あらすじ
Virginia Sherwood/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC
カタリーナとリズ
カタリーナに銃口を向けていたリズは、カタリーナの巧みな言葉に銃を下し、これまでの事情を聞いていた。
カタリーナはその会話の中で密に盗聴器越しにバーディに助けを求めていた。
忍び込んだバーディーがリズを殴り倒し、窮地を脱していた。
その頃FBIでもいくつかの進展があった。
レッドはカタリーナのファイルを捜しているうちに記憶の専門家ボグダン・クリロフの事を思い出した。
カタリーナは、イリヤの記憶を調べる為にきっとその後継者を使っているはず。
過去に記憶をいじられ、個人的に恨みのあるレスラーがコロラドの刑務所にいるクリロフに会いに行く事に。
アラムは、オライオンのファイルが1つ無くなっている事に気づいた。
リズが見ていた山にあったものだが、確認しようともリズは電話に出なかった。
グレゴリー・フリン
リズの自宅には、レッドとデンベが向かうがカタリーナ達の方が一手進んでおり、FBIの護衛2名は殺され、家の中は争いの痕跡を残して留守になっていた。
リズはカタリーナの部屋に拉致されていた。
その後、レッド達とは顔を合わせる事なく、カタリーナとバーディはアパートの隣人としてパクの聞き込みを受けていた。
マディ・トリバーとグレゴリー・フリンとして。
後継者捜し
一時的に釈放されたクリロフによって、後継者の名前が分かった。
ヴィクトル・スコヴィッチ。
居場所を知る為に、ニューヨークにいるタンキ―(中国で神がかった力を持つ者の事)とクリロフを会わせた。
スコヴィッチに仕事を頼んだ女を、タンキ―は「女」だとしか知らず、仲介に入ったのはバーディ・チェルノフだと言った。
アラムの手掛かり
レッドからの報告を聞いたアラムは、バーディ・チェルノフの名前を聞いて思い出した。
それは忍び込んだ結婚パーティーで受け取ったメモに書いてあった名前だった。
しまっていたメモを取り出し、確認するとそこにはもう1つ名前があった。
「別名グレゴリー・フリン」
イリヤの真実
カタリーナの部屋でさるぐつわを解かれたリズは改めて、カタリーナの話を聞いていた。
リズはイリヤを捜す為にリズに近づいたというカタリーナを嘘つき呼ばわりした。
レッドがイリヤで、レッドの事はすでにパリで捕まえているのだから捜すのに自分は必要ないはず、と。
「私はレッド本人から正体を聞いてるの。彼がイリヤよ。30年前、あなたを逃がす為にレッドになった」
言ったのはドムだけど、レッド自身も認めた。
「あなたは命の恩人を拉致して拷問したのよ」
リズは、レッドは血が繋がっていなくても家族だけどあなたは違う、とカタリーナの存在を拒んだ。
「あなたが彼の敵なら、私にとっても敵よ」
カタリーナは頑ななリズには話すよりも、見せる方が早い、と寝たままのイリヤに会わせた。
リズはイリヤを見てすぐに見覚えのある顔だと気づいた。
だが名前はフランクだったはず。
「彼がイリヤ・ゴズロフよ」
「じゃあレッドは誰?」
「それをイリヤの頭から取り出したい」
リズはカタリーナの口から、ドムとイリヤが共謀して自分を守る為にカタリーナを殺そうとしたという事を聞かされショックを受けた。
だが失敗し、結局カタリーナの夫だけが死んでカタリーナは密に人生をやり直していた。
そこをタウンゼント指令でまた追われる身になってしまった。
「奴らはまた私の人生を奪おうとしたのよ」
リズはそれは自分のせいだと打ち明けた。
「あなたを捜し回ったことで追手に知らせてしまった」
「私を捜してたの?」
「当然でしょ。母親なのよ」
カタリーナは、もう邪魔はしないわよね? と確認しリズを完全に解放した。
救出
その後、レッドの車に同乗したパクが「グレゴリー・フリン」の名を聞いてリズの隣人だと気づく。
レッドはパクをその場で降ろし、FBIに隠れてイリヤの救出の手配をする。
自由になったリズは、クーパーに連絡をし自分の無事を知らせ、手がかりを追っていたと嘘をついた。
その上、マディに疑いが掛けられている事を知っても「まさか」とシラを切った。
電話を切ると、カタリーナにFBIが気づいた事を伝え、逃げるように言った。
カタリーナとバーディ、スコヴィッチの3人はイリヤの事は諦めて置いていき、リズの案内で封鎖されたアパートからまんまと逃げ出した。
リズ達が姿を消した後、レッドの手配した手下2人が、レスラーとアラムに成りすまし現場に乗り込んでいた。
無事イリヤを救出し、同じようにレッドが用意していた偽の救急車でイリヤを連れ出した。
カタリーナ
レッドは、イリヤの救出を見届けた後もカタリーナが姿を現すだろうとその場にとどまっていた。
すると予想通り、アパートから抜け出し近くにあった車をジャックして運転して逃げていくカタリーナを見つけた。
レッドはカタリーナに気づかれぬよう、車で尾行した。
するとレッド達の目の前でカタリーナの運転する車が追突にあう。
車から這い出たカタリーナに銃で止めを刺したのは、カザンジャン兄弟だった。
2人は賞金の為、カタリーナの遺体を持ち去っていった。
レッドはカタリーナの死を目撃した。
レスラーの復讐
逃走中のスコヴィッチが逮捕された。バーディーはまだ逃げていた。
レスラーはスコヴィッチと取り引きをし、刑期を短くする条件でクリロフの記憶をいじらせた。
「刑務所に戻す前に、二度と人の頭の中をいじれないように」
リズ
オフィスに戻ったリズはクーパーと2人きりになっていた。
「手がかりを追っていたというのは嘘だな」
クーパーはリズが隠したファイルは母親のもので、パリの女は母親の事なのか? と尋ねた。
「母は想像と違いました。
生き延びる為の答えを探していただけです。今も探しています」
クーパーはどちらかを選ぶなら、仕事上レディントンなのが明白だと選択を悩ませなかった。
だがリズは選ぶのは母、父ではなく真実だと主張した。
「レッドは真実を隠し、母は隠してない」
リズはドムを見舞い、まだ意識不明のままのドムに不信感を訴えた。
なぜ実の娘を殺そうとすることができるのか?
