あらすじ
2016年6月14日~FOXjapanにてシーズン4日本初放送(全23話)
主婦転落事件
約10か月前。
自宅の2階の手すりから転落して、1児の母親リサ・ソングが死亡した。
結婚3年目の記念日に娘をリサの母親に預けて食事に行く予定だった。
夫のケンは先に出かけて飲んでいた為、当日の記憶は曖昧だった。
最初は、喧嘩して自分が突き飛ばしたと証言していたが、その後記憶はないという供述に切り替えている。
ケンの弁護人は、シャロンの元夫のジャックだった。
対するのはアンドレア。
ジャックは無実の証拠があると突然言い出した。
自白ののち、無実を主張という展開に怪しむ重犯課は、この事件を洗い直す事に。
シャロンは元夫絡みだから拘ると思われる事を気にしていたが、プロベンザがあの人なんて知りませんと、気づかった。
現場検証
自宅の該当する場所から、何度かダミーの人形を落とす。
しかし、なかなかリサの落下ポイントに近づかなかった。
ドクター・モラレスも現場へ出向き、リサの死因を説明する。
落下の前に出来ているアザも確認できた。
何等かの争いがあったのは確かだろう。
活動計を着けていた事から、即死ではない事も分かった。
午後7時台に口論による心拍上昇、その後は下降し続け、3時間後に消えた。
それは帰宅した夫が眠り込んだ頃だった。
夫はリサの死体に気づかない程泥酔していたのか、靴下はリサの血で汚れていた。
スーツケース
2階の廊下にスーツケースを確認するが、当日からあったという。
リサは家を出ようとしていたのか?
リサの着ていたブラウスにはかかとの跡があった。
それに気づいてサイクスがダミー人形を蹴り落とした時、落下ポイントが重なった。
リサは蹴られて落ちていたのだった。
証拠
ジャックが持ってきた証拠というのは動画だった。
バーで大勢の女性が映っている中に、逮捕時の服装のままのケンが映っていた。
1月22日午後7時47分。
活動計の日時の表示を信じるならリサ落下の1分前の時間だった。
確かに、完全なアリバイになる。
判事にも動画を見せると、情報を伏せていた事を指摘される。
ジャックは真偽の調査に時間がかかったと言い訳をし、アリバイを認められる。
アンドレアは、あと16時間で更なる証拠の検証は無理だと追い詰められる。
動画を検証する時間を1日だけ与えられ、明日1時30分に公判の再開となった。
突然の展開に、アンドレアはリサの母親と妹にケンが無実になりそうな事を責められた。
バタースイーツ
動画を検証して、バーを突き止めた。
リサの自宅からそう遠くないLA西部の「バタースイーツ」というバーだった。
動画にも映るバーテンダーを呼んで、新たな手掛かりを得る。
動画に映るのは、UCLAの大学院生で誕生日のサービスの「バター爆弾」というドリンクを持っていた。
その情報から、女子大生を突き止めた。
エインズリー・リード
女子大生のエインズリー・リードを呼び出し話しを聞く。
動画を撮った1週間後に店に行った時に、ケンの事件の情報収集のチラシを受け取ったという。
ケンの事は覚えており、黒髪の女性とイチャついていたかと思えば喧嘩をして女が帰って行き、その後友達に言い寄って来たという。
それでチラシのアドレスに動画をすぐに送っていたという。
ジャックは長い間動画を隠していた可能性がある。
シャロンはピンと来た。
ジャックは、ケンの無実を知りあえて動画を隠していたのではないか。
ケンを無実にするだけでは済まさず、不当拘留でロス市警と市を訴えて、稼ぐつもりなんだろう、と。
ジャックは、ケンの無実を知りあえて動画を隠していたのではないか。
ケンを無実にするだけでは済まさず、不当拘留でロス市警と市を訴えて、稼ぐつもりなんだろう、と。
ジャックの狙い
ジャックを呼び出して、動画の件を追及する。
ジャックはあくまでも、動画に気づいたのは2週間前だと言った。
メールの件名が「誕生日の動画」であった事、スパムフォルダに振り分けられていた事などから、裁判直前の最終確認をするまで迷惑フォルダに入ったまま気づかなかったと主張する。
そして動画を見た後も、真偽の調査をしていて時間が経ったという。
今改めて、女子大生の特定への礼を言った。
テイラー副本部長は、民事訴訟について突っ込んだ。
するとジャックは、その為だけとは言わないがもちろん、不当拘留の損害賠償については否定しなかった。
シャロンとアンドレアは、動画を隠していたから不当拘留になったと責めるが、ジャックはおかまいなしでむしろ検察側のせいだと言った。
「俺位、いい仕事をしてたらこうはなってない」
もう1人の人物
ジャックが帰った後、シャロンは真犯人捜しに切り替えた。
ケンでないのなら誰が?
そこへ、サイクスが新情報を持ってきた。
ケンと一緒にバーに居た女性が判明したのだった。
メアリー・クロウ。
リサの妹で裁判の後、アンドレアに文句を言って来た女性だった。
写真を見たエインズリーが、ケンといちゃついていた女性だと認めたのだ。
メアリーを呼び出し、話しを聞く。
何故、姉を殺したかもしれないケンとバーへ行った事を黙っていたのか?
ケンのアリバイを知ってて黙っていたと言う事でもある。
ケンとの関係も最初は認めなかったが、容疑者扱いをすると認め出した。
あくまでも犯人は自白したケンだと言い張るメアリー。
それは、ケンが不倫を隠す為に自白したのではないか?
もしくは身代わりになる為に?
