アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト/American Horror Story: Cult シーズン7 3話「死のマーク/Neighbors From Hell」

2018/05/08

Simoom アメリカンホラーストーリー アメリカンホラーストーリー:カルト ジェーン洞 ホラー

t f B! P L

あらすじ


2018年4月23日~FOXジャパンで放送!(全11話)
(アメリカ放送2017年9月~)

・シーズン7登場人物

2話「闇を恐れるな/Don't Be Afraid of the Dark」へ

棺恐怖症


ヴィンセント医師の患者で、幼い頃父親に狭い棚に閉じ込められていた体験から、棺恐怖症になっていた女性ロージーとその夫マークが、殺された。

それぞれ棺の中に閉じ込められて。
またピエロ達の仕業で、現場にはピエロマークが残されていた。

棺恐怖症を克服して帰宅した、その夜だった。

まるで恐怖を克服した事への罰のように。


レズビアンの射殺者


アリーがペドロを撃った件は、金髪刑事が正当防衛で処理していた。
刑事は、あくまでもペドロを殺人容疑者として扱う。

オズに人を撃ち殺す様子を見せてしまった、とショックを受けるアリー。


カフェの前では、アリーの正当防衛を批判するデモも始まる。
「レズビアンの射殺者」

2人揃って出勤するが、あまりの危険さにアリーは1人で自宅にUターンする羽目に。
すると、カイがウインドウ越しに声を掛けた。

デモ隊とは正反対に、アリーの行動を勇敢だと認める。
そして俺が守るといい、デモの事は任せろと言った。
「信念を持ち続けろ」

前回会った時の攻撃的な態度とは別人のように、アリーの味方をした。
「いい1日を」


お向かいさん


帰宅したアリーを訪ねてきた向かいの夫婦は、そんなカイとは逆にアリーを真正面から批判した。
「貸した護身用の銃で人を殺すとは。俺まで汚された」

ハリソンには10%メキシコ人の血が流れているといい、2人はこれが君の思い描くラテン系だろ、とソンブレロを被っていた。

アリーはあなたたちは異常よ、と言う。
ハリソンはタコベルのクーポンを檻の間から投げつけた。


死のマーク


棺恐怖症の女性が殺された事件が発見され、ニュースに流れた。
血で描かれたマークが明るみに出た。

この件で、無理心中とされていたチャン家の事件についても関連性があるのでは? と疑いが浮上した。

金髪刑事、ジャック・サミュエルズがインタビューを受けている。
チャン家にも同じマークがあったという質問には、それは言えないと答えていた。


農薬散布


その夜から、アリーの家の前の道を芝生の手入れ業者なのか薬散布車が通るようになる。
翌朝、家の前で多数の鳥が死んでいた。
確認をすると、薬剤散布は許可していないと言われる。

アリーは、それにも嘘だと疑いを持つ。
住民を使って化学兵器の実験をしているのだ、と。
恐怖のせいで、だんだんと攻撃的になるアリーに、アイビーは不安を覚える。


ウィンター


停電の夜に帰宅してから、初めてウィンターが姿を現した。

アリーは、裏切り者のように扱うがアイビーが呼んでいたのだった。
ウィンターは悪くない。
アイビーに言われてアリーも考えを改め、お互い謝罪し合った。
すべてはオズの為に。

ウィンターは自分がクビではないと分かってホっとするが、それなら外に居た男はなんなんだろう、と言い出す。
広告を見てきたというので、子守りの候補かと思って勝手に家に入れていたのだった。


