LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン20 15話「売春宿/Brothel」

2019/08/24

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン20 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


2019年5月17日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2018年9月~)

【登場人物】


ドールハウス殺人事件

ビルの下で女性が落下して死亡しているのが発見された。
暴行の痕、防御創らしき傷があった事からレイプ殺人の可能性があった。

現場からは血のついた銃が見つかっていた。

屋上のドアに血がついていたので、落下したのは屋上からだと分ったが、他にドアが開けっ放しになっている部屋を発見した。

オリビアとロリンズが部屋を調べると、部屋の様子から売春宿だと分った。
遺体の他、人の気配はなくすでに慌てて出て行った後だった。
被害者は売春婦だった。

ヘロイン所持と不法侵入の逮捕歴から遺体の身元が判明した。
トーリー・ミークス。
今回も薬物が検出された。

ドラッグコートのプログラムに参加している記録もあった。

ドラッグコート

オリビアとロリンズがドラッグコートへ聞き込みに行った。

担当のコファックス判事に報告すると、ケースワーカーを紹介された。

ケースワーカーが言うには、2~3ヶ月前に突然姿を消し、電話もつながらなくなっていた。
1年間は薬を断っていた。
近親者はおらず、全力を尽くして捜したが見つからなかった。
里親に育てられ、性的虐待を受け12歳で飲酒。16歳で路上生活。
「全員は救えない」

脱げた靴

経営者を突き止める手がかりを探していたところ、売春宿に残された荷物に片方だけの紳士靴を見てカリシが気付いた。

それは1足2500ドルするパレトーという高級ブランドのものだった。
オーダーメイドなので顧客情報が残っているはず。

パレトーへ行き、ぴったり合う木型からコラムという客だと分かった。

ウォール街で働いているコラムを連行すると、コラムはトーリーの死を知らなかった。

客として売春宿ドールハウスへ行き、トーリーを指名したがトーリーはコラムをベッドに縛り付けた後、突然自作自演で騒ぎ出し部屋から飛び出して行った。

それをコラムは変態的なゲームだと思って、事件だとは思っていなかった。

トーリーは護衛を殴って銃を手に入れていた。
「刑務所の方がマシ」と言って逃げ出し、売春宿のスタッフのヒスパニック系のヒゲの男と、黒人の用心棒と女性が怒っていた。
きっと、その3人の中に犯人がいるはず。

コラムは、騒ぎの間中縛られていたから犯行に関われるわけないと関与を否定した。
「縄を解いてもらった後は、皆が慌てて出て行くので自分も逃げただけ」

ドールハウスを知ったのは、バーで隣にいた男が教えてくれたから。
「家庭の不満を愚痴ったら番号を教えてくれた」

その電話番号はプリペイド携帯だった。

オリビアはここまでの情報から、人身売買の可能性があると考えた。

さらに売春宿を調べる為に、フィンは風紀課の友人を頼る事にした。

風紀課

フィンの風紀課の友人は、20年以上のつきあいになるというフィービー・ベイカー巡査部長(ジェニファー・エスポジート)だった。
同行したカリシは会ってすぐに2人が親しい事に気づいた。

最近の売春宿は、短期間で場所を変えて巧妙に営業しているという。
それでも慣れた様子で、ドールハウスのサイトを検索してみせた。

サイトの画像にはトーリーが載っていたので間違いない。

フィービーは囮捜査を提案した。

令状

至急令状が必要になる、とバース判事とのプライベートな食事中のコファックス判事を訪ねた。
それでもコファックス判事は快く令状を出してくれた。

フィービーは、2人が仕事だけの関係ではないと感じ取った。


ところがいざ踏み込むと、突き止めたはずの住所はもぬけの殻だった。

囮捜査は失敗に終わった。

客になりすましたメールでバレたのか、それともスパイがいるのか。

メールを出したのはフィンで、現場を主導したのはフィービーのチームだったので、フィンとフィービーはお互いに責任を押し付け合った。

銃の謎

現場で発見した銃の弾道検査の結果が出た。

するとおかしな事に、死んだ麻薬の売人の銃だという事が分かった。
本来ならば警察の証拠保管庫にあるはずの銃が何故、現場に落ちていたのか?

