アメリカン・ホラー・ストーリー:黙示録/American Horror Story: Apocalypse シーズン8 2話「謎の訪問者/The Morning After」

2019/04/16

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あらすじ

American Horror Story: Apocalypse S08E02 Preview | 'The Morning After' | Rotten Tomatoes TV


2019年4月8日~FOXジャパンで放送!(全10話)
(アメリカ放送2017年9月~)


シーズン8登場人物

シーズン8 1話「明けない夜/The End」へ


ヘビ

エミリーの部屋のクローゼットから蛇が大量発生した。
爆発から地中に逃げ、下水や換気装置を伝って侵入したと見られた。

突然変異はなく、汚染検査もクリアした蛇は貴重なタンパク源としてスープとして食卓に並んだ。

まだ、マイケルの存在は住民たちには知らされてはいなかった。

蛇のスープを嫌悪する者、歓迎する者、反応は様々だったがいざ食べようと蓋を開けるとなぜか蛇は生きた姿で這い出てきた。

ラングドン

食後の図書室にラングドンは現れ、挨拶をした。
「人類は滅亡の危機にある」

共同体の代表としてのラングドンの務めは、「聖域」に加われる人材を選出する事。
今や、ほとんどの施設が壊滅し、虐殺にあっている。
だが、「聖域」は唯一無二の場所で侵略に対するガードも万全。
その詳細は機密だった。

選出方法は、共同体が開発した質問方法で「協力」という名前がついていた。
大金を払ったのにまだテストされるのかとココが文句を言うと、質問は強制ではないと言われた。
即座にギャラントが最初のテストに立候補した。
面談は2日程で終わる予定だった。

ラングドンは、選ばれなかった者にも救いを用意していた。
食人鬼に出くわした時に飲む、眠り薬だった。
せめて食われる時に苦しまないように。

ギャラントの面談

早速、ギャラントの面談が始まった。

ギャラントは生き残りたいばかりに、見え見えに探りを入れていた。
どうしたら選ばれるのか?
だがラングドンは、ウソをついた時点で脱落、と厳しい態度を貫いた。

その上で性的指向を確認すると、ゲイだと打ち明けた。
でも選ばれるためには生殖能力が必要だろうと、必死で女性ともデキるとアピールしたが、遺伝子を直接採取する事ができるので何の意味もなかった。

怒りについて聞かれると、ギャラントは祖母のイヴィへの憎しみを語った。
ゲイになったのは祖母のせい。
イヴィの周りにいるゲイは、イヴィの資産を狙ってギャラントに近づこうと集まっていた。
それに反抗して、食事会にハードゲイの格好をして乱入した。
キャップにサングラスにベスト。
そして持参したラジカセからは、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのリラックスが爆音で流れた。
ここで食事させてよ、というとテーブルのビスクスープをガスマスクをして吸い上げた。
そんなギャラントにイヴィは失望していた。

ギャラントはレザーが好きだと答え、ラングドンにも質問を返した。
「君はゲイ? ビリビリ感じるんだけど」
ラングドンを誘惑すれば、助かる道があると考えたのだろう。
「どうする?」
と声をかけると、ラングドンは扉を開けて面談を終わらせた。
「続きはまたにしよう」
ギャラントの頭の中は、選ばれるのかどうかでいっぱいだった。

ラバースーツの男

ギャラントが部屋に戻っていると、ノックが響いた。
誰かと思えば、ラバースーツを着た男が立っていた。

ギャラントは、ラングドンだと思って部屋に入れた。

そのギャラントの部屋の側をイヴィが通り掛かると、怪しい物音に気付いた。
そっとドアを開けてみると、ギャラントがラバースーツの男を受け入れている姿を見てしまった。

イヴィはそのまま、ミリアムの部屋に行きギャラントの違反を報告した。

ティモシーとエミリー

ティモシーとエミリーは、こっそりキスをしていた。
するとエミリーはもう我慢できないから逃げよう、と提案した。

タフに見えないラングドンが1人でここまで来たのだから、逃げる術があるはず。
受刑者だけあって、見た目以上に行動的だった。

無理だというティモシーに、だったらラングドンの部屋に侵入して情報を見つけようとも言った。
ラングドンの怪しさにはティモシーも否定できなかった。

部屋を出る所を確認して、侵入すると中には電源の入ったノートパソコンが置いてあった。

メールの送信は1週間前。
電気は使えないはずではなかったのでは?
衛星通信を利用したのか?

