NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン16  10話「舞い降りた天使/What Child Is This?」

2019/03/29

NCISネイビー犯罪捜査班 NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン16 クライム ジェーン洞

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あらすじ

NCIS 16x10 Sneak Peek 1 "What Child Is This"


2019年1月24日(木)~FOXジャパンでシーズン16 日本最速放送(全24話)
★2019年1月5日第1話先行放送済み

(アメリカ放送2018年9月25日~)


登場人物はこちら

前回:シーズン16 9話「謎の共犯者/Tailing Angie」へ


退役軍人刺殺事件

クリスマス休暇に突入しようとしていたNCISに、退役軍人が刺殺された事件が舞い込んで来た。
被害者は、支援施設でボランティアをしていた黒人のジェローム。
大きな身体を生かして、施設では密売人などを追い払うボディガードのような存在で頼られていた。
PTSDや依存症を乗り越え、退役軍人施設で暮らしていた。

側溝からは凶器と思われるナイフが発見されていた。

密売人のヴィシャス、本名アルバート・リアリーが連日追い返されていた事からヴィシャスを容疑者とした。

ヴィシャス

ギブス、ビショップそしてトーレスがヴィシャスの家を訪ねた。
あからさまに反抗的なヴィシャスはすぐに弁護士に連絡を入れた。

トーレスが部屋を調べようとすると、警戒を強めヴィシャスは銃を取り出した。
そして興奮してビショップに向けて発砲した。
3人は即座に応戦し、ヴィシャスはその場で死亡した。

ビショップに怪我はなかった。

ヴィシャスが警戒した部屋の中を確認すると、販売していたドラッグと赤ん坊が発見された。

赤ん坊

児童相談所に連れて行くはずの赤ん坊は、NCISに連れ込まれた。
ビショップとトーレスが何度も電話しても保留のままだという。
埒が明かないので、自分達で母親捜しをした方が早い、と判断したのだった。
ジェローム殺しは解決したものの、簡単に休暇には入れそうになかった。

局長は、NCISは赤ん坊を連れてくるところではない、と反対したがギブスは仕方ない、とビショップとトーレスを世話係に任命した。

ヴィシャスに婚姻の過去がなかったので、ケイシーに指紋照合とDNA鑑定を頼んだ。

ケイシー

ケイシーは休暇を返上して仕事をする事に決めていた。

指紋を取りに検死室へ行くと、ジェロームの遺体を見て明らかに動揺していた。
パーマーが指摘すると、知り合いに似ているとのことだった。

弁護士

その頃、ヴィシャスの無料弁護をしていたという弁護士がNCISにやってきていた。
ヴィシャスが電話を掛けていた相手で、電話口で銃声を聞いて警察に問い合わせていたのだった。

弁護士は何があったのか、と気にしていたが射殺されたと知ると驚いた。
「手を差し伸べてもムダだった」
ギブスが弁護士に女性関係を尋ねたが、深入りはしないようにしていた、と何も知らないようだった。
赤ん坊の存在についても、女性関係が派手だから大勢いるんじゃないか? と曖昧だった。

両親

DNA鑑定の結果が出ると、赤ん坊とヴィシャスに血のつながりがない事が分かった。
つまり、両親共に不明だという事。
赤ん坊はヴィシャスが誘拐していた可能性がある。

しかし誘拐事件を調べても、該当するような事件は見つからなかった。

夜になり、マクギーが飛行機に間に合わせるよう仕事を上がった。
ギブスは休暇を潰さないよう、児童相談所へ託せと命令したが、ビショップとトーレスは利かなかった。
だがNCISに赤ん坊を泊める事は出来ない。
かといってビショップもトーレスも1人で赤ん坊の面倒を見れるはずがない。
2人は強請るようにギブスを見た。
「いや、俺は連れて帰らないぞ。俺の家はダメだ」

だが、結局ギブスは2人の大人と1人の赤ん坊を連れて家に帰る事になった。

ギブスは屋根裏からゆりかごを取り出すと、交代要員にはならない、と地下に逃げていった。

ビショップは、ギブスが「手放せないもの」としてずっととっておいたゆりかごの意味を考え、ついため息をついていた。
クリスマスツリーにも、シャノンとケリーの古いオーナメントが飾ってあった。
トーレスはそれを「永遠ってやつ」と言った。

