Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン4 16話「ダイヤ泥棒/Thick As Thieves」【メジャー・クライムス】

2017/12/07

MajorCrimes重大犯罪課 MajorCrimes重大犯罪課 シーズン4 SaveMajorCrimes ジェーン洞

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あらすじ

Major Crimes: Sanchez and Sykes Bring In Suspect Season 4, Ep.16 [CLIP] | TNT


2016年6月14日~FOXjapanにてシーズン4日本初放送(全23話)

#SaveMajorCrimesについて

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ダイヤ強盗犯殺人事件



保釈金立替業のカーメンが従業員のエディと、GPSを利用して居場所を尋ねた所、20歳のコリー・ヒューイットが遺体で発見された。

先週保釈させていたのだが、昨日の審問に現れず捜していたという。
今まで、何度か保釈させている常連だった。

見つかったのは、他人の家。
家の前にはコリーの車も止まっていた。
これまでの保釈金100万ドルを無駄にしない為に、判事に許可を得てGPSを付けていたという。

コリーの罪状は、イタズラの延長のようなものが多かったが一番最後のは違っていた。
凶器を持ってのダイヤ強盗。
強盗殺人課からファイルを取り寄せた。

コリーと共犯者は、宝石デザイナーの乗るリムジンを襲っていた。
しかし、顔を見られているのはコリーだけで、ダイヤ強盗としては素人丸出しだったようだ。
それでも300万ドル相当のダイヤが盗まれていた。

コリーの死因は、後頭部への1発。薬莢は見つかっていない為、プロ級の犯行と思われる。
家の所有者は、受刑者で留守だと分かった。

手慣れた犯罪者のように思えるが、コリーの車を隠していないのはまるで居場所を知らせているようで、不自然に思えた。


母親セルマ


保釈直後の犯行である事から、保釈時の防犯カメラをチェックする。
すると、すぐに近くの公衆電話を利用した後、ミニバンで迎えに来ていたのが母親だと判明する。

母親のセルマを呼び出し、まず失踪届が出ていなかった事を確認する。
届けを出す事が息子にとって不利になるから、と言った。
母親は、保釈金のせいで破産寸前でもあった。

保釈の当日は、家に連れて帰り仕事へ行って戻ってきたら、もう消えていたという。

最後に、コリーの死を告げると泣き続けた。


電話の相手


念の為、公衆電話の履歴からコリーが掛けていた番号を確かめると、母親ではなかった。
ブライス・ファウラーという人物だったが、ややこしい事にすでに死亡している人物だった。
それが去年、何故かオレゴンで免許を取得していた。

コリーの相棒はダイヤだけではなく、他人の身分も盗んでいたらしい。
さらに免許取得時の指紋から、3つの名前が浮上する。
マーヴィン、リチャード、スコット。

写真はヒゲや髪型で見た目を変えていたがすべて同一人物だった。
どの名前も詐欺で捜査中になっていた。

しかし、投資詐欺等、金関係のものばかりで強盗や殺しは記録になかった。

念の為、セルマにすべての写真を見せるとどれも見た事がないと言った。


マーヴィンの失踪届


ホテルのコンシェルジュをしているドリーという女性から、マーヴィン名義の失踪届が一瞬出されていた事がわかった。
1ヶ月前ロスで提出され、その3日後に取り下げられていた。

ドリーを呼び出し、詳しい状況を聞くと勤務先のホテルでマーヴィンと出会い、すっかり騙されてしまったという。
嘘の経歴に、嘘の投資。何も気づかずつきあって、さらに2万ドルを出資し事業計画まで考えていたという。

何故、詐欺に気づいたかというと、宝石強盗が起きたリムジンを手配したホテルが勤務先だったからだった。
ドリーはうっかり、宝石デザイナーの送迎時刻をマーヴィンに話していたのだった。

マーヴィンが消えた直後は、まだ気づかず失踪届を出して心配していたのだが、その後警察の取り調べを受けて気付いたのだった。
自分がマーヴィンに情報を話したと、ボスにばれたらクビになってしまうので、慌てて失踪届を取り下げていた。


マーヴィンは、携帯も解約済み。
レストラン予定の店舗も閉まっていたという。

投資は、まるっきりの嘘ではなく実際の店舗が存在したと聞いてすぐに捜索に行く。


エイヴリー・クック



メルローズ通りのレストランに行くと、無人のはずの厨房にトンカチで壁を壊しているセルマが居た。

連行して取り調べをすると、セルマがダイヤ強盗に絡んでいた事がわかった。

コリーの死で、共犯者に疑いを持った。
彼が殺したのか?
ダイヤを盗んだのか?
私も詐欺の標的だったか?

