NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン15 3話「新たな人生/Exit Strategy」

2018/02/09

NCISネイビー犯罪捜査班 NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン15 クライム ジェーン洞 海外ドラマ

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あらすじ

NCIS S15x03 - Exit Strategy ( Sneak Peek 1)


2018年1月25日(木)~FOXジャパンでシーズン15 日本最速放送(全24話)

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刑事失踪


トーレスと合同捜査をしていた刑事のヒギンズが、張り込み中に失踪していた。
上司スポテリ刑事は失踪ではなく、これは拉致だと部下の無責任な行動を認めようとしなかった。


だが、捜査に浮かれたヒギンズがトーレスに見せびらかして捨てられていたペン型のスパイ・カメラに現場を抜けて居なくなる一部始終が記録されていた。

さらに驚きなのは、ヒギンズを呼びに来て一緒に去っていた女性の指紋を調べた所、10年前に死んだはずの元パートナー、ミシェル・レイン刑事だった。


レイン刑事


10年前、ミシェル・レイン刑事は武器商人ベンジャミン・シタノへの潜入捜査中に、ライバル商人の仕かけた爆弾に巻き込まれて死んだはずだった。

生きていると分かった今、その時行方不明のままになっている200万ドルの債権を持ち逃げしていたのではないかと疑いが掛けられる。
スポテリ刑事は、それでも部下を信じる姿勢を見せていた。


ヒギンスのラップトップを確認すると、ちょうどその時違う場所からデータベースにログインしていた。
WIFIで位置を特定し、トーレスがヒギンズの自宅付近で調査をして仕入れた2人が乗り込んだという「50に花のマークのステッカー」が貼ってあるSUVを探す。

しかし発見した時にはすでにレインは逃げており、残されていたのは助手席で死んだヒギンズだけだった。


検死結果をパーマーに催促して、銃弾の痕からガラスの破片が見つかった等の情報を得て、レインではなく第三者の発砲だと推測した。


狙い


SUVの持ち主はジェシカ・ポロトフ。
車内に残されたラップトップには、レインと同一人物である女性の写真が確認された。
死んだと思わせてその間偽名で生活を続け、ポロトフと結婚をし9歳の息子ランドンをもうけていたようだった。

そしてレインがヒギンズのアカウントで見ていたのは、シタノの資料だった。
シタノは2年前に死んでおり、今では息子のベニーが家業を継いでいた。
表向きは合法な小切手換金サービスになっていた。


NCISだけでベニーのオフィスへ行き、レインに狙われているかもしれないと事情を説明した。
だが、護衛のナイトロがいるとベニーは余裕だった。
それというのも、シタノの名字のせいで身の危険は常に感じていたという。
だから長い付き合いのナイトロを信頼していた。

ベニーは、父親の死後はあくまでもまっとうなビジネスしかしていないと主張する。

レインについては、父親の部下であったことを認めた。

その時、そのレインが予測通り会社に現れたので連行した。


真相


レインは、失踪や200万ドルの債権の行方についてよりも、「今トラブルが起きている」と怯えていた。
3日前に正体がバレたようで、債権を渡さないと家族に手を出すという脅迫電話があったという。
だが、債権など持っていなかった事から、当時のパートナーであるヒギンズに相談をしていたのだった。
しかし、犯人に殺されてしまった。

もしや債権を取り戻そうとするベニーの仕業かと思い、持っていないと説明しようと会社に乗り込んだのだという。

そこへベニーの携帯が鳴り続けていた為、息子と通話させた。
ところがビデオ通話に映ったのは、犯人によって拉致された息子の姿だった。


当時偶然爆発を回避して生き残ったレインが、そのまま姿を隠した理由こそがその息子の存在だった。
レインはベニーと関係を持ち、ベニーの子供を妊娠していたのだった。
爆発がなかったとしても、ちょうど人生について考えていた所だった。

しかし爆発が起き、それはもしかして身バレして消される為のものかと思い身を隠す事に。
その後、死亡扱いのニュースが流れた事からそのまま逃げて母親として生きる道を選んでいたのだという。


アビーの調査で、レインの証言に嘘はない事が分かった。
生活に派手さはなく、どちらかといえば節約していた。債権を持っているとは思えない。

家族の趣味は野球。そこからレインの存在が犯人に知れた理由も分かった。
よくある野球場でのプロポーズの動画に、家族といるレインが写り込んでいたのだった。
しかも丁寧にレインは職場のTシャツを着ていた。
せっかくのホームランボールを利用したプロポーズが失敗に終わったせいで、その動画は広く拡散されていた。


