あらすじ
NCIS CBS 15x12 Promo Dark Secrets Sneak Peek
2018年1月25日(木)~FOXジャパンでシーズン15 日本最速放送(全24話)
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前回:11話 「ルイス&チャーリー/High Tide」へ
大尉首釣り遺体発見
海軍法務部(JAG)のメリッサ・ニューホール大尉が自宅で首を釣って死んでいたのを、誕生日を祝いに来た両親が発見した。
両親は、自殺するような娘ではない、と事件性が高い事を主張した。
結婚を控え、両親との仲も良く、予兆もなければ遺書も見当たらなかった。
しかし、メリッサの身体は新旧のアザだらけだった。
DVを受けていたのかもしれない。
死亡時、鎮静剤ジアゼパムを飲んでいたが自宅に処方薬はなかった。
誰かに飲まされたのか?
上官はギブスがテンション低く言う「あいつか」のバド・ロバーツ大佐。
婚約者のデヴィッドはすぐに連絡が取れなかった。
動画日記
メリッサのPCをマクギーが調べるが、「ネット通販」「映画のレビュー」「地元の新聞」とすぐに自殺につながるような履歴はなかった。
だが、アプリの動画日記が見つかる。
ほぼ毎日の記録が残っていたが、死の3日前から記録がなかった。
最後の動画に映っていたのは、マリッジ・ブルーを感じながらもポジティブに話すメリッサだった。
とても自殺を考えている風には見えなかった。
上官バド・ロバーツ大佐
ギブスが上官のロバーツ大佐に会いに行った。
するとメリッサが数年前、法廷で相手側の下士官に脅されていた事を知る。
カルロス・ヴァレンシア。軍法会議は2015年6月。
良くよく調べると、ヴァレンシアは2週間前に釈放されていた。
当時の動画日記をチェックするが、メリッサ自身は左程深刻に受け止めていなかった。
婚約者デヴィッド
連絡の取れなかった婚約者デヴィッドを連行した。
デヴィッドは急な出張でNYへ行っていたのだった。
メリッサの自殺を聞いたデヴィッドは、ここ数日様子が変だったが、マリッジ・ブルーだと思っていたとショックを受けていた。
身体にあるアザについて確認すると、実はメリッサから結婚まで純潔を守ると言われていて、身体の関係はなく気付ける機会はなかったと言う。
しかし、検死結果でメリッサの体内からDNAが採取されていた。
72時間の内に性交渉をしていたのだった。
相手が婚約者ではないとなると特定を急ぐ。
そしてその後、ヴァレンシアにもアリバイが確認されていた。
友人ケリー
メリッサが最後に通話していたのが地元の友人ケリーだった。
トーレスがメリッサの自宅に到着したケリーに話しを聞いた。
ケリーが言うには、メリッサの周辺に男性がいた事は昔からなかったという。
恋人はデヴィッドが初めて。
実は、異性にも同性にも興味がなさそうだったと言われる。
メリッサには親友も知らない、親密な存在がいたと言う事になる……。
リタ
メリッサの通話履歴からプリペイド携帯の番号でリタと言う女性も発見していた。
だが、リタは職場にも居なければ、両親もメリッサも知らない名前だった。
するとビショップが、メリッサの動画日記とリタの留守電メッセージの声が同じである事に気づく。
リタの携帯位置情報から、チェスターフィールド・ホテルにある事を突き止め捜索をした。
ホテルの受付けは、メリッサの写真を見てリタだと言った。
部屋の中には、メリッサの物とは思えないセクシー系の服やSMグッズが残されていた。
そしてメリッサ名義のジアゼパムのボトルも。
発見したリタの携帯にも動画日記が残っていた。
その中でメリッサは、バリーという男から受けた痛みがたまらない、とセクシーな格好で言っていた。
メリッサには隠された裏の顔があったのだった。
複数の男性名の通信履歴から、最後に接触したと思われるバリーを捜す。
