【最終回】レジデント 型破りな天才研修医/The Resident シーズン1 14話「詐欺の結末/Total Eclipse of the Heart」【シーズン・ファイナル】

2018/12/05

ジェーン洞 レジデント 型破りな天才研修医 レジデント 型破りな天才研修医 シーズン1 医療

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あらすじ


 
Conrad Visits Nic In Prison | Season 1 Ep. 14 | THE RESIDENT


2018年9月4日(火)~ FOX 日本初放送
(アメリカ放送:2018年1月~) 全14話

・前回13話「 謎の症例/Run, Doctor, Run」


マイカ


オカフォーは、マイカと初めての朝を迎えた。
最初は楽しく会話をしていたが、ふと気づくとマイカは会話が出来ない状態になっていた。突発性の虚脱で、呼吸困難になっていたのだった。

すぐにチャスティンに搬送された。
オカフォーは状況を聞かれて、運動をしたと誤魔化したが2人の関係はバレバレだった。


検査の結果、移植手術の合併症による大動脈基部の解離が発覚した。
運動による血圧上昇で小さな裂け目が広がってしまったのだ。

担当した上級医は移植患者なので手術は避ける、死亡率も高いと諦めムードだった。

オカフォーは納得できなかった。
「諦めるのはまだ早い」

他の上級医達に確認したところ、執刀できるのはオースティンだけだと言われてしまう。

オカフォーが言い出しにくくしていると、オースティンの方から助けてやると言い出した。
マイカの件は病院の中で噂になっていたらしい。
誰もが手術にネガティブになる中、オースティンだけは自信満々だった。
「チーズも切れない老いぼれだろ。
確率は最悪だが、俺がやれば可能性はゼロじゃない。
何が起こるか分からん」
オースティンは自分を、科学者であり芸術家でレンブラントだと自画自賛した。

さっきまで下手に出ていたオカフォーは勘弁して、と本音を吐いた。
「君は俺と同じく傲慢でそこが魅力だ。
だが俺じゃない」

マイカを救う事は、CEOとなったベルにも重要だった。
移植後すぐに死なれては病院の評判に関わる。
手術の合意書はすでに用意されていた。

手術が始まるとオースティンはオカフォーを補助に指名した。

処置が終わると、オースティンは人口血管の縫合をオカフォーに指示した。
だが、できないとオカフォーは拒否をした。

「患者に思い入れがあるから処置できないのか?
認めろ。
君にも感情があるんだ。
情熱を持ち、誰かを愛しても医師としての腕は落ちない。
むしろ腕は上がるだろう。
芸術を極める事に情熱を生かせば、彼を救う事が出来る。
情熱こそが最高の芸術を生むんだ」

マイカへの気持ちに気づいていたオースティンは、オカフォーの背中を押した。

無事、オカフォーが縫合をし手術は終わった。
だが目を覚ますかどうかは、まだ分からなかった。

ニック


コンラッドはニックに面会をした。
ニックは、不法侵入の重罪で起訴されていた。
看護師の免許も危ういだろう。

コンラッドは保釈金を用意すると約束するが、保釈金は10万ドルだった。
ニックは無理だとコンラッドに連絡をしたが、コンラッドは待ってろ、とだけ言った。

ニックは父親を頼るしかなかった。

すぐに保釈金は払われた。
コンラッドは車でやってきた父親に会い、感謝を伝えた。

父親はこれをいい転機だと捉えていた。
「私達の将来を見据えた計画があるんだ」

オリヴィア


病気だと思い込んでは通ってくる常連のオリヴィアがまた来ていた。
アービンとデヴォンは健康だと伝えるが、まったく通じなかった。

耐えきれなくなったアービンが精神科へ行け、と取り乱しはじめたので、デヴォンが引き受けた。

あれかも、これかもと問診して違いますよ、と宥めていると「ケモを受けて来た」と言い出した。
診断したのはハンターだった。

デヴォンはすぐにコンラッドの元に走った。

証拠


釈放されたニックは、すぐにチャスティンに呼び出され、コンラッドとデヴォンからオリヴィアの一件の報告を受けた。

オリヴィア・タンの検査結果には、ハンターがリンパ腫とはっきり診断していた。
どう見てもガンの兆候はなかったのに、ケモまで済んでいる。

3人はそれをベルに突きつけ、ハンターが過剰投与で詐欺をしていると訴えた。
「奇跡の回復」はそもそも最初からガンではなかったのだろう。

リリーのガンもケモが原因だったのかもしれない。

ベルは当然、バカげていると信用しなかった。
ガンを発症させ、隠蔽目的で殺した。
診断書を見られたらバレるので、隠している。
そして、それに気づいたニックに罪を擦り付けて追放した。

コンラッド達がすでにFBIに通報をしていたと知るとベルは慌てた。
だが通報は義務づけられている。
ハンターの治療を止めさせないと、CEOも病院も責任を負う事になる。

するとベルは、素直に治療の中断と捜査の進展を待つと言い出した。
「君たちは口を閉ざせ。
彼女のキャリアと病院の評判が懸かってる。
確固たる証拠がなきゃ告発できない」

