ビッグバンセオリー　ギークなボクらの恋愛法則/The Big Bang Theory　シーズン10　10話「所持品を分け合う法則/The Property Division Collision」

2018年10月5日（金）18：30～　スーパー！ドラマTV　シーズン10　日本初放送　(全24話)

(アメリカ放送　2016年9月～）

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取り合い

エイミーは、ペニーと自分が並んだ肖像画を、ペニーに返そうと改めてプレゼントをした。

だが、大きな絵を歓迎しないペニーは何だかんだ言って受け取らずに済ませようとしたが、エイミーには通じなかった。

それを見ていたシェルドンは、レナードとの共有物を分配しようと思いついた。

2人は1つずつ決める事にした。
コミコンで買った、ミスタースポックの1点物の鳩時計はシェルドンが欲しがった。
次に取り出した３Dチェスセットも。

するとレナードは、シェルドンが欲しいものを持っていけと言い出した。
「君に全部やるよ。僕は気にしない」
何だかんだシェルドンが理由をつけて自分の物にする、という事に気づいたのだった。

見かねたエイミーは、分けてあげなさいと口を挟んだ。
「そういうの苦手なんだ。
幼稚園行ってないから」

するとレナードは1つだけ欲しいと、アパート公式の旗を取り出した。
旗好きのシェルドンは慌てたが、レナードは譲らなかった。

腹を立てたシェルドンは、自分の部屋に帰って行った。


レナードとペニーが2人きりでくつろいでいると、WIFIがつながらない事に気づいた。
シェルドンがパスワードを変えていたのだった。
新しいネットワーク名は「ハハハ思い知ったか」。


レナードは仕返しに、旗を裸の身体に巻き付けて洗濯室でシェルドンを待った。
その姿にショックを受けたシェルドンに追い打ちをかけて、目の前で下着を脱いで見せた。
「これが旗を取る究極の指し方だ。
チェックメイト」
そして脱いだパンツを洗濯機に入れた。

シェルドンは黙って洗濯籠を持って部屋に帰って行った。


レナードとペニーが外出から戻ると、見知らぬ老人セオドアがキッチンに居た。
シェルドンの更なる仕返しで、勝手に部屋を貸していたのだった。

シェルドンはしれっと奥から登場して、2人にセオドアを紹介した。
「君のルームメイトのペニーとレナードだよ。
正直者だけど、現金は置きっぱなしにしないで」

シェルドンの言い分は、今月分の家賃は払ってるから何をしても勝手だろう、という事だった。

レナードは再びシェルドンの部屋に怒鳴り込んだ。
「13年も一緒に暮らした仲だろ。なんで意地悪するんだ」
「僕を傷つけてるのは君だろ」

するとセオドアが割って入った。
「君たちの怒りは愛の裏返しじゃないのか？」
セオドアは喧嘩をすることで、お互いが寂しさをごまかしていると言った。

シェルドンは認めた。
「ここでエイミーと暮らしていても君が気になってすごくつらかった」
「僕も同じだ。君がいないと寂しい」

2人は、持ち物の事でいがみ合うのも止め、旗はレナードの物となった。


改めて、エイミーとペニーの絵もちゃんと飾った。
セオドアは絵を見て「（ペニーの）母親か」と言っていた。

お産チーム

スチュアートはバーナデットの出産祝いに「お手伝いクーポン」をプレゼントした。

買い出し、病院の送迎などに混ざってフットマッサージのクーポンを見つけ、バーナデットは引いた。
「キモくないよ。なんならそれハワードが使って」

そのクーポンに使った紙が「立ち退き勧告」のチラシを再利用だと気づくと、スチュアートは言った。
「ここに住んでいい？」

バーナデットは出産前でタイミングが悪いと、気乗りしなかったがハワードは違った。
スチュアートには母親の面倒を見た実績があったから。

バーナデットも仕方なく数日間、様子を見る事を受け入れた。


夕食の準備をすると、ラージがやってきた。

ラージとスチュアートは、何かと張り合った。

「君がいなくても2人は大丈夫」
「いや猫の手も借りたいはず」
「ラージって名の猫がいる」


翌日、ラージはベビーベッドを組み立てに来たが、すでにスチュアートが組み立てていた。
「あのベッドはぼくが買ったんだ！」
「なるほど。どうりでクソみたいなベッドだと思った」
「僕の事が嫌いなの？」
「っていうかハワード達の事が好きなんだ。
役に立つとこを見せて2人にくっついていたい」
ラージはそれは自分の方が先だ、と主張した。

2人は競い合いながら手伝いをしていた。

バーナデットがハワードに買い物を頼むと、あっさり「2人に行かせればいいじゃん」と言った。
バーナデットはさすがに「当てにしすぎ」だと気にしていたが、ハワードは気にしなかった。

運転したい人！　と叫ぶと2人の元気よい返事が返ってきた。
それを聞いたバーナテッドは椅子に座って言った。
「運転はラージにして。
スチュアートはペディキュア係」


突然バーナデットの陣痛が始まった。
慌てて何もできないハワードに、それまで対立していたラージとスチュアートが一致団結した。
「お産チーム始動！」

2人のテキパキした誘導で、4人は病院へ向かった。


11話「彗星のごとき登場の法則/The Birthday Synchronicity」へつづく

かんそう