アメリカン・ホラー・ストーリー:黙示録/American Horror Story: Apocalypse シーズン8 4話「アルファの予兆/Could It Be...Satan?」

2019/04/30

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あらすじ

American Horror Story: Apocalypse S08E04 Clip | 'Change' | Rotten Tomatoes TV


2019年4月8日~FOXジャパンで放送!(全10話)
(アメリカ放送2017年9月~)


シーズン8登場人物

シーズン8 3話「禁断の果実/Forbidden Fruit」へ

ミリアムの過去

ラングドンは若い頃、サタンを信仰する女性を母親代わりとして2人で暮らしていた。
自称邪悪なママだという女性に似せて作ったのがミリアムだった。

ラングドンが信頼と愛を感じた唯一の相手でもあった。

ミリアムはラングドンから昔の話を聞いて真実を思い出したようだった。
「ミズ・ミード、生き生きとしてるな」
「初めて自分の居場所が分かった。あなたの隣よ」

魔女の目覚め

コーデリアによって蘇生された、ココ、マロリー、ダイナの3人。
ココとマロリーは同時に自己認識の呪文からも解かれていた。

それは2人を守る為にかけられていた呪文で、本当の自分を忘れる為のものだった。
「特別な人だからよ。あなたたちが必要なの」

ダイナはすべてを把握しているのか、巻き込まないで、とコーデリアに反発した。
「私はテレビで稼いでいたの。誰の肩も持たない。
その方針を変える気はないわ」

言い争いに発展しようとすると、ラングドンがやってきた。

ラングドンとコーデリア達は明らかに対立関係にあった。
魔女と魔術師として。

マートルが言った。
「魔女と魔術師が世界を終わらせるのね」

ミサイル発射の3年前

現在のシェルターは、元は魔術師学校だった。

その総長アリエルが緊急の用事でやってきて、ロサンゼルス警察から映像が届いた、と幹部達に見せた。

若者が尋問を受けているが、刑事が暴力をふるうと、突然刑事が1人で宙に浮き、勝手に腕や足が折られ、最後には頭が破裂して死んでいた。

アリエルは若者に魔術師としての可能性を感じ、すごい原石を見つけたというニュアンスだったが、ジョン・ヘンリー(シャイアン・ジャクソン)だけは反対した。
「その通りだとしても彼の魔術は邪悪だ。手を出さない方がいい」

それでもアリエルは譲らなかった。
「待ち望んでいた人材かも」
それはアルファの予言だった。

アルファとなる魔術師は強大な力を持つ。
その魔力は魔女を上回るとも言われている。
スプリーム(最高位)を奪える程の。

「アルファが我々を序列の一番上に押し上げる」

アリエルは、留置所に入れられている若者に会いに行った。

その若者がラングドンだった。
まだ魔術師として教育の足りないラングドンをアリエルはスカウトして学校に連れて帰った。
魔術で檻から出し、看守は壁に張り付けにして。
そしてラングドンはその看守に魔術で止めを刺していた。

ラングドンが警察に捕まった理由は、肉売り場でミリアムが侮辱されたからだった。
まじないようにヤギの頭が欲しいと言うと、バカな儀式の為には売れないとあしらわれた。
その様子にラングドンが無礼だというと、さらにあの女はクソッタレだと言ってきたので、魔術で店のナイフを突き刺して殺していたのだった。

ホーソーン男子校

ラングドンはミリアムと別れ、ホーソーン男子校に入学した。
校舎が地下にあるのは、コーデリアが2014年に魔女の存在を公にした事から、アンチ派に火をつけられてしまったせいだった。
庭の彫刻以外が燃えてしまい、再建する際にはひっそりと地下に潜っていた。

入学1ヶ月後には上達が早い為、通常は1年後に行われるというテストが実施された。
魔術師のレベルは1から4に分けられる。
幹部たちはレベル3だった。
レベル4は魔女のスプリームと同等になり、アルファと呼ばれ過去には存在していない。

レベル1から開始するが、ラングドンは軽々とクリアするどころか課題の上を行って見せた。
誰もが素晴らしいと満足する中、ヘンリーだけが余計な事をしたとマイナス面を取り上げていた。

最後はスティリシディアムといい、空気中の水の分子を雪に変えて室内に降らせるテストだった。
これもラングドンは難なく披露したが、白目をむくと制御できなくなったようで吹雪になり幹部たちを凍え殺しかけた。

やめろ! と言われて気づくとラングドンは鼻血を出し、自分でも驚いた。
だがアリエルはその力の凄さにラングドンを責める事はなく、制御を学べばいいと改めて歓迎した。

ラングドンがいれば魔女による支配が過去のものになる。
そう色めき立つ中、ヘンリーだけはラングドンの魔術には悪意を感じると危険視を続けていた。
「悪は置いておけない」
だがアリエルは、彼を恐れるなとヘンリーの意見を取り上げる事はなかった。

ラングドンの存在に明るい未来を感じ、今こそ変わる時、と魔術師たちは乾杯をした。

魔女たち

その当時のマロリーはコーデリアの元、魔女として学んでいた。
マロリーの魔力は、ゾーイがコーデリアに薦める程の特別なものだった。

バラの花の色を変え、花びらが散るとその1枚1枚が蝶になって飛ぶ。
そしてまた花びらに戻した。

祖先はセイラムの出身らしい。

緊急会合

ある時、コーデリア達魔女はホーソーン男子校に緊急会合だと呼び出された。
コーデリアがゾーイとマートルを連れてわざわざ出向くのは、男を館に入れたくないから。

だがその用件が魔術師のスプリーム候補がいる、という内容だと知ると頭ごなしに否定した。
「歴史上男性のスプリームは存在しない。魔力に関しては女性の方が上なの。
全部女が上よ。男性ホルモンが魔力を抑制するの。
そんな用件で呼び出さないで」

