あらすじ
NCIS 16x13 Sneak Peek 2 "She"
2019年1月24日（木）～FOXジャパンでシーズン16 日本最速放送（全24話）
★2019年1月5日第1話先行放送済み
（アメリカ放送2018年9月25日～）
登場人物はこちら
前回:シーズン16 12話「永遠の絆/The Last Link」へ
監禁されていた少女
ある朝、ケイシーは「何でもない日の贈り物」をする、と仲間達にプレゼントを渡した。
普段の会話から欲しがっているものを記憶して選んだ贈り物は、ほとんどの人を喜ばせたがトーレスだけは違った。
ガラスの瓶をもらい、不満だった。
そんな中、基地の倉庫で身元不明の少女が発見された。
隊員を怖がり外に出ようとせず、どうやら男性を怖がっているようだった。
ギブスと交代して、ビショップが声を掛けると少しずつ話し始めた。
結果、リリーという少女は今まで地下室に母親と一緒に監禁されていたという事が分かった。
リリーは初めて地上に出たのだった。
入院させるも、外の世界に圧倒され心を閉ざしていた。
ビショップはリリーと話すと立候補するが、ギブスに阻止された。
「あの子の為に現場に出るんだ」
母親捜し
DNA鑑定の結果、近親者のデータを発見した。
母親は、海軍三等水兵モーガン・バークだった。
それはギブスはもちろん、マクギーの記憶にも残る10年前の失踪事件だった。
NCISに残された報告書によると、失踪時は18歳。
入隊後、一度も出勤する事なく姿を消していた。
そのせいで、管轄は保安官事務所に移っていた。
ギブスには思い入れがあるようで、珍しく外の風に当たってくると出て行った。
妊娠していた失踪時、車ごと崖から落ちていた。
遺体は焼け焦げていてDNAは損傷していたから、自殺と判断されていた。
だが、それが別人だったという事になる。
記者会見
モーガンの生存はすぐに10年前の担当者である刑事のアトウッドによって、記者会見で発表された。
ギブスはいい顔をしなかったが、保安官事務所に連絡したのは局長だった。
恐らく今度は合同捜査を求めてくるだろう。
ギブスには不満だったが、局長に決定権がある事は理解していた。
元の担当捜査官
ビショップとトーレスは別館に残された資料を見に行った。
トーレスは、ケイシーの贈り物の事を愚痴った。
当時の資料によると、モーガンの彼氏であるベン・ラムジーにも容疑がかけられていた事が分かった。
捜査担当者は当時から、自殺ではなく他殺を疑っていたのだった。
そしてその捜査官が誰だかも分かった。
写真を撮影している姿が、窓ガラスに写り込んでいた。
ジヴァ・ダヴィードだった。
ビショップは、ジヴァが隠れて捜査をしていた事に配慮して、ギブスとマクギーに内緒にしようと提案した。
トーレスはそれには反対だった。
死んだ人間をかばって何になる？
ビショップは自分の先輩にあたるジヴァに特別な感情を抱いていた。
「私じゃ、代わりにはなれないと思われてる。
何より頭に来るのは、私には彼女から学ぶ機会がなかったことよ」
トーレスは、デリケートな話は苦手だとビショップの熱を冷ましつつ、もう一度ギブスに隠し事は良くないと注意したが、聞くわけがなかった。
ベン・ラムジー
2人はそのままベン・ラムジーに会いに行った。
ベンはジヴァの捜査を理解していた。
確かに何か月も尾行されていたが、最終的には疑いが晴れ、真犯人捜しを約束していたという。
モーガンの母親は、ジヴァを頼ってオフィスに通っていたという。
それはNCISではなく、個人のものだった。
ビショップは、住所を聞くとトーレスに進展報告を頼んで1人で飛んで行った。
手がかり
リリーは怯えてなかなか話をしなかった。
なんとかスローンが歩みより、やっと聞き出した。
父親は「ベン」という名前であることと、地下室に出入りしていた男はロバートとバディという2人の男であること。
そして、手にしていた布製の人形をスローンに渡した。
「ママが警察に渡しなさいって」
