あらすじ
キッドに収納庫の塗り替えを頼まれたカーバーは、その作業量からイビリだと感じた。
本当にシフト内に一人で? とキッドに確認をすると「収納庫の中を熟知できる」とドヤ顔をされる。
翌朝、カーバーはギャロに声をかけられ「イビリだ」と愚痴った。
するとギャロはキッドの味方をした。
「指示には理由がある」
その夜、カーバーは酒に酔って暴れて連行されてしまう。
挙句、うっかりキッドの名前を出したことからキッドが引き取りに呼び出された。
キッドは迎えにいったものの、他に来てくれる人はいないのか、とキレる。
「友達はいる」
「本当に? どんな生活をしてるんだか」
キッドが秘密主義のようなカーバーを責めると、カーバーは仕事以外では命令に従う必要はないと質問に答えなかった。
「職場での俺だけを見てくれ」
「でしょうね」
翌朝、カーバーは塗り替え作業を続けていたが、キッドにチーフへの口封じを仄めかす。
「煩わせることもないからチーフには言わないですよね」
それでキッドは気づいた。
むしろボーデンに知らせるべきことなのかもしれない、と。
だが言わなかった。
言わなかったことをカーバーに感謝されるとキッドは念を押した。
「今回はね。でも次、何かやらかしたらボーデンに言う」
カーバーは改めて繰り返す。
「職場での俺を見てくれ」
モリーズ
ハーマンの元に、元オーナーの遺産管理人にあてた小包が届く。
余命僅かと聞いていたので、遺産が送られてきたと思い喜んで開封すると、古いビアマグだった。
ガラクタだとマウチもがっかりするが、後から実は価値があるものだとわかると、途端に欲を出した。
「これを売って新しいビールサーバーを買おう」
リッターにネットオークションに出品させると、12000ドルで落札された。
早速、新しいビールサーバーの手配をする。
わざわざ新サーバーのお披露目イベントをして、モリーズは賑わう。
するとそこへ死んだはずの元オーナーがやってきてビアマグを返してくれと言い出す。
「税金対策で元の職場に送っておいたんだ」
ボーデン
ホーキンズの死を知った息子テレンスから、パパも死ぬのではないかと心配されるボーデン。
そんな中ビーチで、砂遊びをしてた8歳の子供が埋まってしまう事故が発生する。
ボーデンは心配そうに見守る父親に自分を重ね、必死で救助にあたる。
なんとか地中から掘り出すが、意識がないまま搬送された。
その後容態を心配していると、父親が直接挨拶にきてもう元気になったと伝える。
あの日は仕事の合間にやっと会えて、一緒にビーチにいたという。
ボーデンは息子となかなか一緒に過ごせないことの罪悪感を強め、いつもなら参加するモリーズのイベントを欠席して息子と過ごすことを選んだ。
先日助けたあの親子と一緒に。
バイオレット
バイオレットはホーキンズの死の悲しみから立ち直れず、仕事を休み続けていた。
だがただこもっているのではなく、ホーキンズが助けた老人ガブリエルを毎日時間があるだけ見舞っていた。
ガブリエルも意識不明が続いている。
「生き延びてもらわなきゃ。じゃなきゃ何のためにエバンは死んだの?」
そんな中、バイオレットを案じたセブライドはビールを持って部屋を訪ねた。
セブライドはもっともつらい体験は、シェイとアナを亡くしたことだったと話し始める。
特にアナの死後は、今のバイオレットと同じだったが、仕事に出ることで仲間に救われていた。
セブライドの話が響いたようで、翌日バイオレットは出勤した。
喜ぶ仲間に迎えられ、ポジティブなムードになるとさらに良いことが続いた。
復帰初回の現場では大活躍をし、その帰りにはガブリエルの意識が戻ったと、連絡が入る。
すぐに病院へ向かうと、ガブリエルは嬉しそうな家族に囲まれていた。
その様子を外から見るだけで、バイオレットは感動した。
「この美しい光景を見て。エバンが救った」
でも心の穴は塞がらない。
もう一度バイオレットはどうしたらいい? とセブライドに助けを求める。
「俺は専門家じゃないけど、亡くなった人たちのことを想って、話せばいい。そうすれば近くにいると感じる」
バイオレットはガブリエルの病室へ行き、ホーキンズの話を聞かせた。
つづく(シカゴファイア シーズン11 あらすじへ)
かんそう
バイオレットの代わりの男性救急隊員がダメな奴っていう設定で、日本の漫画好きで鬼滅のオタクなのが笑いました。
ダメな奴=仕事中漫画の話ばかりしてる、しかも日本の漫画ってある意味ダブルパンチが気持ち良かった? です。
キッドのボスっぷりは相変わらず、自己マンの昭和っぽいパワハラで見ててストレスしかないですね。
なのにギャロもキッドのやり方には理由がある(ドヤァ)みたいに賛同しているから、どんどん51分署がイタい署に見えてくる。
今時、それがカーバーのためになるとしても本人がイビリだと感じるならそれはイビリなのでは?
とカーバーの味方視点で見ていたところに、カーバー自身の不穏さが出てきました。
プライベートと職場を分けるって、キッドに警察まで来てもらっている人が言えるセリフじゃないですよね?
どっちもどっちすぎて、感情が無になりそうですw
あと、カーバー、ギャロにキッドとセブライド長いのか? みたいなこと聞いてたのが何かの伏線になるのかな?
消防士自体がストレス抱える大変な仕事なのはわかるけど、カーバー不安定過ぎて怖くなってきたw
バイオレットは、さすがに傷深いよね~ってある意味ホッとしながら見てたら一話で解決かぁ。
そのきっかけがセブライドって意外でした。
でも話きいてて、そういえばセブライドもいろいろあったよな~って思って、主役だしいいとこ持っていくのは納得! あと久々?コンディションが良く格好良かった!
痩せた?
モリーズの先の展開が誰にでもわかる、お約束コント、地味に全体を救ってる気がしました。
2 件のコメント:
バイオレットの悲しみが見ていて伝わってきました。反比例でシルビーが元気になってきたかな。
助けられた人、意識が戻ったのはよかったけど、ホーキンスが殉職したのを知ってもニコニコバイオレットの話を聞いていて、あのおじさんのせいじゃないんだけど、うーん、自分だったらすごく申し訳ない気持ちになるなぁ。
お国柄かしら。
カーバーが不気味。なぜチーフに隠そうとするのか。何か陰というか裏がありそう。テキサス出身も普段は隠してるようだし。
今後、何かやらかしそうですね。
モリーズの明るさがよかったです。
あと、セブライドの優しさも。アナっていたなぁ。あの2人は恋人でしたっけ。
確かにひと頃よりセブライドは痩せましたね。
エリオさん
やっぱりセブライド痩せましたよね!
病院のシーン、海外ドラマではありがちな? イメージで何も思わなかったんですが言われてみると、お国柄? なのかもしれませんね。
アナとセブライドはいい感じになった時にアナの病気が発覚して……って感じなのでしっかりつきあっていたという印象は薄いかもしれません。確か登場時からバッドエンド感漂っていた記憶があります。
思えばセブライドもつらいことが多かったからキッドを選んでしまうという迷走してるのかも?
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