あらすじ
©2025 disney
2025年4月 Disney+ 一挙配信 全5話
(イギリス、2025年1月~)
5日後
エリサはレベッカが写真を拒んだことを思い出し、その時一枚だけ撮れていた画像をSNSにポストした。
2人の少女が妖精のコスプレで走る後ろ姿で、顔は良く映っていない。
「左の子を見たら警察に連絡を」
セルマは狂暴なペットの豚の取材中だったが、エリサのポストを見てエリサの記事を書きたいと上司に連絡を入れた。
セルマは狂暴なペットの豚の取材中だったが、エリサのポストを見てエリサの記事を書きたいと上司に連絡を入れた。
「エリサはこの8年間SNSに頻繁に投稿してる。でもその前の情報がない。仕事も、学校も何一つないの。身元を変えたとか? 彼女は何かを隠してるわ」
現実的な上司は、できないことを前提に彼女を説得できたらと突き放した。
現実的な上司は、できないことを前提に彼女を説得できたらと突き放した。
脅迫状
刑事がエリサの家に捜査報告に来るが、具体的な手がかりはいまだ見つからなかった。
ただ計画的であることだけは確か。
そしてエリサは刑事に苦言される。
「私ならルシアたちの写真をSNSにポストしない」
警察に任せろと言われてもエリサは気にせず、9万シェアされてると悪びれなかった。
そのおかげで偽の情報が大量に舞い込んで、捜査本部が迷惑をこうむっていると言われても。
刑事が帰った後、エリサは息子ジョージの部屋で脅迫状を見つける。
ジョージがドアの前に落ちていた手紙を拾っていたのを放置していた。
「金を用意しろ。警察にも誰にも言うな」
誘拐は金目的だった。
すぐに警察に知らせ、防犯カメラに映る犯人を確認するが、オレンジ色のキャップの上からフードを被り、顔が見えず心当たりもない。
48時間という期限が気になるが、警察はその手紙の中に犯人しか知らない情報がないから信憑性に欠ける、と手紙の真偽とルシアの生存確認を優先させる。
脅迫状の情報はすぐにセルマにもタレ込みされた。セルマは金で警察から情報を買っていた。
フレッド
不安な中、フレッドが仕事に行かなくてはならなくなる。
お金の用意に焦るエリサにフレッドは任せろと言って出るが、エリサは最後まで行かないでと止めた。
まるで逃げるように出て行く夫にエリサは「何か知ってるの?」と疑いを表わす。
ただ待ってはいられず、エリサはジョージを義母に預けて、銀行に向かう。
車に乗り込んで出ようとすると、セルマが車の窓越しに自己紹介をしてエリサに声をかける。
「母親としての努力に感銘したの。協力させて」
相手にしていなかったエリサは協力という言葉に何ができるの?と聞き返す。
「脅迫状のこと知ってますよ。支払う気なら交渉人を紹介します。警察より頼れるかも」
極秘の情報が洩れている。
何より犯人は誰にも言うなと書いていたことからエリサは、焦って他言無用に念を押して車を走らせた。
銀行へ行き、家を担保に大金を用意しようとすると、すでに家は担保になって20万ポンドの借金があることを知る。しかもエリサのサインは偽造されていた。
フレッドが仕事というのは事実だったが、呼ばれて行くと担当する証人が「何も覚えていない」と言い出した。すでにギャング関係者を1人投獄しているが、証言が変わるとそれも破綻してしまう。
それについては「きっと一生けん命思いだそうとしてくれますよ」とその場を収め、証人が帰ると後を尾行した。
銀行を出てからエリサはフレッドに連絡を取り続けていたがフレッドは無視していた為、エリサはフレッドが消えたと、警察を頼る。
フレッドは証人が車を止めると、車を降りて詰め寄った。
「何度も話し合ったのに、僕の娘が消えて君の記憶が飛んだ!」
フレッドは証人が娘の誘拐に絡んでいると疑い、証人を押し倒す。
「お前が情報を渡したのか? 僕への警告だと?」
そして「何も知らないという」証人に殴り返されるとそのまま姿を消した。
犯人
セルマに情報を提供していたのは、エリサの家に出入りしていたクーリッジ刑事だった。
脅迫状の件だけではなく、防犯カメラに映る犯人の画像も入手する。
画像を手に入れたことで警察より先に犯人を突き止めようと、セルマは自社の情報提供アカウントをチェックする。
ほとんどが当てにならない情報ばかりだろうが、そのうちの1人のアカウントを見ていて気づく。
犯人と同じ帽子をかぶっている女性を見つけた。
セルマは上司のアドバイスで、エリサに話すことにした。
脅迫状の犯人は偽情報を流している女性で、最近ロンドンに越してきた便乗犯だった。