でも、逃げ出した方法についてはまだ聞き出せていなかった為、監禁場所の捜索は難航していた。
アトウッド
刑事のアトウッドがNCISにやってきた。
合同調査の依頼を出したのに返事をもらえていない、と。
ギブスはその場で即答した。
「断る」
だが書類は局長宛てだった。
そこへ局長も書類を手にしてやってきた。
「届いたが断る」
書類に記入する局長が使うペンはケイシーの贈り物だった。
局長は喜んで使っていた。
結局局長はギブスの要望を聞き入れたのだった。
アトウッドは、それでもせめて情報を持ち寄ろうと希望したので、マクギーは車から出ていた死体が誰だったのか調べてもらうよう頼んだ。
人形
リリーがモーガンに持たされた人形を調べると、中から髪の毛が発見された。
1本はロバート・ヒル。
暴行の前科があり、登録住所はモール。
保釈させていたのが、弟でDC在住のバッド・ヒル、バディだった。
リリーの言うとおりだった。
すぐにギブスとマクギーがバディの自宅に向かうが、バディは遺体となっていた。
そしてその家には地下室も、監禁の形跡もなかった。
恐らく主犯は兄、ロバートなのだろう。
今もモーガンを隠し続けている。
ジヴァのオフィス
ビショップは1人でジヴァのオフィスに行っていた。
管理人によると2005年から貸していた。最後の支払いは4年前。
死ぬ前にイスラエルからで、来年分まで前払いしてあるという。
だからオフィスはそのまま残っていた。
ビショップは鍵を開けてもらい、中を見る許可をもらった。
棚の中に、ジヴァが記録していたノートが山のように保存されていた。
そこへギブスから電話が入り、ビショップはやっと報告する事にした。
すぐにギブス達もやってきた。
もちろん、誰もこのオフィスの事を知らなかった。
ディノッゾにもマクギーが留守電を入れた。
ノートには捜査とは無関係な、ジヴァのプライベートな日記のような内容もあった。
ベッドの下には銃やナイフも隠されていた。
ジヴァはここで何をしていたのか？ ギブスにも分からなかった。
ノートは、最初はヘブライ語で書かれていた。
事件ごとに1冊になっており、自分の想いを残していた。
それは報告書には書けない個人的な事だった。
捜査に入れ込んでいた分、吐き出す必要があったんだろうとビショップは理解した。
モーガン事件のノートもあった。
ギブスはジヴァが20人以上の被疑者全員を確認していた事を知っていた。
そこでギブスは、ビショップ以外を帰らせ2人きりになるとビショップに厳しく言った。
「今度重要な情報を伏せたらクビだからな。ルール10だ」
ビショップは、ジヴァがモーガン事件に拘っていた理由を気にしていたが、その答えがギブスからの「ルール10」だった。
『捜査に私情を挟むな』
ビショップは、納得した振りをしつつもこっそりノートを持って出て行った。
モーガン事件のノート
ビショップは持ち帰ったジヴァのノートから、ジヴァとパーマーの仲の良さを知った。
そしてパーマーにも問いかけた。
「何故ジヴァはこの事件にこだわっていたのか？」
答えはあっさり得られた。
パーマーはジヴァから聞いていたのだった。
初めて1人で担当した事件、それがいきなり管轄権を渡す事に。
しかも、その事でギブスにこっぴどく怒られていたのだった。
「仲間をよそに渡すな」と。
ジヴァはその過ちを忘れずに、捜査を続けていたのだった。
そしてもう1つの問いにも答えた。
「君の熱意を知ったら、彼女はノートをすべて読め、と言うよ」
人のプライベートを勝手に見ていいのかどうかの悩みは吹っ飛んだ。
ロバート
バディ殺しの犯人は、兄のロバートだった。
凶器のビールジョッキから指紋が発見されていた。
恐らく監禁の証拠隠滅の為だろう。
急がなければモーガンの命も危ない。
初対面
スローンはリリーとベンを初対面させた。
ベンは、一度はあきらめた娘が生きていた事を喜んだ。
そしてリリーも母から聞いた通りの父親に、母親を助けてと懇願した。
だがその為には、脱出時の情報がいる。
