Major Crimes ～重大犯罪課 シーズン4　9話「報われぬ愛/Wish You Were Here」【メジャー・クライムス】

2016年６月14日～FOXjapanにてシーズン4日本初放送（全23話）

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youtubeに投降された動画に男が死ぬ瞬間が映っていた。

銃を持った裸の男がふらついているので警官が囲む。

首の後ろから出血もしている。

男は「妻を愛してる」というと銃を構えようとするがそのまま倒れて死んだ。

指紋から、コソ泥や詐欺での前科のあるジョン・プライスだと判明。

住所はビバリーヒルズになっている。

血染めのデニムが3ブロック先のシーガル・モーテルの駐車場で発見される。

110号室のキーが入っていた。

駐車場には、1台だけ宿帳に記載のない車があった。
マックス・ライリーのロゴの入った配管工の車。
すぐにマックスを手配する。

110号室

110号室を調べると無人だが、飲み物の準備がしてあった。

ドアノブとベッドカバーに血痕があることから、プライスが襲われた現場で間違いないだろう。

ゴミ箱に激安品のシーツの空き袋が捨ててあった事から、ベッドシーツも調べると案の定、マットにも血痕が染みついていた。

プライスはビバリーヒルズに住んでいながら、車の登録がなかった。
どうやってモーテルまで来たのか。

そして売春婦の巣窟であるモーテルと、プライスの最後の言葉は釣り合わず違和感を覚えさせた。

マックス・ライリー

プライスの検死結果で、後頭部をプラスドライバーで刺された事が死因だと分かった。
マックスの車からドライバーが消えているかもしれない。

マックスは正規の業者で、逮捕歴はなかった。
既婚者だが失踪届は出ていない。
家をサイクスに張り込ませる。

プライスの妻

プライスの妻は、元妻グレッチェン・タッカーだった。
免許証の住所はグレッチェンの家で、グレッチェン名義のシボレー・タホの存在が確認された。
プライスは、離婚で車を譲り受け名義を変えないまま乗っていて、何度か信号無視で捕まっていた。

グレッチェンの父親は建築会社で大成功をしていたが、4年前に死去。
遺産は3000万ドル以上で、元妻は裕福なようだ。
自ら結婚の理由はお金目当てだろう、という。

マックスの事は知らないといい、最後の言葉については喜ぶどころか「あの野郎」「何もかも嘘よ」と言った。


プライスが所持していた銃の名義は、9か月前に失踪届が出ていたエリック・シューマンだった。

マックスの妻

マックスの家を訪ね、妻に話しを聞くとマックスは仕事に出ていると言われる。
ある事件の参考人だと伝えて、妻の動向を探ると妻はすぐに何処かに出かけて行った。
サイクスに尾行させると、マリーナに向かっていた。

妻は、プライスのキーホルダーに探知機をつけていたようで、マックスを探し当てた。
しかし、マックスが居たのはプライスの車の中で、散乱した荷物にまみれたバッグの中だった。
すでに死んでいた。

妻はマックスの浮気癖に悩んでいて、探知機を利用していたという。
モーテルという言葉に浮気だと思ったのだった。
あくまで浮気野郎でしかないようで、プライスの写真を見せると「ゲイではない」とだけ言った。


マックスの死因は、プライスと同じ後頭部の傷だった。
しかし、プライスと違うのはしっかり自律神経を傷つけて、停止させられていた事だった。
恐らく、プライスにもそれを狙ったのだろうが、ハズれて知らぬ間に歩き出してしまったのだろう。

