あらすじ
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
2018年1月30日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。
(アメリカ放送:2017年9月27日~)
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レッド
ある日、レッドの泊まるモーテルの部屋に銃取引きを放置したままの「リヴェラ」からの使いが侵入して、メッセージを残していった。
今のレッドには、取り引きする銃も、それがあったとしても運ぶ費用も手段も残っていなかった。
デンベの監視で、使いの男達が使用したレンタカーから居場所を突き止めた。
レッドは彼らに直接会い、取り引きが有効なままである事を伝えた。
36時間で銃を届ける。
男達は信じ込ませたようだが、デンベは今回ばかりは不可能だと忠告した。
しかし、レッドにとってはそれは「困難」なだけのようだった。
グレン
レッドは旧友のグレンを頼った。
今までは、レッドが困るのを見て喜んでいたグレンも最近の状況に同情を感じていた。
待合の順番を飛ばして呼ぶだけではなく、100万ドルを貸して欲しいという要望にも応えた。
チーム・レッド
チーム・レッドの初稼働の任務は、自家用ジェットの極秘の滑走路を手配する事になった。
仲の悪いスモーキーとホーキンズは、延々口喧嘩をしている。
レッドはそこに今回はトムも加えた。
「計画中のベンチャービジネスに君がピッタリでね」
銃の密売人アディーカ
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
レッドはトムを連れて、銃の密売人アディーカを訪ねる。
アディーカはこれまでつれなくされていた事や、今のレッドの状況から冷たくあしらうが、グレンの金とトムを人質にする事で仕方なく引き受けた。
アディーカ達が銃を運ぶジェットを着陸させる滑走路は、スモーキーのアイデアでサーカスの象2頭と仲間達を使い無事低予算で、準備を間に合わせた。
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
罠
アディーカはトムと銃をレッドに引き渡した。
トムが取り引きの銃を試し撃ちして、問題がない事を確かめると突然パトカーのサイレンが近づいてきて、ATFに包囲されてしまった。
アディーカの罠だったのか?
手錠を掛けられ、移送車に乗せられたトムはレッドに恨み節を言い出した。
嫌だったのに、リズに頼まれたから信用して引き受けた。
そのせいで刑務所に送られ、娘にも会えない。
救いはアンタもリズの前から消える事。
ところがその数分後、車のドアが開けられ2人は解放された。
すべてはレッドが仕組んでいたのだった。
銃を手に入れリヴェラとの取り引きを完了させたと同時に、銃の密売人アディーカもFBIに引き渡した。
トムは無駄な絶望を代償に、銃を手に入れたレッドを責めた。
そもそも人質にされた時に、殺される可能性もあった。
だが、レッドは淡々と言った。
「(銃だけじゃなく)ジェットも手に入れたし、君を排除したいなら自分で殺るよ。
だがリズの大事な家族なら、私にも大事だ」
夜、ジェットの前でレッドとデンベとグレンは、自然の中で酒を酌み交わす平和を満喫していた。
もう大仕事が終わった所で、正直品のないグレンには帰って欲しそうなレッドだったが、それでも「寂しい友達を置いて帰れない」と、気を使うグレンを邪険には出来なかった。
汚職警官
マッギニスという若い警官が、現場で発砲を偽造して無抵抗な容疑者を殺害した。
マッギニスには模範的で特に悪い噂や過去もなく、内部調査で正当防衛が認められたが、レッドはそれをリズに「殺し屋」だと言った。
計画された殺人で、他にも同様の汚職があると警察関係の仲間から聞いていた。
その雇い主をFBIは追う事に。
リズがマッギニスを呼び出し、話しを聞くとすぐに「ウソ」を言っている事に気づく。
当たったのは2発目という発言をしたのだが、1発目の反動で2発目は外すのが普通だった。
殺された容疑者スコットの両親に話しを聞きに行くと、スコットが銃を持っている訳がない、と事件を怪しんでいた。
両親はスコットに起きた不幸の連鎖を自分達のせいだと、自らを責めた。
スコットは貧しい生活から公団住宅で暮らした影響で「認知障害」だった。
塗料に鉛が含まれていたのだった。
裁判で勝ち、定期金賠償を受け取っていたが、ある時ウォーターデイ社が5分の1の金額で買い取り、一括払いにしていたという。
しっかり理解できないスコットは、大金に舞い上がって契約をしていたのだった。
ウォーターデイ社
ウォーターデイ社を調べてみると、スコット以外にも大勢の認知障害者から賠償金を買い取っていた。
それ自体は違法ではなかったが、貸付けもやっていてそこにマッギニスの名前が見つかった事から、雇い主の可能性が浮上する。
