あらすじ
[ NCIS ] Twofer 15x02 (Sneak Peek)
2018年1月25日（木）～FOXジャパンでシーズン15 日本最速放送（全24話）
登場人物はこちら
前回はこちら
棺に隠された遺体
ある墓地で道路拡張工事の為に棺を移動していた所、ふとしたはずみで棺の蓋が開いて遺体が転がり落ちてしまった。
それだけならただのアクシデントだったが、出てきた遺体は2体だった。
検査の為病院に居たギブスとマクギーも、コンファローン医師の精神鑑定の予約を条件にして一時的に現場に復帰した。
あくまで仮と言う事で、ボスはビショップのままだった。
あるはずのない遺体は、1年半前に失踪していたリチャード・コイン大尉のものだった。
棺が埋葬されたのは2年前。
工事を担当していた墓地管理人の男女の話しでは、密封した棺が届くので中については知らないという。
管理人に話しを聞いたトーレスは、棺の移動を縁起が悪いと嫌がっていた男の管理人の話しに影響されて幽霊に怯え出す。
コイン大尉
リチャード・コイン大尉、32歳既婚。
特殊部隊（SEAL）の候補生だったが、肩の負傷から離脱していた。
妻ドナが18か月前に失踪届を提出している。
失踪の理由と思われたのが、レオ・ヴァイロの裁判での証言だった。
ヴァイロは地元のジムに強盗に入って、オーナーのピートを撃っていた。
その時、その場に居合わせたコインが止めに入っていた。
ヴァイロは三振法で終身刑になるはずだったが、コインが失踪で証言できなかったので結局無罪放免、行方をくらましている。
棺
ギブスとトーレスが、棺の密閉をしたオフィスを訪ねた。
棺そのものは、2年前のクリスマスに密閉されたが雪のせいで、5月11日まで保管していたという。
大尉の失踪は5月8日だった。
その数日間で何者かが、遺体を棺に隠したのだろう。
だが、密閉した棺を開けるのは簡単ではないようだった。
また、アビーの調査で棺は何者かにこじ開けられていた事がわかった。
もともと錠が壊れていたから、移動の衝撃で蓋が簡単に開いてしまったのだろう。
密閉した関係者なら、こじあける手間よりも鍵を使うはずだ。
ジム
ビショップとトーレスは強盗が起きたジムを訪ねた。
オーナーのピートの部屋を訪ねるとそこには、なんとコインの妻、ドナが恋人としていた。
2人の説明では、当時命の恩人であるコインは夫婦揃ってピートの見舞いに来ていたのだという。
ピートとコインは事件をきっかけに親しくなり、ドナとピートはコインの失踪をきっかけに慰め合うようになっていた。
ピートは、犯人をヴァイロだと決めつけ、コイン殺害の裁判があるならぜひ証言したいと申し出た。
ヴァイロ
ヴァイロはあくまでも、ジム強盗についてはコインの見間違いだと無実を主張した。
今では足を洗っていて、コインの失踪は自分にとって奇跡だと言った。
だが遺体発見を伝えると弁護士を要求した。
遺体
するとコインを担当していたパーマーが突然支離滅裂な事を言い出して、その場に倒れてしまった。
意識を取り戻したパーマーは、肝臓からサンプルを採取していたら、匂いがきつくなりだんだん悪化して行った事は覚えていた。
その後アビーの調べで、コイン大尉の死因が肝臓内の薬の混合物だと判明した。
強盗にタックルした際に痛めた肩の為のフェンタルやイブプロフェンが、通常の3倍も発見された。
その為、パーマーが切開した時にガスが発生したのだった。
薬物での前科もあったヴァイロだが、今回の薬物の取り扱い形跡はなかった。
するとトーレスがDMSO（ジメチルスルホキシド）を確認するように言った。
以前、コロンビアで腰を痛めた時に処方されていたのだという。
そしてコインの体内からもDMSOは発見されていた。
普通、錠剤としては摂取しない鎮痛剤をコインは誰かに飲まされていたのだった。
DMSO
ギブスの作戦を元に、弁護士を同席させたヴァイロに再び話しを聞く。
今度は、ピートはそもそもヴァイロの客だったのではないかと疑った。
しかし、ピートはヴァイロとの関係は否定していると伝えるとヴァイロは反応した。
「俺は海軍の奴を殺しちゃいない」
結局、しゃべりたがるヴァイロに弁護士も諦めて許可を出す。
「ピートには何度かブツを売った。
2年前南米から輸入した薬で奴がもうけてると聞いた。
奇跡の鎮痛剤らしい」
真相
ギブスは、トーレスを連れてピートのオフィスに行った。
