あらすじ
2016年6月14日~FOXjapanにてシーズン4日本初放送(全23話)
バラバラ白骨遺体事件
ハイキング中の親子が、人骨を発見した。
その後ハリウッド署の捜索で、直径約1キロ半以内に同一人物と思われる骨が見つかっていた。
動物が運んでバラバラに散ってしまったのだろう。
頭蓋骨には22口径の銃創。
DNA鑑定の結果、2年前のレイプ犯と一致した。
テイト・ハリソン
被害者でもあり、レイプ犯でもあったのはテイト・ハドソンだった。
当時のレイプ被害者から話しを聞いて車種を絞り込み、殺されたであろう9月頃に出ていた失踪届から突き止めた。
テイトの所持品は箱1つだけだった。
家賃を滞納していた為、目ぼしいものは失踪届を出した家主が売ってしまっていた。
独身で子供がいないのに、子供用のグローブがあるのが気になった。「スティンガー」とペンで書かれていた。
臨床検死室からの請求書もあったので、何を検査したのか調べる事に。
容疑者
カードの最終履歴は失踪前の9月2日。
カフェでラテとミント・ティーを頼んでいた事が分かる。
所持品から出て来ていた手紙に、断酒会に通っていた事がわかるものがあった。
その手紙の送り主、支援者のマーク・サダスに話しを聞く。
支援をしていたのに、失踪届を出していないことを怪しむと、消えたのはサダスの方だとわかる。
サダスも、依存症でその頃また手を出してしまっていたのだった。
テイトもステップ9までは行ったがなかなか手を切る事は出来ずにいたという。
ステップ9は、傷つけた人に埋め合わせをする段階と言う事で、テイトの謝罪リストの情報を聞き出す。
家族に謝罪に行って兄貴に殴られていた事を覚えていた。
テイトの死を伏せて兄、ジョナサンを呼び出す。
サンタモニカで、実家から引き継いだスポーツウェアの会社を経営している。
頭ごなしに弟を信用していなかった。
どうせまた何かやらかしたんだろうと、テイトが加害者だと思い込む。
兄の話しからレイプと依存症だけではなく、盗み癖もあったとわかる。
謝罪に来たテイトを殴ったのは、家族の財布を漁っているのを見つけたからだった。
その時、縁を切ったという。
謝罪リストの事を聞くと、元社員のマロリー・グレッグスという名前を入手する。
マロリー・グレッグスを調べると、やっと22口径を所有している人物に辿り着いた。
夫の名義だった。
家を訪ねると、マロリーは留守で夫と子供が2人いた。
テイトの写真に夫は知らないというが、娘はママの友達と言った。
22口径の銃を確認したいと言っても、令状を理由に断わられ、怪しさを感じる。
サイクスは、裏手に回って庭にバッドとボールがあるのをカメラに収めた。
改めて遺留品のグローブを持って、グレッグスの家を訪ねると息子が見て「僕の失くしたたやつ!」と飛びついて来た。
プロベンザは穏やかに銃を見せて欲しいと頼むが、すでに銃は金庫から消えていたと言われてしまう。
最初に尋ねられた直後に、確認したらなくなっていたと夫は主張する。
今のところ、怪しい夫にミランダ警告をして連行する。
マロリー本人も夫とは別に取り調べを始める。
テイトと連絡を取っていた履歴も出てきた。
謝罪の理由を聞くと、まだテイトも会社に居た時代に横領の罪を着せられた事だと言った。
その時は解雇され大変だったが、謝罪は受け入れたという。
謝罪の際に家に来ていたが、早く忘れたかったので夫には何も言わずに済ませていたという。
しかし、通話記録からは失踪した当日9月2日にマロリーからかけて、テイトが折り返している事がわかり、会ったのが1回だけとは思えなかった。
おそらくその連絡の後、カフェでお茶をしたのではないか?
少なくとも、マロリーか夫がテイトと会っていたはず。
そう告げると、マロリーは態度を一転、弁護士を要求した。
真犯人
真犯人は、マロリーだった。
弁護士のリンダは、これから違う事実を話すので、故殺罪で実刑8年という取り引きを持ちかけてきた。
仮の話しとして話始める。
最初に話した内容は嘘だった。
謝罪を受け入れてはいない。
するとテイトは逆キレをしてつきまとうようになった。
だからカフェで会って、その際にこっそり飲み物に薬を入れた。
効果が出る前にドライブに誘って、気絶した時に撃ち殺したという。
薬を盛って車に乗せるのは、テイトのレイプのやり口と同じだが、偶然だろうか?
