすまない、と言って泣き崩れた。
かんそう
ウッズのボイト潰しの大詰めが淡々と進行する中、ボイトの知り合いの女の子が事件に巻き込まれるという、ボイトにとっては踏んだり蹴ったりな回でした。
しかも亡き妻との想い出がいっぱいある存在だったのに、またボイトのプライベートを知る存在が1人亡くなってしまいました。
私は弱るボイトはあんまり見たくないんですけど、世間的にはこういった情を前面に出す方がウケがいいんだろうな。
ウッズとの攻防は、ドキドキハラハラで面白く感じるけど。
シーズン5 21話「忠義/Allegiance」へつづく
登場人物はこちら
しかも亡き妻との想い出がいっぱいある存在だったのに、またボイトのプライベートを知る存在が1人亡くなってしまいました。
私は弱るボイトはあんまり見たくないんですけど、世間的にはこういった情を前面に出す方がウケがいいんだろうな。
ウッズとの攻防は、ドキドキハラハラで面白く感じるけど。
シーズン5 21話「忠義/Allegiance」へつづく
登場人物はこちら
(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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