あらすじ
2024年8月16日～日本初放送（全22話）
ダンテ
メンターだったジェイの辞職は、ダンテ自身がバージェスに尋ねて明確になっていた。
ジェイがいなくなっても先輩たちから新人研修を詰め込まれ、事件がない一日でも決してのんびりとはさせてもらえない。
地元の知り合いプロビからの不在着信が大量にたまっていても出られるタイミングがなかった。
帰宅後、折り返すも留守電のままで気になり、プロビの自宅まで見に行く。
すると家が荒らされ、撃たれて死んでいるのを見つける。
ダンテは慌てて通報した。
プロビ
プロビは小さい頃からの知り合いで、４０代独身、身体を壊す前は女性教師をしていた。
「助けを求めて来たのに……」
ダンテは電話に出なかったことを悔いてボイトにこぼした。
ボイトはダンテに警告をする。
「特捜班が担当すればお前は複雑な立場になるぞ。お前の地元であろうと徹底的に捜査する」
ダンテの決心は揺るがなかった。
狙われる理由がないことにダンテが頭を抱えていると、現場からグロックスイッチが複数発見される。
セミオートを全自動にできる部品で、1つ3000ドルの相場で取り引きされている。
ダンテは善人のプロビに悪事とは無縁だ、と信じなかった。
「あなたの知らない顔があったのかも」
容疑者
現場近くを猛スピードで走行する怪しい車が防犯カメラに残っていた。
登録者はラミーロ・ディアス。ビンクロス1/8のやり手の売人だった。
強盗と暴行の逮捕歴がある。
アトウォーターとダンテがディアスたちが溜まっているところへ行くと、明らかに敵視される。
そこでダンテは見たことある顔だ、と気づかれる。
「交差点のとこに住んでるヤツか！ あの棟には敬意を払えと上から指示されてきたがそっちはいきなり来た挙句、俺を犯人扱いかよ。敬意はなしか」
いくら地元が同じでも警察のバッジをつけているダンテは歓迎されない。
なら仕方ないとダンテは嫌味を交えながら大麻を口実にディアスを連行しようとする。
その際にチューイと言う男がディアスをなだめたが、ディアスは反抗的な態度を続け警官暴行で連行された。
ダンテが聴取をするも、ディアスは反抗を否定。
しかも「彼女は殺されるべきじゃない」とプロビを知っていて対処中だと仄めかし、アリバイを主張して口を閉ざした。
キコ
プロビの携帯を調べると、ダンテへの大量の発信以外に、キコという男からの着信とメールが残っていた。
ダンテはキコの顔を知っていた。
妹のミアがダンテの幼馴染みで今でも帰宅時にはキコの家の前を通っている。
キコはギャングとのつながりは薄いが過去に1/8の隠れ家に武装強盗している記録があった。
メールの内容は「入れてくれ」。
キコの家に向かう車中でアトウォーターはダンテに声をかける。
「地元を捜査するのは簡単じゃない。俺も心を乱された経験がある」
ダンテは日頃は非公式で近所の問題解決を買ってでるくらい地元に愛着を持っている。
そこへ無線がキコの家での発砲事件を知らせる。
到着するとちょうど家からキコが逃げ出すところだった。
キコを狙った男は、ダンテとアトウォーターが追跡をして銃を下ろさなかったことからアトウォーターが発砲した。
1/8の殺し屋だった。1/8は関係者を片付けようとしている。
ミア
逃走したままのキコの居場所を知るために、ダンテは隠しカメラを仕込んでミアと合った。
最初はいくらダンテとはいえバッジをつけている男を信用できない、と兄の無実を信じ庇っていた。
だが仕切り直しでデートに誘うとミアは警戒心を解いた。そしてトイレに立った隙にダンテはミアの携帯をハッキングする。
ところがその最中に、ダンテの携帯に母親からの着信を見つけ、折り返すが母親は出ない。
気になったダンテはプロビの二の舞にはしたくないと、突然理由を言わず捜査を抜けてしまう。
アトウォーターがダンテの代わりにミアの様子を見に店内に入ると、ちょうどトイレから怪しい男が逃げていくところだった。
トイレを確認するとミアが顔を殴られて倒れていた。
思わず「俺は警察だ」と声をかける際にミアと呼んでしまう。
「なぜ私の名前を？」
ダンテは現場に戻って来た。
母親の呼び出しは、火災報知器が鳴りやまないというもので命に別条はなかった。
そこへボイトが合流すると、アトウォーターは瞬時にダンテをかばい不在になったことを言わなかった。だがダンテは礼を言うどころかやめてくれ、と頼む。
「かばってくれなくて結構です。自分のミスは責任とる」
アトウォーターはそのことには触れず、ただ尋ねた。
「家は大丈夫か？」
「なんで？」
「だから突然消えたんだろ」
アトウォーターにはお見通しだった。
「俺は間違ってたか？ お前がどう思おうと力になる。俺がついてる」
ダンテはやっとアトウォーターに言われたこと、その存在に感謝をした。
「礼より、もうこれ以上被害者をだすな」
ダンテがミアと話すと、即座に絶交を言い渡される。
「キコは殺人犯だ」
