Mid-Century Modern/ミッドセンチュリーモダン シーズン1 【後半6話~10話】まとめ ライアン・マーフィーブランドのコメディ!

2025/04/18

LGBTQ コメディ シットコム ミッドセンチュリーモダン ミッドセンチュリーモダン シーズン1

t f B! P L
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あらすじ

© 2025 Hulu, LLC
2025年3月28日 シーズン1 全10話/Disney+ 日本独占配信!!
(オリジナル配信 2025/3/28 Hulu)


6話 イケてる家政夫

同居して1か月が経った。
住民が増えたことで、ハウスキーパーのニルサが辞めてしまったとシビルが報告する。
「ゲイの男は3人で一人前よ、って説得したけどだめだったわ」
ならば、と3人は初めての共同作業をしよう、と新しいハウスキーパーの面談をすることにした。

第一候補は、TIKTOKで掃除ハックを配信するメアリーになった。
「掃除しないといられないの。潔癖症アナルって友達に言われる」
ジェリー「僕もよく言われれる」
残りは1人でほぼメアリーで決まりだろうとドアを開けると、マッチョなイケメンのボーが現れ3人はメアリーを追い返した。

色めきたつ3人は、シビルに注意されても浮ついて聞く耳を持たない。
ほぼ即決でボーを雇うが、ボーは口も上手く、盗み聞きなどから3人の個性を把握してコントロールし、仕事は何もしなかった。
特にもてもてなジェリーをわざと無視して、メロメロにさせた。

ボーはシビルが苦言をしても、ふんぞり返って家にあるデザートを食べた。
「いつになったら私の部屋を掃除するの?」
「僕の仕事は清掃員じゃなくてハウスキーパー。ハウスを幸せにしてるんだ」
「私がハッピーに見える?」
「あなたにハッピーな時あるの?」
雇い主じゃないと平然とシビルを無視した。

3人はそれぞれボーが自分に気があると思っている。
掃除をしてないことに気づいていても、ボーに夢中で話題はボー本人のことになり、しまいにはボーに好かれてるのは自分だ、と言い合いになった。
「ボーに直接聞こう。選ばれた男が勝ち!」
そこでボーを呼ぶと飛んできたのは洗濯物を抱えたメアリーだった。
驚いている3人に、シビルが現れて説明する。
「カウボーイはクビにした」
「なんで? せっかく3人で決めたのに!」
「ここに住んでるのは4人よ」
シビルは自分の年齢の女性がいない者扱いされていると訴えた。
「まあそれは仕方ないけど、でも自分の家で自分の息子に透明人間扱いされたくない」
3人は反省した。

7話 汝の隣人を愛せ

空席

ジュディ、シビル、サリー。
いつも3人だったがサリーが引っ越してしばらく経つ。
それでもいつものランチの店には、サリーの分の椅子を用意させていた。

2人きりになったジュディとは、すぐディスり合戦になって決して和やかとは言えない。
それでも友人だから、とシビルはランチに出かける。

翌日のランチでは2人は別々のテーブルに座って中指を立て合った。

次の日は同じテーブルに座った。
シビルが寛大になる、とジュディに切り出す。
「謝らせてあげる」
二人はバターナイフを向け合いながら、ここにいないサリーの話題になる。
すると、サリーがもう記憶もなく施設に入ったことがわかる。
サリーの子供たちも会いにいっていないようだった。
「私たちにはゲイの息子がいてよかったわよね」
「ウザいけど最後まで面倒を見てくれるわね」
群れの数が減って不安だからいがみ合うのよ、シビルは手を伸ばしてジュディと触れ合った。

ずっと用意させていたサリーの分の椅子は、もう撤去することにした。

迷惑な隣人

バニーは隣人付き合いを一切していなかったが、ジェリーはいつのまにか隣人たちと交流を深めていた。
中でも問題なのが下院議員のぺニー・ニュートン・ブリーンで、ゲイの権利反対派だった。
知らずにつきあっていたジェリーは、それを知っても動じず、チャンスだと言う。
「ペニーを招待しよう。世界はすでに分断されてる。共通点を見つける機会だ」

