あらすじ
Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
2018年4月12日(水)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2017年9月27日~)
・【登場人物】
前回:5話「10年目の再会/Complicated」へ
過剰摂取の少女遺体
ヘロインの過剰摂取で死んだ少女の遺体が発見された。
レイプの痕跡もあった。
身元不明だったので、麻薬課の持つ売人の情報から捜す事に。
売人
Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
通称ハッカップルコと呼ばれるアンドレ・ジョンソンを連行した。
少女の持っていたネジのマークのヘロインの袋を売っている男だった。
若い女には売らないといい、少女と居たツレの男には売ったと証言した。
トミーというその男から少女がナタリーだと分かった。
名字は知らないが住所は知っていた。
自宅
そこはナタリーの自宅だった。
両親のカーティス夫妻に会うと、15歳のナタリーは半年前からリハビリ施設に入っていたと分かった。
サッカーでの負傷から鎮痛剤を処方され、その後ヘロインに走っていたのだった。
3,4か月前に会ったのが最後だといい、娘の突然の死にショックを受けた。
ラックス治療センター
ナタリーが居たラックス治療センターにフィンとカリシが向かった。
ナタリーは失踪を繰り返していたらしい。
13歳未満じゃない限り、警察に通報しても動いてもらえないから、と責任者のデニス・バークリーは通報をしていなかった。
金も行くあてもなく、大抵2日で戻ってくるから。
もともと刑務所でもないので、状態が安定すれば自由行動が認められてもいた。
ナタリーの失踪時の様子は、防犯カメラにも映っているという。
バークリーは指導係のローズマリーを紹介して交代したが、薬物に関する資料などは守秘義務があるといって見せてもらえなかった。
妊娠
ナタリーが妊娠2か月だった事が判明した。
しかも父子鑑定で、レイプ検査のDNAが一致していた。
患者は少女ばかりの施設にいたのに、何故?
出入りの職員を怪しみ、カルテの開示許可を両親から得る。
バークリーにカルテの開示を求めるがすでに退所者の処理で別の所に移したと言われる。
あまりの手際の良さを指摘すると、待機者が多いからだと言う。
他の患者の話しも聞くが特に情報は得られなかった。
ラックスの男性職員全員のDNAを調べたが、一致はしなかった。
ラックスの真実
ラックスが4年前民事訴訟を起こされていた事が分かった。
原告だったアイラ・ダンビーを訪ねるが、訴えについては守秘契約で話せないと言われる。
「やっと捜査が入るのね」
ダンビーはそう語った。
法廷
ナタリーの死は路上での過剰摂取で施設とは関係ない、と主張するラックス側に対してバーバは、治療中のレイプの事実の責任を問いた。
しかし、カルテの開示について両親の許可を得たという所を、両親は法廷後見人ではないと反論されてしまう。
住居型施設の慣例として入所時の契約で、親権をラックスに譲っていたのだった。
死後無効についての契約はなし。カルテの開示請求は却下されてしまった。
バーバはロリンズに「法律は公平とは限らない。他の方法を考えてくれ」と言った。
潜入
ロリンズは、ローズマリーに助手希望として近づき、ラックスに潜入した。
ローズマリーも自分の娘をドラッグで亡くしていたのだった。
すぐに患者が暴れる声がして、ローズマリーが止めに入った。
患者にツバをかけられても耐えて熱心に指導する姿にロリンズも驚いた。
ロリンズはこっそりカルテのデータを入手した。
オリビアに報告すると、違法捜査である事にオリビアは注意をした。
だが成果はあった。
患者の保険請求から架空請求をしている疑いを発見した。
合法的な捜査で裏付けを取る事に。
ローズマリーの元助手から話しを聞く。
自立支援所
Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
元助手はローズマリーは請求には関わっていないのは確かで、それ以外は分からなかった。
ナタリーについて尋ねると、治療が成功してアルトブルック自立支援所に移ったと言う。
でも「常連」で何度もラックスに戻ると言う事を繰り返していたらしい。
ロリンズとカリシは、アルトブルックを訪ねた。
するとカウンセラーの19歳の男アンソニーが利用者の16歳の少女とベッドに居る所を見つけて逮捕した。
アンソニーは合意の上で違法ではないと主張するが、薬物を餌に合意させていたのだろう。