詐欺師のマーヴィンは、セルマにとってはエイヴリー・クックだと言った。
知らないというのは嘘だったのだ。
1年以上つきあっていたという。

そもそもエイヴリーの案でダイヤ強盗をする事になったという。
しかし、最初の予定は3人で逃げるはずだった。

息子が消えた時、エイヴリーはレストランに隠していたダイヤがないと言っていた。
だから、息子が持ち逃げして保釈金の支払いだけが残ったと思っていた。

セルマは裏切られたのなら、とエイヴリーの滞在先を伝える。
バーバンクのアフィリエート・モーテルをマーヴィンの名前で調べる事に。


エイヴリー・クック


あっさりと、エイヴリー・クックを逮捕する。

しかし、連行したエイヴリーは事の重大さを何も知らないかのように余裕だった。

あくまでもセルマは息子を守って、強盗の罪を自分に押し付けていると言った。
セルマの気持ちはわかる、と責めるような姿勢も見せていない。
さらに、コリーに不利になるから強盗の話しはしない、とも言った。

セルマから首謀者である事は聞いていると言っても、まさかと笑い出すような感じで大げさだと言った。
自分は、ただ単に友人のコンシェルジュから聞いた話しを2人にしただけだと。
それを利用して強盗したのはあくまでもコリーだと言った。

ドリーを騙していた事については、知ってるんだね、その件は気まずいな、とやはり悪びれなかった。
エイヴリーに言わせれば、騙したのではなくドリーの気持ちに答えられないから距離を置いただけ。

数々の偽名について追及すると、過去に拘るよりコリー捜しに協力させて、と話しをズラす。
エイヴリーはコリーの死を信用しておらず、ダイヤを盗んで街を出て行ったと言い張った。

もともと3人で逃亡する予定だった。名前を変えてカナダへ。
なのに直前でコリーが消えた。抜け駆けかと思って捜していた。

電話を受けた時は、モロベイの中古車店でビュイックを買ってたというアリバイもあった。


家の所有者


未だ、コリー殺しの犯人が突き止められない中、コリーの殺害現場の家の所有者に焦点を当てる。

ホセ・バスケス、51歳。
2年前に有罪になっており、出所は2018年の予定。

過去を見てもコリー達との接点は見つけられなかった。
しかし、犯人はこの家が留守で死体を放置する事が出来ると知っていたはず。
バスケスの資産状況も調べる事に。


保釈金


金回りと言う事で、セルマにも再び保釈金について詳しく聞く。
ひとまず、コリー殺しについてはエイヴリーが犯人ではないと伝えると、やっぱりと言った感じでセルマは喜んだ。

保釈金の工面については、自宅は抵当に入っていて、銀行残高は1万ドル以下だと言った。

その反面、エイヴリーは現金で車を買っている。
何かを担保にしたのか、と聞くと答える代わりにエイヴリーの罪を軽くなるかと聞いてきた。

それは出来ないが、これが終わればすぐにでも彼を訪ねていいというと納得して話し出した。

再び家を抵当に入れるのは、カーメンに断られた。
でもなんとか保釈金を作って息子を守りたかった。
ダイヤ強盗はエイヴリーと自分の案だと認め、実は盗んだダイヤの一部を黙って使っていた。
それはエイヴリーも知らない。
チョコの箱に入れてカーメンに保釈金として渡していた。


ちょうどそこへ、タオが情報を持って来る。
バスケスの家はすでに抵当に入っており、保釈されていたのだった。


真犯人


カーメンを呼び出すが、家を抵当に入れる人は多いからいちいち覚えていないとシラを切った。

しかしすでに令状を取ってカーメンのオフィスを捜索済みだった。
金庫から200万ドルの札束が見つかっており、それを目の前に出して見せる。
そしてセルマからダイヤを受け取ったチョコの箱も。

