あらすじ
©2025 disney
2025年4月 Disney+ 一挙配信 全5話
(イギリス、2025年1月~)
レベッカの下準備
9か月前 フランス
レベッカは昔の知り合いに「ニナ?」と声をかけられていた。
その会話から、レベッカは本名がニナで、夫ニコラスは4年前に事故死をしていることがわかる。
娘たちのことを聞かれると9歳で寄宿学校へ行っていると話し、夫の実家を買い取って住んでると説明し、早々に立ち去った。
4か月前 フランス
ロール・クレスと言うカフェの女性を介して、誘拐犯のマトコビッチを紹介してもらう。
「夫が死んで、奪われた娘を取り返したいの。私なしで育ってる」
クレスはもうやらないと拒否していたが、レベッカは脅しまでして必死だった。
3週間前
ブロンドにしたレベッカが、ルシアを誘拐した貸別荘に到着していた。
今
レベッカは不安気なルシアに「ルル=ローズ。あの家族は私が病気の間だけあなたを預かる予定だった。なのに返さないから」
と優しく説明した。
「ママに電話したい」
「私がママなの。それにここにはネットも電波もない」
そしてバニーと名付けたうさぎのぬいぐるみを渡す。
「覚えてる? ずっと耳を触ってて、直してないの」
フレッドと借金
「覚えてる? ずっと耳を触ってて、直してないの」
フレッドと借金
フレッドは自ら出頭した。
携帯は事務所においたままで、その間に偽脅迫犯が捕まったことも知らない。
フレッドが暴行の容疑で自首したと言う連絡を受けたエリサは、部屋の中をめちゃくちゃにしてやつ当たった。
「最低な男!!」
エリサがフレッドを迎えに行くと、ルシアをさらった男の身元が判明したと刑事から報告を受ける。
フランス在住のミラン・マトコビッチ。
人身売買に関与している疑いがあり、パートナーはロール・クレス。
2人で写真を確認するが、ロールはレベッカでもサラでもなかった。
エリサはSNSで拡散するからとマトコビッチの写真を警察からもらう。
そしてフレッドの借金の話になる。
刑事と共にフレッドに確認すると、素直に認めた。
だがその用途にやましいことはなく、すべて華やかな生活のためだった。
学費、食費、エリサの望む華やかな生活、ビジネスクラスでの旅行、服。
「あっという間に金はなくなる」
身に覚えがありすぎるのだろう、エリサは何も言えなかった。
エイトン
セルマが出社すると、セルマの記事で閲覧数が増えて上が喜んでいると上司から褒められる。
それを受けてセルマはエリサの過去探しに集中し、SNSの誕生日のポストに目をつけた。
3月10日の80年代生まれの出生証明書から、エリサのデータを突き止める。
エリサは、エイトンにある宗教的な共同体で生まれていた。
すぐに車で数時間のところにあるエイトンに向かい、上司には事後報告をする。
エイトンに到着すると、そのコミューンの住民たちは全身赤の服装で異様な雰囲気だった。そこでは普通の格好をしているセルマの方が浮いていた。
だが特別閉鎖的なわけではなく、声をかけると普通にコミュニケーションは返って来る。
セルマは若い女性にエリサのことを尋ねると、ルシアの件で説明せずとも話は通じた。
「私より年上だけど一緒に育ったわ。娘の件で?」
すでに警察が母親に事情聴取をしていたという。
その女性に教えられ、母親のデボラと話した。
デボラは感じ悪くはないが、明らかにエリサには不満を持っている。
エリサは小さい頃からここの暮らしに疑問を持って、世界を見たいと出ていっていた。
「疎遠になったのは私の選択ではない。あの子が縁を切っていったの。以来、娘はいないと思ってる。その方が気が楽」
ルシアと会ったのは5年前だと言った。
最初に話した女性は、服や布小物を置く雑貨店で働いていた。
当然、店の商品のすべてに赤が使われている。
もう少し情報が欲しかったため、履いている靴を交換するなら、と言われて仕方なく交換した。ここでは物々交換が常だという。
エリサは16歳でエイトンを去っていた。
計画はもっと前から。
女性から見てエリサは常に自分を優先していたという。
「だからここに合わなかったのよ」
そして母親から罰を受けていたとも。
「原因は母親ね」
ルシアが来た時はエリサの父親が死んだ時だった。
「それで連れてきたのね」
「突然帰って来たの。子持ちとも知らなかった」
そこへ別の住民がやってきて、話は終わった。
会社に戻ったセルマは、今のエルサは作り上げられた姿だと上司に報告をする。