いやがらせ


2人が慌てて男を確認すると、男は素っ裸になっていた。
広告は「欲情してるレズビアン」。
住所も間違っていない。

誰かが勝手にネットに出した書き込みだった。
「白人を希望。ラテン系はお断り」

アリーはそれをお向かいさんの仕業だと決めつけた。


ヴィンセント医師


アリーは、電話でヴィンセント医師に相談をした。

ヴィンセント医師は、テーブルの上の5つの顔のマークの缶バッジをいじりながら話していた。それぞれいろんなタイプのスマイルマークだった。

電話だけでは足りず、翌日のセッションを予約した。

話しながらアリーが向かう先はデモ隊の元だった。


デモ隊


アリーはペドロの件を説明しようと、自らデモ隊に車で近づいた。
当然話しなどにはならず、道を塞がれて囲まれてしまう。

すると説明どころか次第にアリーの口調は汚くなり、「どいてよ、ろくでなし!」とただ単に衝突しただけになっていた。

そこへ、カイが現れデモ隊を一瞬で下がらせる。

「守ると言っただろ。約束を守った。
いい一日を」
それだけ言うと去って行った。


ミスター・ギニー


アリーとアイビーが帰宅すると、ウィンターとオズはモルモットと遊んでいた。

アリーは、この家では動物は禁止だといい、家に連れて帰るよう言った。
ウィンターが連れてきたと思い込んでいるのだが、実はお向かいさんがお詫びに、と持ってきていたのだった。
そしてオズは、ミスター・ギニーだとすでに気に入っている。

「性別を限定する名前はダメよ」
アリーはそれにも文句を言った。

アリーがミスター・ギニーと離れがたいオズに「お別れを言って」というと、オズは「ママにお別れを言いたい」と言って部屋に戻って行った。


オズに反抗されたショックも手伝って、アリーはその怒りを激しくお向かいさんにぶつける。
アイビーの携帯を取り上げ、直接文句を言った。

その時、お向かいさんにはサミュエル刑事が遊びに来ていたが、アリー達にはまだ分からない。
やはり繋がりがあったのだ。

電話をメドーに一方的に切られ、窓の外を見るとまた薬剤散布車が通りかかる。

今度は薬剤散布車の前に飛び出して、文句を言う。

「私はアメリカ国民よ。許可証を見せなさい!」

しかしトラックは止まらず、アリーは避けたが倒れて薬剤を被ってしまう。
アリーは鼻血を出していた。


メドーの指切り


カイは、メドーと指切りをして「恐怖」を話させる。
しかし、メドーがリアリティ番組の話しをすると、平手打ちをして激怒した。
「俺の時間を無駄にするな。これは革命なんだ!!」

メドーの本当の恐怖は、40歳にもなって愛されずに死ぬ事だった。
ゲイの夫に肉体的に愛される可能性はない。
愛する夫に嫌われるのが怖い。夫に友達が出来て、陰口を言われている。

カイは、メドーを無価値でクソで見てるだけでイライラするという。
「謝るのを止めろ。謝れば価値のない人間になる。
これから起きることは全部他人のせいだ。
重要視されたいなら、世の中を悪に変えろ」


家族団らん


アリーとアイビー、そしてオズの3人は久々にカフェで親子団らんの時間を作った。
仲の良いママ達を見て、オズは昼間の言動を謝る。

するとアリーも考え直したのか、ミスター・ギニーを飼う許可を出した。

オズは早くミスター・ギニーに朗報を伝えようと大喜びで帰宅すると、家に駆け込む。

しかし扉に描かれた「死のマーク」の前で立ち止まった。
「ママ見て」

そのマークの意味を知らないオズは、そのまま家に入って行く。
2人は慌てて止めるが、ミスター・ギニーを捜してキッチンへ行くと、ミスター・ギニーは電子レンジに入れられていた。

そしてオズの目の前で、レンジの中で爆発した。


アリーは、迷わずお向かいさんに殴り込みをした。
裏庭で養蜂をしていたハリソンに殴りかかる。

死のマークも2人が描いたと思っている。
それを聞いたハリソンとメドーは、アリーの家が殺人犯に狙われていると呟く。

オズは怯えた。

絵なんて描いてない、2人が何を言ってもアリーは信用しない。
「私や家族を困らせたら2人とも殺してやる」

アリーは脅し文句を言って帰った。

アイビーはそんなアリーとは同意見ではなかった。
アリーはやり過ぎで正気ではない。
結婚した頃とは別人になっている。
今までは常にアリーの精神状態を気遣ってきて、選挙でもジル・スタインへ投票したいのを我慢していた。

