あらすじ
ギャロとリッターはそれぞれ恋愛の悩みを抱えているが、バイオレットの手前その手の話題を避けるようにしていた。
しかし、避けていることがバレバレでバイオレットは2人を呼び出して言う。
「私を寡婦のように扱うのはやめて。今より落ち込むことはないから、普通に接して。その方が普通になれるはず」
2人は間違っていたと理解し、その場でバイオレットにコイバナをした。
リッターは片想いのDJの気持ちがわからない。
「誰にでも愛想がいいから……」
ギャロはトレイシーとの遊びを打ち明ける。
「ハーマンが怖いから毎晩、我慢してる」
バイオレットは最高! と笑って2人にどんどんいけ! と背中を押す。
ところが後日、2人ともバイオレットに煽られたことを恨んだ。
リッターの相手はストレートで、デートに誘ったら彼女連れでやってこられ、ギャロは準備中のモリーズでトレーシーとやった後で、実は店内に防犯カメラがあることを知った。
不幸中の幸いでアプリの調子が悪く、ハーマンはカーバーに見てくれと頼んでまだ内容を知らない。
「見られたら俺はハーマンに殺される」
その後の現場で、ギャロがカーバーを助けた礼として、カーバーに頼んでそのデータを消してもらいギリギリで命拾いをしていた。
だが2人がバイオレットにクレームを入れたことで、バイオレットが笑顔になれた。
「2人に怒られて久しぶりに普通に戻れた。ありがとう」
ハロウィン
ボーデン待望のハロウィンのオープンハウスの許可が下りた。
実行委員にはシルビーが立候補するがそれには思惑があった。
シルビーはピエロ恐怖症で、ピエロを全面的に禁止したい。
はりきるシルビーに対して仲間たちは逃げ越しだった。
ボーデンのハロウィン愛は深く、それに応えられない、と。
シルビーは、クルース、マウチ、キャップ、トニーを強制的にメンバーにした。
打ち合わせの結果、お化け屋敷にすることになった。
その途中経過を見てあまりの甘さにボーデンは直接仕切り出す。
ハロウィンには大人もちびるようなホラーハウスが出来上がった。
そこへ早速近所の女性がやってきた。作っていることを知り、職場で広めてきたという。
「幼稚園の先生をしてるの。混む前に園児も連れて来たわ」
ボーデンはあわてて子供対応にする指示を出す。
唯一、見た目が怖くないシルビーには園児の足止めを任せた。
ところがシルビーは園児たちの前で固まり、逃げ出してしまう。
全員が小さなピエロになっていた。
親子喧嘩
火災の通報を受けて到着すると、その家では母と娘が大喧嘩をしていた。
キッドが間に入って納めるが、まだ15歳のジェニーは母親と奪い合っていたリュック一つを持って家を出るという。
ジェニーに虐待されていたという様子はなく、自分の意思で家出をしたいようだが、未成年者を放ってはおけないと、一度署に連れて帰る。
しかし、離婚して別居している父親が迎えに来るというが、何時間経っても父親は現れなかった。
するとセブライドがジェニーを見ていて気づく。
「リュックを必ず身に着けている」
「殉職者の写真に誰かを重ねていた」
言われてキッドがジェニーに確かめようとすると、仮眠室で寝ていた。
その隙にリュックを調べると2、3000ドルが入っていた。
「何見てるの?」
ジェニーはリュックを持って飛び出して行く。
追いかけると、キッドはジェニーの父親がすでに死んでいることを知る。
「驚かないってことは最初から知ってたのね!」
ジェニーはそのままどこかへ消えた。
心配したキッドはジェニーの家に行き、母親に現状を伝える。
でもそれ以上のことはできない、と。母親もジェニーを心配していた。
「ジェニーは離婚後に過剰摂取で死んだ父親の死を私のせいにしてるの。あんな暴力的になったのは初めてだったのよ」
その原因はリュックにあった金だろうと、伝えると母親は急に口を閉ざして家に入って行った。
「その金の事は知らない。ジェニーが里親を望むなら好きにさせるわ」
翌日ジェニーは自ら保護施設に出向いていた。
連絡を受けたキッドは居場所がわかり安心する。
だが何か妙だと思いセブライドに相談をすると、セブライドは隠していることがあるんだろう、と自分の体験を話す。
「俺も家の醜態は誰にも言えなかった」
そしてジェニーに会いに保護施設へ行く。
するとジェニーの大金は、母親の結婚指輪を勝手に質に入れたお金だったことがわかった。
「ママに恨まれる」
だから家に帰れなかった。
「それならママは通報もできたはず。私にさえそのことは話してない。あなたが大事だからだよ」
キッドが質に入れた指輪を取り戻してあげ、ジェニーは無事家に戻って行った。
つづく(シカゴファイア シーズン11 あらすじへ)
かんそう
ヤングトリオはやっぱり三人で仲良しフレンズのバランスがいいなーと思いました。
バイオレットが元気になっていくのは嬉しいけど、ホーキンズいい人だったからなんか切ない……。できればギャロ以外の人を選んで欲しい!!
今回のメイン? はキッドとセブライドで親子喧嘩を解決するエピなんだろうな、と思うんですが、比重としてはキッドがメイン。
だからキッドが弱すぎて、メインのエピソード感が薄い。
名探偵セブライドにはもう慣れっこだけど、キッドはセブライドがいなかったら割と何もしてなく終わってることが多いんじゃ? と気づいてしまった。
そしてこれまでなら、こういうファイアの軸である人助け人情エピはセブライドがやってたのにな~って思うと、セブライドもいなくなってしまうの? って不安になる。
じわじわと役割が交代? していってる感じ。
しかもそれがキッドっていうのが最悪すぎる。
あとこの親子喧嘩のストーリーそのものが、なんかやっつけ感? っていうかいまいちピンとこなかった。全部セリフで説明してる感じで、へーそうなんだー、みたいな母娘に感情移入する暇なかったような。その中でセブライドが急に名探偵始まるから、余計に気が散ってしまったというかそこは笑ってしまったw
でもファイアってこういう人助けエピにこそ、力入れていたような気がするんだけどな。
ハロウィンエピはファイアらしい、ほっこり日常コメディ。
もう現場の箸休めはこんな感じだけでいいよ……。
2 件のコメント:
セブライドが絞ってスッキリしてる!
前回よりさらにそう思いました。
確かにエピソードの中心軸がキッドに移ってますよね。
ラストの、園児たちがピエロに!が面白かったです。
個人的には、カーバーがギャロのお願いを聞いて録画が無かったことにしたという話の時、カーバーがギャロを振り返り、少し顎を持ち上げるような頷く合図をしたのが、すごく好きでした。あの仕草は、よく秘密めいた合図に使われるようですが、欧米人だからサマになるんだなぁ。
エリオさん
セブライド、なんだかんだ格好良くているだけで華があるというか、セブライドがいるから見続けているところがあります!
エリオさんのお気に入りの仕草、言われてみるとなるほどーとなりました!
確かにサマになってますね!
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