あらすじ
Peter Kramer/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2019年5月17日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2018年9月~)
・【登場人物】
(アメリカ放送 2018年9月~)
・【登場人物】
小児性愛者自殺事件
マイカ・フラーというダウンタウンの書店に勤務する男が、自宅で顔にビニール袋を撒いた状態で死んでいた。
一見、窒息死かと思えたが、大量の睡眠薬を飲んでの自殺だった。
自殺なのにSUVが呼ばれたのは、床に顔が見切れた下着姿の少年のポラロイドが散乱していたからだった。
その1枚には「ごめんなさい」と書かれていた。
マイカが小児性愛者だとしたら、被害者がいるはず。
オリビアは、被害者を捜す。
ところが、両親が現場に残されたポラロイドを見て気づいた。
すべて子供の頃のマイカだったのだ。
マイカは加害者ではなく、被害者だった。
マイカの恋人
別れたばかりだというマイカの恋人、ヘレンに話を聞いた。
ヘレンとマイカに身体の関係はなく、かなり奥手だったという。
子供の頃性的虐待を受けたせいだ、と言っていたがその相手が誰かまでは聞いていなかった。
20歳のヘレンには荷が重く、別れていた。
マイカの親友
ヘレンから聞いた、中学時代のマイカの親友にも話を聞いた。
すると、2日前にメールが来ていたが放置していた事が分かる。
メールの内容は、
「久しぶり。僕に関する不可解な事が近々怒るだろう。
もし理由を知りたいならゲーリーに聞け」
というものだった。
ゲーリーとは、当時2人がはまっていた手品の先生だった。
だがマイカはある日突然、手品を止めていた。
ゲーリー
ゲーリーの店、グレーラビット手品店を突き止めゲーリーに会いに行った。
63歳になっていたゲーリーは、店のオーナーだと自己紹介したが、マイカの写真を見せると動揺して知らないと言った。
だが店のカウンターには、客を撮影したポラロイドが沢山飾ってあった。
「カメラは少し前に壊れた。力に慣れなくて悪いな」
家宅捜査
父親が、当時マイカがペニスに洗浄剤をかけたので病院に連れて行っていた事を思い出した。
母親が同窓会で留守だった日の出来事なので、日付が特定でき家宅捜査の令状を取った。
ゲーリーの家から直接的な証拠は見つからなかったが、少年野球の監督をしていた80年代の写真の中にオリビアは知った顔を見つけた。
キャシディ
それはブライアン・キャシディだった。
オリビアはキャシディを訪ねて、過去の被害者が自殺したことを伝え、ゲーリーについて何か知らないかと聞いた。
キャシディは野球チームには短い間しか所属しておらず、ゲーリーが小児性愛者であるという記憶はないと言った。
ピーター
オリビアからキャシディの知り合いだったと聞いたピーターは、すぐにピンと来てキャシディに電話を入れた。
ピーターは、キャシディが過去に被害を受けていた事を知っていたから。
キャシディは電話に出なかったようで、ピーターはゲーリーの家の前で監視をした。
すると、帰宅したゲーリーの後をキャシディが追って行くのが見えた。
「やはりな」
慌ててピーターが追いかけると、キャシディは銃を持ち玄関のドアをピッキングしていた。
ピーターはこんな方法では裁けない、と興奮しているキャシディを止めた。
ピーターは改めてキャシディに証言を依頼するが、キャシディはトラウマを思い出したくなく拒否した。
オリビアに知られる事も我慢できないのに、大勢の前で話せる訳がなかった。
「オリビアには絶対に言うな約束してくれ」
オリビアは唯一自分を肯定してくれた人。だから失望させたくない。
「別の方法を探してくれ」
新たな証言者
翌日、キャシディは別の証言者捜しの情報をピーターに伝えた。
当時の仲間で2人被害者らしき人物がいる。
2人はコネティカットとプロビデンスまで出向いて、それぞれ証言を頼むがやはり被害そのものを認めはしなかった。
だがプロビデンスのレオは、自分の息子がマイカだったら、と考え直し性的虐待を受けた事を認めた。
「俺が証言台に立つよ」
ピーターのミス
ピーターは電話で説得したと言って、キャシディの事は言わずにレオをSVUに連れて帰った。
しかし、当時の名簿はデータ化しておらず名簿も残ってない事を知っていたオリビアは気づいてしまった。
キャシディも被害者だったんだろう、と。
オリビアがキャシディに会いに行くと、キャシディは被害者じゃない、と言い張ったがオリビアは確信していた。
「あなたが心配なの。
事実を認めなければ、いつかマイカのように命を絶つんじゃないかって」
「俺は平気だ」
裁判
ゲーリーを逮捕し、裁判が始まった。
レオは当時の事を証言した。
だがレオの飲酒問題を突っ込まれ、証言前にも飲んでいた事から証言は削除されてしまった。
休廷になると、街から出ると言っていたはずのキャシディがゲーリーの前に現れ掴みかかった。
「俺を覚えてるだろ!」
すぐにオリビアとピーターが止めに入り、大ごとにはならずに済んだ。
そこでキャシディはレオの証言が無効になったことを知る。
オリビアはショックを受けているキャシディに、証言するよう励ました。
「無効になってもいい。マイカや他人の為じゃなく、自分の為に悪魔に立ち向かうのよ。
ブライアン、私を見て。写真の中の少年を許してあげて。
お父さんに認めて欲しかったのよね。もし今いたら、あなたを誇りに思う。私のように。よく頑張ったわね。あなたならできる。私が保証するわ」
キャシディは証言台に上がった。
オリビアが送っていた応援のまなざしは、しっかりキャシディに届いていた。
かんそう
ピーターがキャシディに虐待を受けた過去があると気づいた、シーズン19 14話「迫りくる影/Chasing Demons」の完結編、といった回でした。
キャシディの証言は、レオが証言すると決めたのを見て自発的にするのかな~と思ったんですが、違いました。
レオだって相当覚悟が必要だろうに、それをキャシディは任せておしまいなの? と一瞬疑問が浮かびましたが……。
キャシディのような男がそこまで隠したいと思うという事は、よっぽどのトラウマなんだな、とそのつらさの度合いが感じられて、納得できました。
それが最後はオリビアの励ましで勇気を出して、というのもまたSVUらしくオリビアの女神っぷりが力強かったです。
これで少しはキャシディの心の傷が癒されるはず……。
私のお気に入りのフィンの出番はほとんどありませんでしたが、オリビアが女神だったし、ドラマ自体の満足度が高いので全然気になりませんでした。
(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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