あらすじ
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2019年4月30日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。(全22話)
(アメリカ放送:2019年1月~)
★第1話のみ 最速オンライン試写会 配信(2019年3月31日~4月29日22時まで)
登場人物はこちら
(アメリカ放送:2019年1月~)
★第1話のみ 最速オンライン試写会 配信(2019年3月31日~4月29日22時まで)
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ブラックリスト(レディ・ラック)
レッドが使っていた、運輸省に努めるヘンリー・モリスが取引をすっぽかした。
取引そのものは、なんとかレッドがまるく収めていた。
その後モリスから連絡が入り、幸運が舞い込んだので姿を消すとレッドに伝えた。
レッドはすぐにモリスが「レディ・ラック」に目をつけられたと気づいた。
モリスはギャンブル依存症で金に困っていた。
レディ・ラックはある者を救済する代わりに別の者を地獄に落とす。
彼女が助ける者は、金と引き換えに殺人を命じられる。
そしてモリスは、「第三身分」の仕事をしていた。
FBIはレディ・ラックとモリスも見つける必要もあった。
モリス
モリスは2ヶ月前に解雇されていたが、妻には言っていなかった。
ギャンブル依存で破産寸前であることも。
レディ・ラックの指示通り殺人を犯したモリスは、防犯カメラに映っていた。
金を手に入れたモリスから連絡が来るだろうからと、妻に協力を依頼した。
次のターゲット
モリスが殺したベッツィ・ネイゲルは、モリスと同じギャンブル依存症だった。
だが、モリスとの直接の接点はないようだった。
その頃、レディ・ラックは次のターゲットのネッドに近づいていた。
ターゲットを見つけるのは、ギャンブル依存症のグループセラピーの会場だった。
皆お金に困っているし、ギャンブル好きで断れないはず。
その上、ネッドは自殺しようとしていた。
レディ・ラックは自殺を止めて、声をかけた。
「今度は自分に賭けてみるかい?」
モリスとネッド
妻の協力で、モリスと落ち合う現場で張り込みをした。
自白をするのを監視していると、不審な男が近づいてくるのに気づいた。
それはネッドだった。
ネッドはモリスに近づくと発砲した。
レディ・ラックが依頼した次の殺しのターゲットはモリスだったのだ。
レディ・ラックはギャンブル依存症患者に、同じギャンブル依存症患者を殺させ続けていたのだった。
ネッドに協力させ、レディ・ラックを呼び出させた。
レディ・ラック
ネッドとレディ・ラックの待ち合わせ場所は、ダイナーだった。
何故人の多いダイナーなのかとリズ達が疑問に思っていると、ネッドの電話が鳴った。
「ネッドがっかりだよ」
そこはレディ・ラックが15年夫と通ったダイナーで、店内の様子の違いが一目で丸分かりだった。
常連の姿が1人もいない代わりに、知らない顔ばかり。
「あんた警察に話したね」
遠くの車内から双眼鏡で店内をチェックしていたレディ・ラックは、そのまま車で逃走した。
FBIは直接レディ・ラックを見つけられなかったが、ダイナーの向かいの会社の防犯カメラに安全運転で走る車が映っていた。
車の所有者を調べると、それがレディ・ラックの車だと分った。
正体
車の所有者は66歳のアガサ・タイキ。
アガサの過去は、レディ・ラックであると納得できるものだった。
ギャンブル好きのルーという男と結婚。
ルーは1986年に宝くじで8700万ドルを当てて、ニュースにもなっていた。
2人目の子供を妊娠中、ルーは息子とコンビニへ行きそこで宝くじを買った。
だが事故に遭い、アガサが出産した時に同じ病院で息子は死に、ルーは手術を受けていた。
宝くじは夫の所持品としてアガサの元へ。
その金が、ギャンブル依存症を殺す資金になっている。
アガサの人生はギャンブル依存症にぶち壊され、同じような目に遭う人がいなくなるよう、殺し続けていた。
娘
娘のモイラを訪ねると、アガサは留守だと言った。
宝くじの話には、知ってるけどお金はとっくにないと笑った。
「当選した日に、事故で兄は死に父は全身マヒになって数か月後に死んだの。
母にとっては忌まわしいお金よ、だからすぐに手放してる」
それが嘘で、殺人の報酬に使っていると告げるとモイラはアガサが旅に出たと本当の事を言った。
「母は息子にそう言ったの」
でも行方に見当はつかなかった。
行き先
アラムの調べで、未だに当選金の小切手が発送されている事が分かった。
そもそも、ルーの死亡証明書もどこにもなかった。
その住所に向かうと、アガサは居た。
ルーは全身マヒしたまま人工呼吸装置に入れられ、寝たきりで生き続けていた。
恐らく当選金を受け取り続ける為、どんなに憎らしくても死なす訳にはいかなかったのだろう。でもモイラには死んだと嘘をついていた。
FBIが踏み込むと、アガサは自分が生んだ殺しのシステムを完璧だったといい、観念する振りをして最後にルーを殺そうと家の電気をショートさせた。
さいかい
アガサを逮捕し、ルーは助かった。
モイラは、いきなり当選金が残っている事、父親が生きている事、母親がギャンブル依存症を殺し続けていた事を知らされた。
ルーはこれから娘と暮らしていく。
「パパ、私が分かる? 娘のモイラよ。
今日はパパにいいニュースがあるの。
私、ママの仕事を引き継ぐ」
レスラー
レスラーはCIAの友人MJに会い、カタリーナの情報の確認をしていた。