そしてその男がナタリーのお腹の子の父親だとも判明した。
架空請求
バークリーと弁護士を架空請求の件で呼び出すが、どこまでもシラを切った。
患者は嘘をつく。
だから、いろんな検査が必要だ。
オリビアは、患者やその親をいいカモにしているとからくりをつきつける。
治療が進むとアルトブルックに送り、再び薬物を与える。
そしてラックスに戻り、同じ治療を繰り返す。
過去1年で10人がラックスに戻っていた。
「金に汚い捕食者よ、法廷で証明するわ」
だが、バークリーには脅しにならなかった。
証人になるのは、精神的に不安定な少女達、薬物中毒、ウソつきに泥棒。
「私の勝利でフィナーレを迎える。
薬物欲しさに身体を売るガキだ。
陪審員は証言を信じるかな?」
もはや罪を認めたも同然だったが、罪に問われない自信を隠さずに出て行った。
接点
次の作戦を考える中、バーバはカリシに「ラックスとアルトブルックの接点をつかめ」とアドバイスした。
アルトブルックについて証言をしてもらえそうな人物として、ローズマリーに目をつけた。
ロリンズは正体を明かして、ローズマリーに協力を頼む。
カウンセラーが薬物を渡している可能性があったと告げるが、ローズマリーは知らなかったようで信じなかった。
バークリーとアルトブルックが通じてると言っても、信頼できる自立支援所だと疑ってもいなかった。
しかし、次の会話から糸口を見つけられた。
「アルトブルックの人間がバークリーと会うのは?」
「少女たちを送迎する時だけよ」
ナタリーがラックスを抜け出す時の防犯カメラには、入会させるために職員に運び込まれた少女も映っていた。
その中に、アンソニーを確認した。
しかし、それではアンソニーの逮捕しか出来ない。
バークリーは認識していないようだが、やっている事は立派な組織犯罪なのに。
結末
ロリンズはローズマリーから連絡を貰い駆けつけた。
すると、バークリーが過剰摂取で倒れていた。
ラックスの真実を知ったローズマリーが、バークリーを殺してしまったのだった。
「私を逮捕して」
オリビア
Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
シーラとノアはすっかり打ち解けた。
オリビアは、夜の急な呼び出しにあった際にシーラに留守番を頼まず、ルーシーを呼んでいた。
その後シーラに呼び出されて、ノアに、とエリーの遺品のグローブを貰った。
シーラは、オリビアに自分を分かってもらおうとエリーの昔話しを始める。
オリビアは「いい母親だったと主張する必要はない」と言った。
これまで周囲に「娘を依存症にした最低の母親」と言われ続けていたと言うシーラ。
オリビアは誰にでもある話しよ、と慰めた。
シーラはもっと早くに、エリーとオリビアが出会っていたらと嘆く。
2人は手を握りあった。
オリビアは、署に戻るとロリンズにシーラを悪い人だと思い込んでいたと、考えを改めた事を話した。
土曜日の出勤――。
オリビアは、シーラにノアの子守りを頼んだ。
7話「父の思い出/Something Happened」へつづく
かんそう
これこれこれ! と言う感じのSVUらしい何とも言えない事件の終わり方!
誰にとってもスッキリとはいえない、もやもやした……。ある意味で解決っちゃ解決なんだけど、余計な罪がプラスされての終わり。
悪事は止められたんだけど、もうほんとローズマリーの力技というか捨て身の自己犠牲によって。
自分の娘と同じ目に遭わせないよう、ラックスを本当に心の拠り所にしていたんでしょうね。
なのに、金の為に少女やその親の気持ちを利用していた。
真面目なローズマリーにとっては、法に任せる余裕もなく一発死刑! って感じだったんでしょう。
わからなくはないけど、そんなローズマリーが罪を背負って生きなくてはならなくなったという、切なさ。
ズーンと来ました。
今回は、出だしは少女の拉致シーンから始まり、次に遺体発見で「あの子だろうな」と思わせて別の少女というトリッキーさも見られました。
その拉致少女をラックスで見た時にはなるほど~と思いました。
ロリンズが手段を選ばず、急にローズマリーの助手になった時には、ちょっと笑ってしまいましたw
オリビアのサブストーリーは、シーラさんと大分理解しあってきてノア君も懐いて、いい感じに思えますが、ちょいちょいオリビアの表情が暗いのが気になりました。
まだ何かあるのかしら?
前回:5話「10年目の再会/Complicated」へ
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