リンダが裏を取れば? というのでジョナサンに確認すると、マロリーの話しに整合性がない事が分かる。
会社はマロリーを解雇していなかった。
それどころか、テイトの謝罪の理由はレイプだと言った。
まだ何かを隠しているマロリー。
そこへ、テイトが臨床検死室に支払った内容が、親子鑑定だったと判明する。
たちまち、遺留品にグローブがあった理由が明らかになる。
マロリーを訪ねて、息子を見たテイトは、すぐに自分の子供だと気づいたのだ。
それでグローブを盗んでDNA鑑定をしていた。
ロビン検事は、レイプだけではなく、息子についても隠していたマロリーに、本当はテイトと浮気をしていたのではないかという疑いを始める。
真相
しかし、真相は最もつらいものだった。
マロリーは、会社のクリスマスパーティーでレイプされ、妊娠してしまった。
だが当時新婚だった事から、夫の子供であれと願って育てて来た。
それでも成長するごとに、真実が見えて来てしまう。
そこへ、テイトが謝罪に来た。
すぐに息子との関係に気づいて興奮したテイトは、会社の株を得るのに親になると言い出したという。
面会権を求められ、殺すしかなかった。
あんな男と息子を2人きりには出来ない。
そして家族の為、夫にも息子にも真実を言うつもりはない。
すべてを聞いた時、リンダは一番最初の取り引きを撤回した。
証拠がないから、釈放しかない。
証言以外は骨しかない。
マロリーに、要求を断られたテイトは勝手に自殺したんでしょう。
ここまではすべて仮定の話し。
逆に、ロビン検事は故殺どころか、謀殺ではないかと厳しく見た。
マロリーが夫に黙って殺しをしていた事が引っかかるのだった。
シャロンは、故殺で十分だと意見が割れた。
リンダはやるなら民事訴訟をどうぞ、と言ったが結果がどうなったのかはわからない。
カモのつがいランプと重犯課
プロペンザの部屋にパトリスが越してくる事になった。
パトリスはただ荷物を出し入れするだけではなく、内装からデザイナーに頼んで変えるといった。
プロベンザの荷物のほとんどはリサイクルに出されそうになるが、中でもお気に入りのカモのデコイがスタンドになったランプ2つが捨てられそうになるのを見て、思い直した。
こっそりとラスティに頼んで、荷物をリサイクルではなく貸倉庫に移動させる事にしたのだった。
万が一、同棲が上手くいかなくなったら必要になるかもしれないから。
捜査が続く中、帰宅したシャロンは悲鳴を上げた。
倉庫に入りきらないプロベンザの荷物をラスティが家に運び込んでいたのだった。
明日には別の倉庫に運ぶというが、やはりシャロンもカモのランプに気を取られる。
ラスティは生意気にも、「迷いがあるなら同居をやめればいいのに」と言う。
シャロンは、プロベンザの判断を頭ごなしには否定しなかった。
長い付き合いを経験してるから学んでる事もある。
ラスティにもけちょんけちょんに言われたカモのランプは、倉庫ではなくモニタールームのモニターのサイドに飾られたが、バズにも不評だった。
事件解決後に、プロベンザが帰宅すると部屋は見違えたようにパトリスのおしゃれな趣味に代わっていた。
プロベンザは、驚きながら「なじみがなく、安くもなく自分で選んでいないが、今までの部屋よりずっといい」と気に入った。
ただ1つ愛用のソファが浮いている事を自首すると、カモのランプを捨ててくれたからこれは我慢すると言われる。
その代り、パトリス持ちでカバーを張り替えましょうと嬉しい提案もされた。
するとプロベンザは正直に、カモのランプを捨てていない事と他の荷物も倉庫に預けてあることを告げる。
しかし、パトリスは驚きも怒りもしなかった。
荷物を運んでいたラスティとTJの会話を聞いて気づいていたという。
そして、自分も倉庫を利用していると正直に言った。
パトリスの方が一枚上手だった。
つづく
かんそう
ファンには定番の?w カモのランプの回ですw
っていうか、今回のサイド・ストーリーはほぼカモですね。
あのランプ、私はそんなに重犯課で嫌われる程ダメじゃないです。
むしろあのダサい感じがナイス! なんだけど、結局ダサいって言っちゃってたw
そんなカモ・ストーリーの中で、ラスティの描かれ方がまだまだ成長していない感が強いのも目立ちました。
シャロンがTJとすれ違って、ラスティとの関係をちょっと勘ぐった時に「(TJが)家族にカミングアウトしていない=家族に正直になれない」って事をかなり気にしていました。
ほんとに他人に厳しい!!
TJ可哀想><
でも毎度のことながら、シャロンがそんなラスティとの日常の会話から事件解決へのヒントを閃かせていたり。
メインの事件は被害者が社会病質者で、加害者が元被害者というかなりややこしいストーリーでした。
そのせいか、今回は珍しく最終的な結果がはっきり出ていないまま終わっています。
ちょっとわからなかったのは、銃をしまっていた金庫は夫にしか開けられない、と言っていたのですが……。
自白した妻が犯人って感じの終わりになっていましたけど、はっきり結末が描かれていないのは、ひょっとしたらひょっとしてがあるのかな、なんて勘ぐったり。
(妻が夫を庇っているか、共謀か)
次回はこちら
登場人物はこちら
前回はこちら
(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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