あらすじ
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ニクソン
ニクソンは生きていた。
意識を取り戻したのはすべてが終わった後で、彼にとってはハドソンが死に、デンベが逃走したという状況はチームの裏切りに結び付けるしかない。
レスラーが防弾チョッキで守られたことも、疑いを濃くしていた。
だが途中から見ていたイシュウッド捜査官がデンベとレッドのつながりを否定し、その場を収める。
それでもニクソンにとってはハドソンの弔い合戦となり、レッド逮捕ではなくこの手で殺すと決意をし、クーパーとも敵対する。
デンベ
首を撃たれたデンベは、レッドたちによって介護施設に運び込まれていた。
輸血の用意もないと突然のけが人に驚くスタッフにレッドは自分の血を使えと強引に輸血をしていた。
すぐにFBIも後を追うが、すでにレッドは消えていた。
デンベの手術は無事終わった。
手がかり
ニクソンの姿勢が止めとなり、レッドの友人であるハービーはこの件から降りた。
残った3人もニクソンにレッドを殺させないよう、自分たちで先に見つけるため独自に手がかりを探す。
だがニクソンは疑いを緩めず、クーパーとシーヤを尾行し、公衆浴場に踏み込んでくる。
何も見つかるまい、と2人はその場を去った。
実際何もなかったのだが、帰りの車中でシーヤがあることに気づいた。
レッドの荷物がほとんど手つかずだったのに、牛の角の入った袋が消えていたことに。
イスレロの頭蓋骨。
レッドは角を返すつもりだろうとスペイン、アンダルシア州のセビリアに行ったと気づく。
イスレロが育った牧場がある。
意識を取り戻したデンベが、セビリアにあるレッドのお気に入りのヴィラ・ロボを教え、レスラーがスペインに向かう。
メッセージ
スペインについていたレッドは、アグネスに電話をしていた。
メッセージを残すつもりが、アグネスが直接出て少し驚く。
アグネスの恋愛相談を受けていると「ピンキーってママみたい」と言われ否定をしなかった。
「そうだな。ついそうなってしまう」
ヴィラ・ロボ
レスラーはヴィラに到着しレッドを捜すが、宿泊客は誰もいないと言われる。念の為、ヴィア内を案内してもらうが確かにレッドはいなかった。
その頃レッドは悠々と料理をしながら、クーパーにデンベの様子を聞こうと電話をかけていた。
だが何かの気配を感じ、早々に電話を切り上げる。
実はレッドはヴィラの離れにいた。
FBIの来訪の報告を受けると、すぐに来たのはレスラーだと気づく。
その時、レッドの目的のミウラ牧場までは車で1時間かかると確認をした。
レッドは輸血のダメージが残り、吐血もしていた。
離れがあるとは知らないレスラーは、クーパーに空振りだと伝えていたがデンベのアドバイスで翌日市場で聞き込みをする。
翌日
デンベは免職になった。
その代わり、レッドに情報を漏らした件での起訴はない。
ベッドの上でクーパーから報告を受けると、デンベは覚悟していたようで驚かなかった。
「銃とは無縁の生活をするよ」
デンベはレッドから学んだと涙ながらに語る。
「予想外の終わりでもいい。レイモンドと過ごした時間はどう終わるかじゃなく、どう生きるかなんだ。彼が常に俺達に思い出させ示し願うのは――怒ること。怒ることだ」
レッドは、散歩をするといって管理人から水を受け取ってヴィラを出た。
その頃レスラーは市場の聞き込みで、レッドが確かにいたことを突き止める。そして買い物の荷物の配達から、ヴィラに従業員用の離れがあることを知る。
すぐに調べに戻ると、離れに大きな牛の頭蓋骨や私物があって確信をしレッド捜索の手配をする。
散歩に出かけたという管理人からの手がかりから、レスラーはヘリで上空からレッドを捜した。
そしてレッドを見つける。
レッドは散歩の途中で遭遇した牡牛に襲われ、血まみれで倒れていた。
逃げられる距離にいたのに逃げなかった。
電話で報告をする。
「彼を捕まえました」
レスラーは離れたところに落ちていたハットを拾い、レッドの上に乗せた。
――おわり――
かんそう
「最悪」
見終わって思わず口に出ていました。
あーあー、やっちまったな。
何から何まで個人の感想ですけど、本当に最悪な終わり方でした。
ここまで良かったものが全部崩されてしまいました。
まず、スパドラのアオリ、これ罪深すぎる。
「シリーズ最大の謎、レイモンド・“レッド”・レディントンの正体は明かされるのか?! 」
今思えば、知ってるはずなのに疑問形ていうところにヒントは隠されていた?
