あらすじ
Code Red: No Matter The Cost | Season 1 Ep. 6 | THE RESIDENT
コンラッドとバレエダンサー
コンラッドはナイジェルというバレエダンサーの患者と出会った。
ナイジェルは足を痛めていたが、それ以上に痩せている事から摂食障害だと思われがちである事を心配していた。
「栄養失調じゃなくて、消化器官の痛みで食べるのが苦痛なだけ。
10年以上経つけど誰にも原因は分からない」
これまでいろんな検査を受けてきた結果なので、それについての検査はもう必要ないと主張した。
コンラッドは、痛み止めを求めるナイジェルに根本治療をしないと繰り返すだけだ、と説明した。
「この栄養状態ではダンサーとして体が持たない」
「諦めろと?」
「俺に24時間くれ。原因を探る。君のキャリアの為に」
ところが、コンラッドが席を外している間に医師達がナイジェルを囲んでいた。
どうやらウィルモット医師が手柄を横取りしようと、様々な検査をしようとしていたのだった。
コンラッドは、検査の必要はなく今資料を取り寄せていると説明しても無駄だった。
「私が判断を下す。もう私の患者だ」
その後、ナイジェルは麻痺を起こして騒ぎになっていた。
大腸内視鏡検査の下剤が原因のようだった。
それなのに、ウィルモットは現場にもいなかった。
コンラッドはウィルモットを探して「虫垂」呼ばわりした。
「何の働きもしておらず、なくても困らない。
そういう医者がいる」
ウィルモットはナイジェルを悪化させた事を悪びれず、さらに検査をするようにコンラッドに言った。
「彼の話も聞かずに?」
コンラッドはただ指示を出すだけのウィルモットを批判した。
検査の連続や麻痺騒動などでナイジェルは、来た時よりもぐったりしていた。
コンラッドは、検査を避ける為ナイジェルを病室から連れ出した。
ナイジェルはなぜかコンラッドを信用していた。
コンラッドはマンモグラフィの待合室にナイジェルを連れて逃げ込んだ。
「医者があまり来ない場所だから」
ここで落ち着いてナイジェルの話を聞く。
コンラッドは資料すべてに目を通したが、原因はつかめていなかった。
「検査の結果よりも、必要な事を知る事が出来る」
バレエの話など聞いていると、コンラッドの父親とハンターが側を通った。
とっさに身を隠したコンラッドを見て、ナイジェルはバレエダンサーと父親の確執もすごいぞ、と父親の話を始めた。
するとその話の中からコンラッドはヒントを得た。
「バレエを嫌いアメフトを無理やりやらされていた。
砂を詰めたバケツを持っての階段をランニング。
脚が燃えそうだった。
肺も爆発寸前でね。
15歳の時に死ぬかと思った」
すぐに思い当たるレントゲン写真を確認した。
「痛かったのはみぞおち周辺?」
「どうして分かった?」
コンラッドはやっと原因をつきとめた。
「正中弓状じん帯圧迫症候群かも」
すぐにナイジェルの投薬治療が始まった。
コンラッドの見立て通りで、すぐに痛みが楽になった。
ナイジェルは、10年以上の痛みからやっと救われ、涙を流して喜んだ。
解決したと知ったウィルモットは、それでもコンラッドを認めなかった。
「天才を気取るな。
ルールを曲げて患者を殺すようなことがあれば、我々が総出でお前のキャリアを潰すからな」
「大勢で俺を潰そうなんて、面白い事を。
覚悟してください。
3秒後も腕を掴んだ手を放さないなら先生をER送りにしますよ」
ウィルモットは素直に手を放した。
オカフォーとニック
オカフォーは夜、自宅の前で強盗に銃を向けられていた。
だがその相手が近所の18歳の少年アティバだと分かるとオカフォーはバッグで殴り掛かり、返り討ちにしていた。
アティバは鼻骨骨折と脳震盪の恐れがあり、オカフォーが自ら病院に搬送した。
持っていた銃はオモチャだった事から、警察沙汰にするつもりはなかった。
アティバのケガに問題はなかったが、薬物の離脱症状で暴れ出してしまった。
ニックは落ち着いたアティバを自宅に送る事にした。
実は両親に連絡をしても迎えに来てもらえなかったのだ。
するとその様子を見たオカフォーが、そこまでする必要はないとニックを止めた。
それでもニックが聞かないと分かると、オカフォーも同乗する事にした。
アティバはこれをきっかけにクリーンになると、決めていた。
自宅に送り届けると、母親が特にアティバに対しての信頼を失っていた。
「もう助けないわ。あんなの息子じゃない」
これまでハイになって実家の店にも強盗に入っていたという。
ニックは懸命にアティバの立ち直りたいと言う気持ちを説明し、アティバはやっと家に入っていった。
オカフォーはニックの様子を見て、身内に依存者がいたのではないかと気づいた。
「妹よ」
だから、アティバを気にかけていたのだった。
