あらすじ
Michael Parmelee/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2018年4月12日(水)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2017年9月27日~)
小児科虐待事件
小児科医のウエスト医師(黒人)が、患者の少年に虐待をしていた事件の裁判が行われた。
発端となった患者は、サミー・プライス10歳。2年に渡り被害を受けていた。
その後、15人の患者を聴取したところ、ヘクター・ラモスとトミー・ロバーツの2人の被害者が見つかっていた。
両親が待合室で待機する間、遊び部屋に子供を誘い、鍵をかけるという手口だった。
証言台にはオリビアの他キャシディも呼ばれていた。
キャシディはウエストの逮捕時に過剰な暴力を振るっていた事から人種差別を指摘され、興奮してしまい暴言を吐いてしまう。
「被害者の身になれ。
殺してやりたい!」
結果、審理無効になった上、保釈まで認めさせてしまっていた。
被害者の親達は、保釈はもちろん再審となった事にもがっかりし、腹を立てた。
特にヘクターの父親は短気なようで、怒りを露わにした。
サミーの母親は、もうサミーを遠くへやって事件を忘れる事にした。
再審で子供に再び証言をさせて、つらい想いをさせたくはないから。
オリビアは、ノアの一件以来キャシディとは距離を置いていた。
裁判の後、自分のしでかした失態に自棄になり、バーで暴れていたが夜になると、血まみれでオリビアの部屋を訪ね、助けを求めた。
キャシディの言い分は、バーで飲んだ後、ウエストの家まで警告をしに行っていた。
だが玄関の鍵は開いていて、中は暗かった。
名前を呼んでも返事はなく、突然誰かに頭を殴られて倒れてしまった。
気が付くと、血まみれのウエストが隣で死んでいた、というのだった。
出頭すれば、犯人扱いされてしまう。
オリビアは、すぐに信用した訳ではなかったが犯人だとも思えなかった。
何かの手がかりとして、キャシディは現場で丸い小さな輪っかを拾っていた。
翌日、ウエスト医師が刺殺体で発見された。
殺人課のホリデー刑事(黒人)が担当となるが、キャシディを差別的な捜査官だと、最初からSVUに喧嘩腰だった。
情報共有を申し出るも、現場を荒らす前に立ち去ってと聞く耳を持たなかった。
オリビアは、キャシディの存在を隠したまま、ホリデーに交渉して本格的に捜査をする事にした。
「被害者と家族は2年も苦しんできた。
私達が努力してる姿を見せたい」
オリビアは、キャシディを匿っている事は言わずに、ロリンズを呼びつけてノアを預けた。
ロリンズがノアに朝食を摂らせていると、キッチンにママのではない大きなブーツがあったと言い出す。
殺害時のアリバイを確認する為にサミーの家を訪ねると、母親の知り合いだという、グランビルという男が出入りしていた。
その際、母親が子供達に大金の入った封筒からおこづかいを渡しているのを見る。
問い詰めると、それはウエスト医師からの口止め料5000ドルだった。
玄関に置かれていたという。
今まで黙っていたが、苦しい家計に必要だった。
そしてウエスト医師が死んだ今、返す必要もないだろう、と。
ストーンはSVUが勝手に捜査している事を知り、オリビアに文句を言いに来た。
オリビアは、ストーンにノアの存在を話した。
「つい最近実の祖母に誘拐された。
無事だったけど、私は今も眠れない」
だからウエストの被害者はもっとつらいはず。
慎重に捜査すべき、と理由を伝えた。
ストーンは渋々納得したものの、「何も隠すなよ」と釘を刺した。
だがオリビアはキャシディの事を隠していた。
ロリンズはオリビアの家に行き、キャシディに訴えた。
「意気地なしね」
ストーンに捜査がバレた事を伝えた。
「あなたのせいでオリビアが仕事を失ってもいいの?
