あらすじ
2016年6月14日~FOXjapanにてシーズン4日本初放送(全23話)
ギャング殺人事件
パーティーをしていたモンスターズというギャングのブリージーとその彼女のタマラ、そしてたまたま近くにいた老人の3人が道で射殺される事件が起きた。
夜だったが付近を手分けして手がかりを探していると、サイクスが犯行に使われた銃を見つける。
しかしそれは、12歳になる少女アミカが家から犯人が銃を隠すのを見ていて、サイクスに教えたからだった。
まだ幼いアミカを証人にする危険性を回避する為に、サイクスは自力で見つけたと嘘をついて証拠を提出する。
アミカにもすべて忘れるようにと言い聞かせ、念の為の名刺を渡した。
隠されていた証拠を簡単に見つけた事から、サイクスが何かを隠していると怪しむ空気が流れる。
容疑者
最初に浮かび上がったのが、同じモンスターズのエマニュエル・ゲインズ通称ツイーズ。
同じ銃が使用されたタコス屋のペレス殺しでの目撃証言があったのだが、モンスターズの脅しで撤回されていた。
昨夜のパーティーでタマラと映る写真もあった。
ツイーズを呼び出して聴取していると、サイクスの携帯にアミカから犯人が銃を取りに来ていると連絡が入る。
サイクスは、近所のコンビニに防犯カメラがない事を確かめ、そこからアミカに匿名で通報するように指示した。
そうとは知らない重犯課では、ツイーズをペレス+3人の殺人犯と言う事で取り引きを進めようとしていた。
そこへ、タイミング良く犯人は通称ビッグ・ハザードだという匿名の通報が入った事で、ややこしくなってしまう。
サンチェスは、ツイーズの身内が攪乱の為にやっているのではないかと言い出す。
通報元のコンビニの防犯カメラの有無をシャロンが確認すると、それを聞いたのは今日2人目だとサイクスを見てプロベンザが言った。
隠し続けられないと判断したサイクスは、ここで白状した。
匿名の通報が正しい事。
その目撃者を自分が守っている事。
真犯人
ジェーソン・アルバート・ドレイ通称ビッグ・ハザード。
当時の恋人タマラのDVで2年半服役し、仮釈放中。
収監と同時に破局し、その後ブリージーと交際しているのが動機だろうか。
同時にツイーズとの共犯の過去もあった。
状況証拠だけでは逮捕できないというアンドレアに、サイクスは頑なに「市民の保護も警察の仕事だから」と譲らない。
シャロンは両者と取り引きして、目撃者の必要がないよう終らせようと前向きな声を出した。
解決
まず、ツイーズを指紋を理由に4件の殺人で死刑だと脅す。
ただし、昨夜の真犯人を知っていたら仮釈放の未来はあるかも、と取り引きを持ちかけて口を割らせる。
その後、アミカの祖母が怯えて関わりたくないと、サイクスの名刺を返しに来たのを見たシャロンは、解決に急ぐ。
まだ何も言ってはいないが、ツイーズを証人保護したと仲間達にアピールする事に。
ビッグの家も派手に捜索して、ビックを連行する。
パトカーをゆっくり走らせその様を近所や仲間にアピールすると共に、ビッグにツイーズの家にも捜査官が立ち入っている様子を見せる。
何をしているのか尋ねるビッグに、ツイーズに証人保護プログラムが発動した事を信用させた。
そしてビッグには、ツイーズが裏切って証言していると思わせて、取り引き要因としてツイーズのペレス殺しの証言をさせる。
ツイーズには、家のドアに「187sn(i)tch(密告者)」と赤くスプレーされている写真を見せる。
作戦の効果がバッチリで、今では仲間に裏切り者と思われている事を突きつける。
その上で、銃の隠し場所で張ってビッグを逮捕したと伝える。
その秘密の隠し場所を教えたのが、保護を受けたツイーズだと誰もが思うだろう。
裏切り者のギャングが収監された場合の扱いがどんなものか、と脅す。
ツイーズとはビッグの犯行証言とペレス殺しの自供と引き換えに、遠方の連邦刑務所に偽名で収監することで取り引きした。
はっきりともともとはビッグの銃だと言わせ、自供も得て目撃者は必要なく解決した。
何よりほっとしたのがサイクスだった。
自由裁量を与えてくれたシャロンとテイラー副本部長に感謝を伝えた。
シャロンは影のヒーローは目撃した少女だと言った。
サイクスは解決後、そっとアミカの部屋の窓にメッセージを入れたスマホを置く。
「勇敢な大人になってね」
ラスティ
ラスティは、アリスの留守電に残されたメッセージから、アリスと妹のパロマを捜していた男がいた事を知る。
ジョー先生のカウンセリングで、アリスの本名捜しの話しをすると、協力してくれているTJに下心があるんじゃないの? と言われて何故か過敏に不機嫌になる。
まだシャロンに留守電の事を話せていないのも気になる。
記事を書けるのはシャロンのお陰で、アリスを追えば追うほど共通点を通して自分が恵まれている事に気づくようだ。
ジョー先生曰く、愛の影響力に気づき、大事にしようとしていると言った。
具体的に留守電の事どうしよう、と問いかけるとカウンセリングの時間が来てしまった。
結局具体的な答えが得られないまま、また来週と追い出されてしまう。
「自分で答えを出せる」
ラスティの悩みはつきない。
結局、シャロン立ち合いのもと、アンドレアに留守電データを聞かせて、公開の意志を伝えると報道の自由だと言ってもらえた。
ラスティは、改めてシャロンに感謝の気持ちを伝え、シャロンも誇りに思うとラスティの成長を喜んだ。
ロマンティック重犯課
いよいよフリンがシャロンをデートに誘いました。
それを悪友のプロベンザに予告してたのが、なんだか子供ぽくて面白かった!
ロスで一番のロマンティックな店サーブでと言われて、ロマンティックという言葉に一瞬シャロンがキョドっていました。
店の事だよ、と言われるとバツが悪いのかささっと誤魔化しながら去って行くのも可愛かったですw
ていうか、「店の事だよ」なんて言わなくて良かったのに!
かんそう
サイクス回でした。
前半はとにかくサイクスが隠し事をしているハラハラ感で、サイクスの表情も怖めなシリアス・ムードが漂っています。
サイクスらしい、重犯課の孤高の女子というイメージにピッタリなエピソードでした。
疑いムードはずっと漂っていたものの、仲間が誰もサイクスの判断をネガティブに責める事なく、リーダーであるシャロンがしっかりとその意志を尊重して、目撃者ナシでの解決を目指そうと声を出していたのが、印象的でした。
理想の上司!
そんな状況を知らずに、「俺とうとうデートに誘うんだ~」なフリンさんの浮かれっぷりが、緊張感をぶった切っていたのも面白かったw
ほぼ両想い確定のつきあい始め? のデートって一番楽しい頃だよね~。
次回はこちら
登場人物はこちら
前回はこちら
(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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