シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン5 12話「最期の言葉/Captive」

2019/07/27

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン5 バイオレンス

t f B! P L
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あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


2019年5月10日~AXNでシーズン5 日本初放送(全22話)
(アメリカ放送2017年9月~)


登場人物はこちら

前回:シーズン5 11話「情報屋/Confidential」へ

消えたアトウォーター

プラットの誕生日会の夜、アトウォーターは捜査でバックタウンへ行くと言ったまま、姿を消してしまった。

翌朝心配したルゼックは自宅を訪ねていたが、帰宅した様子はなかった。
すぐに携帯を追跡すると、バックタウンではなくローズウッドで発見された。

携帯の場所を訪ねるとアトウォーターの車が見つかった。
車の中にあったメモの住所を調べると、薬物譲渡で逮捕歴のあるジョー・ベイカーの家の目の前だと分った。

家の中は荒らされた後があり、血痕と見えない場所にアトウォーターの警察バッジが落ちていた。
ルゼックは言った。
「警察学校で習った。犯勢者に襲われたら身分を隠せと」

家の車庫から500グラムのコカインが見つかった。
ジョーとアトウォーターの関係は誰も知らなかった。

ジョーのSNS

ジョーのSNSに暴行を受ける動画がUPされた。
俺は盗っていないと言うジョーの背後に写り込んでいるのは、同じように拘束されているアトウォーターだった。

投稿者名はベンガンザ。組織犯罪課に極秘で調査を依頼した。

動画から、犯人の手にあるタトゥー、廃墟のステンドグラス等いくつかのヒントを得た。
「ケビンは生きている。必ず助け出すぞ」

アトウォーターとジョー

2人の関係が判明した。
アトウォーターは、捜査でジョーの息子ロニーを射殺していたのだった。

ロニーは5年前コンビニ強盗をし、店員を殺害して逃走していた。
アトウォーターが聞き込み中にロニーを見つけ、声を掛けると銃を取り出した為、アトウォーターが発砲したのだった。

ジョーはその事でアトウォーターを恨んでいる。

アトウォーターがそんなジョーの家を訪ねたのは、妹のミシェルに電話でジョーが行方不明だと相談されたからだった。

ミシェルはアトウォーターを甥殺しで責めてはいなかった。
「ロニーはギャングに憧れて誰の言う事も聞かなかった」

その時にアトウォーターに何かあれば連絡しろ、と名刺を渡されて今回頼っていた。

ミシェルが言うには、ジョーはギャングからは足を洗ったはずだという。
家からコカインが見つかった事にも驚いていた。
「兄はもう売人じゃない!」

だがジョーはドラッグを盗んだせいでギャングに襲われ、たまたまそこへ顔を出したアトウォーターと共に拉致されていたのだった。

ATM

アトウォーターはギャングに刑事だとバレないよう、演技をした。

ギャングはジョーの口座から金を引き出した。
まずは上限の300ドルだけだったが、残高からジョーが金持ちだという事が分かった。
それは、ロニーの死による市からの和解金だった。

全財産だから渡すわけにはいかない、と抵抗するとジョーは肩を撃たれた。

ギャングがATMを使用した事が新たな手がかりとなった。

アトウォーターとジョー

ジョーは一緒に捕まっているアトウォーターに、ロニー殺しの恨みをぶつけた。
アトウォーターは盗んだ事を認めて早く在り処を白状しろ、と説得したがジョーは盗みについては否定を続けた。

「俺が警察だとバラせば、お前は殺される。ここで力を持っているのは俺だ。
だったら恨みを晴らして死ぬまでさ」

ソーニャ

ジョーの友人カルバン・ヒルから、最後にバーでジョーと会った時に、ソーニャという女と一緒に消えていったと聞いていた。

ソーニャを調べると、本名はエリサでバーの防犯カメラに酔ったジョーを車に乗せる映像が残っていた。

ソーニャを呼び出し、話を聞き出すとレイムンド・モラレスという男に金で雇われただけだと白状した。ギャングの正体はレイムンドだった。

ソーニャは引き渡した後の事は知らなかった。

ドリル

レイムンドにコカインの在り処を言わないジョーは、ドリルで脅されていた。

その恐ろしさから、ジョーはアトウォーターの正体をバラそうとするが、アトウォーターは慌てて「俺が売人で約を盗んでジョーの家に隠した」と嘘をついた。

そして報復よりも金を払うから許してくれ、と頼んだが足にドリルで穴を開けられてしまった。


ボロボロになった2人は、それでも言い合いをしていた。

ジョーはずっとアトウォーターを殺す事を考えていたという。
「そうすれば眠れない夜も眠れる」

アトウォーターはジョーにはまったく責任がないと思っているのか? と反論した。
「ギャングの真似ごとをロニーに教えたろ」
「男としての生き方だ」
「死に方だ」

カルバン・ヒル

車庫にあったコカインからカルバン・ヒルの指紋が発見された。

ボイトはジョーの友人をゲージに入れた。

ヒルはレイモンド・モラレスと繋がっていた。
その後の調べで薬物が盗まれた日、ジョーは街にいなかった事が分かった。

盗んだのはヒルで、ジョーに濡れ衣を着せていたのだった。

ボイトはヒルのアゴに銃をつきつけて脅し自白させた。
「確かに奴のヤクを仲間と盗んだが、覆面してたから俺とはバレてない。
レイムンドのいとこのビリー・バスケスと一緒だった」