ベニー


レインの生存や跡継ぎになり得る息子の存在を知った事で、今回の誘拐に発展したのだろうとベニーを容疑者としてNCISに呼び出した。

だが、ベニーは息子の存在も知っていてだからこそ知っててそのままにしていた、と話し出した。

レインを愛していたベニーは、当時遺体が発見されなかった事から探偵を雇って調査を続け、18か月後には独自にレインと息子の存在を掴んでいた。
その時に気づいたという。
息子は別の人生を送るべきだ、と。
シタノの名字になる事で犯罪絡みの人生に巻き込んでしまう。


逮捕


スポテリ刑事は、私情を挟むなとギブスから捜査を外されてNCISに残っていた。
そこへ、聴取が終わったレインが現れ10年ぶりの再会となると、これまでの部下を信頼する態度など微塵も感じさせずにすぐさま手錠を掛けた。

それにはNCISも手が出せず、共謀と詐欺の容疑でレインは連行されていった。


ナイトロ


なかなかランドンの拉致現場がつかめない中、ビショップは思い浮かぶ動機を持つベニーを諦めきれず、警備のナイトロが実行犯なのではないかと目をつける。

ナイトロの話しを聞くと元刑事で当時の上司がスポテリ刑事だと判明する。
スポテリ刑事から、証拠隠滅を押しつけられて拒否した事から市警から追い出されおり、スポテリ刑事をズル賢い男だと言った。

その後、レインを連行したスポテリ刑事がいまだ到着していない事が判明する。


真犯人


スポテリ刑事のデータを調べて、バーを所有しているのを突き止めた。
借金と年金をつぎ込んだ店だが2年前に閉店している。
200万ドルの債権があれば、やり直すのに十分だ。


債権を持っていると信じて疑わないスポテリがレインを脅していると、NCISが店に到着した。
小部屋に逃げ込み、ギブスとトーレスに追い込まれたスポテリは観念したのか、部屋の中で自殺して事件は解決となった。


ビショップは、ダイナーにレインとランドンを呼び出し、ベニーと引き合わせた。
今はまだ、母の友人としか名乗れないベニーだが、いつか本当の父親である事をランドンに伝えられるのだろうか。


ダッキー


ダッキーは故郷スコットランドに戻り、エディンバラの大学で学位の授与と特別講義をしていた。
ダッキーの貴重な検死体験は、多くの生徒を夢中にさせた。


NYから駆けつけたダーウィン博士は、そんなダッキーを祝いつつ自分の勤務する大学に1学期間だけ来るように持ち掛けた。
素晴らしい貴重な体験を若者に伝える事、そしてゆったりとした時間の中で執筆活動も出来るだろう、と。
それはただの自伝ではなく、この分野における決定的な参考文献になる。
「NCISへの貢献の次は、世界に貢献して」
この言葉はダッキーの心を動かしたようだった。


NCISに戻って来て言い訳めいたことを話し続けるダッキーに、すでに話しを聞いていたギブスがストレートに聞いた。
「君はやりたいか?」
「ああ」
「なら話す相手は俺じゃない」

その直後、ダッキーとパーマーはハグをして喜び合っていた。


つづく

かんそう


今回は、すっかり通常運転に戻ったNCISでした。
とはいえ、ダッキーは留守でしかもしばらくNY行きで留守が続く感じ?
今回のようにNYでの活躍も見られるのか、完全に留守状態になるのか……?
どうなるのかな。

ダッキー以外は、メインの事件のみというがっつりさ。
レインが悪人のような始まりで、実は被害者だったというストーリーでしたが、悪人スタートの最初はかなりイラつきました。
悪人の癖に、自分の息子がさらわれたら「事件は今なのよ!」で、債権の事とか誤魔化しやがって!! とただの自分勝手にしか思えなくて全然共感できなかった。

事情を聞いて許された感もありましたが、やっぱり自分勝手だよな~とイラつきは完全に晴れなかった!
まず潜入捜査中に妊娠しちゃうのがそもそもどうなの? だし、それを仕方ないとした上で、自分だけ楽に生きようとして偽りの人生送るってのもやっぱダメな気がするし、そもそも偽名だと知らずに結婚した今の旦那さんの立場は……?

それがあるから、最後の本当の家族で集まるシーンもあんまり大団円には感じられなかったな~。
せめてシングル・マザーとして育ててた、じゃないと。

と余計な事が終始気になった事件でしたw

スポテリ、ヒギンズ、振り返れば刑事全員がしょーもなかった!


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(文:ジェーン洞)

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