バニーはただ拒絶し、アーサーは受け入れると見せかけて直接文句を言ってやると息巻く。

ペニーがやってきた。
まとめ髪に眼鏡、やぼったいデカトートという登場はお堅い議員そのものだが、スーツは真っ赤なボディコンだった。
「有権者と直接話せるなんてうれしいわ」
バニーとアーサーは身構えるがその直後――。
「なーんて! 私はそんな堅物じゃない。もう勤務時間外よマザーファッカー! 両手にお酒ちょうだい!」
それでもアーサーが突撃すると、トートの中からヨークシャーテリアが顔を出してアーサーをメロメロにする。
「あっらーーーー」
「レーガンと遊んでいいわよ」
喜んでレーガンの入ったトートを持ってアーサーは消えた。

ならばとバニーが声をかけると、ペニーは「これより重要な話ある?」とスマホを取り出して見せた。
「上院議員のナニ見る?」
スマホには議員たちのナニの写真がコレクションされていた。
もちろんジェリーもやってきて3人で見た。

その後は飲んで踊り、挙句ペニーはジェリーを気に入りゲイだと知ってもベッドに引きずり込んだ。

翌朝。
バニーとアーサーは一緒に盛り上がってしまった反省会をした。
するとよろよろになったジェリーがキッチンに現れる。
「わいせつ行為に同意した」
支離滅裂で記憶を消したいと言いつつ、またやりたいとも言う。
「僕まだゲイだよね?」
ジェリーがキッチンを出て行くとバニーは確認する。
「彼女に掘られた?」
アーサーは黙ってうなずいた。

フィクサー

そこへペニーがDCへ行くから、とレーガンを預けに来た。
アーサーはレーガンにはメロメロで二つ返事で引き受け、ペニーに文句を言う素振りもなかった。

中継でペニーが、子供たちをゲイの餌食にできないとスピーチするのが流れた。
「ホームルームでの懐柔グルーミング禁止法案に賛成します」
それを見たジェリーは、やっとバニーとアーサーに賛同した。
「もう好きじゃない! 僕はまだゲイだ!」

ところが次にペニーがやってくるとレーガンの死を伝えた。
さすがに悲しむペニーに文句を言えるわけもなく、3人は素直に同情する。
特にアーサーは、ガラスを割る程の悲鳴を上げて悲しんだ。

だが葬儀に来てねと帰って行こうとした時、バニーが意を決した。
「こんな時に悪いけど、あの法案は僕らのような人を傷つける」
だから葬儀には行かないというと、ジェリーだけがそれを否定した。
「行くよ。君の考えには反対だけど、隣人はお互いに支え合う。それで悲しみが軽くなるならそうするべき」
「ありがとう」
ペニーは有権者の意見が大事だと言って、意見を変えるつもりはないことを呟いて去って行った。

その後の中継で、ペニーは法案に反対する意向を発表した。
「多くの人を傷つける法案です。悲しみを軽くできるならそうするべき」とウィンクをして。
ジェリーがペニーの心を動かしたのかもと言うと、バニーは自分のおかげだと活動家気分に浸る。
ところがアーサーが種明かしをする。
「おバカなお嬢ちゃんたちね」
実は、ペニーがペニスバンドをつけている写真がジェリーのスマホにあるのを見つけていた。
アーサーはそれをペニーに送り付けていたのだった。
「ジェリーがわいせつ行為に同意して歴史の流れが変わったの」
「じゃ僕のおかげだ!」

8話 散々なピックルボール

ミンディが新居探しの間、滞在することになった。
アーサーとジェリーは一日も早くミンディに帰って欲しいが、バニーの望みはミンディが近所に住んで、店で働いてくれることだった。
「彼女を好きになって」

バニーは反対を押し切って、最近3人ではまったピックルボールにミンディを誘った。
バニー曰く、老人に育てられた卓球とテニスのハーフで運動オンチな3人はきゃっきゃとまったり楽しんでいた。

ところがミンディは想像通り、攻撃的でパートナーのジェリーにも皮肉しか言わない。
「僕はスポーツには繊細なんだ。激励して」
「わかった。下手なプレーで足をひっぱるな」
シビルが来るまではスコアもつけずに遊んでいたのに、とジェリーは泣いて逃げ出した。

バニーは2人に謝り、ミンディと上手くできるか確認するがいい反応はない。
ジェリーは高校時代のいじめっこを、アーサーはナオミキャンベルを思い出した。
「私はナオミの頭にパンスト被せたからなんとかなるわ。ただしその後、私の頭でたばこの火を消されたけど」

