アメリカン・ホラー・ストーリー:黙示録/American Horror Story: Apocalypse シーズン8 5話「迫る闇/Boy Wonder 」

2019/05/07

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あらすじ

American Horror Story: Apocalypse S08E05 Clip | 'The Seven Wonders' | Rotten Tomatoes TV


2019年4月8日~FOXジャパンで放送!(全10話)
(アメリカ放送2017年9月~)


シーズン8登場人物

シーズン8 4話「アルファの予兆/Could It Be...Satan?」へ

予知

クイニーとマディソンを見て倒れていたコーデリアは、その際に予知夢を見ていた。
恐ろしい未来。
まさに実際に起きている光景だった。
大変動、火災、死、コーデリアは荒廃した地で、ゾンビに食われようとしていた。

それを高笑いで見ている1人の男がいた。
白い顔の悪魔だとコーデリアは皆に報告した。
何かの警告でありつつ、存亡は自分の次の行動次第。

だから2週間後のブラッドムーン(血の月の夜)に「7つの奇跡」の試験を行う。
もしラングドンが合格すれば次のスプリーム。
コーデリアは、マートルの制止を振り払って話を進めた。
「全てが変わるわ」

相違

魔女団の施設に戻ると、コーデリアはマートルに責められた。

コーデリアは、スプリームの座に未練はないという。
でも、自分が見た未来では大虐殺が起きており、生徒達も全員死んでいた。
私達を闇に導く若者に地位を明け渡すのは怖い。

マートルは、試験の合格者が指導者に適任とは限らない、と言った。
そもそもコーデリアの魔力も顕著になるまで見過ごされていた。

マートルはマロリーを買っていた。
「マロリーだってその1人よ」
マロリーの魔力は、蘇生に加えて状態を元に戻していた。
従来のどの魔法とも違う、特別な力だった。

でもコーデリアは、自分が出来なかったクイニー救出をしたラングドンを認めざるを得なかった。

そして他の誰かを待つ時間がないと訴えた。
「私は弱っている。死にかけてる」

ココ

この頃、ココが父親に連れられて魔女団の面接にやって来ていた。
ココ自身は乗り気ではなく、ココらしい横柄な態度だった。

ココの能力は、食べ物にグルテンが含まれている事が分かるというものだった。
そんな能力を高めて何の役に立つのか、とココはふてくされていた。

コーデリアに危険の察知能力は十分な出発点になる、と歓迎されると、どうせ寄付したからゴマをすっていると面と向かって言った。

それでもコーデリアは、いつか能力が有益だと感じられる最高の時が来る、とマロリーに案内をさせた。

それがマロリーとココの出会いのようだった。

ジョン・ヘンリー

その頃、「7つの奇跡」を前に準備に盛り上がる男子校では、ヘンリーがラングドンへの不信感を募らせていた。

コーデリアが見た「白い顔の悪魔」も気になっていた。
ラングドンには何かある。
ヘンリーも悪魔に見えていたのだった。

そんなヘンリーを同僚のシャブリは、嫉妬していると批判したが、ヘンリーはシャブリを魔力で遠ざけてコーデリアの元に急いだ。
「これは妬みではない。
恐怖だ」

途中、ガソリンスタンドで給油をしていると、隣にミリアムの車が停まった。
当然、ラングドンとミリアムの関係を知らないヘンリーは、届かないから手伝って欲しいと頼まれ快く手伝った。

ミリアムは隙を見てヘンリーのかかとを切り裂き、倒れたところで喉を掻っ切った。
「もう呪文は使えまい」

そしてガソリンをかけると、火をつけて車で走り去った。

ヘンリーは焼き殺された。

その後、ミリアムは森の中でラングドンと再会していた。
「私の大切な子よ」

ヘンリー殺害はラングドンからの頼みだった。
「魔術使い達は唯一、油断ならない連中だ」
「スプリームになったら内部から崩壊させて、奴らを抹殺してやる。
生まれた目的も見えてくる」

7つの奇跡をモノにしたら、怖いものなしで世界も思いのまま。
2人の目的は「世界」だった。

そこへアリエルも合流した。
ラングドンも知らなかったが、アリエルも最初からミリアムの仲間だったのだ。
「ジョン・ヘンリーの件は話したけど、御父上の事は内緒よ」

アリエルはあくまでも男のスプリームの誕生にこだわっていた。
その為には仲間にも邪魔をさせない。
「魔女どもがもがくのを見るのが楽しみだよ。我々の支配下でね」

7つの奇跡

強いリーダーを見出す為の、7つの奇跡の試験が行われた。

テレキネシス(念力)、コンシリアム(意思操作)、トランスミューテーション(瞬間移動)、ディビネーション(予知)、パイロキネシス(発火能力)、ヴィタラム・ヴィタリス(生命力を与える)。
ラングドンは難なくクリアしていった。