リリーはベンにはこれまで話さなかったことを話し始めた。
潔癖症であるロバートの性質を利用して、火傷で虫刺されの痕を作りマットレスを捨てさせた。
その時、リリーをマットレスの中に隠れさせていたのだった。
リリーはそのゴミ処理場から、走れるだけ走って逃げていたのだった。
すぐにマクギーやトーレス達はゴミ処理場でマットレスを捜した。
手伝いに来たケイシーに、トーレスはゴミ処理場のイラ立ちをぶつけた。
プレゼントが空っぽの瓶だなんて、何かの腹いせか、と。
でもケイシーは、欲しいものを知らないから必要なものを選んだだけだった。
「瓶には大切なものを入れるのよ。みんなそうしてる」
マットレスはマクギーが発見した。
ヒント
人形にリリーの脱出計画など、モーガンは計画的で優秀だとうかがえた。
そんなモーガンが、ロバートと逃走中ならばヒントを残しているはず、とビショップはギブスに訴えた。
するとギブスはそう言うビショップがまだ隠し事をしているとすぐに気づいた。
デスクの上に、ジヴァのノートがある。
ビショップは「ノートを読んで分った」と正直に言った。
「ジヴァはあえて深入りした。
だから懸命に捜査して理解を深めた。ノートには大事な情報が詰まってる」
最後のページには、モーガンの母親が病死する前にジヴァが代筆した手紙があった。
ジヴァが犯人に読む、と約束していた手紙だった。
ジヴァも亡き今、ビショップがその役を果たしたい。
そうギブスに主張したが、ギブスはルール10をビショップに言わせた。
「捜査に私情を挟むな」
いやいや言わされたビショップは「だから？」と続けた。
「ジヴァは私情を挟んでいた」
「ジヴァを語るな！」
「なら自分は？ 自分も私情を挟んでるからこそ捜査の移管に怒ったのよ」
「やめろ」
「くだらないルールだわ」
ギブスがルールを行使するのにはちゃんと訳があった。
「何度あのデスクを見てもジヴァはいない。
ルール10を無視すれば、彼女のように死ぬ」
ギブスなりに心配しての事だった。
そして従わないビショップは、捜査から外され帰宅を命じられた。
情報提供
だがビショップは帰宅もせず、ケイシーのオフィスでモーガンの情報提供を募っていた。
ラボにはギブス達がやってきたが、ケイシーは黙っていてあげた。
マットレスからは鳥の糞以外の直接的な情報は得られていなかった。
そこへアトウッド刑事の捜査進捗が届いた。
モーガンの車で発見された遺体は、ロバートが10年前に働いていた火葬場から調達したものだと分った。
その時の偽名がランドール・ハウだった。
ランドール・ハウの家を検索すると、糞をした鳥の生息地だと分かった。
ギブス達がその住所に向かって出て行くと、ケイシーはビショップにも声を掛けようとしたが、すでにビショップは姿を消していた。
発見
ビショップは、情報提供からロバートの叔父フィッシャーの家を訪ねていた。
そこには、まんまとロバートとモーガンが隠れていた。
バレたと気づいたロバートはモーガンを連れて逃げ出した。
家の目の前は湖でボートが用意されていた。
ビショップは銃を向けた。
ロバートも持っていた銃をモーガンに向けた。
ビショップが銃を置いて近づくと、隙を見てモーガンが反撃した。
だがすぐに湖に殴り落とされてしまう。
ビショップは湖に飛び込み、モーガンを追った。
水上からはロバートが発砲していた。
ロバートの弾が切れた頃、ロバートの自宅で空振りしていたギブス達も追いついた。
ビショップは、無事モーガンを救助していた。
モーガン達はやっと家族で揃う事が出来た。
トーレスは湖の水を、ガラスの瓶に入れて持ち帰った。
ギブスはジヴァのノートをすべて持ち帰っていた。
そこからモーガンのノートの1ページをビショップに読み聞かせていた。
そして、ロバートが入院していると居場所を教え、ビショップにノートを手渡した。
「思うようにしろ」
ギブスは1人になるとルールのメモが入った小箱を取り出し、「ルール10」を暖炉で燃やした。
手紙