警官が絡んでいると考えざるを得なくなる。

実際に保管庫を調べると、確かに銃はレンガと入れ替わっていた。
証拠を預けた日付は11月12日。
フィービーのチームのガサ入れだった。

フィービーはフィンに部下の仕業の可能性があると言われ、動揺した。
11月12日保管庫に出入りしていたのは、ブロムランド、フィッシャー、ラミレスの3人の部下だった。
「皆いい警官よ」
「1人は違う」
フィービーは、IAB(内務調査室)への連絡は少し待ってほしいとフィンに頼んだ。

フィンはフィービーに借りがあるから、と猶予を与える事にした。

実はフィンが離婚後に初めて付き合った相手がフィービーだった。
だがまだ離婚のショックが尾を引いていた為、真剣になれずひどい別れ方をしていたのだった。

絞り込み

手分けしてフィービーの部下3人を監視すると、ラミレスが売春宿に絡んでいる現場を押さえた。

その場にいたフィービーはショックを受けながらも、逮捕の為コファックス判事に令状をもらいに行った。

車で待機していたフィンとカリシは、ロリンズを呼び、令状を待った。
遅いと思って連絡をしてもフィービーは電話に出なかった。

そんな中、張っていたラミレス達に動きが出たので、令状を待たずに踏み込む事にした。

だがまたしても情報が漏れたようで、ラミレスを含めて関係者は姿を消していた。
ただし、ハイで逃げられなかった売春婦が1人、ベッドに残されていた。

カリシとフィンは、フィービーの留守中に情報が漏れた事から、戻って来たフィービーを内通者だと責めた。

フィービーは落ち着いて話せば通じるとフィンを呼び出したが、フィンは疑いを捨てなかった。
「売春婦の意識が回復したら君の写真を見せる」
「やればいいわ。また過ちを繰り返すのね」

アン・クズミン

残っていた売春婦は25歳のアン・クズミンだった。
前歴は、教唆と薬物所持。

アンはラミレスの写真を見て「カルロス」だと言った。
カルロスの仕事はドールハウスの経営。
売春婦達は銃で脅されて働かされていた。

きっかけは、薬物を断つ為の自助グループで声を掛けられた事。
フィーという女性警官だという。
「彼女がカルロスを紹介した」

ドールハウスは、薬物を断とうとしていたのに薬を与えて仕事を強要していたという。
断れば宣誓釈放違反で通報するとも言われていた。

そんな生活から逃げようとしたトーリーは殺された。
「死んで幸せになれた」

女性警官の顔を確かめさせると、フィービーではないとはっきり言った。

フィンはすぐにフィービーに謝りに行った。

仕込み

フィンの謝罪を受け入れたフィービーは、カリシと組んでラミレスに仕掛けた。
アンが取引きで組織の人間の名前を言うかもと、偽の情報をあえて聞こえるように話をした。

そして、コーヒーを買いに行くと言って出て行ったラミレスを尾行した。
ラミレスは黒幕に会うはずだろう、と。

だがラミレスが会いに行った相手は、目を疑う相手だった。
コファックス判事だった。

黒幕

売春宿の黒幕がコファックス判事だったと分かると、SVUにも衝撃が走った。

確かにアンもトーリーも、ドラッグコートでの担当はコファックス判事だった。
他にも4人の女性がいる。
風紀課の捜査令状申請のうち、コファックス判事が発行した14回は情報が漏れていた。

だがオリビアはまだ状況証拠でしかない、と冷静に判断した。
「現職の判事を追うならミスは許されない」

バース判事

コファックス判事は、取引きされては困るのでアンの件でバース判事を頼っていた。
ドラッグで3回目の逮捕になるのに、まだ救える、と。
「最後の機会を与えてくれ」

最初は無理だと断っていたが、コファックス判事は2人の関係を前面に押し出して甘えた。
「正しい事だと信じてるから君に頼んでる」
するとバース判事は仕方ないと、頼みを聞き入れた。

コファックス判事が廊下に出ると、そこにはフィンとカリシが待ち構えていた。
「ご同行願います」
カリシは、ついさっき録音したバース判事との会話の音声を流した。
「誤解してる」
だがすべてを知ったバース判事が、その先の言い訳を言わせなかった。
「いいえ。何でも協力するわ」