次はミンディとアーサーがペアを組むが、すぐにアーサーを怒らせてアーサーはろくにプレイもせず抜けた。

バニーは次は自分が組むと提案した。
「長い付き合いだ、キレたりしない」
すぐに取っ組み合いの兄妹喧嘩になった。

バニーはやっと認めた。
ミンディは人付き合いが上手くない。
「ガールスカウトで初めて出禁になった女だ」
日頃は怒ることのないジェリーもつい口を滑らせて汚い言葉を吐くほど。
3人は我慢の限界に達し、ミンディに他の娯楽を薦めることにする。

だがミンディは3人とのピックルボールを楽しんでいた。
「君との差がありすぎる。僕らのレベルで楽しむよ」
「私とやりたくないのね。わかったわ」
ミンディはそのまま荷造りをした。
「フェニクスが恋しいわ」
バニーは何故0か100しかないのか、とミンディを引き止める。
「私は嫌われ者で兄さんは人気者。交流なんか簡単でしょ」
出て行くミンディを追いかけて否定する。
「簡単なんかじゃない!」
バニーにとっては生き抜くために必要な才能だった。
ゲイだとウワサされ、好かれるように偽っていた自衛策。その噂は知らぬところでシビルが広めていた。
「でも私はゲイじゃない。偽ることもなく私は私」
「それが羨ましいんだ。ありのままでいられる」
「それで人に嫌われる」
何を言ってもああいえばこういうで、埒が明かないがバニーは辛抱強かった。
「兄として君を助けたいんだ」
「助ける相手が必要なんでしょ。私には必要ない」
「僕には君が必要だ」
バニーのしつこさに、ミンディはまんざらでもなく呼んだウーバーを返した。
そして、ゴルフ場の近くに新居も見つけた。

シビルとアラン

シビルは、亡くなって半年の友人イザベルの夫アラン(ジャド・ハーシュ)にホテルのバーに呼び出された。遺言で仲良し4人の顔を刺繍したクッションが残されていた。
それはさておき、アルバムを見ながら懐かしい話で盛り上がる。
酔って毒舌のすべりがよくなるとアランも喜んで、シビルに弾き語りをねだった。
かつてのパーティーの目玉だったという。
アランのしつこさに渋々シビルはピアノに座る。
いつの間にかアランと並んで座っていると自然とキスをした。
アランはすぐに謝罪をするが、シビルはステキだったというとまた見つめ合った。

その夜はアランと過ごした。

9話 シュナイダーマン夫人に乾杯

シビルにいちじくクッキーを隠されてキッチンの開けられるものを片っ端から開けていくバニー。
クッキー隠しは恒例だった。

ジェリーはガレージがいっぱいで車を路駐させている。
高温でハンドル火傷をすると愚痴っているとアーサーがシビルの車と入れ替えたら? と言う。
「彼女は乗らないから路駐でいいでしょ」
シビルは強敵だというバニーに、2人はバニーから頼んで、とねだっているとシビルから迎えに来て、と電話が入る。
ちょうどいいとバニーを送り出した。

かなり時間がかかってバニーが戻って来ると1人で泣いていた。
「シビルが死んだ」
車に乗ってから気分が悪いといい、そのまま病院に向かっていたという。
その車の中でシビルは亡くなっていた。心臓発作だった。

バニーは悲しみから逃げるように、死後の手続きに追われる。
アーサーとジェリーは何ができる? とまずはハグをし合った。

夜になると、バニーは寝ずに作った弔辞を2人に聞かせた。
だが一般的な賛辞はシビルのキャラとは全く別人だった。
アーサーが思わず「誰のこと?」と突っ込む。
バニーは泣きながら言う。
「もうママの声が聞こえないんだ。まだ一日なのに」
アーサーはスマホにあるシビルからのメールを読み聞かせた。
「ケツの穴を調べろ。探し物をしていた時の彼女の言葉よ」
ジェリーもスマホを取り出し、シビルの言葉を聞かせ、バニーにもスマホを読ませた。
バニーは母親がどんな女性だったのか思い出せた。

ガレージ

葬儀が終わった。
ジェリーは最後にシビルに駐車場を譲ってもらおうと考えていたことを悔やんだ。
アーサーは「君が使えばいい」と薦めるとジェリーは拒んだ。
「それはダメだよ。あそこは聖地だ」
するとバーキンを持ったバニーがやってきてジェリーに声をかけた。
思わずアーサーが「うそでしょ!」と立ち上がる。
「髪にも顔にも恵まれてるのに!」
だがバニーはバーキンからビニール袋を取り出した。
シビルの所持品あった、以前ジェリーが送った聖ラファエルのペンダントが入っていた。