そして最後の試験、ディセンサム(冥界を訪れる)。

コーデリアはディセンサムを試験ではなく実践してもらう、と発表した。
「ミスティ・デイを連れ戻して」

もともと7つの奇跡の試験で冥界を訪れたまま、戻れなくなっていたミスティ・デイ。
すでに冥界に属している存在を連れ戻すのは、今までどのスプリームでも成功していなかった。
突然の無理難題に魔術師達は口々に文句を言った。

だがラングドン自身はすんなりと受け入れた。
「いいですよ。お友達を連れ戻す」

ミスティ・デイは冥界で、カエルの解剖をしては生き返らせる、を繰り返していた。
生き物を殺したくないミスティ・デイにとっては苦行だった。

その解剖を強要している教師をラングドンは切り裂いて倒した。
ミスティ・ディはすぐに助けが来たと理解した。

そして実際に、ミスティ・ディは地上に戻って来た。

再会に喜ぶ中、コーデリアは鼻血を出していた。

それは、新スプリームが現れた証しで、前任者は消える運命だった。

それまで大人しかったラングドンも声を荒げてスプリームの座を引き継ぐよう言った。
「まだ追加試験が?」

コーデリアは、疑いの余地はない、と仲間達に支えられながら認めた。
「次のスプリームよ」

恐怖

倒れたコーデリアは、マートルとミスティ・デイに見守られて目覚めた。

ミスティ・ディはコーデリアに、ラングドンへの恐怖を感じると伝えた。
「彼は危険だわ」

冥界で会った時、ミスティ・デイ以外の生徒達は白目をむいてラングドンの言葉に聞き入っていた。
「私は無教養だけどバカじゃない。悪魔が語り掛けてたのよ」
おそらく、ミスティ・デイの解放を頼んだのだろう。

ミスティ・デイは幼い頃から邪悪な物には敏感だったと、打ち明けた。
「死にゆく者の臭いにも気づけるけど、彼のような臭いは初めて。
上手く言えないけど、死の香りが漂ってる」

マートルはそんな男をスプリームにした、とコーデリアを再び責めた。
でもコーデリアはラングドンをスプリームにする気はなかった。

試験を実施したのは、彼の魔力を知りたかったから。
邪悪な危険さには気づいていた。
「だから近くに置いて、監視したの。
何かが来るわ。何か分からないけど感じる」

そしてラングドンのお陰で、ミスティ・デイや仲間達全員が揃う事が出来た。
「あなたたち全員が戻ったから戦えるわ」

ミスティ・デイは、冥界に長くい過ぎた為、戦えないと言った。

コーデリアはそんなミスティ・デイの為にスティービー・ニックスを呼んだ。
スティービーはミスティに歌を捧げた。(Fleetwood Mac「Gypsy」)

スティービーの歌声には、魔術師達も聞き入った。


Fleetwood Mac - Gypsy (Official Music Video)

任務

スティービーの登場に注目が集まる中、コーデリアはマディソンに新たな任務を命じていた。
「今まで培った力でマイケルの事を調べてきて」
マディソンはマイケルには助けられた恩義があると、反発した。

そこへジョン・ヘンリーと口論していたシャブリが現れた。
盗み聞きをしていたのだった。
「いつ出発する?
私の仲間を探るなら一緒に行く」
ラングドンに懸念があり、悪い予感がするという。

拒否するならラングドンに知らせる、とも言われコーデリアは同行を許可した。

目的地は、あの呪いの館だった。
「この場所ですべてが始まったの」



かんそう

いよいよ、次回以降にシーズン1の「呪いの館」が本格的に登場する流れになりました。
コーデリアは、ラングドンを悪魔で、そして呪いの館に秘密があると思っているようですが。
呪いの館のそもそもの成り立ちが明らかになりそうな? 展開になっています。
楽しみ~!!

そして「ブラッドムーン」といえば、シーズン6の体験談が記憶に新しいです。

今シーズンは、本当にいろんなリンクが登場するのでワクワクします。

さらに魔女団関連では、とうとうミスティ・デイまで復活し、スティービーまでも登場するという!! 大サービスですねw
魔女団シーズンのファンにとっては大興奮の展開でした。

でも、未来から見ている側にすると、魔女団が揃ったところで大戦争によって? またバラバラになっているんですよね。
複雑です。

ラングドンと魔術師達の関係も、明確になりました。
てっきり仲間なのかと思ったら、そもそもラングドンとミリアムは利用しているだけという。
という事は、共同体=悪魔と考えていいのかな?
ラングドンは共同体に雇われている1人のような口ぶりでしたけど……。

今のラングドンを見ていると、そんなタマじゃないって感じですが、まだまだ不明な点がいっぱいです。

マディソンが絞殺されているので、再会したコーデリアに抱き着かれて首絞めないで! と嫌がっているのが面白シーンでしたw

今回もまた次回が待ち遠しい!!


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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