脅迫状が偽物だと分かり安心したものの、結局ルシアの手がかりはまたゼロに戻り、エリサにとっては何も喜べない。
エリサと対面できたセルマは、エリサの過去がないことを本人にぶつける。
「ルシアが標的になったのは個人的な恨みで、知人の可能性が高いです。あなたとご主人のことを調べましたが、あなたの過去がない。身元を変えたのでは?」
エリサは無言でドアを閉めた。
手がかり
フランスの給油所の防犯カメラに、男から逃げるルシアの映像が残されていたのを発見する。
フランス北部、5日前。
ユーロポールにも捜査を依頼する。
刑務所
ターナーという囚人がルシアの事件を扱う新聞の切り抜きを集めて、枕の中に隠していた。
ターナーは獄中からエリサ宛てに手紙を出した。
ルル=ローズ
ルシアはレベッカから睡眠薬の入ったココアを飲まされ、眠ったところを男が車のトランクに入れて運び出していた。
そしてやっと、レベッカの元に到着した。
ブロンドだったレベッカはブラウンになっている。
森の奥の家で嬉しそうにルシアを迎え、「もう大丈夫」と声をかける。
そしてルシアを「ルル=ローズ」と呼んで家の中に案内した……。
かんそう
夫、怪しいですね~。
弁護の件は、夫も被害者? の可能性が出てきていますが、エリサのサインを偽造しての大金の借金が発覚しました。
その前のオンライン浮気もありますし、見た目は嫌味のないイケメン・パパなのにヤバすぎ?
そして失踪。
ですが、やっぱりエリサの過去がない、というエリサの怪しさも変わらず匂わされています。あと今時? らしくSNSが良く使われますが、エリサの行動は本当に娘のためなのか、バズの為なのか? ってちょっと気になりますね。
エリサは元々、キラキラワーママという描き方をされているので、多分「エリサに問題があるんじゃ?」と思わせたい狙いもありそうですね。もともとの事件のきっかけがエリサの判断ミスですし。それに乗っかって今のところ、誰にも感情移入はしてません。その分? シンプルに隠されたドラマの部分だけに集中できているのもいい感じ!
エリサは元々、キラキラワーママという描き方をされているので、多分「エリサに問題があるんじゃ?」と思わせたい狙いもありそうですね。もともとの事件のきっかけがエリサの判断ミスですし。それに乗っかって今のところ、誰にも感情移入はしてません。その分? シンプルに隠されたドラマの部分だけに集中できているのもいい感じ!
セルマが警察より先に事件を解決? していくのが、セルマどんだけ優秀なの? って若干ご都合を感じなくもないですが、金で解決したりしているあたりで整合性も取っていて全然気になりませんね!
セルマの記者として成功したい、有名になりたい、稼ぎたいという野心の出どころはよくわかりませんが、ストーリーナビ役としての存在理由はあるのでこれも良し!
そしてまた新たな怪しいキャラが登場!
セルマの記者として成功したい、有名になりたい、稼ぎたいという野心の出どころはよくわかりませんが、ストーリーナビ役としての存在理由はあるのでこれも良し!
そしてまた新たな怪しいキャラが登場!
現在刑務所に入っている囚人ターナー。ルシア関連の新聞の記事を集めて隠しており、エリサの家の住所を知ってエリサ宛ての手紙を出している。
エリサの過去は伏せられていますから、間違いなくターナーが絡んでいるのがわかりますが、どういう関係なのかはまださっぱりわかりません。
ルシアの行方も明確になりました。
実はレベッカが誘拐に絡んでいる、事は確かにしても組織犯罪でレベッカはただの雇われママ役で黒幕は別にいる……という可能性もあったんですが、ここでレベッカがしっかりルシアを狙っていたということがわかります。
そして最初にルシアに会った時にも「ルルと呼んでいい?」と聞いていたのですが、ルシアだからルルで別に何も思わなかったんですけど「ルル=ローズ」と、ルシアには関係のない名前を押し付けて終わりました。
まさに謎から謎の展開で、レベッカの目的、エリサの過去、フレッド何してるん? と気になることがいっぱいです!
テンポよく情報が更新され、登場人物もじわじわと増えていき、そしてそれが恐らくすべて絡んでいる……と思える雰囲気は、上質な北欧ミステリーを見ているようでわくわくしました。
この手のミステリーは本当に一挙配信が嬉しい!w
記憶があるうちに気になる展開が見られるし、何より先が気になる!!
(ジェーン洞/海外ドラマクィーンズ)
0 件のコメント:
コメントを投稿