死にかけた経験を赤ちゃんが紛らわせてくれたが、でも考えてしまう。
「永遠とか、持ち続けるものと手放すもの。
いつかは母親になると思ってたけど、子育てする自分は想像してなかった。
でも今日で備えが出来たわ」
すると赤ん坊が泣き出した。

ビショップとトーレスは、赤ん坊の世話を通じて、子育ての疑似体験をしているようだった。

名誉負傷勲章

ケイシーはジェロームの遺品に、名誉負傷勲章の空き箱を見つけて気になっていた。
中身を見つけて一緒に埋葬したい。

その気持ちを知ったパーマーは、ジェロームの居た施設に一緒に探しに行く事にした。

施設で捜していると、ケイシーがジェロームの葬儀の手配もするつもりだったと知った。
ジェロームは天涯孤独だったが、退役軍人省がやってくれると分ってホっとした。

パーマーは何故そこまでジェロームにこだわるのか不思議に思ったが、すぐに理由が分かった。

実は、ケイシーの父親とジェロームの状況が被っていたのだった。

ケイシーの父親も退役軍人で、ホームレスになる寸前だったという。
除隊後に、郵便局に就職し家庭を持ち、片手間で退役軍人を支援していた。

2人が話していると1人の男が近寄ってきた。
その男はジェロームがヴィシャスと揉めているのを見たという。
勲章は見つからなかったが、手がかりを入手した。

全員集合

ギブスの家に、スローンがやってきた。
休暇前に局長に連絡を入れたら、赤ん坊の話を聞いたので来てしまったという。
手慣れた様子で赤ん坊をあやしていた。

そこへマクギーもやってきた。
休暇に向かうはずだったが、やはり気になって一睡もできず便を変更してきたという。

結局全員揃って、目撃情報を確認する事になった。

コンビニ付近の監視カメラをチェックしていると、ヴィシャスの姿を見つけた。
だが誘拐というには様子が変で、ヴィシャスは母親と思える女性から赤ん坊を受け取り、封筒を渡していた。

そこへジェロームが阻止に入っていたという事が分かった。
母親はヴィシャスに赤ん坊を売っていたのだった。

父親

防犯カメラの映像から母親の顔認証を掛けた。

その時、ギブスはケイシーのモニターに名誉負傷勲章が出ているのを見つけた。
パーマーはギブスに、ジェロームの為に探していると説明した。
購入も可能だが、配送に時間がかかる等、まだ手間取っていた。

ケイシーは、パーマー以外を巻き込むつもりはなかったようで、ギブスに知られた事に不満を表した。
「お父さんにも仲間がいたように、君にもいる」
何気なく言ったパーマーの言葉にケイシーは、過剰反応した。
その反応を見てパーマーはやっと理解した。
「ジェロームに似ているのは、お父さんなんだね」
そして父親の話を避けていると言う事も分かった。
ケイシーはそれを認めた。

実は最初に見た遺体が父親だった。
ジェロームと同年代でタトゥーもしていた。

その父親との最後のクリスマスの思い出が、ケンカだった。
ケイシーは大学院の中退を考えている、と伝えていたのだった。
「努力すればやり抜ける」といつも言っていた父親は不満そうでクリスマスは台無しに。
その1ヶ月後、郵便配達中に心臓発作を起こしていた。

それからケイシーは大学院に戻って、必至で勉強して父親の言うとおり、やり抜いた。
そしてダッキーの助手になった。
そう、1年前のクリスマスが父親との最後のクリスマスだったのだ。
「だから帰省したくないのか」
「つらいクリスマスになるから……」

その時、顔認証がヒットした。

母親

母親は、ターニャ・ジェイコブス、17歳だった。

すぐにギブス達はターニャを見つけた。
ターニャは未だにドラッグから抜け出せないでいるようだった。

妊娠が発覚して家を追い出されていた。
元々はピートとジュディという夫婦に養子に出すはずだった。

そこへ、売人のヴィシャスからもっと高く買うと話を持ち掛けられていた。
ピートとジュディはいい人達で支援もしてくれていたが、自分で育てるとウソをついて断っていた。
斡旋団体からはお金はもらえないから。