送信元は共同体。内容は、ヴェナブルについてだった。
共同体は、ヴェナブルが独自のルールで運営している事に気づいていたのだった。
「性行為の禁止で処刑が行われている」

2人は、その事実を知った。
そしてその時、彼らの頭上にはラバースーツの男が張り付いて様子を見ていた。

ヴェナブルの弱味

部屋を出たラングドンはヴェナブルに会いに行っていた。
勝手にルールを作った事を知っている、すぐにそう伝えた。

ヴェナブルは、それはあくまでも共同体からの命令だと誤魔化した。
でも共同体の指揮系統からすれば、すべてはラングドンを通るはずだった。
それをわざとらしく不思議がると、ヴェナブルは男女の力関係に話題をズラした。
「あなたのような男には屈辱でしょうね。
女性の方が情報が多いなんて」
ラングドンは股間を触りながら「私のような男?」と確認した。
ヴェナブルは明らかに男性に対して嫌悪感を持っているようだった。
そんな様子にもラングドンは余裕を見せて、闘志の塊だね、と笑った。
「気に入ったよ」
「男の不始末の中で最善を尽くしてるだけ」

改めてラングドンは、誰が救済に相応しいかヴェナブルに聞いた。
ヴェナブルはここぞとばかりに住民への嫌悪を表した。
ココは軽率で中身のない俗物。
ギャラントは臆病な同性愛者。
イヴィは不快で、生への執着心が半端ない。
ダイナの事は良く知らない。

ラングドンは、その調子だと生存者は君と私だけだと茶化し、ヴェナブルに近寄り、ドレスを脱ぐように言った。
「協力には身体検査も含まれる」
当然拒否をするが、ラングドンが見たいのはヴェナブルの最も屈辱を感じる部分だと、引き下がらなかった。

ヴェナブルは仕方なく従い、背中のファスナーを降ろさせた。
するとヴェナブルの背骨が醜く浮かび上がっているのが露出した。
ラングドンはそれにそっと触れた。
痛みはないようだった。

ヴェナブルは涙を流して、苦痛を感じる事を認めた。
「これもテストなの?」
「全部そうだ」
「私は合格?」
キスをする寸前にまで顔を近づけて、ラングドンは答えた。
「ノー」

そこへミリアムがヴェナブルを呼びに来て、お開きとなった。

ラバーの正体

ミリアムはギャラントの性行為をヴェナブルに報告した。
相手はラバースーツで誰かは分からず、ギャラントも吐かない、と聞くとラングドンに決まってると思った。
きっと2人はグルだとミリアムに言った。
「だから真っ先に面談した。何か裏がある」

ギャラントは両手を天井からぶら下がった鎖につながれ、下着姿で万歳の形で立たされていた。
性行為の罰として、ミリアムが背中に鞭を打ち付けたがハードゲイ指向のあるギャラントには、むしろ喜びだった。
それに気づいたヴェナブルは、鞭打ちを止めさせた。

1人になったギャラントの前にラングドンが現れた。
ギャラントは拷問されても君を密告はしない、と親しみを込めて言うがラングドンには何のことか分からなかった。
部屋に来たことを持ち出すと、ラングドンは部屋には行ってないし、君が最後の生き残りでも交わる気はない、と突き放した。
「体に魅力がないからじゃないよ。
必死で注目を集めて、愛されたがるところが嫌いだ。
尻じゃなく心の穴を塞ぐものが必要だな」

