プリティ・リトル・ライアーズ S5#15「新入り」

2017/02/28

Simoom サスペンス ジェーン洞 プリティリトルライアーズ プリティリトルライアーズ シーズン5

t f B! P L

あらすじ

アリア


受けた大学から合格通知が来ないのはA、アリソンがアリアをローズウッドに縛り付ける為の復讐だと思っているアリア。
唯一補欠の連絡が来たのはタルマッジ大。

だったら手紙を書いてアピールすると繰り上げ合格になるかもと、エミリーからアドバイスを受け手紙を書き始める。

何も知らなかったエズラはエミリーとの会話を偶然聞いてアリアの現状を知る。

すると、元彼女のジャッキーがタルマッジ大で入学事務をしていると言う。

アリアはジャッキーの事をネットで調べ、タルマッジ大への手紙を書き直す。

翌朝、それをエミリーに見せるアリア。
だが、その内容に驚きエミリーはまさか送ってないよね、と2度確認する。

アリアは相手がジャッキーだと言う事を意識して、エズラとの交際を過去の過ちという体で手紙を書いていたのだった。

エミリーは、エズラが知ったら傷つくと心配するが、アリアはエズラならわかってくれるよ、と気にしていないようだった。
それに合格したら、全部撤回するからいいの、と。

そう、すでにメールは送信していたのだった。


エミリーの反応に少し考え直したのか、慌ててジャッキーに会いに行くアリア。
メールの撤回を頼むが、ジャッキーはすでに読んでいたようで、エズラにばらすと思って慌てているなら大丈夫だ、と言う。
あなたの秘密は守る、と。

そして、内容に共感し仲間意識を覚えたのか、友好的な態度だった。
アリアは撤回の事を忘れ、思わず話を合わせてしまう。


引き裂くナイフ


トビーが警官の任務として、モナの家の裏庭を捜索中に凶器らしきナイフを見つける。
だが、それはトビーの家のナイフでキャビンに置いていたものだった。
柄の真ん中がえぐれている事で一目で気が付いた。

動転したトビーは、ナイフを放置して何事もなかった事にする。
そして、スペンサーとケイレブに報告をするが、警官になった事でスペンサーとケイレブと意見の対立が起き始める。

そのナイフはトビーはもちろん、ケイレブやハンナも借りて使った事があるので誰の指紋が出てくるか解らない。
もちろん、犯人ではないが疑われるのは間違いない。

始末しようと考えるスペンサーとケイレブ。
トビーは俺たち警察がずっと探していた凶器だ、と言い筋を通そうとする。
必死になるケイレブに、一触即発といった雰囲気になると、スペンサーは板挟みになり、

「今は下手に動かないほうがいい。ナイフには手を出さないから」

と場を収める。
ナイフは放置しここだけの話にしようと、トビーが言うとケイレブもしぶしぶ了解した。

その後、スペンサーがケイレブの部屋を訪ねた際に、ベッドの上にいかにも捜索する用意を見つける。

スペンサーに(放置だと約束した事を)責められると、重要な告白をするケイレブ。

ケイレブにはハンナも知らない過去があった。

アレンタウンでクレジット詐欺の連中に手を貸していた若い頃、仲間の1人が死んだ。
その相棒が、路上暮らしをしているケイレブに罪を着せて突き出したのだった。

だが、刑事の1人が若者がバカやっただけだと味方になってくれたおかげで、逃れられていた。

もしまた容疑をかけられたら、当時のようにかばってくれる人間は居ない。

だから、なんとしても指紋が出る危険をはらむナイフを放って置くわけにはいかなかったのだ。

トビーに話すか? と聞くとスペンサーは「言わない」と言う。

そして、私も行くわ、とトビーを裏切る選択をする。


アシュリーとジェイソン


ジェイソン(アリソンの兄)のオフィスで働いているアシュリー(ハンナの母)。
アシュリーの転職の意向を知り、ジェイソンは引き留める。

アシュリーは、チェスター郡女子拘置所に移動したアリソンからジェイソン宛のコレクトコールを受けるが、ジェイソンは出ないと言う。
あれから会ったの、とアシュリーが聞くと1度だが、もうごめんだ、というジェイソン。

「あいつが、母に何かしたんじゃないかと
顔を見ると考えてしまうから」


夜、ジェイソンがアシュリーの家に書類を持って訪ねた。
チェックを頼まれると承諾し、終わったら家に持っていくとアシュリーが言うと、ジェイソンはモーテルに居ると言う。