すぐにウォーターデイ社に乗り込んだが、当然「単なる偶然だ」と否定をした。
ローンの客の中には警官も大勢いる。
さらに、スコットには10万ドル支払ったのに死んでしまったから、今以上賠償金は入らず会社としては損をしたと言われたのには説得力があり、他に事件もなかった。
ところが、アラムが令状を取るのに決定的な証拠を発見する。
賠償金を得た時の集団訴訟を調べた所、スコットを含む売った4人全員が警官によって殺されていた。
その警官達は全員ウォーターデイでローンを組んでいたが、返した形跡はなかった。
そして、買い取りをした全員にそれぞれ保険を掛けていた事も分かった。
一見、賠償金では損をしたように見せかけて、生命保険で儲けていたのだった。
そもそも買い取りをする対象を、先が短くても不自然じゃない相手を選んでいたのだった。
その事から次のターゲットとされる人物を見つけた。
ミス・レベッカ・スロール
ウォーターデイ社のCEOは、一連の殺しの手配の実行犯であるミス・レベッカ・スロールとのSMプレイ中に会社からFBIの捜査が入った事を知らされる。
ラバースーツで拘束された状態で、ミス・レベッカ・スロールにそれを伝えると彼女は慌てる素振りも見せず「あんたのファイルの押収よ」といって、そのままCEOを窒息死させた。
そして次に仕掛けていた殺しも、止める事はなかった。
妹の治療費が必要な婦人警官を操り、認知障害で死んだ方が本人の為だからとロバート・アーウィラーを殺しを依頼していた。
だが、婦人警官がアーウィラーの運転する車を停止させ理由もなく銃を向けていた所に、リズ達が間に合った。
CEOがすでに死んで発見されていた事から、共犯者の存在は明らかだった。
レスラーが婦人警官を説得し、共犯者の情報を聞き出した。
待ち合わせの場所に、現れたミス・レベッカ・スロールは迷わずパトカーの窓に銃弾を撃ち込んだ。
しかし、防弾ガラスでその車内には婦人警官に扮装したリズが座っており、その場で逮捕した。
レスラー
レスラーは捜査中にもかかわらず、早速プレスコットからパシリを強要される。
なんとかリズには急な私用だと誤魔化し、指示に従った。
すると、押収車の移動を頼まれるがその中には何者かの死体が積まれていた。
FBIでレスラーはレッドに声を掛けられる。
すでに何かに気づいているのか、困った事があればいつでも相談に乗ると。
だが、レスラーはあり得ない、と返した。
しかし、プレスコットの脅しはまだ続く――。
スーツケース
ニックが研修生だった頃の生徒で、優秀な男だったがドロップアウトし、今では麻薬絡みで犯罪社会に顔を突っ込んでいるという。
骨の状態によっては、かなり時間を要すると言われていたが、歯からなんとかDNAの採取が出来そうだと連絡を受けた――。
つづく
かんそう
今回も面白かった!
やっぱりレッドはイケイケじゃないと!!
お金も、設備も整っていないというのに、人脈を駆使して着々と帝国再建を進めているのが凄いし、面白い!
これも、レッドだからこそ出来る事だし、いちいちトリッキーな所も魅せてくれます。
ただし、関係者だったらトムのように生きた心地がしないというか、悲惨ですけどね。
本当にシーズン4の暗さを払拭するには十分な、ポップさ気持ち良さがあって、いい感じが続いています。
何より、新メンバーのスモーキーやホーキンズがレッドの見込み通りの、使える人材だと感じられたのが嬉しい!
そしてなんといっても今回の派手な演出は「象」!
これぞ、ブラックリストって感じで楽しめましたし、それをレッドが仕掛けたんじゃないって所もミソだな~と思いました。
スモーキーとホーキンズの今後の活躍も一気に期待が高まって、頼もしくなりました。
やっと移動手段のジェットを手に入れたレッドですが、モーテルを出る事も決めていました。
とはいえ、今はまだアパートは決まっていないので、ジェットが家代わりのようです。
ただ、かなりの文無し扱いになっていますが、レッドの資産を考えるとそこまで貧乏じゃないはずなんですよねw
現金は確かに失ったかもしれないけど、世界各地の倉庫に価値のあるものが散らばっていたはず。
でもまあどん底からのスタートの方が面白いって事でその辺は、曖昧にしているんでしょうけど。
グレンとの友情も良かった!
デンベ交えて森で酒を飲むなんて、のんびりしたシーンも本当に久しぶりというか初めてかもしれない!?
こういうほのぼのレッドも沢山見たい~。
そんなレッド自身も復建の経過を楽しんでいて上機嫌なんでしょうね。
珍しく? 自主的にFBIにブラックリストを2名も進呈していました。
心配要員なレスラーとスーツケースも、まだゆっくりと進行している状態なので、今回は比較的ハラハラせずに、安心してレッドのトリッキーさを楽しむ事が出来ました。
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(文:ジェーン洞)
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