7つの奇跡の試験については、青年の命を守る為にと問題外だとも言った。
過去に、優秀な魔女ミスティ・デイを失っているから。
「仲間をまた死なせたくない」
だがアリエルはクイニーを見捨てた、と反論した。

LAに旅行に出たまま消息不明になっていたクイニーは、ホテル・コルテスで殺されていた。
コーデリアが発見した時は、死者となってジェームズ・マーチ(エヴァン・ピーターズ)にカードの相手をさせられていた。

死者であるクイニーはコーデリアと一緒にホテルを出る事が出来なかった。
ありとあらゆる出入口で何度も試した末、コーデリアは不可能であると認めざるを得なくなっていた。

「どんな呪文を使っても邪悪なホテルでは無力だった」
コーデリアはクイニーを救出できなかった事は認めた。
「スプリームになって以来、最大の失敗だったわ」
その上ですべての仲間を心から思っていると言った。
「だからその青年にもムチャはさせない」

スプリームの立場から、試験をしない事を決定事項とし会議を打ち切った。

救出

その頃、別室にいたラングドンはコーデリアの話から魔力を使い、ホテル・コルテスを突き止めていた。
コーデリアと同様にマーチのカードの相手をするクイニーを迎えに行った。
もう5万6433回もクイニーが連勝していた。

マーチはラングドンを見てコーデリアの時とは違う反応をした。
「興味深い男だな。
生者だが死者と関係が深い」
何者か? と聞くクイニーに助けてあげるよ、と自己紹介をした。

マーチは差し出された手を握れ、とクイニーの背中を押した。
そして即座にもうクイニーが戻らないと把握した。
「1人で遊ぶか」

ラングドンはコーデリアの時とは違い、いとも簡単にドアからクイニーを外に出した。
そしてそのまま「もう1人助ける」と言って次の目的地に向かった。

それは、マディソンのいる地獄だった。

地獄でのマディソンは元女優のままでスーパーのレジ係だった。
長蛇の列になっているのに、サイコなクレーマーがうじのわいた使ったままの調理器具を返品しようとしている。
客に文句を言うと、ボスにタオル棚の片付けを命じられる。
タオルの棚は超巨大でその整理はさっきしたばかりだった。

うんざりしているとラングドンがクイニーを連れて現れ、マディソンを救い出した。
マディソンは自分が地獄にいる事に気づいていたから、ラングドンが別世界の人間だとすぐに分かった。

対面

コーデリア達が学校から帰ろうと地上に出た時、マディソンとクイニーを連れたラングドンとちょうど鉢合わせした。

コーデリアは、自分が救えなかったクイニーや死んだはずのマディソンの姿を見て余程驚いたのか、その場に倒れ込んでしまった。


かんそう

今シーズンは最初から特定のシーズンのクロスオーバーは言われていましたが、今回は「ホテル」も登場しました。

クイニーがホテルで死んでいる事で、予想の範囲ではあってもマーチまで登場するとなると嬉しいサプライズに感じられます。

魔女対魔術師の構図は、やっぱり「カルト」の男女対立を思い出させますし。
まあ、男女問題については「カルト」だけに限らず普遍的なテーマではあるので意図せずという事もあるとは思いますが。
サラの演じるキャラが強く主張していると、カルトとのリンクを感じやすくはなります。

最近のお馴染みシャイアン・ジャクソンも登場しました。
でも、シャイアン演じるヘンリーだけは、ラングドンに懐疑的。
シャイアンはカルトの時も、中途半端な立ち位置でしたけど、どうなるのかな~。

そんな感じで、もはやアメホラの祭り状態でただでさえ楽しいのですが、今回の展開もかなり面白く、先が楽しみになるばかりでした。

まず個人的にドはまりだったのは、3年前の学生? ラングドン。
昭和の萩尾望都の漫画に出てくるギムナジウムにいる美少年? そのまんまじゃん!!
まだロン毛ではないのですが、ゆるいウエーブヘアに白いシャツに黒いリボンと、お耽美な存在でしたw

魔女団のファッションも相変わらずオシャレ!
特に今回初登場のゾーイのエルトポ風ファッションが大好きでした。
前回3人だけだったので、その他の人の事も気になっていましたがやっぱりゾーイもいなきゃね!

魔女といえば、ココとマロリーが優秀らしいのですが、ダイナの立ち位置は謎のまま。

今回はほぼ過去の話でしたが、大分状況が明らかになりつつある感じです。

とりあえず、クイニーとマディソンはラングドンによって地獄から連れ戻されていたんですねぇ。
ラングドンの魔力は、完全にコーデリアを上回っているようです。

まさかこの戦争って、魔女対魔術師の争いの末の??
マートルの「魔女と魔術師が世界を終わらせるのね」というセリフは、その時はよく意味が分からないのですが最後まで見ると、そうなのかしら? と思える感じがします。

とりあえず共同体のカラーが「黒」なのは、ラングドンが魔術師でありサタン信仰があるからっぽいかな?

魔術師学校入学からどうして「共同体」になったのか。
おそらく魔女対魔術師では、魔術師(ラングドン)が勝っているはず。
(前回にマロリーの魔力を見て消したはずなのに、と驚いている)

その上でどうしてコーデリア達が生きていたのかなど、まだまだ謎はいっぱい!
あ~次回が待ち遠しい!!


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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