でもなんというか、誇大広告にも近い騙された気分が残ってしまいました。
レッドの正体、なんもわかりません。
その上、この場に及んで思わせぶり? な台詞を入れたこと。
アグネスに「ママみたい」と言わせたり(レッドの中身がカタリーナ説もあった)、デンベにまるで自虐的? にも思えるようなことを言わせたり。
本当に最後に残ったのは「怒り」にも近いものがありますね。
多分、レッドとこの番組が好きなら好きな分、その怒りも強いのではないでしょうか。
ただ私個人としては、まず「死んで終わらせる」パターンが特に嫌いなので、よりによってレッドを! っていうところでがっかり感が増しています。
それと結局、ブラックリストってなんだったの? ですね。
番組とドラマの物語がリンクしすぎていませんか?
リズや主要スタッフの降板とか番組的な事情で物語が思い通りに行かなくなったことと、ブラックリストのシステム自体を解体しようとしたこと。
とりあえず番組を終わらせないといけないから、レッド殺しとこ、みたいな感じ?
レッドのあんな姿見せられて誰が感動して素晴らしいドラマで、見てない人にも薦めようって思う……と思ったんだろう??
いっそ悪評で誰も見ないようにしよう、って意思でもなければあんな終わり方にできますかね?
ってくらい、ひどくないですかーー?
「怒り」というのは作中のデンベの台詞からなので、実際に私は怒ってはないですよw
もともとブラックリストという番組は気軽に「たのしー! おもれー」って見られる番組ではなくて常に「レッドかっこいいのにリズ……!! なんであなたは!!!」ってイライラしながら見て来たので、ある意味慣らされている。
だからこれ以上の不快? はもうないと思っていたんですが、個人的にはその最悪が来てしまいました。
面白い時もあったんですが、今後見返すことはないかな……。
その度にこの最終回思い出してイラっとしてしまいそうですもん。
ある意味本当にブラックリストという番組とのお別れになりました。
こんな衝撃もなかなか味わえないと思うので、そういう意味では歴史に残る作品にはなったと思います。
多分、終わり方が最悪なドラマとしてかなり上位になるのではないでしょうか?
と何より、「謎」の放置。
どこで明かされるんだ? ってハテナ抱えながら見てましたけど明かさないなら納得です。
あとデンベへの輸血に何かヒントがあるのかもしれないですけど、デンベの血液型を知らないし……。
今更考察したところでもう答えがない。
とりあえず最終回見た所で、ネタバレ解禁して気が向いたらあちこち検索してみようとは思ってますが、そこで何か補足するべき情報が得られたら追記したいなとは思います。
レッドには生きて終わって欲しかったな~!
個人的には、リズが死んだ時がドラマの終了タイミングでよかったと振り返ると思いました。
それ以降は全部蛇足。
リズを失ったレッドがチームと決別して完全に闇の世界に戻ってリズを殺した関係者を根絶やしにするもいいし、やっぱりブラックリストは必要だ、と「リズ亡きあともチームは続く……」で終わった、等私の中ではしておきます。
6 件のコメント:
え…牛に襲われてって…どういうこと?
これはあかん、この終わり方はあかんですね。
百歩譲ってそれで亡くなったりするのはまだ良いとして、せめてレッドの正体は明かすべきだったでしょう。多くのBLファンの願いだったと思います。
よくもまあこんなシナリオでいこうと決めたもんですね。
というか、レッドの正体については色々と整合性が取れない内容だったと思うので有耶無耶にするしか方法が無かったのではないでしょうか。過去から見てても、レッドとリズが親子だと仮定しても腑に落ちないことが散りばめられていましたからね。そもそも制作クリエイターが変わった辺りから空気感が変わったのは言うまでもなく、手に負えなかった感が否めません。
私個人の友人の中でもBLを視聴していた方はほんの数名で、その友人達と様々な考察をしていたあの楽しい時間を返してもらいたいものです(笑)
と、長々と書き込んで失礼しました。毎回レビューを楽しみに見させていただきありがとうございました私個人としては、BLに裏切られましたので、今後海外ドラマに夢中になることは無いだろうなと思いますが、良い意味でBLを超えるドラマが生まれることを願うばかりです。
なにわナンバーさん コメントありがとうございます!!
ご友人との考察、羨ましいです!
