あらすじ
シェルドンの幼馴染
ある日シェルドンにタムという友人からのメールが届く。
「息子を連れてカリフォルニア工科大に行くから会わないか？」
タムという名前はエイミーにとっては初耳だったが、幼馴染で一番の親友だとシェルドンに言われ驚いた。
その上、シェルドンはタムに恨みがあるようで、それ以上タムの事を教えてくれなかった。
エイミーは婚姻契約書第3章第五条「いらぬおせっかいの禁止」の違反に当たる為、引き下がるしかなく、レナード達に尋ねたがタムを知ってる人はいなかった。
「20年も無視し続けるなんて、そいつ何したんだろう」とハワードが言うとレナードがつぶやく。
「そいつと同じ手を使いたい」
翌日のランチで、レナード、ハワード、ラージの3人はタムの事が気になり、シェルドンの兄ジョージに聞いてみる事にした。
連絡先はハワードが知っていた。
すると、タムはベトナム人でよく遊んでいたとジョージも覚えていた。
だが結婚式に呼んでないと知ると焦り出す。
「俺アジア人としゃべってたけどあれ、タムじゃなかったのか」
ジョージはシェルドンとタムの仲違いを知らなかった。
宿敵リスト
ジョージの勧めもあり、最新の宿敵リストをチェックする事にした。
最新版はネットに上がっており、名前、名字、恨んでる期間でソートできるようにアップデートされていた。
ハワードがタム・グエンの理由を見ようとすると厳しいチェックが待っていた。
利用規約、ロボットではありません、植物の画像を選択してやっと見られた。
とこが理由は「わかってるはず」だけ、だった。
結局、ならば明日大学に来るという本人に会ってこっそり聞こう、という事になる。
ちなみにリストにはジム・ヘンソンまで入っていた。
「ビッグバードという黄色い巨大な鳥をTVに出し、僕に悪夢を見せた」
タム
翌日、大学にいるタムを見つけて声を掛けた。
3人はシェルドンが怒っていると伝えるが、タムはさっぱりだった。
「シェルドンがカリフォルニアに引っ越してそれっきり。何もないよ」
そこへシェルドン本人が登場した。
タムは喜んだが、シェルドンは苦い顔で言い放った。
「裏切りの過去は決して消えない！」
「裏切りって一体なんだ？」
「分かってるくせに」
「さっき確認したけど分かってない」
ラージがシェルドンに囁いた。
「僕が街を出る時どうした？」
「テキサスに残った」
「ほーんと最低だと思わない！？」
シェルドンは怒ったままその場を去った。
ハワードがタムに問いかけた。
「ほんとにシェルドンと幼馴染だったの？」
「ああ」
「テキサスって他に子供いないわけ？」
親友
その後シェルドンは、タムの味方をしたレナードと口論になり、レナードも敵対リストに入れる事に。
親友の座が空いたので、ハワードに電話をかけて親友になったと伝える。
「そりゃ僕だって気乗りはしないよ。分かった、バーナデットはいる？ え？ スチュアートだけ？ またかける」
エイミーはその会話を聞いてすべてを察した。
「もしかしてタムの一件でレナードにキレて、新しい親友を捜してるの？」
「さすが僕の妻、親友にできなくて残念だ」
「私も親友よ！」
「君は親友にはなれない。妻の愚痴を聞いてはくれないからね」
「何があったのか話して」
「レナードが僕に黙ってタムの味方についた。タムは僕を裏切った男だぞ」
実はカリフォルニアの大学院に入る時、実家を出るのが不安なシェルドンにタムは一緒にルームシェアしようと持ち掛けていたのだった。
「でも夏休みにタムは彼女を作り、彼女とテキサスに残った」
それからシェルドンはしらばく友達が出来ず、寂しい想いをしていた。
エイミーは、その後良い友達に出会っているとシェルドンを励ました。
「もしタムと一緒に来ていたらあなたの人生はどうなっていたと思う？」
レナードとはルームメイトにならないが、回想してみるとそれはそれで楽しそうだった。