アーサーにはシビルの車のキーを。
生前のシビルはアーサーに免許を取れ、と言っていた。
バーキンは長男が受け継ぐとバニーが離さなかった。

それを見てアーサーがシビルの車を使うならガレージを使わせて、と口を出す。
「シビルの車じゃないなら路駐でいいだろ?」
「黒人だから炎天下でも平気だと!?」
ジェリーは引き下がるしかなくなった。

ご褒美

バニーは改めて2人が同居している状況に感謝した。
今一人だと思ったらやりきれない。
ジェリーは片付けも明日にしよう、と提案する。
「片付けたら次は何をすればいいの?」
でもバニーはシビルが「自分らしく生きて」と言っていたのを思い出す。
さあ片付けようと腰を上げた。

ピアノの上を片付けているとシビルがピアノを宝物にしていたことを思い出し、バニーが弾き始めた。
シビルを偲んで3人で歌い出す。
すると高音がおかしいことに気づき、鍵盤を確認した。
グランドピアノの中からいちじくクッキーとメモが出てきた。
「練習したようね。よくできました。ご褒美のクッキーよ」
さらにもう1枚。
「2個だけよ」

クレジット
リンダ・ラヴィン 1937年10月15日~2024年12月29日

10話 ショー・マスト・ゴー・オン

そろそろ前を向こうと、バニーがシビルの部屋の改装を提案した。
「ホームジムはどう?」
ジェリー「いいけど、更衣室で誰をナンパすればいいの?」

これからは3人で公平に決めていこう、と改めて絆を深めるが、バニーの一存で砂漠(デザート)クイーンズと言う名前もつけた。
「僕たち3人の新しい門出だ! これからはなんでも投票で決めよう! 名前以外は」
ジェリーは書記に立候補した。

早速業者に連絡を入れ、計画が進んでいく。

ミンディ

3人は、近所に引っ越したミンディが勝手に家に入って来るのに困っていた。
その日も突然やってきて、シビルの形見がしっくりこず、また選び直したいという。
もう10回目にもなり疲れたバニーは、アーサーにミンディを押し付けた。

程よい距離感を持つアーサーは、ミンディの感情を否定せず、それがミンディには心地よかった。
「うちの家族と真逆ね」
「君の矯正に興味ない人が必要ならここにいる」
意外にも形見選びで2人はハグをする仲になり、アーサーが適当に手にした人形を持ち帰った。

メイソン

突然、正装したメイソンがジェリーを訪ねてきた。結婚式から逃げ出してきたという。
「原因は君だ」

ジェリーと会った以降もゲイを卒業できず、式を延期していたという。
「誓いの言葉の時、君の顔が浮かんだんだ」
トイレに行くといって、ユタから車を飛ばしてきていた。
「落ち着くまでいるといい。友人たちも協力してくれるよ」
だがバニーとアーサーは歓迎しなかった。
「何を考えてるんだ!脱会者をかくまうなんて!」

キャロル

緊急会議が開かれ、もめているとまた玄関のベルが鳴る。
バニーがドアを開けるとキャロルが立っていた。
「来たら泊めてくれると言っていたよな?! 来たよ!!」
バニーは誤解があったと、家にも入れず庭先で説明する。
だが、キャロルは会話を録音していた。
飛行機が苦手だというキャロルに、だったら家まで来れたら泊めてやるよ、と確かに言っていた。
「にしても、連絡をくれよ」
「それも言ってたよ」
テープから「連絡はいい、いつでも歓迎だ」と酔っ払うバニーの声が再生された。
そしてキャロルは言う。
「駆け引きは止めよう。君も同じ気持ちだろ?」
あからさまに誤解だったが、キャロルはドヤ顔でレコーダーを見せた。

今度はバニーが2人から責められる。
「キャロルを泊めるなんて!!」

形見選び

揉めているとまたミンディがやってきて、やっぱり形見を選び直したいという。
それどころじゃないという雰囲気にミンディはメイソンとキャロルが押し掛けてきた現状を知る。
3人が2人の扱いに困っていると知るとミンディが動いた。
「私が言う」