自分だけが助かればそれでいいの?」
彼女を大切に思うなら出頭すべき、そう言って帰って行った。
その頃、ストーンの元にホリデー刑事が防犯カメラの映像を持って訪ねていた。
ウエスト医師の家の前のカメラに映ってるキャシディに気づいたのだった。
オリビアが隠し続けていた事が、バレてしまった。
その映像をストーンはオリビアに突きつけたが、オリビアは落ち着いていた。
ストーンはオリビアとキャシディの過去の関係から、庇っているのではないかと勘繰る。
その時、キャシディが出頭して来た。
ストーンはホリデー刑事に尋問をさせた。
ホリデーは、キャシディを敵対視し、頭ごなしに不当に扱う。
オリビアとの関係も持ち出すと、オリビアは黙って居られず、割り込んで行った。
「私への文句なら、直接言いに来る度胸を身につけるのね」
ストーンはキャシディの逮捕を命令した。
検査結果でウエスト以外のDNAが検出された。
それは魚のものだった。
凶器がキッチンナイフだったので、つじつまは合っていた。
ところがフィンが気づいた。
資料にあったサミーのウエストの医院の処置履歴に、釣り針での負傷が書いてあった事を。
釣りをするなら、釣り用のナイフがあってもおかしくはない。
母親に再確認すると、グランビルはサミーとよく釣りに行くと言った。
グランビルの釣り具を確認すると、ナイフがなくなっていた。
サミーの家を再び訪ね、母親を追及した。
グランビルを庇っているのではないか、と。
するとオリビアがサミーの兄レジーが持つ、ハンドスピナーに気づく。
キャシディが拾っていた輪っかは、ハンドスピナーの部品だった……。
ウエスト医師を殺したのはサミーの兄レジーだった。
実は、サミーの被害を知っていた。
その理由は、自分も虐待されていたから。
当時11歳。
父親が家を出たばかりで、悲しむ母親にその事を言えなかった。
誰かに話しをして、周囲にゲイだと誤解されたくなかった。
行為は、1年くらい続いた。
医師に口止めされていた。
でも、サミーが遠くへ行くと聞いて食い止めたかった。
「奴を自由にさせるもんか」
母親は気づけなかった事に自己嫌悪をして、涙を流した。
キャシディはレストランにいるストーンに、レジーに取り引きを申し出ろ、と言いに行った。
「レジーが気の毒過ぎる。
彼は一生心の中の悪魔と戦う。
この先誰かと交際する度に思い出すだろう。
迫りくる影に怯えるんだ」
ストーンはキャシディにも同じ経験があるのだと気づいた。
相手は野球のコーチで2か月程。
父親が制裁を加えていた。
オリビアには言えず、耐え切れずSVUを去っていた。
だからレジーを少しでも救ってやりたい。
ストーンはキャシディの想いを理解し、最善を尽くすと約束した。
店の外に出ると、キャシディはオリビアと出くわした。
キャシディは改めて、今回の件とノアの件を謝った。
そしてノアの件は、あくまで誤解だと説明した。
キャシディはオリビアが捜査対象だとは知らず、自分の話しとしてモリソンに話しただけだった。
「君とノアを傷つけようだなんて、一瞬たりとも思ってない」
君は人生で最愛の人。
オリビアにとっては過去の人であっても、自分との思い出を葬り去らないで欲しい。
オリビアは、しばらく考えてから聞き入れた。
「もちろんよ」
そして2人は別れた。
15話「親がわり/In Loco Parentis」へつづく
証言台にはオリビアの他キャシディも呼ばれていた。
キャシディはウエストの逮捕時に過剰な暴力を振るっていた事から人種差別を指摘され、興奮してしまい暴言を吐いてしまう。
「被害者の身になれ。
殺してやりたい!」
結果、審理無効になった上、保釈まで認めさせてしまっていた。
被害者の親達は、保釈はもちろん再審となった事にもがっかりし、腹を立てた。
特にヘクターの父親は短気なようで、怒りを露わにした。
サミーの母親は、もうサミーを遠くへやって事件を忘れる事にした。
再審で子供に再び証言をさせて、つらい想いをさせたくはないから。
小さな輪
オリビアは、ノアの一件以来キャシディとは距離を置いていた。
裁判の後、自分のしでかした失態に自棄になり、バーで暴れていたが夜になると、血まみれでオリビアの部屋を訪ね、助けを求めた。
キャシディの言い分は、バーで飲んだ後、ウエストの家まで警告をしに行っていた。
だが玄関の鍵は開いていて、中は暗かった。