でも息子に悪影響を与えるのは許さない。

するとまたオズが何かを見つけて声をあげた。
お向かいさんの家のシャッターにも、死のマークが描かれていたのだった。

知らせようか? というアイビーにアリーは、どうせ自分達で描いたのよ、と心配をしなかった。
それどころか、違ったとしても知ったこっちゃない、と他人事だった。


アイビーとオズは先に家に戻って行った。

そこへ、また薬剤散布車がやって来た。
今度は停車してアリーの家の庭に男達が薬を撒いている。

アリーは男達に特攻して、顔を見せなさいとマスクを外す。
するとマスクの下にあったのは、死のマークのマスクだった。

アリーは驚きのせいか、薬剤のせいかその場に倒れた。


ハリソンの指切り


ハリソンはカイと指切りをして、「一番の後悔は?」と聞かれて「ゲイ好き女との結婚」と答えた。
愛しているから添い遂げたくはないが、死は望まないというが、正直にと追い詰められると「死んで欲しい」と本音を言う。


サミュエル刑事


アリーは家にサミュエル刑事を呼んで、すべての事件が繋がっていると説明した。
スーパーのピエロ達(クラウンズ)、従業員のロジャーとペドロの死、嫌がらせの広告、電子レンジのミスター・ギニー、すべて向かいの悪魔どもの仕業だ、と。

精神疾患について確認されると私はまともよ! と怒鳴りつけてミスター・ギニーの死体を冷蔵庫から取り出して渡した。

ドアのマークは、一連の事件のものと同じだと確認されたので、用心の為見張りをつける事になる。

その時、オズの「クソ!」という声がしたので母親達は部屋に駆けつけた。


動画


オズはネットで変なリンクを踏んでしまったのだった。
アクセス制限してるからそんなに問題はないというアイビーに、パスワードが判ってて自分で解除したとオズは白状した。
「クラウンズ(ピエロ集団)がパスワードでしょ?」

アイビーは優しく叱り、罰として1週間のパソコン禁止をした。

それはそうと、変なウイルスのせいで電源が切れなくなってしまったと困るオズ。
でも、ラップトップの画面を見せたがらない。

オズが見ていたのは、ウィンターに教えてもらったサイト、「ダークウェブ(SCARED2DEATH)」だった。
そこで再生されていた動画は、あの停電の夜の、お風呂に入っているアリーをウィンターが世話している様子だった。

アイビーはアリーがウィンターと浮気していたと勘違いをして、アリーに弁解もさせずに平手打ちをした。

アリーは、誰かが家にカメラを仕掛けた、ウィンターは向かいの夫婦とグルなのかも、と訴えるが、アイビーの耳には届かない。
裏切られたショックで、オズと一緒に出て行くと決めた。


2人を見送ろうと家の外に出ると、お向かいさんにパトカーが集まり騒ぎになっていた。
オズ1人を玄関に残して様子を見に行く。


新たな事件


下着姿で血まみれのハリソンが、起きたら血だらけになっていたとわめいている。
そしてアリーを見て、「あの女だ。人殺しめ」と向かっていく。

アリーは何もわからないが、「来ないでよ。変態野郎」と応戦する。

どうやらメドーが居なくなってしまったようだった。

気づくとオジーの姿が見えない。

オジーはいつの間にかお向かいさんの家の中に入り込んで、立ち尽くしていた。

そこで見たのは、壁に飛び散った大量の血痕。
そして壁に描いてある死のマークだった。


4話「11月9日/11/9」へつづく


かんそう

またいろいろ新事実が発覚しました。

まず、金髪刑事、と呼んでいたのはジャック・サミュエルズ刑事でしたw
サミュエルズ刑事は、やっぱりカルトの一員? というか繋がりが確定しました。
お向かいさんに遊びに来ていたので。