ラミレスと残り2名のスタッフも逮捕した。

取り調べ

取り調べで、コファックス判事はオリビアに薬物を利用した人身売買だと言われ、酷く興奮した。

コファックス判事の言い分は、苦しいときに薬を与えて面倒を見ていただけ。
全員を娘のように守っていた。

「彼女たちはもう死んでた。
法廷に来た時点で、魂が死んでた。
依存症に窃盗等、自ら未来を奪ったんだ。
親は彼女たちを愛したが無力だった。
だから私が守った。
過剰摂取をしないよう、薬の量を調整し、生かした」

弁護士が止めても、もう止まらなかった。
「心が死んでいても、息をしている!」

ここまで死に拘るには、理由があった。
「生きてさえいれば、デリアにもチャンスが……」
コファックス判事には、16歳の時に過剰摂取で死んでいた娘がいたのだった。

コファックス判事は取引きで、懲役25年になった。
年齢を考えれば十分キツイ刑となった。

オリビア

オリビアは、校正プログラムに参加するアンに会いに行った。
「あなたなら大丈夫」
この先に不安を感じるアンを励ました。
「社会制度は完璧からは程遠いけど、きっとやり直せる。
きっと、あなたが望むとおりの人生を歩めるわ」

フィン

事件が解決し、フィンはフィービーとバーで会っていた。

改めて20年前の事を謝罪し、昔の自分とは違うとアピールした。
「もしよければ、やり直さないか?」

だが、フィービーには恋人がいて、この後も恋人と会う約束をしていた。
「一緒にどう?」
フィンは笑って遠慮し、1人残された。



かんそう

コファックス判事って、ちょこちょこ見る人だったのでまさか黒幕だとは思わずびっくりしました!

こんな展開もあるんですね~。

そして、ドラマの時系列では、最初にドールハウスの事件シーンが入りますので、そもそも「カルロス」と呼ばれていた男が「ラミレス」だと、見ていれば視聴者には分かるようになっています。

ただし、私がそれに気づいたのは2回目に見た時で。

何せ冒頭の短い時間なので、カルロスと呼ばれる男の顔なんてほとんど記憶に残らないまま進行していき、ラミレスが登場したところで初めましてって感じでしたw

他にも、途中フィービーがスパイなんじゃ? と疑いがある中、「フィーという女刑事」という名前が出て「え? そうなの?」と疑いを強める流れになりますが、これも冒頭に出てくる「女主人」がしっかり頭に残っていると、「いや、女といえばあいつがいた……」と推測できたかもしれません。

アホな私は、もちろんまったく女主人の事なんて忘れていて「フィービーじゃない」と分かっても、じゃあ誰だろ? とピンとは来ませんでしたw

最後に、判事の取り調べで関係者の写真が並べられた時に女刑事=女主人だった、と答え合わせが出来ました。
(でもこれも台詞での説明はないので顔を覚えていないと分かりません)

でも、売春宿って大抵暗いですし、夜のシーンですし、まあ初見でカルロスの顔を覚えていて、ラミレスじゃん!! って分った人は凄いなーと思います!!

そんなSVU的には珍しいと思える、答え合わせも面白かったです。

そして何より個人的に面白かったのは、フィンの元カノが登場した事w

しかもすんごい刑事姿が馴染んで見えたというか、既視感な登場で笑ってしまいました。
NCISのシーズン14だけに出演していた女優さん(ジェニファー・エスポジート)でした。
髪型こそ違いますが、雰囲気は変わらないのであれ? SVUにも前からいたっけ? とごっちゃになりました。

元カノとはいえ、フィンとのサバサバした掛け合いが好感持てたのですが、フィンはしっかり仕事をしながら復縁狙っていたんですねw

振られたフィンは神妙な表情をしていましたけど、見ている方は綺麗な振られっぷりに笑わせて頂きました。
告る前に付き合ってる人いるのか聞けばいいのにね。捜査ではほとんどミスしないのにw

SVUで笑って〆る事があるとはw
申し訳ないけどフィンが真剣な表情をすればするほど笑っちゃうよ……。

そういう意味でもかなり珍しい印象の回でしたw


シーズン20 16話「記憶との闘い/Facing Demons」へつづく

【登場人物】

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーン)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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