和解
翌日タムが大学のオフィスを訪ねると、シェルドンは全て許すと言い出した。
「何もしてない」
「それでも許すよ、大人だからね」
「ベスを愛してたんだ。側にいたかった」
「へえそう、何して遊んだの？」
「大人の遊びだ」
タムはシェルドンとは別々になったが、シェルドンに素晴らしい出会いがある事は信じていた、と告げた。
「不安にさせて悪かった。でも君が頑張ってきたことを僕は誇りに思ってる」
「ありがとう。おかげでここまでやってこれた。
君はそこまでいい人生じゃなさそうだね」
「僕も楽しくやってる！！」
「僕の前で見栄張らないでいいんだよ」
「見栄なんて張ってないよ。愛する妻と子供達がいるとても幸せだ」
「勇気ある告白だ」
シェルドンは大学の食堂で、改めて3人にタムを紹介した。
「喜べレナード、君はカリフォルニアの親友だ」
（一拍置いて）「うれしい」
おまけにタムが帰る時間だというと、シェルドンは水臭いとレナードに送らせる事にして、その場で別れた。
「じゃね」
コンシェルジュ
ペニーとバーナデットはラージの見合い結婚が心配になっていた。
「彼女インスタやってないみたい。つまり超おばあさんか超変人」
ペニーの提案で、2人はアヌーに直接会ってみる事に。
職場であるホテルに押し掛け、食事に誘うとアヌーは快諾し、その場でコンシェルジュパワーを使い、人気店に予約を取った。
帰り際バーナデットは言っていた。
「レストランは選び放題なのに、旦那はラージでいいの？」
いざ3人で食事をすると、コンシェルジュの裏話などもして盛り上がる。
すっかり打ち解けたところでアヌーがラージの事も聞かせてと頼んだ。
2人は口をそろえて「いい人」と誤魔化した。
「なら何で独身なの？ 隠さないで」
「ラージといるとほんとに楽しいの。女友達みたい。もちろんいい意味でよ」
「悪い意味でもね」
バーナデットは余計な事を言っていた。
「他には？」
「ない」
2人は誤魔化そうとしたが、ペニーがつい言ってしまう。
「ラージは飼い犬と一緒にお風呂入るけど変な事はしない」
「でもラージも犬も水着着てる」
「あとヒュージャックマンの歌聞くと泣くの」
「それも鼻水ヲタレ流すレベルで号泣」
2人は言い過ぎたと思ったのか同時に言った。
「でもほんとにいいこ！」
そして、2人はベロベロになって帰宅した。
翌日、バーナデットのオフィスに2人でいるとラージからの電話が入る。
「2人でベラベラしゃべったね！ 何で僕が女物のデオドラントつけてるって言っちゃうの！」
ペニーが言い訳をする。
「だってあなた男なのにいい匂いするから」
「あ、そう。いつもデイジーの香りをプンプンさせてどうもすみませんねぇ。
もう勝手にアヌーに会わないで！！」
電話を切られた後、2人は言いすぎたかも、と反省した。
「もう一度アヌーに会ってラージのフォローする？」
バーナデットが提案した。
「じゃあ、お店とってもらわなきゃ。次は会員制のお店？」
「聞いてみる。これもラージの為よね～」
アヌーと女子が早速仲良くなって、いい感じなんだけどこのままラージは見合い結婚するのかしら？ それともするかどうかで引き延ばすのかな？
アヌーはしっかりしていて、だんだんラージにはアヌーのような人がお似合いのようにも思えて来たｗ
シェルドンの幼馴染で親友のタムは、今回を見る限りいたって普通の人でシェルドンとの組み合わせが想像できなかった！！
でもシェルドンの「一緒にカリフォルニアに来ていたら」の回想では確かに、タムと一緒でも面白そうだったｗ
レナードとは同居していなくても、ペニーは向かいに引っ越してきてちゃんとシェルドン達と友達になっていましたｗ
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