「だからエリサの生い立ちを書きたい。そのせいで常識が身につかなかったとか? だって初めて会った人に娘を預けたのよ」
セルマは悲劇の背景にはエイトンという特殊な環境が影響していると考える。
「人は過去から逃げられない」
上司は二の足を踏んだが、セルマの熱意に押し切られた。
「エリサは何者?」と言うタイトルでセルマの記事はすぐに公開され、注目を浴びる。
エリサと夫は怒り、ダッシュヴォイスを名誉棄損で訴えられると言うが、フレッドは念の為にエリサに確認をした。
「心配すべきことは本当にない?」
エリサはフレッドにも故郷の話を一切していなかった。
「何もない」
記事の影響でエリサへのバッシングが増加した。
新情報
セルマに新しいタレ込みが入る。ルシアが囚われていた隠れ家が発見された。
少しの血痕もあり、それでわかったという。
誘拐から殺人事件の可能性があるとわかるとセルマは不安になるが、わざわざ誘拐したのだから殺すはずもない、とまた記事にしたいと上司に確認をする。
すると、エリサの記事が炎上を読んだことから俺が書く、と言われてしまう。
「もっと証拠を集めろ。もうエリサには近づくな」
セルマに遅れて、隠れ家発見の情報がエリサとフレッドにも警察から報告された。
わずかな血痕だが、ルシアが怪我をしたことは確実でエリサはショックを受ける。
ターナー
また新たな手紙をエリサ宛てに出すが、エリサが前の手紙を受け取ったのかどうかはわかっていない。
ルシア
ルシアはレベッカが言う通り、実の娘のように扱われた。
森の奥の人気のない一軒家だが、広くて決して不自由はない。残された血痕も道中でついたかすり傷のようなもので心配はなく、元気だった。
ジョセフィンが、元気のないルシアに家族の写真を見せた。
「私たちの昔の写真」
まだ赤ん坊のルシアが父親に抱かれている写真がある。
なぜそれがルシアだとわかったかというと、背中にある母斑が同じだった。
5年前に死んだ父親だと言われるとルシアは写真をじっと眺めた。
レベッカは買い出しのついでに、街のカフェでスマホを繋いでエリサのSNSを確認する。
普段はSIMカードを外していた。
するとマトコビッチの顔写真が拡散されていることを知り、慌てた。
すぐにマトコビッチに連絡を取り、誘拐に使った車の処分は大丈夫なのかと確認をする。
「言われたことをしただけだ。約束した場所にある。もう電話するな」
車を処分した崖付近を調べ、発見の手がかりとなりそうなミラーを拾った。
帰宅したレベッカが庭先で休んでいると、隣人だというアントンが声をかけた。
飛び上がるような警戒っぷりに、アントンは歓迎されていないことに気づく。
隣人がいるとは思わなかった、と弁解すると丘の下に住んでいるとワインを渡される。
「何かあったら声かけて」
気の良さそうな青年だった。
アントンの存在を知った娘たちには、家族の話をしなければ誰とだって仲良くしていいのよ、と説明した。
「またさらわれたら大変だから」
ルシアが昼寝でうなされると、レベッカが宥めた。
ルシアは悪夢をよく見るという。
「パパが事故に遭ってからだわ。そのせいよ。でも私がここにいる。二度と一人にはしないわ」
安心したのか、ルシアからもレベッカに抱き着いた。
すっかり親子っぽくなった3人は水遊びに出かけるが、側で新聞を見ている男性の一面にルシアが出ている。
焦っているとそこへ、先日偶然出会った知り合いの女性が娘連れでやってきた。
「学校に来るかと思ったけど来ないのね」
「ホームスクールなの」
女性はジョセフィンの名前を呼んだ後、ルシアに向かって声をかける。
「えと、ごめんなさい名前忘れたわ」
するとルシアは自ら「ルル=ローズ」と名乗り、レベッカを安心させた。
ルシアは父親との写真を気に入り、ずっと眺めていた。
「パパもこの家に?」
「ええ住んでた。会わせたかったわ」
レベッカはあまりにもルシアが写真を見ているから、もっとあるかも、と探しに行く。
クローゼットの床下から、鍵付きの箱を取り出した。
そして箱の中にしまってあるノートパソコンを開いて、画像フォルダを開く。
2人の乳児の写真だが、レベッカはその一人の肩に画像ソフトで母斑をつけていた……。
かんそう
フレッドの借金がなんのことはない、足りない生活費を補うためだったとわかり、キラキラ生活のメッキがはがれてきました。
フレッドは自首もしてきたし、なんだかんだ悪人でもないただの見栄っ張り? ミスリード役かな。
それよりも、エリサの存在そのものが作られていた!?