ロシアを裏切った事からCIAの関心は低く、思ったほど情報は多くなかった。
自殺後も目撃情報があった。
フェリーの可能性もあり、念の為乗客名簿も追加で要求した。
MJにはレッドは完全に消えたから、カタリーナの捜索とは関係ないと嘘をついた。
その後、FBIにフェリーの乗客名簿が届いた時、リズが受け取ってしまいリズはレスラーを責めた。
「母を捜してるのね。あなたに過去を掘り起こされるのは御免よ」
レスラーは、何週間も前に依頼していたものだ、と嘘をつきリズの目の前でゴミ箱に捨てて安心させた。
乗客名簿
レスラーは乗客名簿に不審な点を見つけ、MJに協力を求めた。
「1名、消息不明の者がいる。
フェリーに乗る前はこの世にいなかった女だ」
彼女の個人データは切符の購入後からしかなかった。
MJはいやいやながらもレスラーの頼みなら、と情報の精査を引き受けた。
不明の1名の身元が分かった。
ヴァージニア・ロパティン81歳。
98年にT・キングと結婚。
国際政治雑誌を定期購読。
ロストヴァは59歳、母親が22歳の時の子なので、年齢があっている。
カタリーナの母親かもしれない……。
第三身分
モリスの取り調べで、過去に第三身分に最高級の防犯システムを破れる監視装置を売っていた事が分かった。
名前は暗号化されていたので分からない。
「第三身分は99%の市民の事。
アメリカで狙うなら残り1%の富裕層」
リズは前向きに捉えた。
裏切り者
レッドは裁判中に自分を裏切った関係者を呼び出し、密告者かどうかの確認をしていた。
その為の安全な場所は、スモーキーに用意させていた。
カルロという男は、不在の間に他の組織の仕事をしていた。
密告したのもカルロではないかと疑うが、本人が否定したので一応信じた。
罰金として15%の上乗せをした。
2人目は、マーティン・ウォルコット。
同席させたスモーキーに確認すると、面識はなかった。
2人とも物流に詳しいのでレッドは顔見知りではないかと思っていたのだった。
マーティンは、レッドの不在中に記録的な利益を上げていた。
それが褒められないのは、レッドが禁止しているドラッグ売買をしたから。
レッドは警察に売ったのか? と確認した。
レッドの輸送網を使ってドラッグで儲けたのだから、レッドがいては出来ない。
マーティンは、密告については否定はしたが、ドラッグ売買についてはレッドがやらなくても誰かがやる事だと認めた。
レッドはその場に居合わせたスモーキーにどうすればいい? と判断を委ねた。
困ったスモーキーは、裏切りの面もあるけど俺は殺しはやらない、と前提してカルロのように罰金で済ませると結論づけた。
「カルロには女房、彼には子供がいる」
と余計な事を言って。
でもまだスモーキーは、うっかりミスを犯した事に気づいていない。
レッドは酒を造りながら、マーティンを撃ち殺した。
スモーキー
ジェットの中で、レッドはスモーキーの嘘を暴いた。
「会った事がないと言ったのに、子供がいると知っていた」
スモーキーはもう誤魔化せない、と正直にレッドに連絡を受けてフリーランスで仕事を受けた、と打ち明けた。
「彼は悪いが、君の方がもっと悪い。実現させたからだ」
物流の天才のスモーキーがいなければ、机上の空論のままだったろう。
「君は生まれながらの詐欺師。
自分が生きていくためにごく当然に他人を利用する。
友達、依存者、敵、私までもだ。
私が不在の間に君は麻薬の輸送網を築いた。
見事であり――不愉快だ」
スモーキーは見せしめに殺された。
デンベは間違った見せしめだ、とレッドを責めた。
「誰かが私を警察に売った。
だがスモーキーじゃない。
さらに死人が出る前に、誰かが裏切り者の名を言うかと思ってね」
「では裏切り者を言わせる為の見せしめか」
「君が真実を知っていれば私を止めるか?」
「もちろん」
「それでは裏切り者を知る人物もそうだと願おう」
裏切り者を知っているデンベはどうするのか……?
かんそう
いろいろ驚きのある回でした。
まずはスモーキーの死!
スモーキー、いいキャラだったのにこんな風にあっさり死ぬなんて!!
でもこういう驚きはちょうどいい感じがします。
あんまり長く愛着が沸いてから死なれると、ストーリー無視してショックの方が大きくなちゃうんで。
裏切り者捜しも本格的になっていますが、という事はやっぱりレッドはリズだとは思ってないのかな?
そしてデンベがそれを知っているという事も。
もしくはうすうす分かってて、言っている通りあぶり出す為にやっているのか。
どっちにしろ、この行く末もドキドキしますね。
早くリズだって知った時の展開が見たい!!
そしてデンベが間に挟まれて可哀想すぎる!!
レディ・ラックというブラックリストも、殺しそのものはブラックリストという程世界的な犯罪って感じではなかったですけど、なかなか考えさせられる面白い事件でした。
特に最後の落ちが良かった。
母親が犯罪者で終身刑になったというのに、これまでまったくまっとうに生きて来た娘が、母親に理解を示し、後を継ごうと思うなんて。
ドラマならではの展開ではありますが、なんとなくギャンブル依存という闇の深さを感じ、否定しきれない部分もありました。
むしろドラマだからこそこういう展開で正解、みたいな。
あと突然、ジャネット(シーズン3 11話「グレゴリー・デヴライ」)が再登場しました。
そういえば忘れてたけど、この回で「本物のレディントン」っていうのが登場したんですよね。
結局あの時は、本物が偽物って感じで終わってたと思いますけど……。
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