もしかしたらゲイで、メドーが嫉妬するハリソンの新しい友人というのがサミュエルズだとも考えられます。

深読みすれば、サミュエルズのほうがカルトの先輩で、サミュエルズがハリソンを通じて誘った……感じ。

メドーは今のところ遺体は確認できていないので、本当に死んだのかどうかはっきりとしませんが、カイとの指切りシーンを見る限りは死んでいるんだろうな、と思います。
死んだふりをさせるという設定のほうが面倒なような気もしますし。

それにしてもメドーが、「恋するマンハッタン」のローレン役のレスリー・グロスマン/Leslie Grossmanだとはすぐに気づきませんでした。
ローレン大好きだったんで、あっさり死んだのだとすると、がっかり。


もう1人、まさかあんたも?! となったのはヴィンセント医師。
棺恐怖症の患者が克服した途端に殺された事と、その後のスマイル・マークのバッジのシーンから、カルトの仲間なのか、それともカルトに情報提供をしているだけなのかわかりませんが、なんらかの繋がりがある事は確定のような。

特にアリーがカイに目をつけられたのは、そもそもヴィンセントも一目置く? 恐怖症の宝庫だからなんだろうな、と思えてスッキリします。

最初はどうなっていくのかな、と何も想像できませんでしたが3回目の今回は、少し予想する事が出来るようになりました。

あくまで現時点での予想ですが、恐怖が進化への先導役を浮き彫りにするというカイの主張にアリーがどんどん当てはまって行っています。

最初はただ怯えていざとなったら足手まといになるだけの弱い存在のように思えた、恐怖症のかたまりのアリーですが、日々恐怖と戦う事でむしろ攻撃的に強くなって行っています。
とうとう「殺してやる」とまで脅すようになっていますから。

ただ怯えている時は、カイももっと怖がらせようと恐怖を与えていましたが、変貌した今はむしろアリーのそんな行動をサポートするようになっています。

妻のアイビーは、批判してそして今となっては離れて行くのに。

アリーを洗脳したい、どころかアリーを扇動者にしようとしている……と考えると、いろいろ納得できる気がします。

とはいえまだ前半ですからね!


ピエロの中身についてはいまだによくわかりません。
でもハリソンやメドーが中身というのはないのかな~と思いました。
カイのカルトは何気に結構な規模なのかも。

それにしても、アメホラは衝撃的な映像の中にもコミカル要素が含まれるのも味だと思うのですが、今回は異様に笑いの要素が多いような気がしますw

特にアリーの変貌ぷりには、かなり笑わされましたw
デモ隊に特攻するシーンとかもはやコントのようなw 見る物すべてに吠えて、噛みつくまさに狂犬アリーw

面白すぎるw

そして可愛い担当のオズ君は今回も、1ミリ残らず可愛かった~。
クソ! なんて言っちゃダメよ~。
そしてちゃっかりアクセス制限も解除しちゃうという、ズル賢さも。

最初は殺人ピエロ愛読者のオズをカルト指導者に狙っているのかな~とも思ったのですが、今回を見た限りでは、アリーに1票。
でもまだまだ、この先はわかりません。


アリーとウィンターのバスタイムシーンにもちゃんと意味があったというのはびっくりしました。
そう考えるとウィンターはやっぱり、カイにいいように使われているだけで根は悪い子じゃなさそう……。
ウィンターの事は何故か憎めないな~。
動画の一件でアイビーもいよいよウィンターをクビにする……よね。残念。


これまで辛抱強くアリーの面倒を見ていたアイビーがとうとう離れてしまいましたが、どうなるのか!?

もう誰も止めるものがいないアリー、むしろ最強になっていくのか?
相変わらず先は見えなさすぎて、次回が待ち遠しい!


4話「11月9日/11/9」へつづく

・シーズン7登場人物

2話「闇を恐れるな/Don't Be Afraid of the Dark」へ

(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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