アリソンが逮捕された原因がジェイソンにあると言う事で、父親に追い出されたというのだった。

同情したのかアシュリーは突然、家での夕食に誘う。


ハニー・デュー・パーク


大学見学をしている時に、ケイレブからの電話を受けていたハンナ。
言ってはいけないはずのナイフの件をハンナは聞き、居ても立っても居られず見学を抜け出していた。

向かった先は、ホルブルックの実家。
トビーから今は父親の具合が悪くて休暇中だと聞いていた。
ハンナはナイフを仕込んだのはホルブルックだろう、と思い込んでいる。


ハニー・デュー・パーク。
トレーラーハウスの211番がホルブルックの実家だった。

途中住民に会い、訪ねるが何やら料理をしているのか血まみれのナイフを持った手で方向を指さす。

自転車に乗る子供の姿にほっとして声をかけても、無視して走り去られてしまう。

そして辿りつき、ドアを叩くと父親だという人物は出てくるが、病気には見えない上そっちの方が居場所を知ってるんじゃないか、と言われてしまう。

怖くなって逃げ出すように車に戻ると、何故かドアが開いていた。

そして大学でもらったぬいぐるみを手に取ると、なかったはずの紐がついている。
何気に引っ張ってみると、ぬいぐるみの腹が開き中から何かの内臓がこぼれ出した。

物音に驚き振り替えると、先ほどの自転車の少年が逃げて行った。

狼狽するハンナを草陰から見ているような視線が・・・。

不気味な場所だった。


ローズウッド高校


ナイフを見つけたスペンサーとケイレブは、捨てたとしても存在する以上Aに利用されると言う事で、ナイフを消し去ろうとする。

その為、高校の釜を使う事に。
2人で忍び込むと、物音に気付いて廊下に出て行くスペンサー。
その間に、ケイレブが釜(小部屋)にナイフを置きに入ると、扉が閉まって閉じ込められてしまう。
そして釜も作動し始めケイレブも焼かれてしまう。

スペンサーは、廊下の先にある窓まで見るが特に怪しい事は見つからず、釜のある部屋に戻る。
するとケイレブの姿がない事に慌てて釜の中を覗くと、じわじわと焼かれているケイレブを見つけて驚く。

すぐにドアを開け、ふらふらになったケイレブを助け出す。

一体どうしてこんな事になったのか。
ドアは重いので自動で閉まる事はあっても、しっかり鍵がかかるかどうかはわからない。
その上、電源まで入ったのだから・・・。

釜に残されたナイフはしっかり焼き溶けたのだろうか。


アリソンの面会


ハンナがアリソンの面会に行った。

突然の訪問にアリソンはびっくりしていた。
ただ顔を見に来たのではなく、一言言いに来たという。
「今度こそ諦めて」と。

アリソンの戦おうとする性分からまだ何か企んでいるんだろう、とハンナ。

アリソンは、もう諦めたと言う。
「だからここにいる。
あんたたちを警察に売る事も出来たけど、黙っててやった。
少しは感謝したら?」

何処に居てもアリソンはアリソンで、ハンナは思わず口を滑らせてしまう。

「何に感謝しろっていうの?
スペンサーをハメた事?
ナイフをモナの家の裏に・・・」

「ナイフって何?
皆が思うほどあたし利口じゃないよ」

そして感謝祭の空白の時間を告白する。
アリソンはサイラスに呼び出されて待ちぼうけをくらっていた、という。

その後、モナの事件を聞いてそれがアリソンを落とし入れる為のAの罠だと気づいた。
だが、そんなことを警察や親にも言えず、捕まったままだと言う。

「だいたい、あたしがAならなんで捕まったりしたわけ?」

もっともそうな事を言い出すアリソンだったが、ハンナは聞く耳持たずで出て行く。

「あんたが閉じ込められている事に、ちょっとでも同情すると思ったら大間違い」


2人の新入り?


エズラの本屋件カフェのオープニングパーティーが開かれた。

その前日に、コックに立候補していた素人エミリーの代わりに雇われていたプロの料理人タリア。

エミリーは、ペイジに会う旅費を稼ぐ為にバイト代を上げて欲しいと思っていた所へ、前任コックが辞めたと聞いたので、ちょうどいいと1人でやるつもりだった。

だが、対抗するもプロと素人では差は歴然。

スペンサーでさえもエミリーの料理はすら手に取ろうとしなかった。

そんなスペンサーに「メリッサか?」と突然声をかける男が。
ジョニー・レイモンドといい、カフェの準備も手伝っていたが、スペンサーの母親の許可で、今度納屋に住む事になったという。

メリッサではなくスペンサーだと自己紹介しつつ、死体が埋まっていたから止めた方がいい、と捨て台詞を吐いて去るスペンサー。


また、対抗していたエミリーだが、タリアへの完全敗北を認めると、エズラにこのまま雇うようにと言い出す。
バリスタの立場は渡さないが、と。

雇われる立場で、しかもまだ高校生だというのにかなり上から目線な態度のエミリー。


この2人も今後絡んでくる事になるのだろうか?