オカフォーは事情を知ると、ニックを非難したことを誤った。
「避難してた?」
「心の中でね」
「なるほど」
妹はもうクリーンになって1年だという。
ついでにオカフォーは、ジュードと寝ているのか? と尋ねた。
「ジュードはいい友達よ」
「じゃあ私とコンラッドがいい友達になってもいい?」
ニックが驚いて何も言えないでいるとオカフォーは言った。
「冗談よ」
そこへ電話がかかってきて、帰宅を急ぐオカフォーはニックに送ってもらった。
アパートに到着するとオカフォーを見知らぬ親子が出迎えた。
幼い娘を抱く父親だが、その娘は具合が悪そうだった。
「娘の嘔吐が止まらない」
オカフォーの部屋に入ると、そこは簡易な診察所のようになっていた。
気になってついてきたニックに気づくとオカフォーは手伝いを命じた。
「吐き気止めを1錠出して。引き出しの一番下よ」
大き目の引き出しの中には、薬が詰まっていた。
ニックは初めてオカフォーの自宅を見て、裁縫が得意な事などを知り驚いた。
もちろん、自宅治療をしていることについても黙ってはいられなかった。
薬は病院のサンプルだというが、あきらかに違法行為で免許剥奪もありうる。
オカフォーは承知の上だと言った。
小さな診療所はどんどん潰れてる。
アメリカで外科医をしている叔父を尊敬していた。
だがナイジェリアでの休暇中に心疾患で倒れ、まともな処置がされずに帰らぬ人となっていた。
オカフォーはそんな患者を減らしたい、一心のようだった。
「こんなに言葉数の多いあなた、初めて見たわ」
「今日だけよ」
2人は笑い合った。
ベル
ベルは、副作用を恐れて薬を飲むのを止めていた為、再び手が震えるようになっていた。
アーサーに、「友人の話」として引き続き相談をすると「生活に支障が出るなら脳外科手術が必要だ」と言われてしまう。
開頭手術にはリスクがあった。
ベルは、CEOに呼ばれてセント・グレースのカーヴァー医師と会うように命じられた。
CEOはカーヴァーを引き抜くつもりだった。
ベルはカーヴァーに院内を案内した。
その際に、カーヴァーが手術ミスや合併症について重要視している事が分かった。
「今の病院は責任に対する意識が欠けてる。
手術ミスの発生率すら把握しようとしない」
透明性のある病院を望んでいる、ベルはそう確認した。
カーヴァーは、ベルの症状を知っているのか「毎回合併症を理由に患者を死なせる医者がいてね」と話した。
「真実は手術室の中に」
ベルはCEOにカーヴァーが医療ミスを公表したがっていると報告した。
それを聞いたCEOは即座にカーヴァーの引き抜きを諦めた。
その時、コンラッドの父親マーシャルがやってきて投資の見合わせを伝えた。
ついでに、コンラッドの居場所を尋ねた事から、CEOとベルは初めてコンラッドの父親がマーシャルだと知った。
驚きながらもベルは何も変わらないさ、と言った。
だがCEOは違った。
「変わるわよ。
ノーがイエスに変わるかも。私ならできる」
コンラッドと父親
コンラッドと父親は、ダイナーに行ったがコンラッドは一切歩み寄ろうとせず、テイクアウトのオーダーをしてすぐに店を出ていた。
その後、父親は病院までコンラッドを訪ねた。
実は投資など最初から興味はなく、偵察に来ていただけだった。
父親の狙いは、病院の開業だった。
「小さな私立病院だ。そこでお前に働いてもらい、経営も任せたい」
研修後、自由に出来ると言われてもコンラッドは喜ばなかった。
コンラッドとニック
コンラッドは、ジュードがニックにお気に入りのネックレスを掛けてあげている所を偶然見てしまった。
それは、ニックがラウンジに落としていたのをジュードが預かっていただけなのだが、何も知らないコンラッドにとっては、2人が親密な関係になったとしか映らなかった。
以来、コンラッドは2人に冷たく当たってしまう。
ニックがジュードの事を説明しようとしても、君の人生だ、と聞かなかった。
それに「俺たちの関係はもう終わってるんだろ」と言われるとニックにも何も言えなかった。
リリー
リリーの骨髄移植が決まった。
ニックは、担当のデヴォンを呼び出し、ハンターへの不信を診療所の写真と共に伝えた。
「彼女は過剰な治療で保険金詐欺をしている」
ハンターを一流の医師と信じて疑わないデヴォンには、すぐには信じられなかった。
デヴォンは2人の不仲が影響しているのではないか、とニックに言った。
「とにかくリリーに気を配ってね」
リリーの移植準備に取り掛かろうとしていると、デヴォンはリリーが心配そうにしているる事に気づいた。
「時間はある、話しを聞くよ」
デヴォンは車椅子を止めて、リリーと向かい合った。
リリーは、手術には死ぬ確率もある事や合併症などの悪い事については誰も説明してくれない、と不安を訴えた。