ニックは自信満々に言った。
「証拠は出ます」

味方

ベルはハンターにFBIの捜査が入ると伝え、真実を追求した。
だが、ハンターはシラを切った。

オリヴィアの事を持ち出すと、慌てて判断には誤りも、と言い出した。

「マズい事態か?
同様の患者は何人?
病院の危機か?」

ベルの矢継ぎ早な追求にハンターは逆切れしたようだった。

「私はあなたの味方だと何度も伝えたし、支えて来たわ。
ミスした時も反撃に力を貸した。
あなたは?」
「君の味方だ」

ベルは、FBIは朝まで来ないから、今すぐ診療所に行って不利になる証拠を持って来るよう言った。
シュレッダーにかけても復元されるから家の暖炉で燃やそう、と。

ハンターはベルが味方だと認識すると、安堵して抱き着いた。
「私を守るのね」
「私達を守る」

時の人


デヴォンはオリヴィアにガンではなく、治療詐欺だったと伝えたが、病気でありたいオリヴィアは受け入れなかった。
当然、暴露への協力で取材を受けて欲しいと言っても「病気だから無理」と断られた。
だが、「時の人になる」という一言で態度を変え嬉しそうに取材に協力した。
注目こそ、オリヴィアが欲していたものだった。

取材をしたのは、プリヤだった。

ハンター


診療所から資料を持ち出そうとしたハンターは出口でFBIに囲まれた。
何かの手違いではないかと主張したが、「証拠品を運べ」と連行された。

そして、ベルの顔を見つけてハメられたと気づいた。
「許さない」

ベルは問題を起こしたハンターを簡単に切っていたのだった。

新たな始まり


翌日、ベルによる声明が発表された。
ハンターの犯罪行為は、診療所で行われたもの。
だから気づかなかった。
そしてちゃっかり通報したと、手柄も奪っていた。


マイカは手術の後、無事目覚めた。

手を握り喜ぶオカフォーを見て、オースティンも満足していた。


ニックは病院に戻った。
コンラッドとの関係も完全に恋人同士に戻っていた。

ベルは会議室で賛辞を受けていた。
CEOに選んで正解だった。
病院を救った、と。

だが、突然思いもしない事を言われる。
「新しいボスを紹介しよう。
ウィンスロップ氏だ」

上座にいたのは、コンラッドの父親で理事会の新会長になっていた。
これが、コンラッドがニックを救う事と引き換えに受け入れた父親の計画の始まりのようだった……。



かんそう


看守役でグリーのビースト先生役のドット・ジョーンズが登場しました。
はまりすぎw

と言う訳でシーズン1の最終回でした。

私の予想では、ハンターがベルを利用している……ような展開があると思ったのですが、なんとそのつもりはあったのかもしれませんが、あっさり足を引っ張られると思ったら切られるというw

これまでの展開からすると、力関係が急激に変わっていてちょっと唐突な感じもありましたが、でもどう考えてもベルの方がメインに近いという事で、生き残るのは当たり前なのでした。

とはいえ、「覚えてなさい!」みたいな感じでまたいつハンターがベルに復讐を仕掛けてくるかはわかりませんが。

でもこの終わり方を見ると、ハンターもかなりうかつで、これまで誰もハンターの詐欺を告発できていないというのが嘘のような、簡単な終わり方でした。

そもそもニックにはバレていたんだから、もっと早くに証拠隠滅の手を打つとか、しばらくは無茶な詐欺をしないとか、やりようはあっただろうに。

しかもあのオリヴィアに詐欺するとか、危険すぎw
絶対自慢してペラペラしゃべるし、そうじゃなくても医師達が気付くし。

リリーも結局そもそもガンですらなくて、ケモのやり過ぎてむしろガンになっていたかも、って事ですけど皆がリリーに思い入れがあると知ってて、そこまでリリーをカモるっていうのはやっぱりうかつ。

それにリリーは家族も見舞いに来ないくらいで、そんなに資金が潤沢とは思えないんだけど……。
カモにする必要があったのか??

等々、ハンター周辺は雑な印象のままで終わりました。

雑といえばベルについても、CEOになった事で医療ミスについてはとりあえずペンディングのまま。
このまま医療ミスの話題はフェードアウトになったりしてw


オースティンとオカフォーの前回の長い会話は、今回の伏線でした。
でも、あれは1話の間で収めてくれた方が良かったと思います。
今回で落ちがついてましたけど、前回ダラダラ感じちゃってほぼスルーしちゃったし。

やたらオカフォーに思い入れるオースティンと、まさか似た者同士で恋仲に……? とよぎったりもしたのですが、オカフォーにはやっぱりマイカでしたw

一瞬、オースティンが嫉妬でマイカを医療ミスで殺す気か? とひやひやしましたけどw
さすがにベルじゃないからそれはありませんでしたw

マイカは危機を乗り越え、オカフォーもマイカの出来事が発端で、これからは感情を出していくのかな?

クールなオカフォーが面白かったんだけど、シーズン2で変化があるのかどうか。
楽しみです。

オースティンは、なんだかんだ才能あって、そしてオカフォーを愛弟子のように可愛がっているんですね。
回りくどい会話はウザイですけど、面白いキャラではあるのでこれからも楽しみです。
ただざっくり分けると、反体制という事でコンラッド側にいると思うのでシーズン2でどんな立ち回りをするのか。
こちらも楽しみ。

大きな展開としては、コンラッドパパの本格参戦が決定したところでのプチ・クリフハンガーといった所でした。

パパの狙いは何なのか?
とりあえずニックの為に、父親に頭を下げるしかなかったコンラッドは、今後どうつきあっていくんでしょうかね。

シーズン2はそのあたりが見どころになるんでしょうね。

ニックとコンラッドは無事恋人同士となって、しばらくは落ち着きそう。
美男美女のカップルな上、2人とも俳優として好きなので1粒で2度おいしい画面になっていますw

そして最近は、デヴォンとアービンも良いコンビになってきていました。

終わってみれば、意外と普通の? 医療ドラマなような気もするのですけどw
手術のシーンは早送りしちゃってますけど、このままシーズン2も見たいと思いました!

とりあえず個人的にウザかったハンターが消えてくれたので、今後の方が楽しみではあります。



(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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