スペンサーとトビー


パーティにトビーが顔を出すとすぐにスペンサーを外に連れ出す。
その表情でスペンサーはすべてを理解する。

トビーもナイフを探し、そしてすでに無くなっている事に気づいたのだ。
もちろん持ち去ったのはスペンサーとケイレブ。

お互いの裏切りを責め合う2人。

トビーは、警官として筋を通しただけだと言うが、スペンサーにとっての筋は、自分達を守る事だった。
だからケイレブと私の手で始末したわ、というとトビーは喋って欲しくない、と言う。

もう警官という立場があるから、耳に入れないでくれ、と。

スペンサーは「何でも話せって言ってくれたのに」と涙を流す。

だが、トビーはそんなスペンサーを置いて、去ってしまう。

スペンサーの為に、皆を守る為になったはずの警官だったが、むしろ立場の違いから亀裂を生んでしまったのか?


A?


パーティーの片づけをしているアリア。
ふと、置いてある本に「大学ガイド」を見つけて手に取る。
しおりが挟まったページを開くと、タルマッジ大だった。

何気にしおりを見ると、それはアリアがタルマッジ大に出したメールで作られていた。

「年上男性との交際で青春は台無しに」

しっかりと読み取れるように。


帰宅するハンナ



ハンナが帰宅すると、キッチンには2人分の食事が置いてあった。

2階でドアの開閉音がすると、服を整えながらジェイソンが降りてきた。

ジェイソンはアシュリーと食事をした後、お礼だとキスをしそしてアシュリーもそれを受け入れたのだった。

そんな2人の関係に気づいてしまったハンナ。


アリソン


檻の間から囚人服が配られる。

アリソンは最初からわかっているような感じで、ポケットからメモを取り出す。

「すぐ友達に会える」

そして極端に驚くわけでもなく檻の外を見つめた。





つづく。


かんそう


サイラスって誰だっけ? と思ったらアリソンを誘拐したとウソの自白をした男でしたね。
そりゃ、そいつと会う約束してたら警察にも親にも言えませんね。

今回は、比較的地味な印象を受けました。

アリソンが檻の中のお陰か静かでしたねw

それにしても簡単に先が読める訳もないPLL。

危ないと思ったハンナとケイレブの関係よりも先に、安定していたはずのスペンサーとトビーが危なくなってきました。

さらに、ハンナママとジェイソンがががが。
えええええ。

そして、ここへ来てアリアのマイナス面が続きますね。
大学に合格しないのもAのせいにしだして、どうなんだろうって思っていたら、本当にAが絡んでいるっぽい!?

でも、今更エズラと不仲になっても、それ程大事件ではなくなっている今日この頃。

エミリーはとにかく怖い。
怒らせたら一番怖いと思いました。
でもまあ、ペイジから連絡ないし、ペイジに会うには飛行機代がないよーって一番ティーンっぽい悩みで、ほっとしますね。

ハンナは、ケイレブという組み合わせもあるせいか、またしても怪しい展開に。
ぬいぐるみに内蔵入れるとか、超不気味なんですけど!!
そして、結局居るはずのホルブルックは居なかった。
ホルブルックもかなり怪しいですね。

今回はあんまりハンナのおばかアピールがありませんでした。ちょっと寂しいですw

やっぱりね、というのはアリソン。
ただ檻に入ったとは思えませんでしたが、案の定内部にも関係者が?
もしくはすぐ出せる味方が。

当然ケイレブを焼こうとした人物は、A一派ですよね。
でも、そうならばケイレブを焼くよりはナイフを・・・と思いますが、ナイフこそA達が仕込んだものなんですもんね。

と考えると、やっぱりあのナイフは溶かすのが一番ですね。
あっても、出てくる指紋は真犯人にはつながらないでしょうから。

でも、誰か1人を放り込みたいならナイフをトビーには見つけさせないはず。

Aはあくまでも、結果より経緯を楽しんでいる・・・んでしょうね。

(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)



アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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