あらすじ
©2025 disney
2025年4月 Disney+ 一挙配信 全5話
(イギリス、2025年1月~)
タイトルとサブタイトルがそのまんまって感じの、一見キラキラに見えた家族が、娘が誘拐されたことによって、見えなかった真実が暴かれていくサスペンス・ドラマ
全5話というコンパクトさでテンポもよく、最後までフックがあって面白かったです!
登場人物
エリサ・ブリックス
主人公。プライベートジェット機の客室乗務員で、セレブを相手にしながら仕事であちこちに飛び、華やかなSNS映えする生活をしている。
娘ルシア9歳と弟のジョージ、夫のフレッドはイケメン弁護士、と恵まれたキラキラ家族に見えていたが……。
レベッカ
娘ジョセフィンと母娘だけでルシアの学校に転入してきた。
豪華な家に住んでいて、夫は亡くなっているというが……。
記者セルマ
ダッシュヴォイズの記者。
ルシア誘拐事件にのめり込み、エリサには狙われる理由があるのではないかと背景を探り出す……。
ルシア誘拐事件にのめり込み、エリサには狙われる理由があるのではないかと背景を探り出す……。
1話 Eposode1
事の起こり
プライベートジェットの客室乗務員をするエリサは、夫も弁護士で二人共多忙なせいか9歳の娘、ルシアの学校の迎えに数回遅刻をしていた。
その日も遅れていくと、転校生のジョセフィンと親友になったとその母親レベッカと待っていた。
するとルシアにジョセフィンの家に行きたいとねだられる。
最初は許可しなかったものの、しつこく言われると初対面のレベッカと連絡先を交換して許可をした。まだジョージのお迎えもあり、車も移動しなくてはならず長々と押し問答してもいられなかった。
するとルシアから泊まりたいと連絡が来る。
それはさすがにダメだと言うがルシアは聞かない。レベッカに着替えを持って家を見に来たら? と提案され、向かった。
レベッカの家はルシアの家よりも広く豪華で、裕福さがうかがえた。
子供たちは揃いの妖精になって楽しそうに駆け回っている。
エリサが思わずスマホを向けるとレベッカは「子供の写真を撮られたくない」と止めた。
子を持つ親として気持ちはわかるので、特に何も思わずエリサは謝った。
楽しそうな様子と、家を見て安心したのかエリサは着替えを置いて帰った。
ところがそれが最後に見たルシアの姿になってしまう。
失踪
翌日戻るはずだったルシアは戻らず、レベッカの携帯も繋がらず、向こうからも何の連絡もなかった。
何かの事故が起きているのではないかと、仕事から戻ると夫と共にレベッカの家に行く。
ところが、掃除人だという女性が出てきて「ここは貸別荘で誰も住んでいない」と言われる。
ルシアはレベッカに誘拐された。
記者セルマ
ルシア誘拐が正式に記者発表された。
レベッカは偽名で偽のIDで転入していた。写真を拒んだ理由はこれだった。
母親にはショックだから、と質疑応答を受け付けないと前置きしても、少ない情報を公開し終わると記者からの声が飛ぶ。
「子供を預けて後悔は?」
無視して出て行くエリサたちにダッシュヴォイズの記者セルマが近寄って直接言った。
「なぜルシア? なぜあなたなの?」
刑事クーリッジ
帰宅するエリサたちに刑事のクーリッジが配属された。
犯人からの連絡が来た時のためでもあるが、ルシアたちの監視役でもある。
すぐにセルマがエリサの家を訪ねるが、クーリッジが追い返した。
手がかり
豪華な別荘を借りた時に使用したカードは漏洩事件で使われたものだと判明する。
犯罪組織絡みにしても、白人の子を売り飛ばすために誘拐するとは思えなかった。
そして貸別荘ということもあり指紋の量が多く、ろくな手がかりは見つからなかった。
告白
刑事が、エリサとフレッドに恨みを買った覚えはないかと確認する。
エリサにはないが、フレッドは犯罪組織に脅されて資金洗浄した人の弁護をしていると打ち明ける。その件の関係者も調べることに。
と同時にスマホやSNSという夫婦の私生活も調べると宣言されると、フレッドはまずはエリサだけと話したいと切り出し、エリサに隠していた浮気を告白した。
直接の関係はなかったが一年前、しばらくの間、サラ・バンクスと言う女性と連絡を取っていた。
サラからDMが来てやりとりが始まり、その後直接スマホで連絡を取り合うようになった。そして、サラが実際に会いたいと言い出したので無視をするようになったという。
するとサラは怒り、最後には脅しの言葉を残していた。
「楽しめるのは今のうちだけよ。きっと後悔するわ」
サラの顔を知るフレッドにレベッカを確認させるが、レベッカは学校の防犯カメラの位置を把握していたようで、まともに顔が映っているデータがなかった。
「彼女はサラ?」
「これじゃ分からない」
サラの携帯は未登録でSNSは削除済みだった。
この件をきっかけにエリサはフレッドにきつくあたる。すると、フレッドはルシアを他人に預けたことでエリサを恨んでいることを口にしたり、ぎくしゃくしていく。
背景
セルマはルシア誘拐の記事を任されるも、背景を探るのに拘り過ぎて締め切りを破り、上司にドヤされていた。
「誘拐されたばかりの母親に触れるな」
「でもルシアが狙われた理由があるはず」
エリサはSNSを盛んにしていた。いいねもあるがその分アンチもいる、とセルマはエリサが狙われたと疑い、エリサの背景調査にのめり込んでいく……。
つづく
かんそう
弁護士のイケメン夫にセレブを相手にするPJの客室乗務員、可愛い娘と息子、とSNSを見る限りキラキラで隙のない誰もが羨む家族、と思いきや娘ルシアの誘拐をきっかけに、夫は堂々と言える仕事をしていなかったり、過去に浮気をしていたり、とどんどんSNSには出てこない闇が見えてきます。
ドラマの設定としては、デスパ等でお馴染みのあるあるなんですが、セルマがいいナビ役になってるんですよね。
ドラマの設定としては、デスパ等でお馴染みのあるあるなんですが、セルマがいいナビ役になってるんですよね。
ここまでだと「ほーん、イケメン夫が大分後ろめたそうだな」ってなってでも第1話目のソレで終わるわけがない、という感情と「やっぱり夫のせいで家庭崩壊していくのかな?」という「そんなに期待しない方がいいかな?」という防御線?を張って「次見るかどうか悩むな~」ってなってたと思うんですけど、セルマがいきなり「なぜルシア? なぜあなた?」と切り込んだ時にグッと引き込まれました。
「そうだよ! 何か理由あるんだ!」って。
だから夫の浮気とか仕事とか、あーこれミスリードなんだってなんかざっくり受け入れてしまって、とにかく「エリサ?何を隠してるの?」ってのが気になって終わるんですよね!
上手い具合にセルマに乗せられて、迷わず第2話に進んでいたという。
枠組みはあるあるなんですけど、その中身は未知の部分ですからスタイルが分かりながらもディティールが知りたくて先を見てしまうという、凄く精神的に安定して見られる気がしました。
(ジェーン洞/海外ドラマクィーンズ)
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