だが逃げも隠れもせずバーで飲んでいたバリーは、空港の荷物係という職業柄、監視映像でのアリバイがあると主張した。
トラウマ
再び友人ケリーを呼び出し、ビショップとスローンはメリッサが二重生活を送るようになったきっかけに心当たりがないか尋ねた。
大抵の場合、なんらかのきかっけとなるようなトラウマが関係していると言う。
メリッサの別の顔にショックを受けながらもケリーは、心当たりはなくただ両親に隠し通す事ができないのか、と心配をした。
「お願い、メリッサは人に知られたくなかったのよ。彼女の気持ちを尊重したい」
その後、メリッサとリタの動画日記を分析したスローンは、リタが痛みを求めるのは自分を罰してる証拠だとギブスに伝えた。
日記をつけるのも、自分の声が届いていないと感じる強迫的なものだろう。
若い頃に植え付けられた記憶。
幼い頃の日記もあるはず。きっとその中にきかっけが見つかる。
ギブスとスローンは、メリッサの自宅を訪ね両親に日記を探してもらうよう頼んだ。
その際に、父親から実は10代の頃突然メリッサがグレていたと聞く。
盗み、酒、サボリ。
それが高校最後の年になると突然改心したように更生していた。
その理由が知りたくて、日記を盗み見た事があったのだが最初の10ページしか読んでいなく、理由はわからないままだという。
地元の新聞
日記騒動に気を取られていたマクギーは、メリッサのPC履歴にあった「地元の新聞」を掘り下げる事を思い出して、再開していた。
するとそれが大失敗だった事に気づく。
メリッサが見ていたのは、「性的暴行の疑いのあった教師の遺体が14年ぶりに発見された」という記事だったのだ。
14年前ならメリッサは10代。
小さな町で高校は1つしかないとなると、メリッサも被害者だったと考えられる。
日記
結局、メリッサの古い日記は婚約者が見つけてくれた。
そこには、教師ポールへの愚痴と「ケリーと私が懲らしめる」という内容が記されていた。
恐らくケリーも被害にあっていたのだろう。
そして2人で教師を殺した。
新聞が公開されてからの3日間、日記がつけられていなかった。
そして死亡――。
スローンは教師殺害がリタを生んだきっかけだと言う。
14年前の出来事の罰として危険な性交渉を追い求めた。
昔と今の秘密が暴かれるのを恐れて、メリッサは自殺したとスローンは断定したが、ケリーが口封じをした可能性もある。
真相
ギブスとスローンは、ケリーを取り調べ室に呼んだ。
これまでと違い威圧感のある部屋にケリーは緊張した。
日記から教師殺しを知ったと伝えると、ケリーは誤魔化しはしなかった。
だが、あくまで事故だったという。
殺すつもりはなく、脅す目的で森に呼び出していた。
喜んで現れた教師は、2人にロープで縛られる事にも興奮していた。
だが、カメラで撮影すると気づくと取り乱した。
そこへ「生徒へのイタズラを認めないと拷問する」と脅したのだが、そのまま心臓発作を起こしてしまった。
演技ではないと気づいてあたふたしているうちに死んでいたという。
その埋めた遺体が見つかったというニュースを見て、ケリーがメリッサに連絡をしていた。
うろたえたメリッサにバレる訳がないと説得したが、メリッサは安心しなかった。
誕生日当日にも電話をすると、「人生終わりだ」と言って電話を切られたので、心配して家に尋ねていた。
合い鍵を使い、セキュリティ・アラームを解除して中に入るとすでにメリッサは死んでいた。
手書きの遺書があったが、教師殺しの告白が書いてあったのでケリーはそれを持ってその場から去っていたのだった。
だが、遺書はまだ残してあるという。
ケリーは、当時の状況や年齢を考慮されて裁かれるだろう。
両親に真実を伝えるというギブスに、スローンも同行した。
こういう類の仕事はいつまでも慣れない、というギブスにスローンは、秘密を抱えるのは苦しいものよ、と言う。
そんなスローンにギブスが言った。
「俺の勘じゃ、君も経験がありそうだ」