ビショップは、ロバートの病室へ行き、モーガンの母親の手紙を読むと声を掛けた。
だが、ロバートはもう聞いたという。
「別の女が来て読んでいった」
確かにサイドテーブルにはノートの切れ端が置いてあった。
いつの間にかノートから手紙が切り取られていたのだった。
「俺の夢に出ると言ってた」
ビショップはすぐにジヴァのオフィスに行ってみた。
鍵は開いていた。
中を調べると、椅子にはコート、デスクにはストールが残されていた。
そしてストールの下には手紙が。
「エレノア・ビショップへ。
私の家族のために秘密を守って」
かんそう
かなり面白い事になってきました。
シーズン15で悲しい別れが続き、シーズン16ではそのどんよりを払拭するようなカラっとしたテイストの回が多いと感じていたら、今度はジヴァの名前が！！
しかもただ懐かしむだけの登場ではなく、生きている！？？？
基本的に先のネタバレを見たくないので、あまり本国の情報系のサイトも見ないようにしているので、ジヴァの再登場とかまったく知らないのですが……。
ていうかやっぱり知らない方がドキドキ出来ていいですね！
どうなるんだろう～。でもどっちかというと出てこないで欲しいな。
このまま引っ張ったとしてもそれはそれで夢？ があっていいですし。
その方がジヴァっぽい！
ただ存在してくれている、という事が嬉しいし。
今回はほんのり男女の対比のようにもなっていました。
ビショップが頑としてギブスにも臆さない態度をしていたのを見て、そういえば登場当初は結構エキセントリックなキャラだったよな～と思い出しました。
いつの間にか、良い子ちゃんって感じに納まっていましたが。
ジヴァの強さはもちろん、ケイシーも自分流プレゼントなど自分のペースで頑張ってる。
反対に、今回のギブス、トーレスはそんな女性陣にちょっと負けていたような感じで。
特にトーレスは、プレゼントに文句言ったりして小さい所を露見していました。
最後には、ケイシーの意図を汲み取る事ができたようですが。
ギブスがルールを消してしまうという衝撃的なシーンも。
ビショップの発言だけではなく、影響したのはジヴァもでしょうから、やっぱり今回は女性陣強し！ って感じでした。
モーガン親子も無事救出されて良かった良かった！
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2 件のコメント:
こんにちは、ジェーン洞さん！
やはり、今回はジヴァ！ これに尽きます!!
ここでジヴァの名前を引っ張り出してくるとは、全くの予想外！
このシーズン16はヴァンスを監視する CIA の存在や、マギー引抜きの話（？）など
ちょっと読めない展開が、あちこち散りばめられ、そして
ジヴァの絡んだ話を今回と、伏線を撒き過ぎでは？ とも感じました。
この伏線、全て回収してくれるんだよネ…とも。^^;
（クリフハンガーは、なしでお願いしたいです）
最後のシーンを見ると、ジヴァの生存を期待しちゃいますよね。
でも、そうすると巴里に行ったトニーはどうするんだ？？ とも。
トニー再登場もある？ (*_*)
今回の事件は映画の ”ルーム” を思い起こさせましたが、最後はジヴァの一点に
視線が行っちゃいましたね。成り行きに期待しちゃいます！
White Dragonさん
コメントありがとうございます。
よくよく考えてみると、ジヴァについては最後の手紙がすべてなんだろうな、と思いました。
だから特に伏線とかでもなく、すごく大雑把に言うと「単に昔の懐かしい仲間が生きているかもしれない」というエピソードを入れてみました、って感じ？
別れが続いたので、こうしたファン・サービス的な？ 展開を考えた……のかなぁ？ と。
私はそれだけでもワクワクしましたし、楽しめました。
もちろん、この先にもまたどこかでジヴァの影を追うエピソードが出て来てもいいな、と思います。
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