あらすじ
Major Crimes: Badge of Justice- Season 4, Ep. 8 [CLIP] | TNT
2016年6月14日~FOXjapanにてシーズン4日本初放送(全23話)
2年前の誘拐事件
2年前のケヴィン・クラーク誘拐事件の再捜査が決まる。
身代金300万ドルを支払うも、ケヴィンは戻らなかった。
両親は、最近SNSの投稿写真ケヴィンに似た青年を見つけて、今でも生きていると信じていた。
ブラジルのビーチで撮影した写真だった。
当時からのFBIの担当は、ジェリー・シェイ捜査官。
今年の4月に身代金がヨーロッパに出回り始めていた。
身代金に使われる紙幣は、事件を特定できるように偽造防止用の繊維を一部抜いた新券を使っている。
FBIはシェイを信用していなかったが、重犯課もシェイを疑う所から捜査を始める。
ジェリー・シェイ捜査官
アドバイザーという形でシェイを捜査に参加させる。
シェイは空気の読めない男で登場早々、歓迎されない雰囲気の中でもお構いなしの我が物顔で振る舞った。
シェイが疑っているのは両親だった。
理由は、当時の身代金受け渡しの際に、事前に打ち合わせした指示を無視して、途中で拾った携帯の指示に従ったからだ、と言った。
その携帯は金と共に消えていた上、当時の家計は火の車だったのに、今は改築に海外旅行と、豪華な暮らしをしているとも。
それが本当ならケヴィンも共犯という事もあり得る。
誘拐の瞬間
シェイが持ってきた当時の防犯カメラの映像を再度チェックする。
「ランチ・カフェ」というオープンテラスのカフェの付近には18台ものカメラが設置してあり、タオが歓喜とも言える悲鳴を上げた。
この映像を「正義のバッジ」のセットの360度パノラマ・モニターを借りて、同時再生する事に。
すると、シェイには気づけなかったがシャロンは初見だけでも「偽装」ではないかと疑える事実を発見する。
カフェに同席していた、2人の友人ジェイミーとダンを呼び出す。
友人ジェイミーとダン
ケヴィンは、ジェイミーとダンと3人でカフェにいる時に「友達が来た」といって、カフェに近づいた車に乗り込み、そのまま戻らず身代金を要求されていた。
シャロンが2人に指摘をしたのは、ケヴィンが席を立った時に驚いていなかった事と、通りかかった消防車のサイレンに反応をしていなかった事だった。
驚いていない事に対しては、まさか誘拐されるとは思っていないから、と言い訳をするがサイレンについては、防犯カメラにバッチリ映っていた。
他の客は反応しているのに、2人はずっとうつむいたままだった。
2人も誘拐に絡んでいると見て、もう金を使っても安全だと思ったのか、と脅す。
すると弁護士志望で勉強でつきあっている暇はないと、ダンは部屋を飛び出して行った。
DJであるジェイミーとは違って忙しいんだ、と。
残ったジェイミーは、実はあの日はコカインを受け取る予定で、「友達」が来るのは知っていたから驚かなかったし、サイレンに反応して「男」の方を見てしまわないように下を向いていた、と今になって告白した。
何故2年前に言わなかった! とシェイが怒鳴り込むと、逮捕されると思ったからだ、と言った。
ケヴィンと売人は友達だったから身代金を払えば解放されると思ったが、結果は違った。
両親も売人を知っているように言っていたが、それ以上は何も知らないと言った。
身代金
身代金の動きを追った結果、1万ドルが「セクシー・ドールズ」宛てに振り込まれた事が分かった。
その店の名前を聞いたサンチェスはすぐに「空港近くのストリップ・クラブだ」と言った。
店に聞き込みに行く。
その間、再び両親を呼んでジェイミーから聞いた事実を突きつける。
シェイは何故か勝手に夫妻と話しをするな、と慌てた。
シェイも両親も疑える状況だったが、両親はケヴィンはドラッグは止めていたはずだし、売人なんて知らないと言った。
旅行先にブラジルが入っていたのは当然、ケヴィンを捜す為で、両親はあくまで生きている事を信じている。
さらに、ストリップクラブの事を聞いた事で、酷い扱いだと怒って出て行った。
売人
セクシー・ドールズの情報で、豪遊していた客は「マイケル・スパークス」だと判明した。
逮捕歴のある売人で、スパークスがケヴィンを誘拐した人物である可能性が強まる。
家に押し入ると、すでに家探しされた後で本人も留守のままにしていたようで郵便物が溜まっていた。
壁に大きな穴があり、何かを隠していたと思われる。
裏庭を調べると、ジャグジーのバスタブが置いてあったが、移動したとわかる跡があった。
バスタブの下を調べると、土の中からケヴィンの遺体が発見された。
ブラジルにはいるはずがない、と決定的になってしまった。
証拠の弾
検死の結果、ケヴィンの頭から珍しい銃弾が発見された。
立ち会っていたシェイは、その弾を奪うと堂々と盗んで出て行った。
遺体が出たから殺人事件となり、自分はこの捜査には不要だ、と言って。
シェイは、解決目前で事件を奪うのが目的だったのだろうか?
