あらすじ
6日目
事件発生から6日が経った。
表立った進捗はないまま、2人目の死者が出たという報道に関係者への批判が高まる。
と同時に募金の勢いは増していた。
目標額に近づけば近づくほど、犯人達は協力的になると思われた。
そこへフィリップ達は、地下鉄への電力供給を停止するという措置を取って、連絡を待った。
ナヤ
ナヤは、前回のインタビューでヨナスの正体を疑うようになっていた。
そこへいつものようにヨナスが顔を出した。
仕方なく家に入れると、ヨナスは態度を豹変させた。
もうテロリストの一味だとバレてしまった事を知っていたのだった。
ナヤを脅して荷造りをさせ、どこかへ連れ出そうとしたその時、寄付のアラートが鳴った。
ナヤはその承認のタイミングを利用して、ルイーセにメールを出した。
ナヤから「募金をありがとう」というメールを受け取ったルイーセはすぐに異変に気づき、フィリップに報告した。
ナヤの家を部隊で包囲し、ヨナスの存在を確認。
突入して、ヨナスを逮捕しナヤは無事保護された。
これまでは敵対していたナヤだったが、今後はフィリップらに協力する事を約束した。
ヨナス取り調べ
S.P.とシモンによるヨナスの取り調べが始まった。
スマホでは毎日犯人達と連絡をしていた事が分かった。
本名はベンだった。
ヨナスが4人目の協力者であることは明らかだった。
3人は最初から電車に乗っていた。
誰かがその電車を停める為に、線路に物を置いていた。
恐らくヨナスがその役目をしていたのだろう。
だが、ふてぶてしい態度のまま自白はしなかった。
するとベンの調査結果が出た。
ベンは元兵士で、任務中にジム・ハンセンという弟を亡くしていた。
犯人はデンマーク軍の兵士かもしれないという事実は、メディアには伏せられた。
K7部隊
ジムが所属していたのはK7部隊だった。
その部隊では攻撃で2人死亡、4人が障害を負い、兵士達はPTSDでセラピーを受けていた。
死亡者のもう1人はマーク・ハルド、ジムと同じ戦いで死んでいた。
すぐにK7部隊のメンバーを調査する事に。
ルイーセは、ナヤに動画データを要求した。
誰かが隠し事をしているけど、その理由が分からない。
何か見落としがあるような気がしてならなかった。
サミー
K7部隊の隊長、サミーからS.P.とシモンが話しを聞いた。
ジムとマークが死んだのはパトロール中の待ち伏せによるものだった。
35人の隊員がいたが、数名が部隊と離れてしまった。
隊長とジムとマーク、その他4人。
アンデルセン、フィッシャー、ベア、リザー。
激しい攻撃に遭い、隊長とジムとマークは近くの家に逃げ込んだ。
残りの4人も別の家に避難した。
応援を呼んでも誰も来られなかった。
1日中隠れていた。
攻撃が止むと、全員で走った。
隊長を先頭に、ジム、マーク。
そこへ手りゅう弾が落ちて来た。
隊長は2人が死ぬのを見ていたのだった。
2人は部隊で一番経験があり、尊敬されていたから隊員の反応は酷かった。
隊長は、人質事件に隊員がかかわっているとは思っていなかった。
だが、ルイーセはその動画を見て確信した。
「隊長は真実を言ってません。ウソをついている」
目つき、ボディーランゲージ、話し方など細かい事からルイーセには感じていた。
その報告を受けたハンスは、具体的な理由を突き止めるよう指示を出した。
ルイーセはすぐにユングにk7部隊の音声記録を集めさせた。
ルイーセ
ルイーセは幼い頃を思い出していた。
ある日、父親がリストラされた事を偶然知ってしまった。
母親には言えず、仕事に行く振りをして車の中で時間を潰していたのだった。
だが、ルイーセはその頃からするどい観察力でなんとなく父親の異変に気付いていた。
「なんとかなる」
という父親はある夜、ガレージの車の中で自殺した。
発見したのもルイーセだった。
車の窓を割って、父親を引きずり出していた。
音声
ルイーセは、ナヤから受け取ったデータやK7部隊の音声データをじっくり聞いていた。
すると、アルファの声をK7部隊のデータの中に見つけた。
そのインタビューでは死んだジムを弟のように可愛がっていた事が伺えた。
ヨアキム
ボーディルの死の責任を感じていたヨアキムは、誰が見ても落ち込んでいた。
心配して声をかけたリコは、その日がヨアキムの50歳の誕生日だと知った。
本当なら妻と子がサプライズを用意していたという。