コリーの家は、以前担保にしているから住所を知っていた。
コリーの罪状からダイヤ泥棒についても。

だから母親の家に行き、彼女の出勤後にノックした。
コリーに銃を突きつけ、ダイヤの隠し場所へ連れて行かせた。

自分でコリーの遺体を発見したのは、なかなか誰も見つけなくて保釈金の100万ドルがパアになってしまいそうで焦ったから。
あえて目立つ場所に車を置いたのに。

それでも、カーメンは状況証拠しかないと強気に弁護士を要求する。

しかし、違法に得た金として金庫の金をすべて押収した上で高額な費用を払えるのだろうか。
エディはバスケスを覚えていて、金庫の金も違法なものだと認めた。

カーメンは終始強気だったが、やっと自分が窮地に立たされている事に気づく。
「どうすればいいの?」
「弁護士を呼べば仮釈放付き第2級殺人。
ダイヤを売った相手を言う事。
言わないなら待ってるのは死刑よ」


ラスティとスライダーとガス


スライダーの裁判の日になる。
そこで証言をするガスにも再会するが、実はメールなどを貰ってもそっけなくしていたラスティ。
スライダーのインタビューについても伝えていなかった。

ガスは当然、自分の為に来てくれたんだと喜ぶ。
忘れられていなかった事、メールが迷惑じゃなかったら良かったと。
誰も知り合いがいないからと、嬉しそうに隣に座った。

ラスティはそんなガスにばれないよう陰でこっそり、スライダーと手を振り合っていた。
心が苦しい。


裁判はフリンの証言が決定打となり、スライダーは有罪で終った。

シャロンにも、ガスの事は「利用するだけして都合が悪くなったら無視するの?」と注意をされていた。
なかなか話すタイミングがなく、裁判が終ったら面と向かって話しをしようと思っていた。

ところが、そこにスライダーの弁護士のモンローが飛んで来る。
有罪を受けてラスティに「スライダーの友人として証言をして欲しい」とガスの前で頼んだのだった。
「君はスライダーのただ1人の友達だ」

ガスは自分の妹を殺した犯人と友人だと言われているラスティにショックを受ける。
「自分の為に来たと思ってバカだった。
だまされたよ」

ラスティは、すぐには何も言えなかった。
思わずシャロンに「どうすれば?」と泣きつく。
「スライダーの為に、証言台に立って」
シャロンはラスティの肩に手を添えた。





かんそう


これまたややこしい事件でした。

詐欺師がずいぶん軽いノリでしたが、その通り殺し等はしていない悪人ではあるけど、極悪人ではなかった……という事なんですかねw

詐欺師とはいえ、セルマと恋に落ちてダイヤ強盗をして金を手に入れたらまっとうな? 生活を始めようと思っていたのかな。
なのに、コリーが殺されてしまいダイヤも横取りされてしまった。

保釈金立替業という、常に犯罪者と近い場所にいる仕事柄カーメンは自分も犯罪者になってしまいました。

それにしてもアメリカは銃があるから、公的な組織なのかなんなのか一見分かりにくいですね。
カーメンとエディは警察にしてはバッジがちょっと違う感じがする~と思ってみてました。

なんとなくセルマがエイヴリーに騙されてはいなかったというのには、ホっとしましたw
なんか憎めない親子と詐欺師でした。


と、メインの事件に若干ゆるさが感じられましたが、その反面サイドストーリーは厳しい内容でした。
ラスティ、やっちまったな!

っていうか、ラスティってほんとに「都合の良い時だけ利用してあとポイ」ってのが多いですよねw
でも、本心で嫌がっているのではなく距離の取り方を掴めていないというか。
だから相手から嫌われると普通に傷つくんですよね。
決して、せいせいした、ではなくて。

今回はシャロンもそんなラスティを厳しくと叱っていたのは、スッキリしました。

スライダーとの関係は、ガスにしっかり説明していれば理解してもらえたでしょうに。
変に面倒臭がって敬遠したばかりにややこしい事に。
自業自得以外の何ものでもないんですけどね。

でもガスとの関係はこういう波風があってこそ……ただでは終わらなかったのかな、と今となっては思えます。

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(文:ジェーン洞)


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