デヴォンは、リリーの全項目検査をやり直す事にした。
看護師に「ハンター先生の診療所で完了している」と言われても、念の為やらせた。
リリーを少しでも安心させる材料が欲しかったのだろう。
検査結果が出た。
デヴォンが確認をすると、急性腎不全になっていた事が分かった。
「ありえない」
看護師ですら驚いた。
「まさか見落とし?」
「移植したら死ぬ。処置をしないよう伝えて」
ハンターは、ミスをした職員を解雇するといってデヴォンを褒めた。
「あなたはリリーの命を救った。お手柄ね。
最高の医師になるわ」
でもデヴォンは素直に喜べなかった。
今度はデヴォンがニックを呼び出して、リリーの検査結果の事を報告した。
「君は正しい」
尊敬していたハンターに裏切られて、ショックを受けていた。
「ひどいよ。あの状態でリリーに骨髄移植を」
リリーが移植に耐えられない状態である事を、ハンターが知らなかったはずがない。
なのに、誰かのミスだと誤魔化した。
デヴォンは何故知ってて移植しようとしたのか? と怒鳴った。
「スーパーボウル並みの大きなお金が動くの」
「君の言う通り、なんとかしなきゃ」
これでニックに1人、仲間が増えた。
7話「駆け落ち/The Elopement」へつづく
かんそう
すっかりコンラッドが嫉妬モードになってしまって、ジュードはもちろんニックにもスネ夫状態。
仲良し同僚感が良かったのに、つまんない~。
まあ、コンラッドとニックはすでに別れているとはいえ、親友の元カノにちょっかいを出すんだもん。ジュードが悪いんだよねぇ~。
そしてニックも、コンラッドとの関係どうしたいのかよく分からなくもある。
と、私生活はイライラコンラッドだけど、仕事はきっちりしていました。
ナイジェルの診断は、人情派コンラッドならではって感じで、面白かった。
それにしてもコンラッドは敵多いなw
でもコンラッドって実は、お坊ちゃんだと判明しましたからね。
お坊ちゃんで、イケメンで凄腕医者って無敵じゃない?
しかも今シングルだよw
毎週コンラッドを見るだけで幸せなんだけど、今回はあんまり笑顔がなかったのが残念でした。
オカフォーの自宅診療所、びっくりしましたが最後ニックと笑い合って終わってましたけど……。
それでいいの?w
まあ、オカフォーはほんとに人助けしてるだけだろうけど。
でもバレて問題になるフラグバリバリで怖い。
ハンターは、いよいよボロが出始めて、信者デヴォンも裏の顔を知ってしまいました。
あとはコンラッドを味方にしたいんだけど、なんせ今ジェラス・タイム入ってるから……。
ハンターのストーリーは結構太い軸なようなので、もう少し時間かかるのかな。
それにしてもリリー、殺されかけていたとは……。
ハンターってやっぱりベル以上に悪人だわ。
7話「駆け落ち/The Elopement」へつづく
2 件のコメント:
ジェーン洞さん、こんばんは!
バレエ・ダンサーのナイジェル。あの一筋の涙! あのシーンには感動しましたヨ。(;_;)
もはやコンラッドは Dr.ハウスと同レベルじゃないかな?(って、違う医療ドラマと比較しても…)
オカフォーは違法行為しているのが見つかってしまったけど、これは次があるのか?
このままで済むとは思えないんですけど…。
コンラッドの父から私立病院設立の話。いろいろなしがらみある今の病院より絶対やりがい
あると思いますが、コンラッドはどうするんでしょうね。今の環境に留まって、ベルや他の
医師と対立しながら続けるのか? あえて、そちらを選ぶなら、どうしてなのか?
コンラッドの考えが知りたいですね。
ニック対ハンターは次第にニックが有利? なのか??
ハンターもずる賢い感じなので、なかなか尻尾を出さないですけど、リリーを死なせても
カネなのか? と思うと、おそろし過ぎますって。((((;゚Д゚))))
white Dragonさん
コメントありがとうございます!
オカフォーの違法行為はこの先の展開フラグが立った感じですよね。
オカフォーは手先は器用だけど、心は不器用というアンバランスさが憎めず、好きなキャラなのでつらいシーンはあまり見たくないのですが。
コンラッド父からの誘いについては、あれだけ父親を嫌っているのでコンラッドは乗らない気がしますね。
とにかく父親と離れた所でやりたい、とコンラッドが言っていた通りだと思います。
とはいえ、この先父親との関係に変化が起きればそこまで意地を張る必要はなくますが、その時には「患者がいるから~」みたいな理由で残るパターンかな~と。
コンラッドに制限がなくなると、このドラマが終わってしまうような気がしました!
がどうなるでしょうねw
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