でも後悔はしていた。しかもヴィシャスが死んだと聞き、子供の行方を心配していた。

NCISで保護していると知ると、ターニャは引き取る気満々になった。
お金もあるから、やり直すチャンスだ、と。

だがスローンは説得した。
「まずは赤ちゃん抜きで頑張らないと。赤ちゃんも養子に出したほうが幸せよ」
ターニャは何故そう言い切れるのか聞き返した。
「私には分かるからよ。誰にでも後悔はあるけど、子供にいい環境を与えた事は絶対に後悔しない」

落ち着いて納得したターニャにギブスは、ヴィシャスの魂胆を確認した。
「ヴィシャスは誰に赤ん坊を売ろうとしていたのか?」
「お金持ちだって。医者とか弁護士だと思う」

ギブスにはすぐに、ヴィシャスの無料弁護をしていた弁護士だと分った。

弁護士を呼び出すと、素直に認めた。
元々、司法取引を成立させた礼に何でもする、と言われていた。
そこで子供の手配を頼んだのだった。
過去3回、養子縁組が破談になっていて仕方なかったという。
「まさか死人が出るなんて……」

クリスマスプレゼント

事件が解決し、ケイシーはパーマーからクリスマスプレゼントをもらっていた。
それは名誉負傷勲章だった。
ギブスが手配してくれたのだという。

ケイシーはジェロームの遺体に勲章を捧げた。
そして、父親との事をふっきれたようで母親に連絡をした。
「今から飛行機で帰れるかも」


赤ん坊の養親、ピートとジュディも見つかった。
NICSから20分のところという事で、ビショップとトーレス、ギブスとスローンが届けに行った。

スローンには、養子に出した娘がいるようだった。
ギブスはそれに気づいているのか、赤ん坊との最後の別れにスローンにも声を掛けていた。

ビショップとトーレスが代表して、養親に赤ん坊を引き渡した。
途中、すれ違う老女に2人の子供だと勘違いされた。

何も知らない養親にとって、クリスマスの奇跡が起きた。
赤ん坊の名前では散々皆で揉めていた。
だが、改めて聞かれると「決めてくれ」と答えた。

遠くで見守っていたギブスとスローンも、クリスマスの奇跡を祝った。
スローンは休暇の予定を変更して、ギブスの家で一緒にボトルを開けて祝う事にした。


かんそう

クリスマスのエピソードという事で、休暇前に事件発生のお約束と、赤ん坊という癒しの存在で、いつにも増してほのぼの度の高い回でした。

特にギブスが、俺は関わらないぞ! と言いながらも結局ゆりかごまで提供しちゃう感じが、良かったですw

トーレスとビショップはまるで疑似夫婦のような展開でしたけど、だからといって甘い発展はなく、やっぱりあくまでも同僚、家族のような感じでした。

赤ちゃんは本当にかわいくて、マクギーは目が合ったらヤバイと最初は避けていましたw
最初は、子育て経験者のパーマーが活躍していましたけど、結局マクギーも気になって世話してましたw

スローンに養子に出した娘がいる、という設定は初出だと思いますが。
そしてギブスとの関係、友情にとどめておいて欲しいw

でも今回のような適材適所にはまっている感じだとスローンもウザくはないですw

ケイシーもどんどんいろんな面を出してきています。
今回はいつも明るいケイシーの、ちょっと闇の面が垣間見えました。
でも、今回をきかっけに乗り越えているのがケイシーらしい感じがしました。

事件もほぼ母親捜しで、軽めでありながらも最後には落ちがあって本当にシーズン16は、原点回帰している面白さが感じられています。
いい塩梅!

それはそうとパーマーのぼんやりっぷりには突っ込みたくなりましたけどw
ケイシーがジェロームに父親を重ねているのは、施設に勲章探しに言った時の話で分かると思うけど……。
全然気づいてなかったのねw


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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