ヨアキムはそんな家族が持てて運が良かった、と言った。
リコが祝おうとすると、ヨアキムは誰にも言うなと背を向けていた。
だがリコは、全員と相談してヨアキムの誕生日を祝った。
お祝いの歌が響くと、犯人達が止める前にヨアキムが「止めろ!」と叫んだ。
俺を祝うな、というヨアキムにレオンが近寄った。
「ボーディルが死んだのは君のせいじゃない」
「そう言ってくれて嬉しいよ」
勇気を出してやろうとした事に皆感謝している、そう聞くとヨアキムは安心したようだった。
リコは皆からのプレゼントだといって自分が持っていた小さなドリームキャッチャーを渡した。
さっきまでのヨアキムはそれを信じようとはしていなかったが、今は喜んで受け取った。
皆がハグをし始めると、犯人はそれぞれ離れるよう注意した。
フィリップ
フィリップは、パレ・ヴルフ国防軍事司令官に呼び出されて会いに行くが、何を話したのかは2人にしか分からなかった。
アルファ
K7部隊のメンバーの調査からは怪しい人物は浮かび上がらなかった。
やっと手の空いたフィリップが、ルイーセに呼ばれていたので顔を出した時、ヨナスのスマホが鳴った。
犯人からだった。
アルファはヨナスの逮捕を知っていて、ルイーセが通話している事にも驚かなかった。
ルイーセは、ヨナスがベンだと知った事を告げ、ジムの名前も出した。
それでも冷静を装うアルファを「マーク」と呼んでフィリップと代わった。
フィリップはまだアルファの声が一致したという事実を知らなかったが、マークと言う名前には心当たりがあるのか、驚いた表情をした。
フィリップが電話を代わると、アルファはマスクを外して「よう、パートナー」と言った。
フィリップは驚きを隠せず、死んだと思ってた、と言った。
「いや、まだ……。いくつも命が残ってる」
アルファの返答は、人質の事なのか誰の事なのか曖昧だった。
「マーク」
「じゃあな」
通話は切られた。
マリエが、そのアルファの様子をこっそり見ていた事は、アルファも気づいていたようだった。
かんそう
マークって誰よ!!
ルイーセもその名前にフィリップがどう反応するか知っていたっぽいので、フィリップの友人なのかな?
さすがにアルファはアマッドではありませんでしたけど、でもフィリップにとっては驚きの人物に変わらないようでした。
今回のキャラを掘り下げるサイドストーリーは意表をついて、ルイーセでした。
幼いころから観察力に優れていたんですね。
でもその分、何も気づかずにキャハハウフフしていられなかったという。
何にでも気づいちゃうというのも、つらいんですね。
第1話では、そういったルイーセの背景を知らないから「何にも話してくれないカレシってカレシじゃなーい」みたいなノリでフィリップと別れたのかと思ってたんですけど。
全然違いましたw
ルイーセはフィリップの異変に気付きまくりなのに、フィリップが嘘しか言わないからお手上げになっていたって感じかな。
そう考えるとフィリップは、有能な交渉人のルイーセを騙せるって思ったのがハズイよね……。
「マーク」の名前にびっくりするところも、まったくポーカーフェイスする気もないような感じで口開けて驚いていたしw
ただ、アルファとフィリップってこれまで会話してるんだけど、その声でフィリップはマークだと気づいていなかったの?
それともやっぱり「パートナー」の芝居なの??
進んだようで、まだまだ謎のまんま!!
あー面白い!
フィリップが「死んだんじゃないの?」と言ったのは誰の事なのかな。
今分かるのは、アルファ(マーク)かアマッド位だけど。
でもアルファの返答は、「まだいくつも」っていうから複数名を指している。
ていうか、マークはK7部隊なのになんで調査に引っ掛からなかった?
そしてフィリップはK7部隊は知らないといったんだけど、ウソついた??
K7部隊の隊長も嘘をついているらしいし、何が目的なのか?
ジムという兵士の死の報復だとしても、テロに発展させる理由は??
なんかもっとヨナス(ベン)から聞き出せないのかしら?
やきもきさせすぎでしょ!!
あーつづきが楽しみすぎる~。
マリエののぞき見は、単なるドキドキ演出なだけで次回にはそんなにつながらないとは思うんだけど……。
・登場人物
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