つづく
かんそう
だんだんスローンの立ち位置が落ち着いてきた感じがしました。
これ位が程よい……と思いつつもまた、最後にスローン・ストーリーのフラグがちらっと見えたのでまたゴリ押し来るのかも。
今回は、自殺が他殺じゃないのかと思わせて、二重生活を送っていたというショッキングな真実と、更に過去の教師からの虐待、教師殺しというどこまで連鎖するのよって位、実はハードで陰な人生を送っていたメリッサの物語でした。
しかも自殺で締めると言う最後まで自分にも周囲にも辛い選択をして。
日記の様子から見て、本当に真面目で良い子だったんでしょうね。それ故、教師が許せず何かしようと立ち上がり、でも事故が起きてしまいその罪を忘れる事が出来なかった。
友人のケリーも、同じようにとても良い人で、メリッサだけに罪を被せようとしていた訳でもないですが、メリッサとの違いは「罪を忘れる」事が出来た……という感じでしょうか。
だからといってケリーを責める気にもなれない、解決しても気が晴れない複雑な事件でした。
面白かったです。
事件はハードな展開でしたが、そんな中にもほのぼの要素はありました。
マクギーの双子ちゃんの成長が日々写真で自慢されているのとか、5年毎のID写真の切り替え騒ぎとかw
といっても騒いでいたのはトーレス1人で、どうやら写真映りが苦手? らしく、前回もブサイクで5年。
今回やっとチェンジとなってもまたブサイクな仕上がりにご立腹。
ビショップは写真映えしてるし、ギブスに至っては、古い写真じゃねーかよとクレームを入れてw
1人で騒いだ挙句、ちゃっかり人事部の新人ジョディに頼んで通常認められないはずの撮り直しをしていましたw
その写真が、ブロマイドっぱりのプロの出来栄えで、確かにイケメンだけどウケましたw
何処で用意したのかしらw
でも確かに、「ここで撮ると何割増し!」という女子御用達の証明写真店ってある!
トーレスならそういう女子の列に並ぶのも、平気そうだわw
登場人物はこちら
前回:11話 「ルイス&チャーリー/High Tide」へ
(文:ジェーン洞)
2 件のコメント:
今回のエピソードは、動機がありそうな人物が続々出てくるも、次々その可能性が消え、最後まで何かどんでん返しがあるのでは? と思わされる回でした。誰もが救いを求める、やるせないエピソードでした。
スローンの関わり具合については、ジェーン洞さんと同意見です。このくらいが見ていてもしっくりときます。古い日記の存在に目をつけた辺りは、スローンならではな感じかと。
リタの声とメリッサの声が似ている! とビショップが気づくシーンがなければ、この事件はもっと混迷していたかも。
そんなやるせないエピソードでも、トーレスの ID 写真についてのところ。写真の写りが悪いとブチブチ文句言うトーレスが、ギブスに古い写真を使い廻してるじゃないか! って食って掛かるも、ギブスは我関せずで、新しい ID をトーレスの手から何も言わずもぎ取ってしまう。ギブスらしいなぁ、って笑っちゃいました。
ギブスがマギーの双子の写真を覗き込むのも、以前のギブスではあまりなかった光景。歳を重ねて丸くなったかなぁ、とも少し思いました。
重い事件の中にもユーモアを少し。この配分が NCIS の魅力です。
White Dragon様
コメントありがとうございます!!
私もNCISの魅力は、事件の合間にもほのぼのしたチームの雰囲気が伺える所だと思います~。
White Dragonさんのおっしゃるとおり、ギブスも見所ありましたね!
ビショップがリタとメリッサが同一人物と気づいたのは、確かに大きな出来事でしたよね。
ビショップは頭が良く、安定しているのでまだまだ暴走の心配のあるトーレスとのペアは、結構はまっているように感じました!
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