それとも自分が絡んでいる事がバレるから隠滅しようとしたのか?
プロベンザを筆頭に重犯課を怒らせた。
売人の行方
マイケル・スパークスが発見された。
しかし、頭を撃たれて先週に死亡しており、遺体安置所で身元不明となっていたのだった。
タオはケヴィンに盗まれたが、弾の写真を撮っていた。
珍しい弾で、使用するのはベルギーの会社FNのファイブ・セブンしかなく特定が簡単だった。
この珍しい弾がスパークスの頭からも見つかっていた事で、事件が繋がった。
シェイ取り調べ
いよいよ怪しくなったシェイを調べた所、FBIに無許可でブラジルへ行っていた事、最近10万ドルの振込みが会った事が発見した。
しかし、シェイに確認するとそれぞれに理由が判明する。
両親とケヴィンがグルではないかと睨んでブラジルに行ったが、何も得られなかった。
自腹で失敗したのだからわざわざ言う必要はない。
10万ドルの振込みは、印税の先払い。
ギー・ラフォンテーンというペンネームで事件に触発された小説を書いているという。
怪しさは匂いつつも、このシェイが大事件に絡んでいたのであれば、もっと早くボロが出ているようにも思えた。
シェイにもスパークスの件を伝えると、すぐに「ファイブ・セブンか!」と嬉しそうに言った。
ケヴィンの父親のジョージは銃の収集家でファイブ・セブンを持っていた事を知っている。
「だから犯人は両親っていったろ」
と逮捕に慌てて出て行った。
両親
しかし、両親の家からファイブ・セブンは見つからなかった。
呼び出された両親は、ケヴィンの死が確定した事を聞くと泣き出した。
ファイブ・セブンはケヴィンが勝手に持って行ったと思っていた。
身代金を払った後に、家からなくなっているのに気付いていたという。
この事を黙っていたのは、シェイが誘拐を「ケヴィンの自作自演だ」と思っていたから。
話せば、裏付けする事になり捜索を中止にされてしまう事を恐れた。
スパークスの写真を見せると、確かに両親は存在を知っていた。
だがそれは「売人」としてではなく、ケヴィンの中学からの友達としてだった。
ただ、親同士の交流もないし、ケヴィンよりもジェイミーとダンの方が親しかった、と言った。
そこに逮捕の準備を整えて、ドヤ顔でシェイが乗り込んで来た。
「手柄を取るな」とシャロンに言って、両親を逮捕して行った。
2人の友人
重犯課は大間違いを犯しているシェイを放置して、引き続き捜査を進める。
ダンとジェイミーを再び呼び出し、スパークスの写真を見せた。
そしてケヴィンの遺体発見についても知らせる。
さらに、ジェイミーがDJの仕事で世界各地に行く度に空港の両替所で、身代金の両替ができた事。
防犯カメラを調べれば言い訳は出来ないだろう。
最初はとぼけていた2人だが、観念したのかダンが真相をぶちまけた。
もともと計画したのはケヴィン自身。
親への仕返しとして、友人2人を巻き込んだ。
更生施設から出た後小遣いを減らされていたという理由で。
ところが直前になり、ケヴィンが抜けたいと言い出した。
そこでマイケルと口論になり、ケヴィンが銃を取り出した。
撃ったのはマイケルだ。
しかし、そのマイケル・スパークス自身も同じ銃で撃たれて死んでいる。
それは誰が撃ったのか?