そして、密告者がイヴィである事で止めを刺した。
イヴィを嫌ってはいても、ギャラントはそれは信用しなかった。
「君を死刑囚の立場に追い込んだ。君を心底嫌ってる」
「嘘だ」
「そうかな。直接聞いてみるといい」
そしてギャラントが繋がれていた鎖を、手を触れずに外して去って行った。

ギャラントとイヴィ

着替えたギャラントは、すぐにイヴィに密告を確認した。
イヴィは誤魔化しもせず認めた。
聖域に行くために、邪魔者を全員消すしかない、と。
2人はそのまま大ゲンカを始めた。

イヴィはこれまでギャラントの為に、いくら金を出してあげたか訴えた。
何をしてもうまくいかず、それでも見捨てなかったことを恩に感じろ、と。

そしてイヴィは、高齢で様々な経験をしている自分こそ聖域に相応しいと思っていた。
若い生存者は文化や音楽をろくに知らない。
私なら過去と未来の橋渡しができる。
「私の一生はお前の50回分よ」

ココはショックを受けるギャラントに言った。
「連れて来てよかったね」

ラバーの男再び

1人落ち込むギャラントの前に、再びラバースーツの男が姿を現した。
ギャラントはある部屋に入る男の後を追った。

そこで2人きりになると、今度はギャラントがラバーの男をベッドに押し倒した。
「僕とはお断りなんだろ」
そして側にあったハサミを取り出し、思いっきり腹のあたりを刺し続けた。
返り血を浴びて血だらけになったギャラントは、ドアの開く音に気づき振り向いた。
そこに立っていたのは、自分が刺殺したはずのラングドンだった。

もう一度ラバーの男を見ると、それは死んでいるイヴィだった。

処刑

その頃、規則なんてないと知り1つのベッドに入っていたティモシーとエミリーは、現場を押さえられヴェナブルに捕まっていた。
だが罰を受ける前に、そんな規則はないとラングドンの部屋で知ったと訴えた。
異常だわ、エミリーはつぶやいた。
ヴェナブルは即刻2人の処刑を命じた。

2人は除染室へ連れて行かれ、銃を向けられた。
ティモシーはエミリーに謝まると、隙を伺って1人の銃を奪い発砲した。
だがすぐに他のスタッフに取り押さえられてしまった。

ティモシーの銃が命中したのは、ミリアムだった。
ミリアムはよろけながら影に隠れた。
そして銃弾を受けた腹を確認した。

ミリアムの体は機械でできていた。
中ではショートし、何かの液体が漏れていた……。

シーズン8 3話「禁断の果実/Forbidden Fruit」へつづく

かんそう

ラングドンが到着してから不思議な現象が起き始めています。
蛇が発生し、スープになっていたはずなのに生き返る。
そして、シーズン1呪いの館のラバースーツの登場。

ラングドンが来たタイミングだったので、誰もがラバー=ラングドン、と考えていますが。

ラングドンに不思議な力があるのかも? と思えるシーンもあって、鎖で繋がれたギャラントを解放する時ですが、壁にスイッチがあったのかもしれませんが、なかったら完全に魔術ですね。

今回は、魔女団との関わりも発表されていますから、ここは素直にラングドンには魔力が使える、と思っていいんだろうな、と思います。

それにしても、ラングドンがめちゃ萌えキャラで~。
今回はラングドン見たさでいつも以上に楽しみが増えましたw

多分意識的になんでしょうけど、ちょっと首をかしげる姿が素敵!!
昭和の少女漫画の王子様そのもので、ほんとに動いてる~ってトキメクw

ヴェナブルには、カルトのアリーとのリンクを感じました。
まるでスカム会員みたいな。

そしてミリアムってロボットなの!?
そのうち宇宙に行くな、とは思ってたけどw
まさかのウエストワールド的展開w

まだまだ先の事を予測するのは野暮な段階ですし、さっぱり分かりませんが、それこそがアメホラという感じで楽しいです!



シーズン8 3話「禁断の果実/Forbidden Fruit」へつづく

シーズン8登場人物


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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