モダン・ファミリー　シーズン8　14話「 夢の顛末/Heavy Is the Head」【Modern Family】

ダンフィー・タワーの着工式をしていると、近くの大学の敷地を広げたいから土地を売って欲しいと声を掛けられる。

売ればすぐに儲けが出るが、義理の息子の夢の為だとジェイは即答で断った。

フィルはジェイの気持ちに感動するが、それは価格を釣り上げる為の作戦だった。

もちろん、フィルには売る気はなかった。

しかし、いざ工事が始まるとすぐに問題が発生する。

地面のすぐ下に下水管が通っていて、何故かメタンガスが充満していたのだった。

処理費用に6桁はかかり、諸手続きで工期も1年は遅れると言われてしまう。

同じように呼び出されていたジェイに知られてはマズイと、フィルは誤魔化そうとするが、すぐにぬかるんだ地面に足をはめてしまい気づかれる。

2人は、土地を買いたがっていた男を捜し、買わせるように仕掛けた。

だがすでに下水問題を知っていて、興味を失っていた。

どうしたもんか、と土地に戻ってフィルとジェイは今後について相談し、駐車場を目指す事にした。

カフェでのバイトが楽しくなってきていたアレックス。

わざとオーダーを間違えて、他のバイトと仲良くなっていた。

Aドッグと呼ばれ、夜一緒に飲もうと誘われる程に。

しかし、店長が決めたシフトが発表されると都合が悪くなり飲み会は中止になってしまう。

せっかくリア充になれると思ったアレックスは、バイトを代表して店長に意見を言いに行く。

シフトは従業員と決めて欲しい、と。

すると、店長はアレックスのアイデアに感動し、アレックスを副店長に任命した。

その結果に、バイト仲間は裏切りを感じた。

自分達の為に、とあたかも恩を着せつつちゃっかり出世に利用された、と。

せっかくできた友達は、あっさりと離れて行ってしまった。

アレックスは店長に訴えた。

店で2番目に偉いなんて、責任と孤独が増しただけだ、と。

すると店長は、自分はもっと孤独だと不満をぶちまけた。

「僕が夢見ていたのは……、街で一番のドラマーだ」

そしてエプロンを外すと、辞めるといい、アレックスを店長にした。

残りのバイト2人を家に誘って店を出て行った。

アレックスのバイト先に、ヘイリーと待ち合わせしているマニーがやって来た。

マニーはバイト達の間で「毎週金曜日に来るオーダーが面倒なおじさん」と呼ばれていた。

マニーは、ヘイリーにゲーム・オブ・スローンズ講座をする為に、大荷物だった。

ヘイリーは見た事もないのに彼に話しを合わせて、コミコンに行く羽目になっていたのだった。

意外な事に、マニーが説明をしていくとヘイリーはどんどんGOTの世界に引き込まれて行った。

そしてノリノリでカリーシ、デナーリスのコスプレに着替えて行った。

クレアの誕生日の日。

グロリアは、毎年なかなかクレアに喜んでもらえない為、今年は特に喜んでもらおうとはりきり、クレアの仕事場に押しかけた。

ちょうど会社では、経費削減の影響で社員達がクレアに不満を募らせていた所だったので、クレアはグロリアが用意した豪華な食事にシャンパン、出張マッサージ＆ネイルを完全に有難迷惑に感じていた。

話しがあるならいつでも部屋に来て、と社員に言ってたはずのクレアなのに急にドアを閉めて中を覗けないようにして隠れている。

社員達は不審に思い、尚更クレアの部屋に押しかけた。

クレアは両者に挟まれ、耐え切れなくなり爆発してしまう。

グロリアには「こんな事をしている場合じゃない」とはっきりと言った。

そこへ社員もバリケードを越えて入ってきた。

クレアは、言い訳をせずに批判をすべて受け入れようとした。

するとグロリアが社員達に怒りだした。

クレアは会社の為に無休で働いて、夜も会社の事を考えて眠ってない。

だからこんなに、ボロボロなんだ。

たまには贅沢してもいいでしょ！

社員達は圧倒されたのか、納得したのか大人しく部屋を出て行った。

そしてクレアはグロリアに抱き着いて、礼を言った。

グロリアは今年こそ、誕生日のクレアを喜ばせる事が出来た。

ミッチェルとキャメロンは、リリーの科学の宿題で揉めていた。

キャメロンはメカの扱いに自信があるから、リリーにさえ手伝わせずに1人で宿題の「ピタゴラ・マシーン」を作っていた。

しかし、自信満々で出来上がったマシーンを作動すると大して派手な動きはなく、想定外の作動によってキャメロンの頭にフライパンと鍋が当たって座り込んでしまった。


心配したミッチェルは、キャメロンにMRIを受けるよう病院に連れて行った。
ところが、閉所恐怖症のあるキャメロンは抵抗をした。

実は子供の頃、井戸に落ちてしまったが、同じ日に幼児も転落していた。
全米が幼児救出に注目する間の1時間、キャメロンは井戸に挟まっていたのがトラウマになっていたのだった。

ミッチェルはキャメロンを安心させる為、自分がまずMRIに入って見せた。
平気な振りをしたが、実際は怖くて泣いていた。

勇気をもらったキャメロンは、気を紛らわす為のヘッドフォンをして挑戦する。
耳から流れる「犬との物語」に最初はいい感じだったが、その内容がすぐにおかしくなっていき、「18日間生き埋めになった男性とその愛犬の話」となると「助けて！」と暴れ出て病室を飛び出した。


ミッチェルは屋上にいるキャメロンを見つけた。
ミッチェルはなんとかしてキャメロンにMRIを受けてもらおうと説得する。

そして、話しをしていていいアイデアを思い付いた。


キャメロンはなんとかMRIを大人しく受けていた。
それは、井戸に落ちた時の支え、消防士が励ます為に見せてくれた人形の手をミッチェルが再現したから。

ピタゴラ装置に比べると、かなりシンプルな構造だったが側につきそえなくても、ミッチェルが操作する手がひらひらと動いて、キャメロンを慰めた。


つづく