ミンディは1人ずつ説得し、2人を元の生活に戻すように促した。

3人は、キッチンでミンディをスタオベで迎えた。
「まるで君の中にママがいるようだった」
ミンディは嫌がったが、アーサーに言われると考え直す。
「シビルを感じるものを探す必要はないよ」
いつもミンディの心の中にシビルがいる。

和やかなムードの中、デザートクイーンズの緊急会議を開き一瞬で決議した。
ジムはやめてシビルの部屋をミンディの部屋にする、と。
だがミンディは即決で断った。
「熟女の言い争いならテレビで見られる」

ジェリーはメイソンを送り出し、バニーもいい友達でいようとキャロルに声をかける。
キャロルは最後にバニーにキスをして出て行った。

そしてミンディはゲイ用ジムで楽しんで、と3人にミラーボールを贈った。


シーズン2へつづく?

かんそう

8話でシビルとアラン(ナンバーズのお父さん)の素敵な再会があった直後の9話で、シビルが亡くなるというエピソード。
すぐに「これは……」って見ながら頭をよぎりましたが、残念ながら実際にお隠れになってしまいました。
恐らく元々闘病していたんでしょうが、そんな中でのシビル役に改めて驚きました。
シビルというキャラは、いくつになっても美しくおしゃれで毒舌で、優しい。
そんなシビルの最後のシーンがアランとの未来を感じさせる再会だったというのが、すべてわかっていたかのようでもあり、まさにドラマチックに感じられました。
しかもセクシーなナイティ姿!
多くの人がシビルのように歳を取りたいと思うのではないでしょうか。

ドラマとしては一切、闘病を匂わさず、むしろまた3人のダンスに途中で入って来る姿が見られるんじゃないか、という元気で前向きなシビルを感じられるシーンで終わったことが女優としての生き様を見せてもらえた気がします。

そう思うと、作中では亡くなってないとしてもよかったんじゃ? と思ったりもするのですが、これが子供っぽい発想であることは自覚しています。
9話の追悼回があるからこそ、シビルがいないことを乗り越えてショーが続けられる。まさにショー・マスト・ゴー・オン。9話のエピを見ながらこの有名な言葉を思い浮かべていましたので、9話のタイトルでも良かったくらいです。

でもシビルの存在が大きすぎたので、シビルがいないことが寂しすぎますね……。もっとシビルのかっこいい生き様を見せてもらいたかった。
そして制作側としても予期せぬ出来事で大変だったと思いますが、シビルらしさが感じられる素敵なシナリオを見せてもらえてさすがのクオリティでした。

とにかくいろんな意味でゴージャスなシットコムですね!
どのエピも安定して面白く、シットコムならではの「大した事件は起きてないんだけど本人たちにしてみたら大問題!」みたいな日常の繰り返しが、何も考えず力を抜いて見られて楽しめます。
3人の特徴といえば、時折入るミュージカルちっくな歌と踊りでしょうか。

1話でも印象づけるかのように踊りと歌があったので、お約束になるのかなと思いきや、そうではなくたまーに入って来るのもいい塩梅に感じます。
それが演出っぽさではなく、「あーこの人たち、こんな感じでいつもやってるんだな」ってあくまでも日常に落とし込まれているのがいいんですよね。もちろん、10話の最後のミラーボールの下で踊ったザ・演出なのもいいですが!

見たことない人にまずこれ見て! って薦めるとしたら7話の二面性議員ペニーの回かな?

ライアン・マーフィーの冠がついただけあって、ゲイ社会の問題というメッセージが込められ、対立関係なんですけど最終的にはゲイに寄り添った解決となっています。
まさしくゲイにとってのファンタジーなんですけど、しっかりエンタメになっていてこのシットコムの個性がわかる、代表的なエピソードではないかな、と思いました。
敵であるペニーに対する三者三様の態度に、ペニーのキャラクター。
こんな風に対立が解決できたらいいな、という現代のファンタジー。
皆がジェリーちゃんのお花畑思考だったら、世の中平和だろうなって思っちゃいました。
でも結果的にはアーサーの冷静な判断っていう落ちも、ゆるふわ夢なんかないって感じで好みでした!

この先、きっと3人に彼氏が出来たり、その彼氏がいろんなキャラだったり、個性的なおこげ(ってまだ言うのかな?)が登場したりと延々楽しませてくれるだろう予想ができるので、とにかく! シーズン2に更新されますように!!!



(ジェーン洞/海外ドラマクィーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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