と追い込むと弁護士を要求した。
弁護士を呼んで改めて、ケンとの関係は1年未満だと認める。
バーを出た後にリサの家に行った。
ケンとの関係を話し、別れてもらおうと思った。
その時の時間は、7時30分。
でも、家の中から赤ちゃんの泣き声がしたので、気が咎めた。
そして玄関でチャイムを鳴らす事が出来ないまま帰ったのだという。
未だ真犯人がはっきりしない中、裁判の時間が迫っていたシャロンは出かけなくてはいけなかった。
仲間に心配される中、シャロンは今の証言に光を見出していたようだった。
「赤ちゃんの存在とブラウスの足跡」
プロベンザ達が首を傾げる中、サイクスを連れて出て行った。
真犯人
裁判が始まると、アンドレアに新たな証拠はなく、ケンの無実を認め起訴の棄却を求めた。
無実に喜びながらも、ケンは動画の存在を知らないようだった。
シャロンは、会場を出ようとしたリサの母親に声を掛けた。
署で母親に形式だからと言って、ミランダ警告をする。
母親はメアリーとケンの不倫を知っていた。
バーに一緒に居た事は知らなかったが、2人が一緒に居たという事実には驚かなかった。
シャロンが目をつけた、赤ちゃんの存在。
それは、母親が最初に6時には孫を預かって世話をしていたという証言に影響する。
メアリーは、7時30分にリサの家で泣き声を聞いていた。
時間についてはバーのレシートも証明している。
母親は白状する。
ケンのDVはリサにだけでなく、赤ちゃんにも及んでいた。
ただ、暴力夫から娘と孫を守りたかった。
それでリサに家を出るよう、荷造りを勧めていた。
だけど、ケンの浮気を知ってもリサは、ケンから離れられなかった。
赤ちゃんを抱いて、スーツケースの準備をしたのは母親。
両手が塞がっていたから、リサを蹴飛ばすしかなかった。
シャロンは、改めて確かめる。
「リサが落ちたのは事故ですね?
落とす気はなかったでしょ?」
母親は、泣きながら認めるが、血だらけの娘を置き去りにした事もまた事実だった。
「何故助けなかったんです?」
「あなたたち知らないでしょ!
あの男がどれだけ私の家族を壊したか。
人生から消したかった!!」
ケンへの憎しみが娘への愛を上回ってしまったのか?
アンドレアが言った。
「故殺から第2級殺人へ飛んだわね」
「何故助けなかったんです?」
「あなたたち知らないでしょ!
あの男がどれだけ私の家族を壊したか。
人生から消したかった!!」
ケンへの憎しみが娘への愛を上回ってしまったのか?
アンドレアが言った。
「故殺から第2級殺人へ飛んだわね」
解決後、ジャックはケンにクビを言い渡された。
ケンは、リサ殺しをジャックに思い込まされていたのだった。
そして不当拘留の賠償金狙いに利用された。
今度は弁護士を変えてジャックを訴えてやる、と言われた。
シャロンは、言われた嫌味をそのままお返しする。
「負けないでジャック。
私達位仕事ができるようになれば、こんなことは起きなくなる」
最後の足掻きか、これまで仲間には秘密にしていたフリンの病状を、わざと仲間達を不安させるようなトーンで言って去って行った。
実は、先日の事故で頸動脈に血栓ができており、安静を言い渡されシャロンの家で休んでいたのだった。
フリンの不在が浮き彫りになった。
ラスティとスライダー
ラスティはスライダーの取材で、改めて面会に行く。
敵視しているのか、スライダーは協力的ではなかった。
シャロンの家で療養しているフリンに愚痴を零すと、「質問を紙に書いて直接見せて見ろ」とアドバイスをもらう。
言われた通りに、質問を見せるとスライダーは初めて見たと言った。
もともと弁護士に渡していたはずなのに、やっぱり届いていなかったのか、と思うがスライダーは目の前にあっても質問には答えようとしない。
何が気に入らないのか、ラスティは探っていく。
すると、質問を読み上げる事すらせず黙り始める姿に、スライダーは文字を読む事が出来ないのだと気づいた。
かんそう
シャロンの元夫ジャックの登場とアンドレアの回でした。
ジャックは元夫という立場があるので、どうしてもダメな男に描かれるのですが、それも度が過ぎるとシャロンに見る目が無かったみたいになるから、難しいですねw
とにかく、何の未練も感じない別れて正解! な人物そのものでしたw
冒頭の裁判の時のシャロンのヘアスタイルが可愛かった!
サイドをピンで止めて、前髪ポンパ風。
私がポンパ好きなだけかもしれませんがw
事件は、これまた後味の悪い、一番の悪人ぽいケンが殺しには関係なくて、血の繋がった親子内での犯行という。
赤ちゃんへのDVというのは本当なんですかね?
子供への虐待には黙っていないと思うのですが、もともとそこが取り上げられていないので、謎でした。
お母さんの咄嗟の言い訳なのかな。
DVが事実なら殺人とは別にケンがあんなにのうのうとしていないように思いましたが。
ていうか、ケンも裁いて終わって欲しかったな~。
そして、娘を殺してしまう母親というのもある意味究極の虐待なんですよね……。
身内に被害者と犯人がいるパターンは珍しくはないですが、今回の事件は結局、ケンと妹の不倫カップルが無実で残ってしまって、なんか変な感じでした。
そしてフリンがドクター・ストップでシャロンの家で療養となりました。
付き合い始めの怪我って不吉ではありますが、今思えば単なる同居の口実なんですけどねw
ラスティとも自然と親子っぽくなっていく経緯が見られる感じでした。
次回はこちら
登場人物はこちら
前回はこちら
(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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