出身はかなり特殊なコミューン。キラキラSNSなんて程遠い、というかだからこそ今はキラキラを謳歌していたんですね。
この事実をセルマが暴露したことでエリサは一気に信頼を失っています。
「エリサが怪しい」「エリサは信用できない」
でもこの流れって、実はあんまり説得力ないなって思いました。
エリサの過去がたとえ特殊であっても、エリサはそこが嫌で自ら飛び出してきているのですから、むしろエリサにとって作られたのはエイトンでの過去で、今が本来のエリサのはず。
これが「エイトンからエイトンに人を増やすために広報的活動をするためにSNSで広告塔になっている」とかなら「怪しい!」「騙された!」ってなると思うんですけど……。
誰にだって、隠したい黒歴史がある中でエリサのこの過去は、自分で選べない子供時代のもので、どうしようもないのになぁ、とここで一気にセルマの評価?がフラットから下がりましたね。
最初からセルマはエリサにバイアスかけていたんだなって。
「娘を見知らぬ人に預けたエリサが悪い」っていう。
これはそう思う人がいるのは当然なんですけど、記者という立場のセルマがそう思いながら、調査をしていたとなると、それって完全にセルマの欲しい答えに導くようにできちゃいますよね。セルマのポジションが謎でしたけど、ここらでセルマも野心に取りつかれたヤバイ奴って感じがしてきました。
セルマの思い込みで記事書かれたらほんと迷惑だし、今の時代、ペンが武器っていうか怖いなって思いました。
とエリサ側の動きが激しい中、ルシアは本当はルル=ローズだった、という事実が明らかになっていき、本人も幼い頃の写真で受け入れていきます。
もちろん見てる私も、え? ルシアってレベッカの娘だったんだ。やっぱりエリサがおかしいの?
でもその割には一切ルシアが養子とかそういう感じはないんだよな~とまんまと思っていると!!
レベッカーーー!!!!
やり手すぎる……。犯罪者を雇って少女を誘拐させ、田舎にこもって娘2人を育てようとしている。その金の出どころもわからないけど、いざとなるとパソコンで画像編集もしてしまうなんて素人じゃないでしょ!!!
ルシアの痣の存在が、嘘を真実と思いこませるいい道具になってる!
そして新たな疑問が浮かびます。
ルシアはルル=ローズではないが、ルル=ローズは存在する。(娘が2人いる写真は大量にあってそれは作り物ではない)
そもそも同じ9歳というまだ子供のジョセフィンも、ルシアがルル=ローズだと教え込まれている。ジョセフィンにはルルの記憶はあるっぽいんですよね。
ルル=ローズはどうしたんだ? っていう。
父親が亡くなっていることから恐らく一緒に亡くなった? と想像できますけど、それでなぜルシアを、ジョセフィンまで丸め込んで身代わりにしようとするのか。
エリサとレベッカは面と向かっても、初めまして状態だったのは確か。
そんな関係なのに、レベッカをそこまでさせる理由が気になりすぎる!!
そしてまだターナーについても謎のまま。
面白い!!!
(ジェーン洞/海外ドラマクィーンズ)
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