ブラックリストは考察の余地がたっぷりあったのでそれは楽しかったと思います。
ですが、本当に私も「楽しかったあの頃を返して」状態ですw
そしてお察しの通り、スタート時からメインだったクリエイターがリズ降板の頃に、やはり番組を去っており、その影響は避けられなかったようですね。
今回、最終回を見届けたので少し検索をしてみたところ、(現地でも概ね評判は悪くて同じ感触でほっとしましたw)
クリエイターのSNSでの発言に「シーズン1の終わりにはレッドの正体がカタリーナ」と決まっていた、みたいなものがあったようでした。
(・レッドの謎の病気? は性転換者によくあるものらしい。
・カタリーナの記憶がまるでレッドの記憶のように扱われることがある(「ケープメイ」の回、等々)
終わり方がもう少し納得のいくものであれば、その観点で忘れた頃にまた最初から見直したりしていたのかもしれませんが、もうそこまでの熱量はないですねw
特に突然ファンタジックな展開を見せた「ケープメイ」が、レッドの中身、カタリーナの記憶を見せていたというのは面白いと思うので残念です。
レッドの正体がカタリーナであることを個人的に大歓迎しているわけでもないんですが、ここまで引っ張って死んで墓に入った…みたいな終わり方はスッキリしませんでした。
裏切られたショックは理解できますのですぐに海外ドラマを楽しんでくださいというのは無理でしょうが、また気が向いたら配信ででも海外ドラマを見てください!
そして機会があれば考察を聞かせてください!
見に来てくださって、コメントも残していただきありがとうございました!
記事ありがとうございます。怒りの共有をぶつけられる場所を探してたどり着きました。がっかりでしたね。続編か何かがあるわけでもないでしょうから、ブラックリストは最初の方のドキドキが大きかっただけに…
お邪魔しました。
匿名さま
コメントありがとうございます!
このもやもやを共有できるの、私も嬉しいです!
まさに、「がっかり」です…
そして好きだったからこその、がっかりなんですよね。
最初から期待していなければ「そういう番組だよね」で済んでいたと思うので。
レッドのキャラ、こだわりのあるブラックリスターたち、この番組ならではの良い要素もあったので、それらが全部台無しになって終わったことが本当に残念です…
また機会がありましたら遊びに来て下さい!
はじめましてです
周りにBLを見てる友人がいなかったので
視聴後にこちらのサイトを見て復習するのが常でした
特にリズに対してのイライラ感がまったく同じだったので
毎回そうだそうだとうなずいて読んでいました
なので最終回終わったらコメントさせていただこうと楽しみにしていましたが
まさかあんな終わり方になるとは・・・
怒りを通り越して呆れました
レッドの最期はもう悔し泣きです
このラストを見るために10年見続けていたわけではないのです!
レッドの正体に関しては
もう明らかにする設定が難易度高すぎてなかったことにしてしまったのは
まあ仕方ないとします(ほんとはダメダメだけど)
だからといってあの結末はないでしょう
わたしも死んで終わるというのが一番嫌いなので納得いかないです
牛が登場した時点で嫌な予感はしましたが
それならあのままフェイドアウトで良かったのになあとも思います
いいドラマでしたねえと書き込みしたかったのに
ホントに残念で悔しいです
デンべが死ななかったのが唯一の救いでした
でもこちらのおかげで楽しかったです
ありがとうございました
mjgappさん
はじめまして!
いろいろと大変嬉しいお言葉をいただきありがとうございます
ブログやっててよかったな~と改めて思えました
感覚が近いようで共感してもらえるの嬉しいです!
私も海外ドラマを見る友人はいても、サスペンス系を見る仲間がおらずサスペンスこそ予想とかしたいじゃないですか!
そんなお仲間欲しいなという希望もあってブログを書いていたのでBL見ながら一緒にお話ししたかったですよー!
こちらの誘導?が下手なせいでコメントしにくかったんだと思いますが、今後は改善していきたいと思います!
なので最後にコメントいただけただけでも感謝感激です
本当に「最高でしたね!」と言えないのが残念でしかありません。
むしろ誰にも薦められない。多分永遠に「最終回がヤバイ作品」として語り継がれていくんでしょうね。
デンベとレッドが別れてしまったのも個人的にはよくわからない展開でした。
なんで何もかもレッドから奪っていったんでしょうね。最後には命までも。そして番組さえも。
また同じ番組にハマれる時がきましたらその時はぜひ考察など一緒にさせてください!
コメントありがとうございました!
これからもよろしくお願いします!
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