犯人は、マックスを殺して運んだ後、プライスを処理する為にモーテルに戻るはずだった。
しかし、動画がUPされている騒ぎを知り戻らなかったのだろう。

タホの荷物

タホの中の荷物から、プライスの生活の片りんが見えた。
血染めのシーツの他、修理の仕事で使っていたのか作業服や工具セット、ゴミの山とレシート。

詳しく調べると、レシートはパニーニの移動販売のもので、決まった時間に繰り返し購入している事から、移動ルート上にプライスの拠点があると考えられる。

運転席の日よけからは8ケタの数字のメモが見つかった。何かのアクセスコードだろうか。

すると移動販売ルートを捜索して、入口にキーパッドのあるスクラップ工場を見つける。
8ケタの番号を入力すると、ビンゴだった。

スクラップ工場

工場内を調べると、プライスが住んでいたと思われるトレーラーが見つかる。
その中からモーテルで使われていたのと同じ、激安品の新品のシーツが3枚出てきた。

トレーラーから長いコードが外に伝っているのを見つけ、辿って行くと大きなアイスボックスに行き着いた。

中を開けてみると、新たな遺体が2体、発見された。

プライスは犯人でもありながら、被害者になったのか？
プライスのパソコンから冷凍死体の動画も発見された。

遺体の身元

真犯人

遺体引き渡し前の確認だといってグレッチェンを再び呼び出す。
規則だと誤魔化しでミランダ警告にサインさせる。
あえてグレッチェンを、関係者の遺体で囲んで追い込む。
「彼が私をハメた！」

グレッチェンは、思わず叫び出す。
ジョンに憎まれていたと。


グレッチェンは、不倫相手が自分の思い通りにならないとなると、殺していた。
それを知ったプライスは、遺体を冷凍し一見元妻の犯行を隠滅しようとしているように見えるが、実は遺体の動画でゆすっていた。
それで夫の最後の「愛してる」に対して「あの野郎」だったのだ。

だからプライスも始末しようとしたが失敗してしまったのだ。


しかし、この場におよんでグレッチェンは、その男達は自分を利用してレイプしたと言い出す。
レイプ犯を殺しても殺人じゃない。

はっきりと発言する様子をビデオに収めて、逮捕をした。

ラスティとガスとフリン

ガスはいよいよアリスの遺体と対面する。
その遺体の取り扱いから一悶着起きる。

ガスには葬儀をする資金がないし、身元確認の証人になる必要がある。
まだ見つからないパロマの事も気になる。

警察に不信を抱くガスは、アンドレアの質問にもすべて答えないという態度をしている為、にらみ合いのような状況になってしまう。
アンドレアは協力しなければこちらも動かないといい、ガスは答えるのは葬儀代を州が用意してくれてからだ、と言う。

すると見かねたフリンが、ガスを家に連れて帰ると言い出す。
家族を失い後悔してる気持ちには、身に覚えがある。
そんなフリンにシャロンは嬉しそうだった。

ガスにはまず食事と睡眠が必要。
フリンはガスの心を開かせて、真意を探る事に。



ガスはフリンに、パロマも探したいと言う。
今のガスには、アリスの裁判よりも生きてるパロマの方が気になるようだ。
家族をやり直すチャンスが欲しいから。

ガスに親権を求める覚悟があるとわかると、フリンは検事に掛け合うと約束する。
しかし「公式」に探すとなると、まだ12歳のパロマを見つけた際には、親元に返さねばならない。
それはガスにとっても不本意。
ガスは思わずそれまで伏せていたラスベガスでアリスに逃げられた時の話しをする。
「アリスも連れ戻されると思って俺から逃げた！」


アンドレアにも情報を共有すると、パロマが発見されたら今の話しを基に捜査すると言った。
しかしそれは、母親と養父が保護者として不適切なら養護施設行きになると言う事だった。
やはりガスには八方塞がりである。

するとフリンが記録に残らない形で俺に捜させてくれ、と言い出す。
信じていいのかと戸惑いながらも、ラスティなどの励ましもあってガスはフリンに託す。

ガスは落ち着いたのか、埋葬の件はまた次にとアンドレアにあしらわれるも、素直に従った。
そしてアンドレアにこれまでの経緯を話し始めた。


ラスティは、こっそりフリンに念を押した。
「これから警部補が俺の生活に関わるなら、今の約束を実現させてくれ」

おもしろ重犯課

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