シカゴ・ファイア/CHICAGO FIRE　シーズン5　11話「傷ついた者たち/Who Lives and Who Dies」

ルイを手放したショックからなかなか抜け出せないドーソンとケイシー。

特にケイシーの方が表立って重傷のようだった。

夜中の3時に突然、ルイの部屋を片付け始めたり、署では部下に当たって大掃除を強制した。

ドーソンは、救急で妊娠に気づかないまま陣痛を迎えたダーラという女子高生と出会った。

シルビーと共に、無事赤ん坊を取り上げたが、ダーラの父親は突然の出来事に娘を怒鳴りつけて責めるだけだった。

ドーソンは思わず父親に文句を言ってしまう。

ケイシーは住宅火災の救助で、銃を持った男に脅されていた。

男は、足を挟んで動けなかったのだがケイシー1人では助けられなかった。

助けを呼ぶつもりだったが、キッドからも助けを求められた為、後回しにした所、退避命令が出てしまった。

大隊長にまだ人が残っていると、1分だけもらいセブライドを連れて地下に戻った。

しかし男の姿は消えており、遺体も見つからなかった。

誰もがケイシーはルイの件で疲れている……、そう思っていた。

心配したハーマンが声を掛けてもケイシーは取り合わなかった。

ドーソンは、ダーラの事が気になってケイシーの話しも上の空だった。

こっそり病院に見舞いに行くと、受付けでダーラの叔母を紹介された。

感謝されるのかと思っていると、叔母はドーソンを批判し始める。

「父親は男手1つで娘を育てたの。

母親はダーラが生まれてすぐに家を出たきりで、あなたの想像以上に苦労してきた。

自分を責めてるけど精一杯やってた。

早く帰れるよう職場で降格して、ダーラを育ててきた。

支えようとしない、と批判する前に彼が受けたショックを考えて」

ドーソンは何も言えなかった。

ドーソンは、翌日ダーラの家を訪ね父親に謝罪した。

その上で、ダーラを抱きしめてあげて、と頼んだ。

「そういう瞬間はあっという間に過ぎてしまう」

ドーソンはルイの事を想い出していた。

火災調査室の報告で、ケイシーの見た男が生存していた事が分かった。

地下の西側に小さな開口部があり、そこから外で脱出していたのだった。

だが身元が分かるものは出ていなかった。

現場にあった銃は、個人ディーラーが売った銃で書類は残っていなかった。

やけどを負ったはずなのに、手当をしないで逃げて行ったのには理由があるのだろう。

ケイシーはデントン不動産に向かった。

地下には住民はいないはずだったが、不動産屋が秘密で貸していたのではないかと思ったのだ。

だが不動産屋がそんな不正を簡単にバラす訳もなく、否定されただけだった。

ケイシーは今度は火傷で受診しているのではないかと、病院に片っ端から電話をし始めていた。

ハーマン達は数日経ってもまだ掃除を強制されていた。

耐え切れなくなり、ハーマンはケイシーに詰め寄った。

その時一緒にいたドーソンにもまとめて、ぶちまけた。

「出産した女の子へのこだわり。

署の大掃除、消えた遺体捜し。

辛い事が起きた時、人は自分で何とかしようとする。

だが、しばらく痛みと向き合う方が良い事もある。

焦ることはない、ルイを失った辛さを認めるのは悪い事じゃない」

ケイシーはやっと目を覚ましたようで、はしご隊にバーベキューのデリバリーを奢る事にした。

ドーソンとケイシーは、揃ってダーラの家を訪ねた。

ルイのいらなくなった本などを持って。

ダーラは娘にギャビーと名付けていた。

父親もギャビーの面倒を一緒に見ていた。

ドーソンとケイシーは2人に歓迎された。

セブライドはまだ痛みはあるものの、職場に復帰していた。

キッドがハリガンを使い、昔ながらのやり方でドアの開錠訓練をしていた。
そこへセブライドはアナからの伝言だと、「よろしく」と伝えた。
セブライドの入院中に支えていた事の礼を言いたいと言われ、キッドは戸惑った。
「彼女のためじゃなく、あなたのためよ」


アナの退院が決まった。
故郷のスプリングフィールドに帰るというアナを、セブライドは引き留めた。
アナの退院の日、セブライドが約束の時間に病室に行くとアナはすでに退院した後だった。
忘れ物があると言われて、アナの写真の入った額縁を見ると「いつの日か」というメモが挟んであった。


つづく

今回は、ほぼケイシー＆ドーソンとセブライドのサブストーリーの2本立て、でした。

ドーソンとケイシーは、ドーソンの方が表向き何でもないような感じでいたのはリアルだな～と思いました。

いざと言う時に強さを見せるのは女子って感じがします。

でも、ドーソンもルイの代わりを見つけた、とばかりにダーラに執着をしていました。

この人達、何回も大隊長に「搬送したら忘れろ」って言われてるのに、無駄なんだよねｗ

どんどん親交を深めて行きますｗ

でもそんな人情が、ファイアの良い所なんですけどね！

ケイシーが遭遇した銃の男は、また事件フラグでしょうね。

セブライドは、やっぱりアナとは病院の外にすら出られないままの別れとなりました。

まあ、これも病院で始まった時点でお察しではありましたが。

前回のいい雰囲気で持ち上げての下げ、という悲惨さ。

でもこれでまたキッドの良さに気づいて～とか、ナシにして欲しいわ～。

セブライドまで職場恋愛は、窮屈過ぎる！

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