ピートは、疑いを掛けるギブスにあくまでもシラを切る。
そもそもどうやって死体を棺に入れたというのか？するとギブスは最初からアテがあったかのように、ピートのオフィスにある集合写真を手に取った。
高校のアメフトの代表チーム。
その中には見た顔が並んでいた。
実はすでに卒業アルバムで発見していた接点。
それは墓地の管理人の男だった。
管理人は、NCISの再登場にすぐに「金が必要だった」と白状した。
ピートは、管理人については関係ない、と庇った。
コインについては、ただ鎮痛剤を与えて助けたかっただけだと言った。
あくまでも殺したのではなく、事故だと。
ジムで痛みを訴え、文句をいうコインと揉みあいになっていた。
コインが倒れたら、バーベル台に頭を打ったせいか死んでいたという。
しかし、病院へも搬送せず、その後薬も全部処分している。
この期に及んでもピートがドナとの関係を気にする中、ドナは裁判での証言を約束した。
精神鑑定
ギブスは捜査を抜け出して、約束通り精神鑑定を受けていた。
コンファローン医師は、約束を守った事に驚く。
どうせいつものようにすっぽかすのだろうと、すでに別の予約を入れる程信用はなかった。
ギブスは今「幸せ」を感じていると言った。
命があることそのものに感謝をしている。
これまでの危機とはレベルが違い、今回ばかりはギブスも諦めがあったのだった。
だから、今生還出来た事に浮かれているのかもしれない、と言った。
拉致されていた過去を振り向く事よりも、今の自分に興味がある。
ギブス自身も戸惑う、予想外の心理だった。
生還した喜びを噛みしめたい。
医師は、明るく見えるギブスを生まれ変わったようだと言った。
確かにこれまでなかった位、ギブスは自分の事を話している。
診断の結果、医師はヴァンス局長にギブスの合格を伝えた。
だが、問題はマクギーだった。
マクギーは、鑑定をキャンセルしていたのだった。
真夜中3時、マクギーはギブスの自宅を訪ねた。
ギブスは家に鍵をかけるようになっていたが、まだ起きてはいた。
お互い眠れないようだった。
ギブスはマクギーに、2か月の監禁生活よりも今の方が怯えて見えると言った。
マクギーは否定はするが、歯切れは悪かった。
明るく振る舞うギブスを見て、疑問を感じているのだという。
自分には出来ない。
病状を知るのが怖くて病院に行けない患者と同じだ、と。
ギブスは行って来い、と背中を押す。
もし通院が必要になったら？ と不安を言うと俺も行ってやる、多分な、と言った。
事件解決後にマクギーはやっと精神鑑定を受けた。
眠れない理由や、帰国後の方が不安がある事は自分では分からなかった。
監禁生活の時は、死と直面しつつも助かると確信していた。
妻子の為に帰るしかなかった。
だが、今は不幸の連鎖に怯えている。
今度こそ運が尽きて何かが起きるかもしれない。
医師は、不幸は無作為だと言う。
誰もが無傷ではない。
でもマクギーはパラグアイを抜けてきたのだがら、この先何があってもこれまで以上に切り抜ける力がある。
マクギーの精神鑑定は、合格で終った。
部屋の外に出ると、ギブスが待っていた。
マクギーはもう眠れそうだった。
つづく
かんそう
確かに2か月も監禁されて拷問までされていたのだがら、尾を引いて当たり前ではあるのですが、何せ暗いです。
せっかくの新シーズン、空白の期間でそこを飛ばしてくれてもいいような～。
なんせ今シーズンは最初から重苦しいムードが漂っていますからね……。
もう少し明るいNCISを見せて欲しい！
そんな中でも、ダッキーが母校エディンバラ大学から名誉人文学博士号を授与されるという明るいニュースもありましたし、トーレスの幽霊びびりなどは楽しかったです。
事件は、引き続きビショップがボスではありますが通常運転でした。
結局、ピートはイブを狙って邪魔なコインを消したのかどうか？
それとも、ヴァイロとピートの関係や鎮痛剤の売人である事に気づいて消されたのか？
その辺りははっきりしませんでしたが、相当厚かましい人である事は間違いないですね。
夫を殺して置いてその残された妻とつきあうなんて。
墓地の管理人が仲間だったのは、なかなか気づかず面白かったです。
そういえばヤケに棺を動かす事を「バチがあたる」と嫌がっていたな～と、その訳が判ってスッキリしました。
登場人物はこちら
前回はこちら
(文：ジェーン洞)
.jpg)
0 件のコメント:
コメントを投稿