名前を呼んでも返事はなく、突然誰かに頭を殴られて倒れてしまった。
気が付くと、血まみれのウエストが隣で死んでいた、というのだった。
出頭すれば、犯人扱いされてしまう。
オリビアは、すぐに信用した訳ではなかったが犯人だとも思えなかった。
何かの手がかりとして、キャシディは現場で丸い小さな輪っかを拾っていた。
Michael Parmelee/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
ホリデー刑事
殺人課のホリデー刑事(黒人)が担当となるが、キャシディを差別的な捜査官だと、最初からSVUに喧嘩腰だった。
情報共有を申し出るも、現場を荒らす前に立ち去ってと聞く耳を持たなかった。
オリビアは、キャシディの存在を隠したまま、ホリデーに交渉して本格的に捜査をする事にした。
「被害者と家族は2年も苦しんできた。
私達が努力してる姿を見せたい」
ロリンズとノア
Michael Parmelee/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
オリビアは、キャシディを匿っている事は言わずに、ロリンズを呼びつけてノアを預けた。
ロリンズがノアに朝食を摂らせていると、キッチンにママのではない大きなブーツがあったと言い出す。
ロリンズはその言葉で、キャシディを匿っていると気づきオリビアに忠告した。
オリビアに自分を信じて、と言われると嫌々でも逆らえないロリンズだったが、キャシディを疑っていた。
サミーの家
殺害時のアリバイを確認する為にサミーの家を訪ねると、母親の知り合いだという、グランビルという男が出入りしていた。
その際、母親が子供達に大金の入った封筒からおこづかいを渡しているのを見る。
問い詰めると、それはウエスト医師からの口止め料5000ドルだった。
玄関に置かれていたという。
今まで黙っていたが、苦しい家計に必要だった。
そしてウエスト医師が死んだ今、返す必要もないだろう、と。
ヘクターの父親
短気なヘクターの父親にもアリバイの確認をした。
そこでホリデー刑事とロリンズがバッティングしてしまい、追い出されていた。
ストーンとオリビア
オリビアは、ストーンにノアの存在を話した。
「つい最近実の祖母に誘拐された。
無事だったけど、私は今も眠れない」
だからウエストの被害者はもっとつらいはず。
慎重に捜査すべき、と理由を伝えた。
ストーンは渋々納得したものの、「何も隠すなよ」と釘を刺した。
だがオリビアはキャシディの事を隠していた。
ロリンズとキャシディ
ロリンズはオリビアの家に行き、キャシディに訴えた。
「意気地なしね」
ストーンに捜査がバレた事を伝えた。
「あなたのせいでオリビアが仕事を失ってもいいの?
自分だけが助かればそれでいいの?」
彼女を大切に思うなら出頭すべき、そう言って帰って行った。
キャシディ
Michael Parmelee/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
その頃、ストーンの元にホリデー刑事が防犯カメラの映像を持って訪ねていた。
ウエスト医師の家の前のカメラに映ってるキャシディに気づいたのだった。
オリビアが隠し続けていた事が、バレてしまった。
その映像をストーンはオリビアに突きつけたが、オリビアは落ち着いていた。
ストーンはオリビアとキャシディの過去の関係から、庇っているのではないかと勘繰る。
その時、キャシディが出頭して来た。
ストーンはホリデー刑事に尋問をさせた。
ホリデーは、キャシディを敵対視し、頭ごなしに不当に扱う。
オリビアとの関係も持ち出すと、オリビアは黙って居られず、割り込んで行った。
「私への文句なら、直接言いに来る度胸を身につけるのね」
ストーンはキャシディの逮捕を命令した。
DNA
検査結果でウエスト以外のDNAが検出された。
それは魚のものだった。
凶器がキッチンナイフだったので、つじつまは合っていた。
ところがフィンが気づいた。
資料にあったサミーのウエストの医院の処置履歴に、釣り針での負傷が書いてあった事を。
釣りをするなら、釣り用のナイフがあってもおかしくはない。
母親に再確認すると、グランビルはサミーとよく釣りに行くと言った。
グランビルの釣り具を確認すると、ナイフがなくなっていた。