すると2人は、なりふり構わず罪を擦り付け合った。
この件はFBIが始めた捜査だから、連邦政府に任せましょう、とシャロンは言った。
シェイは5分後に、両親を逮捕して事件を解決したと会見を開く。
ラスティのアリス捜し
いよいよラスティは、グスタボに会う事に。
選んだのは、ちゃっかり重犯課で小耳を挟んで知った「ランチ・カフェ」。
ここなら防犯カメラがいっぱいあるからもしもの事があっても大丈夫と。
前日にロケハンを兼ねてランチ・カフェにTJを呼び出すと、実はそれまでずっとTJの連絡を無視していた事で責められるラスティ。
自分の都合でしかTJと向き合わない事で、明日を最後に縁を切ると言われてしまう。
当日、別の席でTJが見守る中、グスタボと対面する。
兄である事の証明として、アリスの本名はマリアナ・ウォレスだと言った。
ラスティはあっさりと目的が達成されてニヤつくのを押さえながら、それだけでは足りないと経緯を訪ねる。
アリスと連絡が途絶えた理由は、グスタボが15歳の時、父親が死んだ後に生活が変わってしまった為だった。
母親のつきあった男がひどい奴だったから家を出て軍隊に入り、アフガニスタンへ行っていた。
そして帰国したら皆消えていたという。
1人で逃げたからマリアナに許されないのは分かる。
でも会いたい、とグスタボはまだアリスの死を知らない。
ラスティはアリスに暴力を振るったのが兄じゃないという証拠はあるのか、と更に切り込んだ。
するとグスタボは着ていたシャツの肩をはだけさせて、複数の傷跡を見せる。
「俺がやったと?」
虐待を受けていたのだった。
TJは、心配がない事を確認したようで、そっと席を立って行った。
ラスティは、グスタボを重犯課へ連れて行った。
シャロンにも紹介すると「ガスでいいです」といい、マリアナに会えるのかと期待をしているようだった。
重犯課の仲間達は、ラスティが目的を遂げた事を労ったが、まだ終わってはいない。
真実を伝えるのはこれからだから。
ときめき重犯課
シャロンとフリンがテイラー副本部長に交際宣言!
かんそう
ガス初登場の回でした!
まさかのこの出会いが後に……って、分かってて見るとTJの扱いの酷さにも納得できるんですけどね~。
何も知らないうちは、TJが可哀想過ぎて驚きますw
最後は、1人でカフェでチョコケーキ食べてたTJw
甘い物でも食べなきゃやってらんないよね!
そして、毎度つっこみ王子のラスティ。
自分の都合でガスを呼び出したのに、肝心な事実を伝えるのは、シャロンに任せるってw
ロス市警を手玉に取っていますね。
ランチ・カフェの情報もちゃっかり頂いてますし!
んで、あんまり苦労してなさそうなんだけど、TJには「場所探すの大変だったぁ~」みたいなw
ガスは役どころも、魅力的で優しい人柄ですが、ガスの表情そのものが威圧感がなくて優しいな~と改めて思いました。
と出会いがあれば、お先に! と進んで行くシャロンとフリンの交際宣言もありました!!
メジャークライムスは、プライベートなサブストーリーも重要ですが、その見せ方は意外と断片的なんですよね。
だから、あれ? どうなったんだろう? って思わせておいての交際宣言に、ファンはより興奮させられるんじゃないかな、と思います。
登場人物が多いのも、どうしても取り上げられた時の比重に幅が出る理由かもしれませんね~。
もっと見たいのに!
メインの事件は、これまた容疑者候補があちこちに揺れ動く凝ったストーリーでした。
消防車のサイレンに反応した、しないというトリック? にもビックリしました。
良く思いつく……。
ただ両親を騙した挙句、仲間に殺されてしまったという結末は、両親にとっては最悪のパターンに思えました。
いっそ、両親が犯人とかのほうが「悪者」がハッキリしてスッキリ出来たかも。
FBIのお気楽捜査官のシェイは、見事なかき回し役でした!
イラつくけど、彼のキャラはいつもの重犯課の「おもしろ」部分を1人で背負っていたように思いましたw
登場人物はこちら
前回はこちら
(文:ジェーン洞)
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