ミアを助けたいというダンテにミアはどっちのあなたが？ と問う。
幼馴染で近所のために1/8と取り引きしてくれたダンテと、ミアをだました警官のダンテ。
ダンテは両方できる、選ぶ必要はないと断言する。
「だったら警官になってない。俺が助ける」
ダンテはキコが無実なら俺が守る、と約束してミアに最新の連絡を見せてもらう。
「俺は殺してない」とメールが来ていた。
キコが使ったメールアドレスから居場所を割り出し、船着き場でキコを追い詰める。
ボートの上で銃を持ったキコに、ダンテはミアと幼なじみだと説明する。
「アンタを助けに来た。力になるから銃を置いてくれ」
キコは大人しく連行された。
真相
ボイトとダンテがキコの聴取をした。
キコは犯人は1/8だと主張する。
「でも名前は言えない」
ミアが脅されたことを知ると、ショックを受けて頭を抱えた。
「こんなことになるなんて」
そして打ち明ける。
プロビの家にあったグロックスイッチは1/8から盗んだものだった。ただ楽して稼ぐ、それしか考えてなかった。
だが1/8が紛失に気付いたと知り、様子見するためにプロビの手伝いで家に入るのを利用してこっそりとスイッチを隠した。
だがキコが盗んだとバレて1/8に返そうと、プロビに連絡したが話がうまく伝わらず家に入れてもらえなかったのだった。
「怯えて泣いていたよ」
そこでドアを蹴って……といったところでキコがここまでだ、と話を止めると、ダンテが肩に手を置いた。
「俺はミアにあんたを守ると約束した。俺が助ける。信じろ」
するとキコは話し始める。プロビを殺したのはチューイだと。
ディアスを連行した時にいた男だった。
チューイの自宅へ行くと、銃を向けられたのでダンテも引き金を引いた。
チューイは死んだ。
ダンテがロッカーの前で白いTシャツを脱ぎ、やっと息をつく。
その背中には大きな十字架に「Here I Am Send Me（私をお遣わしください）」と聖書の一節が刻まれていた。
また白いTシャツに着替え自宅に向かうといつものようにミアの家がある。
ミアの顔は傷だらけだった。
キコは重罪謀殺で20年の服役になっていた。
「助けるって約束したよね？」
ミアにとっては助けたうちに入らない。
「すまない」
そしてミアの家を通り過ぎるとディアスたち1/8が立ちふさがっていた。
「ここは立ち入り禁止だ」
というトレスにそれはお前がガキの頃にした取引だ、と言う。
「もう無効だ。ここを取り締まるのはお前じゃない。ママと一緒に引っ越しな」
ダンテは黙ってジャケットを脱ぎ、バッジと銃を地面に置く。
ディアスは当然受けて立つが、あっさりとダンテが勝った。
ダンテは見物人にも睨みをきかせる。
またしばらくはダンテに文句を言う奴はいないだろう。
かんそう
やっぱりダンテは面白いですね！
特捜班絡みの時はまるで感情がないような何を考えているのかわからない、どっちが容疑者？ って感じの危なさがあるのに、地元の幼馴染にはニッコリ笑顔を見せることもあるんだ！！ それが役者って凄いなーって思えるほどダンテなんだけど別人みたくもあってびっくりしました。
いつかパイセンたちにもその笑顔を見せてあげてね……。
ジェイはさらっといなくなり、今回はアプトンもほぼ背景でした。
ダンテとアトウォーターのペア、いいですね。
お互い似た環境でもあって理解し合えそうですし、何よりアトウォーターが先輩として一番安心できる！
ルゼックが元新人って言われると、ダンテでさえフレッシュさを感じますねｗ
主役がダンテの回なので、ボイトも出番は少なめでしたがその中でもボイトの存在感はバッチリあるのがさすがなんですよね～。
なんならちらっとダンテの視界を通り過ぎるだけでも、ドラマ感じちゃうもんね。
まだダンテとボイトには距離があるけど、これからどんどん事件を通して縮まっていくのが楽しみ！
2 件のコメント:
トレスの回でしたね。母国語はスペイン語、特捜班で流暢なスペイン語が役に立ちそう。前はアントニオだったかな。
ヒスパニックのトレスは、地元仲間がなかなか物騒な面々でした。
それにしても、キコは20年の刑は厳しいですね。
特捜班の新人で、まだ慣れてない感じが初々しいですが、そのうち貫禄が出てくるのでしょう。
ケビンが先輩として頼もしいです。
ジェイは当然だけど、キャストの中に名前すらない。
絵的に引き締まらない気はしますが、仕方ないですね。
昨日からまた、シーズン1から見直しています。皆んな若い！
オリンスキーもアントニオもいて、懐かしいです。しばらく楽しめそう。
エリオさん
ジェイがいなくなってしまい、またシーズン1から見直しているんですね！
今では忘れていることがほとんどでしょうから新鮮に楽しめるのは想像できます！
本当に皆成長して頼もしくなりましたよね～
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