まだ何か隠している。
そこへレッドがやってきて、カタリーナの死を告げてからリズと入れ替わりで部屋に入って行った。
「もう終わった」
リズはレッドには気づかれない位置で、ショックで崩れ落ちた。
その時、リズの携帯が鳴る。
「彼は信じた?」
カタリーナは生きていた。
「彼を騙せた?」
「見事に」
バーディーとも合流しており、襲撃はすべてカタリーナの仕組んだ芝居だった。
リズは秘密を守る約束をした。
「私もロストヴァよ」
カタリーナはまたしばらく身を隠すという。
「答えを見つけたらあなたの元へ行くわ。いつかは分からないけど必ず。終わりにするの。私のマーシャ」
かんそう
レスラーのクリロフ回はこちら↓
THE BLACKLIST シーズン4 第19話「ボグダン・クリロフ医師/DR.BOGDAN KRILOV(NO.29)」リズのコロコロ病は今に始まった事じゃないけど、今回は少しそれも理解できるような展開になっていました。
やっぱり? ドムとレッドは「中身はイリヤ」と嘘をついていたと分かったので。
とはいえ、長年レッドが守ってくれている事は確かでそこに対する恩を見せたばかりで、もうカタリーナ派に切り替え?
でもこれって単純に父母どっちをとるって話じゃなくて、それ以前に「何でこんなにぐちゃぐちゃなの?w」って事をはっきりさせて欲しいわ!
だいたいカタリーナ、こんなに簡単に死を偽装できるなら、さっさとやっていればよかったのにw ドムに殺される前に自分で偽装していたら追われる心配ないし、この裏社会には整形やら記憶はもちろん、オライオンがあるんだからいくらでも別人として堂々と生きてリズの前に出られたと思うんだけどw
なんで自分だけ真っ当にカタリーナのままでいるの??
って辺りも、納得できるオチになるのかな~?
てか、そんなにレッドが気に入らないなら何で殺さないんだろう?
なんでパリでキスしたの??
そもそもレッドはどういうつもりでカタリーナと接してるの?
(自分の中身にはこれまで一切触れてないわけないと思うんだけど……)
最初にレッドが偽物と知った時には、中身がイリヤでそれはカタリーナも知っている、というかむしろカタリーナの為にそうした、って前提だからある意味納得していたんだけど、今レッドの中身をカタリーナが知らないと分かると、それってかなりキモイ……。
レッドの事は大好きだけど、この設定はレッドにとってマイナスでしかないような。
ただのレディントンなりきりファン的な?w
カタリーナとレディントンの関係があるのに、カタリーナが中身を知らないで存在してるって相当キモイ。
しかもそれで娘に近づいてるって、恐怖でしかない。
こちらはレディントンがリズをどれだけ守って来たかを先に知っているから、比較的スルーできているだけで。
あと、これだけ嘘合戦となるとカタリーナが真実しか言っていない、と考えるリズもどうなの? と疑ってしまいます。
ただ最後、自分の死をリズにだけは嘘だと伝えてカタリーナのカブが上がっちゃってるんだよね~。
でもそれはリズを信用させて、コントロールする為の手段かもしれないしね。
うーーーん。
あと気になったのは、リズがドムの枕元で「なんでそんなことができたの?」と呟いたシーン。
これを強調していると言う事は、殺そうとした時点でカタリーナはすでに別人だったのかな? と。
本当の娘なら殺せないって事で。
あとやたらその時の夫に拘ってる感じがあるのも、別の人生があったって感じだし。
あとあと、バーディーがリズを殴って気絶させた時も違和感あったし。(本当の母親なら暴力は使わないって事をアピールしそう)
ただそれはそれで相当ややこしいシナリオになるよね~。
レッドも偽物でカタリーナも偽物だとすると、もはや本物いないw
今回、カタリーナはかなりデキる(ひっそり暮らしてた割に異常に財力、権力あるのは謎だけどw)と分かってキャラ的に立ってきました。
でもレッドもあの死を本当に信じているのか?
カタリーナの裏をかいて、リズを騙して信じている振りをしているんじゃないか?
って、すべて疑ってしまいますw
毎度、まったく分からないし、恐らく全部見ないと最後まで分からないんだろうな、と思わされますが、それでもなんだか面白いってのが凄いドラマですw
11話「ヴィクトリア・フェンバーグ/VICTORIA FENBERG (NO. 137)」へつづく
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