ヒルを逮捕した。

電話

レイムンドはアトウォーターが大金を支払うといった話が無視できず、アトウォーターに電話を使わせる事にした。

念の為スピーカーフォンにしたが、アトウォーターはルゼックの潜入捜査用の携帯にかけ、うまく話を合わさせた。

ビリー

お陰でボイトの金庫の金に盗聴器と追跡装置を仕込んでギャングに引き渡す事が出来た。
引き取りに現れたのはビリーだった。

だが追跡しようとすると、ビリーはそのまま別の場所へ行き、残っているレイムンドが2人を始末すると相談しているのを盗聴で知った。

なんとか居場所を聞き出そうと、ビリーを包囲したがビリーは攻撃的で銃を取り出した。
それに即座に反応したアントニオが発砲をし、ビリーを殺してしまった。

興奮したルゼックはアントニオにつかっかった。
「ケビンを殺したも同然だ! 何故死なせた?
脚を撃てばよかったのに」
「バージェスが撃たれていたら?」
ルゼックはバージェスに抑えられた。
「アダム、アントニオは間違ってない」

ボイトはどうしたら? と不安になるルゼックに落ち着いて言った。
「教えてやるよ。
チーム一丸となり、一発逆転を狙う」
そこからキビキビと指示を出した。

「ビリーの携帯からレイムンドの携帯の信号を探り、携帯の基地局から半径1.5m以内の教会を見つけろ!」

決着

その頃、アトウォーターとジョーはなんとか拘束を解いて逃げようとしていた。

そこへ連絡を受けたレイムンドが戻って来て、教会内に隠れていた2人を捜し出した。

アトウォーターとレイムンドが取っ組み合いとなり、あと少しで危ないという所を拾ったアトウォーターの銃で助けたのはジョーだった。

だが、ジョーは好機到来だといいその銃をアトウォーターに向けた。
「この銃で息子を殺したのか?」
そして一番知りたかった事を聞いた。
「お前に撃たれる前に息子は何といった? あの晩何があった?!」

アトウォーターは額に銃を突き付けられながら答えた。
「俺はロニーにひざまずけ、と。だがロニーは従わなかった。
ロニーは逃げながら銃を取り出し、俺は誰にもひざまずかねえ、と」

ジョーは驚いていた。
「本当か? 確かにそういったのか?」

そこへ特捜班が到着した。
アトウォーターは大丈夫だ、と銃を向けるルゼックを止めた。
ジョーも大人しく銃を床に落とした。


アトウォーターはすぐにボイトにジョーのドラッグの件を見逃すよう頼んだ。
まだジョーの濡れ衣を知らなかったから。
ボイトは、人違いだったことを伝えた。

バージェスはアトウォーターに背中からハグをして再会を喜んだ。

アトウォーターは、現場に来たプラットを見つけると誤った。
「誕生日会に行けなくてすみません。問題が……」
プラットは何も言わずハグをした。


ルゼックはアントニオに謝罪した。
2人は握手をして和解した。


後日アトウォーターは病室のジョーを訪ね、ドラッグ盗みを疑った事を謝罪した。

するとジョーは告白した。
「お前を撃つつもりだった。
でも息子の最期の言葉を聞いて止めた。
誰にもひざまずくな、と教えたのは俺だ。
俺が息子に言い聞かせてた言葉だ。
だからあの晩息子が死んだのは――俺のせいだ」



かんそう

シーズン5のPDは、これまでの蓄積からよりPDらしさが感じられるようになっていると思っていましたが、今回の余韻のある終わり方は、SVUっぽくもあって特にPDの新たな個性を感じました。

最初はボイトの飛び道具的なキャラだけでも十分個性がありましたし、それで面白くもありましたが、その分ドラマ的にはまだまだ模索していたのかな? と思える程、最近は突き詰めているな~と思います。

アトウォーターとジョーの関係、ジョーの落ちに見応えがありましたが、それだけではなく細かな設定も良くできていました。

最初、プラットの誕生日という設定で始まるのですが、モリーズでカラオケをして楽しいシーンが見られます。

それはただ楽しい雰囲気を見せたかったのかな? 位に思っていたんですが最後、アトウォーターが無事救出された現場に、プラットも顔を出しアトウォーターを抱きしめます。

その時、アトウォーターは「誕生日会に行けなくてすいません」って、開口一番謝るんです。

このシーンにはすごくやられました。

アトウォーターの性格、職場の人間との関係性、ドラマでありながらも彼らにとっては日常の1コマだと気づかせてくれる素敵な演出でした。

この為にプラットの誕生日会は必要な設定だったんだ、と理解できました。

ドラマ的なクオリティがどんどん高くなっているように感じます。

今後のSVUとのクロスオーバーがますます楽しみ!!

ボイトの出番は少なかったけど、その分ポイントでの圧があって格好良かったしv

ルゼックのアトウォーターに対する友情の熱さも、ベタだけどそれがいい。


シーズン5 13話「みかじめ料/Chasing Monsters」へつづく

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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