サミーの家を再び訪ね、母親を追及した。
グランビルを庇っているのではないか、と。
するとオリビアがサミーの兄レジーが持つ、ハンドスピナーに気づく。
キャシディが拾っていた輪っかは、ハンドスピナーの部品だった……。
真犯人
ウエスト医師を殺したのはサミーの兄レジーだった。
実は、サミーの被害を知っていた。
その理由は、自分も虐待されていたから。
当時11歳。
父親が家を出たばかりで、悲しむ母親にその事を言えなかった。
誰かに話しをして、周囲にゲイだと誤解されたくなかった。
行為は、1年くらい続いた。
医師に口止めされていた。
でも、サミーが遠くへ行くと聞いて食い止めたかった。
「奴を自由にさせるもんか」
母親は気づけなかった事に自己嫌悪をして、涙を流した。
キャシディとストーン
キャシディはレストランにいるストーンに、レジーに取り引きを申し出ろ、と言いに行った。
「レジーが気の毒過ぎる。
彼は一生心の中の悪魔と戦う。
この先誰かと交際する度に思い出すだろう。
迫りくる影に怯えるんだ」
ストーンはキャシディにも同じ経験があるのだと気づいた。
相手は野球のコーチで2か月程。
父親が制裁を加えていた。
オリビアには言えず、耐え切れずSVUを去っていた。
だからレジーを少しでも救ってやりたい。
ストーンはキャシディの想いを理解し、最善を尽くすと約束した。
店の外に出ると、キャシディはオリビアと出くわした。
キャシディは改めて、今回の件とノアの件を謝った。
そしてノアの件は、あくまで誤解だと説明した。
キャシディはオリビアが捜査対象だとは知らず、自分の話しとしてモリソンに話しただけだった。
「君とノアを傷つけようだなんて、一瞬たりとも思ってない」
君は人生で最愛の人。
オリビアにとっては過去の人であっても、自分との思い出を葬り去らないで欲しい。
オリビアは、しばらく考えてから聞き入れた。
「もちろんよ」
そして2人は別れた。
15話「親がわり/In Loco Parentis」へつづく
かんそう
ノアの一件に関連するキャシディ登場回
・シーズン19 1話「6年前の傷/Gone Fishin」
・シーズン19 2話「親切なレイプ魔/Mood」
キャシディとオリビアは元恋人という事ですが、上記の2話でちらりと登場していたのは、今回の伏線でもあったようですね。
そして、意外な過去が用意されていました。
今回やけに情緒不安かつ、感情移入していたのは自分も被害者の過去を持っていたから。
オリビアにも言えず、そのせいで交際が上手くいかない。
こういった虐待の傷は、身体に残る傷同様、一生消えないという……。
今回もズッシリと重い話しでした。
オリビアは何も知らないままですが、それもキャシディの愛情のなせる技なんでしょうね。
最初はクレイジーなキャシディに「なんでこんな奴と?!」って疑問ばかりでしたが、すべてを知るとキャシディに同情しか残りません。
唯一、オリビアがどんな状況であっても感情に流されず、冷静に判断してキャシディについても引いた目で見ていたのが救いでした。
ロリンズも感情任せの勢いではありましたが、結果的にはキャシディを出頭に導いて、オリビアの負担を減らしていたので、ナイス・アシスト! と思いました。
ナイス・アシストといえば、あらすじからは省いていますが、フィンも毎度のオリビア愛でストーンにフォローしていたのが、個人的には萌えでした。
そんなストーンは、やっぱりオリビアとは対立関係からのスタートのようです。
フィンが「オリビアに厳しすぎないか?」と言う程。
出会いで、オリビアが握手をしなかったせい?w
ストーンはシカゴ・ジャスティス(2018年7月現在、日本未放送)が見れていないと言う事もあり、(シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン3 21話「正義(ジャスティス)/Justice」 のお披露目だけ)キャラがいまいちわからないままです。
今のところ、特徴もない感じでぶっちゃけるとパっとしない!
今後に期待!
(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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